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【人】 オネエ ヴィットーレヴィットーレはお店のカウンターの中でラジオを聞いていた。 まだ開店前のお店は静かで薄暗くて、 眺めていたアルバムをぱたりと閉じて息をつく。 「強引よねぇ………オンナ心がわかってないのかしら。」 『反社会組織取締法』 マフィアと関わりのあるものを、 有無を言わさずに逮捕する法。 きっと逮捕された後もただ牢に入れられるだけと いう訳ではないだろう。 水を吸った雑巾は、良く絞って水を抜くものだ。 情報だって同じ。 「………問題は」 「どこまでを"関わり"と見なすかよね……」 例えば、マフィアだと知らずに知人として交流してた人は。 例えば、マフィアに買われた子供は。売られた子供は。 例えば、その子供達が元々所属していた場所は。 「……………どうしましょうね………」 ラジオのスイッチを切って、 ヴィットーレは物思いに耽るのだった。 #バー:Collare (2) 2023/09/14(Thu) 21:44:14 |
【神】 オネエ ヴィットーレ「はぁ〜い♡みんな今日も元気ね♡ アタシに会いたかった?キャ〜!うれし〜♡」 なんて、少し遅れてきたヴィットーレは部下たちの 焦った顔を見ても普段通り。 そんな姿を見て、部下たちも毒気を抜かれたように肩の力を抜く。 「大丈夫よ、アタシたちのボスは馬鹿じゃない。 なんとかなるわ。だからしばらくは大人しくね。」 「もし、あなた達のお友達や、同僚や、上司が捕まっても」 「ちゃんと大人しくしていなさい。いい?」 そうしてその場を諫めてから、メイドマン達が集うアジトの 一画へと歩いていくのだった。 #アジト (G14) 2023/09/14(Thu) 22:47:47 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ「あら!どうしたのアリーチェ、まだ開店前よ。 アタシに会うのが待ちきれなかった?♡」 カウンターの中のヴィットーレは いつも通りの様子であなたを迎える。 膝に置いてたアルバムをカウンターに置いて、 よいしょと立ち上がれば、座りなさいなと促して。 よく磨いたグラスに氷を数個と、冷たいお水を注げば、 あなたの前に置く。 「大変なことになったわね。 その様子だと、警察にとってもサプライズだったのね。」 パチ、とお店の灯りをつければ、 ヴィットーレの顔が良く見える。 血色のいい、いつも通りの顔だ。 「でもね、きっと無理をして通したサプライズのはずよ。 無理をしたらね、必ずどこかで崩れるの。 昔、懇親会の時に皆でトランプタワーを建てたの覚えてる? アリーチェったら、背伸びして上のところを組み立てようとして よろけて全部崩しちゃって!ふふ、あの時は お腹を抱えて笑っちゃったわねぇ」 くすくす、楽しげに笑うヴィットーレの姿は、 あなたを落ち着かせるのに一役買えるだろうか。 今は冷静にいましょう、とあなたの目を見ながら添えて。 (-109) 2023/09/15(Fri) 6:19:39 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 口に金貨を ルチアーノ「あらぁ、いきなりね。高く付くわよ〜♡」 なんて、迎えるヴィットーレは普段と変わらず。 今日一日の喧騒なんて無かったかのように、 カウンターの中で頬杖を着いてあなたに手を振る。 「一通り在庫は揃ってるわ。好きにしなさいな。 今日のデートはピクニックなのかしら?」 カウンターのゲートを開けて中に入るよう促して。 薄暗い店内の灯りをつけた。 (-172) 2023/09/15(Fri) 18:18:42 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 黒眼鏡きっとそれはアジトの中。 部下に色々と指示を出して、 それから書類仕事をそれなりにこなして。 日も落ちた頃に、そろそろ区切りをつけようと 片付けをしてから部屋を出た、その時のこと。 「場末のバーはいつだって赤字よ。 でも、お客様の楽しい笑顔が見れるから心は黒字ね♡」 なんて、くすくす笑いながらあなたを横目に見て。 「どうしたの?贈り物なら孤児院にお願いするわ。」 (-173) 2023/09/15(Fri) 18:21:53 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 黒眼鏡「あらぁ♡いいことじゃない! 心が豊かなら懐なんていくら貧しくてもいいのよ。」 なんて、語るヴィットーレは、 その言葉が似合うほど夢想主義ではない。 それはファミリーの中で、 誰より貴方が一番よく知っている事だ。 なんせヴィットーレは、子供を売って この組に取り入ったのだから。 「アレちゃんが持ってない情報をアタシが 持ってると思う?あったらちゃんと報告してるわ。」 「孤児院にあげるのは………そうねぇ………」 「安全、かしらね。」 にこりと笑って告げる。 もし自分が捕まった時に。 彼らに決して被害が及ばないように。そんな願い。 (-187) 2023/09/15(Fri) 19:59:36 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 口に金貨を ルチアーノ「あら、そうなの? ……ふふ、良いわね、本命の子なのかしら。」 よいしょ、と自分も立ち上がり、一緒に厨房の中へ。 小さな家庭用キッチンとそう変わらないそこで、 冷蔵庫の中を開けて材料を選定する。 「愛情は自分で込めなきゃだめよ♡ ほら、タッパーの中にこれを入れてもらえる?」 渡していったのは、ベシャメルソース、ミートソース、ラザニア、チーズ…… それから一番上に乗せる用のバター。 全てを入れてオーブンで焼けば、ラザニア・アル・フォルノの完成だ。 ほら、エプロンを付けて♡と貴方に成人男性サイズの 可愛いピンクのエプロンを着せて、せっせと調理を開始して。 「どういう関係の子なの?」 作り上げる中で雑談を。 (-190) 2023/09/15(Fri) 20:09:10 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 口に金貨を ルチアーノ「あら、3か月で飽きるかどうかなんて、 3か月目にならないとわからないわよ♡」 なんて茶化しながらピンクの衣をつけたあなたに キャ〜〜〜〜♡と黄色い声を飛ばして。 貴方に料理の指示を出しながら、 貴方のお話を聞いては相槌を打つ。 「ロマンチックな出会いねぇ。ふふ、女の子は 少し危なっかしいくらいが男心をくすぐるのよね。」 ある程度できたらあとはオーブンで焼くだけ。 そこまでの時間はかからないだろう。 お料理は片付けまでがお料理。 ちゃんと開店までに綺麗にしてよね、と釘を刺し。 「………ねぇ、その子ってマフィアとは関係のない子なの? アタシ、ちょっと心配だわ。 貴方と関わったってだけで、その子が捕まって しまわないか、とか。」 ───件の法案。 それは自分達の身が危険にさらされる、ばかりではない。 ……自分達と関わった者達が、被害に遭うかもしれない。 守りたいものを、傷つけるかもしれない。 貴方はその子をちゃんと守れるのだろうか。 ヴィットーレは、真面目な瞳で貴方を見つめた。 (-200) 2023/09/15(Fri) 21:55:37 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ貴方の焦りが徐々に落ち着いてくるのを見れば、 ヴィットーレは目を細めてそれを見守る。 冷静さは有事に対して最も必要なものだ。 なにをするにも、まずは落ち着くのが一番で。 「ふふ、本当に楽しかったわね♡ あの時もほら、無理して組み立てようとして 崩れてしまったんだもの。」 「今回だって同じよ。アタシたちは、 トランプタワーが崩れるまで耐えればいいの。」 逆に、それ以外でどうにかできる術がないとも言える。 下手な動きを見せれば被害が増えるだけ。 じっと待つのは、最も精神的につらい事だけれど…… そうするしかない、今は。 「……そうねぇ、教会も、孤児院も…… マフィアと関わりがない、と言えば嘘になるものね。」 マフィア 少なくとも、自分とは関わりのある場所だ。 もし自分が捕まって、過去を洗われでもしたら 無事では済まないかもしれない。 無論教会に他のマフィアが関わっているなら、 その人達経由で目を付けられる危険性だってある。 「………大丈夫よ。少なくともアタシからは、 あの子達に繋がらないように対策しておくわ。 ……ねぇ、もしアタシが捕まったら、 『ヴィットーレは旅行でしばらくこれないみたい』って、 孤児院の子達に伝えに行ってくれない?」 今でも定期的に顔を出している、自分の孤児院。 急に顔を出さなくなるとしんぱいさせてしまうだろうから、と ウィンクして。 (-260) 2023/09/16(Sat) 10:31:37 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 黒眼鏡「あら、だったらちゃんと貯金しないとだめよ。 贅肉だってそぎ落とせばいいってものじゃないんだから。」 貴方の散財癖だって知っている。 貴方の元上司に比べれば、世間的には随分と 良い行いなのだろうけれど………… それにしても、もう少し手元には残しておくべきだとも思う。 いつ何が起こるのか分からない世の中なのだから。 「うふふ♡お偉いさまは大変ね♡ 下々の者はたくさん頼りにさせてもらうとするわ♡ …といっても、そうねぇ。 警察内部でもかなり急なサプライズだったらしい、って 事くらいしか知らないわ、本当に。」 「よっぽど無理に通したんでしょうねぇ。 無理の証拠でもつかめたら早いんでしょうけれど。」 とはいえ、そういうのはきっとボスが考えてくれている。 今できる事はと言えば、無理に建てたトランプタワーが 瓦解するまで耐え忍ぶことくらい。 …まぁ少なくとも、多くの警察とはいがみ合わなくても いいのかもしれない、くらいか。 「あら♡お金があったらできるかもしれないわ♡ …アタシがここのファミリーと売買してた昔の記録とか、 アタシがあの孤児院に所属してた痕跡だとか…… そういうの、隠すなり消すなり出来ないかしら? 『アタシと関わりがあった事実』さえなくなれば、 あそこは安心安全な、ただの孤児院になるでしょう?」 勿論自分でも色々やっては見るけれど。 特にファミリー内部の記録なんかは、自分ではどうしようもないし。 (-261) 2023/09/16(Sat) 10:46:12 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 黒眼鏡「それじゃあ、いつか大切なものまで 手放してしまうわよ、ねぇ?」 手放す癖がついた人は、何かを握り続けていられない。 いくらでも入ってくるお金ならそれでもいいだろう。 でも、何もかもにそうなってはほしくない。 貴方には多少なりお世話になってるのだから、 そう思わずにはいられない。 「ふふ♡その胡散臭い眼鏡をはずして 真摯に人と目を合わせたら労われるかも♡」 「そうね、お願いするわ。 下の子達の事はアタシたちメイドマンに任せてちょうだい。 出来る限りは手綱を握っておいてア・ゲ・ル♡」 あら〜久々に暴れちゃいたいわね〜♡なんて 貴方に呼応するように拳を握って見せて。 スラムで育った血は簡単に消える事はない。 自分に危害を加えるものには……死ぬまで噛みつけ! それが路地裏の掟だ。 「えぇ、いいのよ、出来るだけやってくれたら。 何もアレちゃんに危ない橋を渡らせたいわけじゃないの。 自分のケツくらい、自分で拭くわ。」 明日には捕まっちゃうかもしれない物騒な世の中だし、 急がないといけないわねぇ……と、どこか遠くを見て呟いて。 それからぱっとまた笑みを浮かべて、 どこか飲みにでも行く?なんて誘うのだった。 (-273) 2023/09/16(Sat) 16:36:24 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 口に金貨を ルチアーノ「貴方も難儀ねぇ。 まぁ、いつかその心境が変わったら教えてね。 その時は美味しいお酒を奢ってあげちゃうわ♡」 なんて揶揄い交じりにくすくす笑う。 未来はどうなるか、なんて1秒先すらわからない。 貴方が誰か一人の女性を愛すると誓う事も、 お互いのうちどちらかが明日には消えていなくなることも。 無い話ではないのだ。 ピピ、となったオーブンの蓋を開ければ、 ふわりと空腹を促す香りがあふれ出す。 タッパーに入れて焼いたから、 このまま少し冷まして布にでも包めば そのまま立派なお弁当になるだろう。 そうして、貴方の言葉を聞いて。 「……やだわルチアーノちゃん。なんて顔してるの。 せっかくの色男が台無しよ。」 「アタシが自分の無実を証明できるものなんてないわ。 貴方が疑わしいと思うなら、どうぞ好きにしてちょうだい。」 「でもね。」 (-293) 2023/09/16(Sat) 19:22:11 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 口に金貨を ルチアーノ「アタシはアタシで、守らなきゃいけないものがあるの。」 「ねぇルチアーノ。今日は帰った方がいいわ。 あんまり時間を取りたくないのよ、今夜は。」 明日ならいくらでもアタシを調べたらいいから。 今日は見逃してくれない?と、真面目な顔で。 守るべきものを守るために、 どうしてもしなければいけない事があるのだ。今夜は。 (-295) 2023/09/16(Sat) 19:27:21 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ「……そうねぇ、きっと捕まったら、 あまり人道的な扱いは受けないかもしれないわね。」 そればかりは、誤魔化せるものではないから 素直に肯定をする。 きっと奴らは世間体なんてものはほとんど気にしない。 …いや、『マフィアなんてゴミ同然の存在なのだから、 何をしようが世間体には響かない』とさえ思っているかもしれない。 捕まり、外から隔離された世界でされる事など、 想像するだけで身震いしてしまう。 「………今のアタシたちに出来るのは、 守りたいものを守るために、マフィアと接していたという 情報をどうにか隠ぺいする事くらいよ。 アリーチェ、貴方も捕まったりしてはだめよ。 貴方が捕まったと聞くだけでも、アタシの心は傷つくの。」 貴方が、他の誰かに対して心に傷を負うように。 貴方も大切な家族なんだから、とヴィットーレは笑う。 そうしてあなたがこちらの願いを聞き届けてくれたなら、 ヴィットーレはほっとしたように肩の力を抜いて。 「頼んだわよ、アリーチェ。 …さ、今日でここも最後の営業になる予定だし、 今日は張り切るわよ〜♡貴方は何か飲んでいく?」 なんて、お店の看板をひっくり返しに向かいながら、 問いかけるのだった。 (-298) 2023/09/16(Sat) 19:46:54 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ「ふふふ、駄目よそんな露骨に悲しがっちゃ。 泣くならせめてお手洗いの中にしなさいな。」 ちゃぁんと努力するわよ♡と貴方を安心づけるために 笑ったヴィットーレは────しかし、 明日には捕まる運命だ。まだ誰も知る由はないけれど。 場末のバーは開店してもすぐにお客が来るようなことはない。 注文通りにモヒートを貴方に差し出して、 問われた言葉には、一度何かを片付けるようなしぐさで 背中を向けて。……表情は見て取れない。 「………う〜ん、どちらかというと自分の為ね。 知りたい事があったの。その為に、マフィアになるのが 一番都合がよかったのよ。それに………」 「……孤児院で過ごすのが、辛くなってしまって。逃げたのね。」 「……昔、アリーチェを助けた時……… 一緒に居た子供達を覚えてる? アメリータ、レオニタ、トール…皆貴方と遊んだことがあるのだけれど。」 (-331) 2023/09/16(Sat) 22:26:49 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ「あの時は本当に驚いたわ。 貴方が無事でよかった。 大切な家族が襲われたとなったら、 アタシも冷静じゃいられなかったもの。」 あの時のヴィットーレたるや否や。 元々スラム育ち故の喧嘩慣れした体術は荒々しく卑劣で、 その頃から変わらなかった普段のやんわりとしたイメージを 払拭してしまうには十分すぎるくらいの姿を君に見せていた事だろう。 ヴィットーレにとって、家族を助けるのは当たり前の事。 だからきっと貴方にどれだけの感謝を伝えられようと、 気にしないで、の一言で軽く流してしまって。 「…………うちの孤児院、経営が厳しかったの。 前の院長が大往生でお亡くなりになって、後継ぎもいなくて アタシが継いで………まぁ、まだ16だったから、 お金のあてなんてないし………当たり前よね。」 依然として背中を向けたまま語る。 確かに裕福そうではなかった孤児院ではあるが、 貴方の記憶では、そこまで貧困にあえいでいた、というほどの 困窮具合でもなかったはずだ。 「最初は色々売ってたのよ。まだ使える家財とか、 皆で内職したものとか………まぁ、それでも 子供たち全員を養うには全然足りなくて…… 売れるものだってどんどんなくなっていって……」 客は未だに誰も来ない。 今ここには、貴方とヴィットーレの二人だけ。 (-339) 2023/09/16(Sat) 23:09:47 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ「───孤児院に必要最低限の家具しかなくなった頃。」 「子供しかいないうちの孤児院に、 あと売れるものは 一つしか 残っていなかった。」アメリータも、レオニタも、トールも。 あの日以降の交流会で、貴方が見た覚えはないはずだ。 ヴィットーレは背中を向け続けている。顔は見えない。 (-340) 2023/09/16(Sat) 23:13:00 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ「ふふ、言えないわよ。 教会の人たちだって頑張ってやりくりしてたもの。 同じ経営者だったから、それがよくわかった。」 それに、もし助けてもらったとして。 それで貴方や他の子達が貧しい思いをしたら意味がないから。 そう思うと、頼れる先なんてどこにもなかった。 自力でどうにかするしかなくて……それも限界だった。 爪が食い込む手は、二人分。 依然背中を向けるヴィットーレの体の横で、 白くなるほど握りこまれた拳から、細く血すら流れ出す。 「……なんで貴方が謝るの? だめよ、嫌な事を聞いたら怒らないと。」 発する言葉は少しか細くて、小さい。 本当なら、語りたくなんてない事だった。 でも、貴方には。 ……伝えておかなければいけない事だと、思ったから。 (-376) 2023/09/17(Sun) 0:56:44 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェヴィットーレ、俺達を売ってよ。 そしたらお金も手に入るし、ご飯の人数も減るし。 大丈夫だよ、3人で話し合ったんだ。 ヴィットーレ、いっぱい頑張ってるの知ってるよ。 私達も力になりたいの。お願い。 私達、家族でしょう?助け合いたいよ。 今でもあの時のあの子達の言葉を思い出す。 合意の上での売買だった。………なんて、 自分の行いを弁護する気はない。 「………アタシに、そんな優しい言葉を掛けられる権利はないの。 アタシに力がないせいで、あの子達を犠牲にしてしまった。」 「もっと力があれば、もっと勉強をしていたら。 …………今も一緒に、 居れたかもし れないのに…… 」ふり絞るような声は酷く揺らいで。 いつも落ち着いているヴィットーレは、 今は片手で自分の髪を掴み、ぎゅっと目を閉じる。 大きな背中も、随分小さく縮こまって。 「………せめて、あの子達がどこに引き取られたのか…… ……知りたくて、マフィアになったの。 ………どんな形でも、また、会いたくて……」 「……ごめんなさいね、アリーチェ。 アタシは……貴方が思ってるような、善良な人間じゃ、ないのよ……」 ようやく振り返ったヴィットーレは。 ……泣きそうな顔で、貴方に謝罪をしたのだった。 (-380) 2023/09/17(Sun) 1:05:51 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 黒眼鏡「素晴らしい営業努力ですこと。」 家族 「ふふ、お任せあれ♡私達はファミリーじゃない。 支え合わないとね♡」 それが家族っていうものでしょう、と笑って。 腕っぷしが強いだけで全てが解決できる時代は とうの昔に終わってしまった。 今の我々には、守るべきものがたくさんある。 そしてその多くは、ただ殴るだけでは 守れないものばかりだ。 「アタシ達、大人になって世界の複雑さも 見えるようになったけれど……やることは変わらないわ。 路地裏で虫や鼠を齧って生きてた時と同じ……… ただ、生き延びましょう。明日をね。」 泥水を啜ってでも。 生きねば、守るべきものも守れないのだから。 「ふふ♡今日はちょうどとっておきのお酒を出そうと思ってたのよ♡ じゃ、景気づけと行きましょうか♡」 高いわよ〜♡なんてにこにこ笑って。 二人のマフィアは、場末のバーへと歩を進めて。 そうしてその夜はお互い、お酌でもしあったのだろう。 (-453) 2023/09/17(Sun) 11:25:58 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 口に金貨を ルチアーノ後ろ暗い世界に生きた、大人が二人。 隠し事はもはや癖。それでも嘘だけはつかない血の掟。 真実だけを語って真実を隠すのが、随分上手になった。 「ルチアーノ、貴方は間違ってないわ。 貴方のその猜疑心は、ファミリーを守るために必要なもの。」 「ごめんなさいね、今この状況じゃアタシ、 自分の中に抱えたものを誰にも話せないの。だから…」 「今の状況が落ち着いたら、きっと話しましょう。 このお店……で出来るかは、わからないけれどね。」 約束よ、と微笑むヴィットーレ。 その約束だって血の掟。だからきっとその約束は その場しのぎの言葉などではなく、きちんと話すという ヴィットーレなりの覚悟の証。 さぁ、早くお行きなさい。女の子を待たせちゃ駄目よ、なんて 貴方を急かしてお店から追い出したら。 「………さ、私も仕事を終えないとね。」 煙草に一本火をつけて、それを……床に落とすのだった。 (-457) 2023/09/17(Sun) 11:39:18 |
ヴィットーレは、『煙草の不始末』をした。 (a16) 2023/09/17(Sun) 11:40:31 |
ヴィットーレは、火が十分に回ったのを見てから、消防に連絡をした。 (a17) 2023/09/17(Sun) 11:41:36 |
ヴィットーレは、己の店と中に残ったものを、燃え殻に変えた。夜のうちの事だった。 (a18) 2023/09/17(Sun) 11:42:25 |
【神】 オネエ ヴィットーレ『ごめんなさい、ちょ〜っと野暮用で いけなさそうかも♡』 『みんな楽しんでね! 後日またお話聞かせてほしいわ♡ ciao:) 』 (G47) 2023/09/17(Sun) 11:47:57 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → コピーキャット ペネロペ/* ワッ……!ご連絡ありがとうございます! 了解しました!良い感じに使わせてもらおうと思います! 二人とも優しいね……ンチュ……… (-517) 2023/09/17(Sun) 17:25:41 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ「……怒ってくれた方が、楽かもしれないわ。 でも……貴方は、怒るの慣れてないものね。」 そんな者は全部自己満足だ。 ただ自分が罪の意識から逃れたいがために 求めてしまう、現実逃避の結果。 ……貴方が怒らないというのなら、 ヴィットーレは力なく笑う。 本当に優しい子なんだから、と。 抵抗はせずにそのまま大きな手がハンカチに包まれる。 髪色より暗い赤に、ハンカチが染まっていく。 振り向けば正面から抱き着かれて、 思わず目を丸くした。 こうしてしっかり触れ合うのはいつぶりの事だろう。 昔より大きくなったんだな、と今更ながらに思う。 ……アタシ、もうこれ以上あの孤児院に、泥を塗りたくないの。 ………このお店も、燃やすわ。アルバムとかいろいろ、 あの子達に繋がりかねないものがたくさんあるから。」 「……お願い、アリーチェ。もしアタシが捕まっても……」 過去の繋がりを悟られないためには……『赤の他人』で あり続けなければならない。 貴方の体をぎゅぅ…と抱きしめて……… ヴィットーレは貴方に、酷いお願いをしたのだった。 (-545) 2023/09/17(Sun) 19:49:55 |
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