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【人】 ][『月』 エーリク[ 耳障りの良い言葉を言うべきだろうか。 だとしたらどう返すのが正解だっただろう。 他人事のようによかったね、と言うべきだったのかもしれない。 そう気づいたのは言葉を放った後のこと ] うん、アリスうれしそうで 楽しい? ……うん、多分そうだったと思う。 [ 掬い取られた手がほんの少し 僕を喋り上手にしたのかもしれない。 ] 昔、……祝われたときのことを少し思い出して 皆楽しそうで、 ああ、そういえばこういうのを楽しいって 言うんだなって、 (251) 2022/12/17(Sat) 4:51:50 |
【人】 ][『月』 エーリク[ 思い出したような気持ちになった。 シトラは続けて、皆仲良くは難しいと分かっている とそう口にした>>114 あげればキリがないが、たとえば わかりやすいところでは。 僕とチェレスタ。君とクロ。 悪魔とユグ。 その他にも微妙、や複雑、な関係は多々あることだろう。 悲しみの少ない方にと君が言う>>115 大きな、大きなため息を付いた。 ] (252) 2022/12/17(Sat) 4:52:14 |
【人】 ][『月』 エーリク[ 君は、眩しい。 同じ迷っている、でも。 悲しみの少ないように、 誰かが悲しむことのないように、 選択をしようとする姿に、目が眩むほど。 比べて僕は――自分のことばっかりだ。 そんなことを願ってはいけない、も、 苦しみから解き放たれるなら、破滅でもなんでも どうでもいい、も 自分のためだ。 そして、君がそう願うなら、 それもいいかもしれないと揺れることもまた 自分のため。 きっと「月」もそうだったのではないだろうか。 ] (253) 2022/12/17(Sat) 4:52:35 |
【人】 ][『月』 エーリク[ それから少し、どうしようと不安になったり 不安になっては昨日の話をしたり、 もしかしたら出会った時の話もしたかもしれない ] 愛想のないやつだと思ったでしょう そうなの、愛想のないやつなの でもここにいる皆のこと、君のこと ありがたいと思っているし、きらいじゃないよ [ という具合に。やがて彼女から感謝の言葉を 告げられて ] あ、………うん こちらこそ [ たまたま近くに居たからと袖を引いてしまったことで 時間を浪費させたことに気づいたが、 謝罪するより早く、彼女は決心を口に出し>>204 駆け出していただろうか。 ] ――シトラ、 [ その背中にすらまた僕は、ありがとうすら 言えなかったのだろう。* ] (254) 2022/12/17(Sat) 4:53:00 |
【人】 ][『月』 エーリク―― 回想・満ちていく ―― ………僕がいたら、雰囲気が悪くならない? [ 洋館で過ごして初めての行事のときに 僕はそう彼に問いかけた。 続けて ] 僕陰気だし、盛り上げることもできないし 存在が華やかでもないし [ そうぶちぶちと言った事もまた、彼への 甘えの一つだった。 試しているわけではなく、本当にそう思っていた だけの話だったのだが。 「僕が楽しめなくても、皆が楽しめれば いいんじゃないの」 いつだか、微妙な反応を返した際の、 彼からの答え>>129にそう返したところ その次の行事の際に、二人で遊びに行こうと 手を引かれたことには心底驚いた。 ] (255) 2022/12/17(Sat) 5:17:37 |
【人】 ][『月』 エーリク[ だってあなたは僕とは違って、 洋館内ではとても頼られて、信頼されている人で そのあなたが行事を欠席することも、 外へ抜け出すという範囲外のような行動を促すことも とてもするとは思えなかったもの。 ――昔生意気で手のかかる子だったことを 聞いたことも驚いたが。抜け出す手順や 手際を見たなら漸く納得に至っただろう。 ] ふふ、……今からすると 想像もできないな ね、あれは何をしているの? 細工?なんの? ね、あれほしいな 買ってもらえるかな? 飾るんだ、だって僕の部屋、殺風景なんだもの [ 露店街ではあれやこれやと興味を示し 小さな硝子のオルゴールなど、ねだったりもした。 目論見通りそれを手に入れたとしても、 それよりずっと、あなたと二人、洋館を抜け出し "わるいこと"をしたという高揚感のほうが ずっと僕を満たしてくれた。 自分の知らない貴方を知ることが嬉しかった。 その時ばかりは、年相応に声を上げて よく笑った。 ] (256) 2022/12/17(Sat) 5:18:25 |
【人】 ][『月』 エーリク[ 貴方の古い傷のことも、 貴方が僕を守らねばと心に決めたことも、 きっと僕は知らないし、知らないままで ただ貴方が存在していることに、甘えていた。 執着とは少し、違う。 思慕というような、形はしていない。 いうなれば依存やそれに近い形だった。 それがいずれ貴方を苦しめることになるかもしれないだとか 一人で生きていけなくなるだとか、 考えられるような年齢ではなかった。 それをいけないことだと咎めてくれるひとが いないまま、年と体だけは、大人相応に なってしまった。 それ故に、弟妹に邪魔されず両親の愛を受け取る 時間を兄姉が享受するように、 ときどき、彼が連れ出してくれることを無邪気に喜んだ。 ] (257) 2022/12/17(Sat) 5:19:02 |
【人】 ][『月』 エーリク[ 子供じゃないのだから そう咎められることなく、寄り添ってくれる存在がいる それだけで、洋館に来た意味は あると思う。 こっちへおいで。>>131 うん。 短い会話のあと、彼がちゃんとここにいる それを確かめてから眠りにつくと、 いつもよりは、長く安らかに眠ることが出来た。 悪夢をみたわけでもない、ただ漠然と 彼が居なくなってしまうという恐怖に囚われて 息苦しくなることがよくあったから。 ――今でもたまにあるのだが。 悲しいかな、僕は少しだけおとなになってしまった。 眠れない夜の過ごし方を、覚えてしまったものだから。* ] (258) 2022/12/17(Sat) 5:19:14 |
【独】 ][『月』 エーリク/* 出遅れすぎててカルクドラさん本当に申し訳ないのだけど すごく楽しい……… シトラちゃんも大変女神でした。 健気でかわいい、君のために世界を守りたくなる可愛さでした (-70) 2022/12/17(Sat) 5:23:48 |
【人】 ][『月』 エーリク[ 満ちる、欠ける。 溶ける、削がれる。 形を変え、色を変え、まるく。 削り取られ、色を失い、新月になる。 月は移ろう 月はいつでも、同じあり方をしていない。 不安定とも、変えられる強さとも。 ] ……全員揃う…… [ そして今この『月』は根本を覆すような 物思いに囚われた。 選ばなければいけない、それは理解している。 ――だがもし、不慮の事故等で、 選択する前に、 月が欠けたら、22人が21人になったら。 それでも世界は崩壊を続けるのだろうか――。 ] (259) 2022/12/17(Sat) 5:47:59 |
【人】 ][『月』 エーリク[ もっとも、痛いのも熱いのも 苦しいのも、想像するだけで、御免被りたい と考えてしまうものだから、実行に移すつもりは 微塵もないのだが。 良くも悪くも、移ろいやすい安定しない 脆さを伴っている物思いは、 誰かの一声あれば、肯定し、 また誰かの一声あれば、否定し、と 定まらないまま、時だけが過ぎ去って いきそうな有様であった。 ] (260) 2022/12/17(Sat) 5:48:21 |
【人】 ][『月』 エーリク―― いつかどこかで ―― [ 呆然としていた彼女が、やがて口を開く。 叫び>>234を正面から浴びて、瞬きを数度。 ――暫しの間、瞠目しやがてこちらも 口を開いた。 ] ――別段、あなたを恨むようなことはないよ 恨まれるようなこと、僕にした? ……そうじゃないね ごめんね けれどごめん、それは僕にも分からない (261) 2022/12/17(Sat) 5:48:59 |
【人】 ][『月』 エーリク[ 僕は箱庭の「月」ではなく、 あなたは箱庭の「審判」ではない。 それらの証を身に刻まれて産まれてきただけの ただの人間。互いにそれはわかっているだろうに 先に拒絶を示したのは僕のほう。 けれど、一歩近づき、似つかわしくない笑い方で こちらを見る彼女>>235には、少し面食らった。 そうしてしまったのは、僕だったのかもしれない。 彼女はいつも、朗らかに笑っていた。 楽しげに歌を紡いでいた。遠くから見る限りは それが"僕がこの場にいるせいで"表情を 歪ませているのだとしたら、これほど痛ましいことはない。 その表情が別の意味で少し怖く思ったこともあるが ] (262) 2022/12/17(Sat) 5:49:54 |
【人】 ][『月』 エーリク ごめん チェレスタさん もう近づかないようにするから [ 長いこと見つめ合っていたものだから、 その言葉は貴方に届いたかどうか。 逃げ出す彼女の背を追うようなことはしない。 ただ、己のせいであんな顔をさせてしまったことを 申し訳なく、思った。* ] (263) 2022/12/17(Sat) 5:50:18 |
【人】 ][『月』 エーリク[ ――というようなことがあったものだから。 動きを追うような視線>>246にはいち早く 気づいた。 近づかないようにすると以前一方的に ではあるが約束した手前、去るべきか それとも勇気を振り絞って、 声をかけるべきか。いや、なんて?なんて声を? 迷い、一度は顔を上げ、彼女を見る。 それでも互い言葉が出ないようなら わけもなく一度頷き、自室の方へ向かうだろう。 受け取りようによっては、もしかしたら ふたりで。** ] (264) 2022/12/17(Sat) 5:50:44 |
][『月』 エーリクは、メモを貼った。 (a60) 2022/12/17(Sat) 5:55:54 |
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。 (a61) 2022/12/17(Sat) 5:56:51 |
【独】 XIV『節制』 シトラ/* >>251>>252 わ〜〜〜〜〜!!(´°̥̥ω°̥̥`) よよよかったあ.......っ 楽しい感覚.......思い出して、もらえた.............っ >>248らすと3行&>>249 すきだ〜〜〜!!(´°̥̥ω°̥̥`) ありがとう.......ございます.............っ拝む (-71) 2022/12/17(Sat) 6:01:58 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ―フォルスの売店― [ぱたぱたと、少年は駆けていく。 途中、フォルスの売店の近くを通った。 ふと思い立ち、売店に寄った。 まだホールに居た頃だったろうか、フォルスは不在だったようだ。 お手伝いにて得たお金は持っている。買い物の仕方を教えてくれたのもフォルスだった。 トレイに5エムを置く。 買ったのは、『フォーチュンフォルス』だ。>>0:38 世話係のスミスさんも、今はそれどころじゃないからカフェオレは後回し。店に置いてあった、クッキーだけを一つもらって食べてみよう。] (265) 2022/12/17(Sat) 8:25:09 |
クロは、おみくじの結果は?大大吉omikuji (a62) 2022/12/17(Sat) 8:25:51 |
【人】 ]『運命の輪』 クロわああああああ。 [あまりにも良い結果に、思わず声が出た。 感動しつつも、おみくじの結果が書かれた紙に、店のペンを借りてささっとメモメモ。] 『世界の命運』 [「本日の気になること」。 店主からのコメントは何だろう。 「クロ」と、散々練習してうまくなった文字を裏に書いて、お金と一緒に置いた。そして、また駆けてゆく。*] (266) 2022/12/17(Sat) 8:29:32 |
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。 (a63) 2022/12/17(Sat) 8:32:33 |
【独】 ]『運命の輪』 クロ/* おみくじで大大吉が出たの、初めてじゃないかとも思うしこのタイミングでこの結果なの笑うwww さすが運命の輪だよ!w (-73) 2022/12/17(Sat) 8:35:05 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ[あんまり速いスピードで走ったら危ないから、速度はそこそこ、クロは駆ける。 証持ちの22人。 神さまは抜くとして、僕が一番、わからない人。 避けてきたのだから、わからないのは当然だ。 わからないから、一番話さなきゃいけない人のようにも思う。泣かせたくなかっただけなのに、余計に泣かせてしまった人。>>149 ごめんね、泣かないで、と思う気持ちと同時、いらいらした気持ちも湧いた。あれは僕の心だったのだろうか? 年上だけど、失礼ながら小さな子供のようにも思える人。 そばに行くと、気持ちがぐちゃぐちゃになってしまう人。いつも泣いてばかりいる人。 ……そして、僕の幸せを願ってくれた人。>>1:397] (267) 2022/12/17(Sat) 9:08:22 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ[手作りだと一目見てわかるノートのページ。 使ってくれたら嬉しいと言われたけれど、すぐ使ってしまうのももったいなくて、特別な時に使うようにしている。 一ページ目の裏には『ありがとう、僕も君の幸せを願います』と伝いたいけどまだ本人には伝えられていない返事が、小さな文字で書かれている。 ] (268) 2022/12/17(Sat) 9:09:35 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ―薬草園― [シトラがアリアと仲が良いらしいのは知っているから、薬草園に行けば会えるのではないかと思った。うまく話せる気はしないけれど、アリアが一緒にいてくれたなら、何とか間に入ってくれるのではないか、という思惑も少し。 そして目当ての人はいたわけだが、アリアはどうも留守らしい。>>126] ひぇ…… [どうしよう……と思ったが、顔を合わせておいて回れ右するのも失礼な話であるし、話すために来たわけで。] ……やあ、シトラさん。 その……、お、お話、しませんか? [色んな感情を抑えて、思い切って話しかけた。**] (269) 2022/12/17(Sat) 9:11:09 |
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。 (a64) 2022/12/17(Sat) 9:13:17 |
【独】 ]『運命の輪』 クロ/* 証持ちの22人 鎌倉殿の13人みたいでいいなと思いました (地獄を味わってるような視聴者の感想見てるだけだけども) (-74) 2022/12/17(Sat) 9:18:12 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ エーリクとシトラに「大丈夫」と言えずにいた男と違い 彼はいともあっさりと言葉にした。>>1:436 気休めでも少し安心できたこと、緊張が多少解れたことに 嬉しくも、先程声を掛けられずに居た無力さに苛まれる。 同時に、僕はやはり聖職者ごっこをしているだけの ]見せかけの善人でしかない、と心が騒ぐ。 うん……。久々にヴェルトさんが戻ってきたと思ったら どうしてこんなことに……。 [ 男は洋館に来た当初、素行の悪さで よくヴェルトに叱られていたが その後シンの元に向かうことは少なく無かった。 何より、彼は男を叱らなかった。 自分の行動を棚に上げ 「またヴェルトに叱られちゃったよー。」と ぶつくさ云うような子にも、普通に接してくれた。] (270) 2022/12/17(Sat) 9:49:32 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 彼は生まれた時から洋館に居て ヴェルトに次ぐ洋館の主のような感覚であり 頼れる兄のようでいて、年も近く 友人のように気軽に話せる人物だった。 ヴェルトがいなくなってから 証持ちの中で、洋館の最古参であり 男のことをカルクくんと呼ぶのに引き摺られ いつの間にか、シンさんからシンくんと 呼ぶようになっていた。 あまり祈祷室に来る方ではなかったけれど 近くに来たから立ち寄った、等で扉を開かれた際には 嬉しさを隠さず、存分にもてなしていた。] (271) 2022/12/17(Sat) 9:50:22 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ……シンくんは、今の…………こと……。 どう思う? [ ヴェルト、という名も 神、という名も出さなかった。 彼が神であることは、魂が肯定している。 しかし、それを認めてしまえば、 過去のヴェルトとの思い出が 嘘のように思えてしまいそうで、消えてしまいそうで ──怖かった、から。] (272) 2022/12/17(Sat) 9:51:52 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 周囲の動揺やざわめきを見れば この話題をに触れないことは避けられなかった。 皆は何を思い、何を感じているのだろうか。] もし、この世界が滅びるなら……ううん 箱庭の再生がされるなら 僕達は、どうなってしまうのかな。 うまくやっていけるのか……。 本当に、幸せになれるんだろうか……。 [ 自分を含み、魂に感情を振り回されている者は少なく無い。 もし、この後幸せな世界を作るとしても 幸せは束の間でした。 再び衝突してしまうのではないかと。 触れたままの温かな手を握り返し、力を込める。 きっと震えは隠せていない。*] (273) 2022/12/17(Sat) 9:52:12 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ それからどれくらい時が経過しただろう。 まだシンは共に居ただろうか。 ホールに駆け付けてきたヒナギクの声が響き渡り>>202 慌てて中継機を起動させると、現在進行形で起こっている 世界崩壊の始まりが映し出された>>198>>199] ……これが、世界の、崩壊……。 [ 世界が崩壊するのも理解できる、と思いながらも 実際に報告を受け、一端を見れば再び感情は揺らぐ。 ただ『滅びるかもしれない世界』の現在を見つめたまま。**] (274) 2022/12/17(Sat) 9:53:14 |
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