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【赤】 片連理 “椿” 死ぬのが、怖い…… [人の声で、繰り返す。それは思ってもみない答えだった。 椿は扉を開け、楓の顔を見上げた。 彼は椿の知らない顔をしていた。] (*37) 2023/03/06(Mon) 20:57:58 |
【赤】 片連理 “椿”[初めて、彼と自分は似ている、と感じたかもしれない。 同じような存在であることは知っていた。しかし、何かが決定的に違う、と感じていた。彼には失いたくないものがあり、自分にはない。それが自分の空虚を、彼の強さを示すものだと思っていた。 彼は与えられる死を恐れ、己は死を与えることを恐れている。真逆のように見えて、その実、どちらも自分のあるべき世界から“弾かれる”ことを恐れているのかもしれない。] (*38) 2023/03/06(Mon) 20:58:33 |
【赤】 片連理 “椿”私たち、少し似ているのかもしれない。 貴方は、自分が自分の在るべき場所に居られなくなることを怖がってる……そんな、気がする。 私は……あの人がいない以上、もう、居られなくなってしまったけれど。 似ていても、そうじゃなくても、何も変わらない、けど [彼と共に生きられるわけではない。 生きられたとして、何も変わらない。 一人と一人、それ以上のものにはならない。 わかっていても、どこか共通点を見出したいのかもしれない。それもあさましい心のように思えて、やっぱり出口はない。]** (*39) 2023/03/06(Mon) 20:59:42 |
【人】 天原 珠月[キッチンカウンターの前の席に腰掛ける。>>147 ほんのりミルクの香りがすると思っていたら、湯気のたつマグカップが差し出され、つい顔が綻んでしまった。 こんな状況でも空腹には正直なのが自分らしい。 ガクの前でお腹を鳴らさなかっただけ良かった。] あ、……蜂蜜入り、ね? ……ふふ。 [この甘さはミルクだけのものじゃない。 『彼』はよくお茶に蜂蜜を垂らしてくれたっけ。 身体が温まるし、美味しい、とシャワーだけでなく温まる身体に頬をふんわり染めながら、少しずつ飲んでいく。] なるほど、国民性はこだわりに繋がるものね。 だからお風呂にあんなに色々設備がある……。 あちらの空にかける情熱とも似ているのかしら。 [飛ぶのは絶対に必要だから……と呟いたところで。 気が緩んだのだろう、欠伸が我慢できなくて、慌てて口に手は当てたものの眠たそうなのは伝わってしまった様子。] (149) 2023/03/06(Mon) 21:02:50 |
【人】 天原 珠月はーい。 [寝床の場所までちゃんと教えて貰って。>>148 自分の方が年上だと思うのに、ほんのり気恥ずかしい――ガクが『彼』に似ているのは別にしても、である。 有り難く今夜はもう寝かせてもらうことにしよう。 何より睡眠を身体が欲しているのは事実だった。] 苦手な食べ物は、特にない……と思う。 私のいた世界の基準だけれど。 あら、料理人さん志望なのね。 [それは楽しみ、と眠気に頭を半分くらい支配されている故の、巫女らしくない子供のような期待の瞳を覗かせて。] おやすみなさい,ぁ……、――ガク。 [急な階段を上り、屋根裏部屋にやってくる。 ふたつ並んだベッドとその近い距離にぱちぱちと瞬きをする。 ここにガクとミツキは眠るつもりだったのか、と。] (150) 2023/03/06(Mon) 21:18:10 |
【人】 武藤景虎[柚樹の様子の変化は些細なことでも気づけるとは思っている、多分本人よりも。 昨日までのような大きな違和感はもうないものの、気づいてしまった些細な違和感は心労をかけたせいが大きいのだろうと思えば、解消はしてやりたいのだけど。 美味しいものいっぱい食べてぐっすり寝れば元気になってくれるだろうか。 昨日は寝付きはしたけど穏やかに眠れたってわけではないだろうし。 いや、食べ物だけ与えておけばいいとは思ってないよ?] 手で持って齧る系の肉は満足感あるよね。 [可食部が少くても心の充足度が違うというのはわかると頷いて。>>140 でかい肉の塊ってだけで嬉しくはなるし。 丸鶏も見たらテンションあがるけど、スペアリブでもあがるのは同じような原理だろう。 割と動物的なとこあるよね、とは既に知ってることだったしお互い様なので。] (151) 2023/03/06(Mon) 21:19:44 |
【人】 武藤景虎[火起こしの準備をしてただいまと戻れば、台所に柚樹がいて、多分同じようなことを考えてたと思う。>>141 冬休みの間毎日のように一緒にいて、離れる前に“早く一緒に住みたい“と切実に思ったことは記憶に遠くない。 その頃には料理も少しは出来るようにはなっておきたいかな。 柚樹が作れない時とかもあるだろうし。 それに、柚樹が料理してるとこ見てるのも好きだけど、一緒に作るのも楽しいので。] う……、力入ってた? [リラックスと言われて肩に力が入っていたことに気付いて、小さく息を吐く。 やっぱ慣れるしかないんだよな、とは。 今のところは切るのも焼くのも横について貰わないといけない手間はかけているけど、一緒にやるうちに覚えてはいけると思うよ。] (152) 2023/03/06(Mon) 21:19:53 |
【人】 武藤景虎空が見える範囲多いし開放的だよね。 晴れててよかった。 [テラスに出ると見える景色に感嘆の声を上げる柚樹を見て顔を綻ばせた。 外で飯食うのってなんか楽しいし美味い気がするよな、って前にも何度か言った覚えがある。 クリスマスで出されてた外国っぽい屋台だったり、年越しの屋台とかお祭感のある時もそうだけど、こうして自分たちで焼いて食べるのはまた格別なものがあるよね。 手分けして準備が整えば、テーブルには並べられた野菜と肉、セロリ入りのコールスローのサラダも増えていて。>>142 鉄板の上からいい音と匂いが漂ってくる中、そこにビールが加われば文句のつけようがない幸せな休日だなと、手にした缶を掲げた。] はは、そうだな。骨付き肉もあるし。 [確かにテーマパークで遊んだゲームコラボのアトラクションの称号は合ってるかも、と笑って。 じゃあ討伐記念で、と缶を合わせれば、ぐい、と喉にビールを流し込んだ。] (153) 2023/03/06(Mon) 21:20:14 |
【人】 武藤景虎ん、ありがと、食べる。 んん……、やば、肉めっちゃ美味い。 [切ってもらったスペアリブを受け取って齧りつくと香ばしい香りが鼻に抜ける。 たっぷり塗られたソースと肉に染み込んだガーリックとオニオンパウダーが良い感じで顔を綻ばせた。 つい前のめりに食べてしまうのは、焼肉行った時も似たような感じだったなって。 程よく焼けた野菜は甘いし、定番の玉ねぎ、人参、かぼちゃやピーマンは勿論のこと、茄子があったのも嬉しかったな。] タンドリーチキンも味付けがすごいビールに合うし美味いな。 [なるほどちゃんと下準備したいと言ってた理由がよくわかる、とはいろいろ作ってくれた柚樹には感謝しかない。] (154) 2023/03/06(Mon) 21:21:15 |
【人】 武藤景虎[最後に作ってたコールスローはサンドイッチ用も兼ねてたのかな。 おすすめされた通りに食パンにコールスローとスペアリブから剥がした肉を解して挟んでみる。 マヨネーズベースだからパンに合うし、スペアリブとコールスローの組み合わせも満足感あって、食べたことない組み合わせだけど好きな味だった。 にんにくのオイル焼きも良い感じにグツグツしてきたやつが食欲をそそるし、息で軽く冷ましてから口に入れるとホクホクした食感と一緒に旨みが広がってビールが進んだ。] 追加のビールとってくるね。 [鉄板の上をお任せしつつ、何度かビールを取りに戻ることにはなっただろうか。 まとめて持っていっておけばいいんだけど、火を焚いてはいるし温くならない方がいいかなって。] このオイルって絶対美味いのに捨てるのもったいないなと思ってたけど卵焼けばよかったんだな…… [にんにくがなくなった後のオイルや欠片の残ったアルミホイルで作ったオムレツは想像通りに美味しかった。 二人で肉と野菜をせっせと焼いては食べて、飲んでを繰り返してたら陽が落ちていくらか肌寒くなってきても、焚き火もあれば少し暑いくらいでちょうどよかったかな。]* (155) 2023/03/06(Mon) 21:21:39 |
【念】 大学生 要 薫[涙が浮かぶ顔を隠した手は落ち。 彼の唇により、雫を吸われてしまう。ぁと小さく啼いた声と、惑う瞳で彼を見つめた。指を食べる淫花は奥まで来てほしがり。変わる体勢に、ふるっと震えた。このキャンプを提案したのは自分の方だ、彼と過ごす時間が増えれば、いい。そう思ったし、二人っきりで過ごしたいと思っていたから。けど] ……寿? んっぁ [ほんの少しだけ戸惑ってしまった。 彼が自分の身体を気遣ってくれているのは知っている。知っていても堪えの利かぬ身は、悶え、性を欲しがるのだけど。少しだけ。という言葉とともに、屹立が臀部に擦りつく。 それは、以前彼と交わったときのことを思い出させた。 性行為の途中でコンドームが破けたときの事を] (!22) 2023/03/06(Mon) 21:26:50 |
【念】 大学生 要 薫……はぁ…ん 少し、だけなん? [少しじゃなくて沢山が欲しい。 そう雌の本能がいう。やぁやぁ、沢山ちょうだい。と啼いてしまいたくなる唇を指で押さえ、すりすりと懐く刀身の形を意識して、彼の熱を多く味わおうとしてその肩に片手を乗せた。甘くほぐれた箇所が、彼の雄を飲んでいく。] ……ぁ あぅ [薄皮一枚。それが無い。 直に感じる熱に震え、悶えて支える手は彼の肩を強く掴む。指で解かされていた媚肉は大きな質量を喜ぶように添う。彼の形を覚えた場所が開いていく。最初は少しだけ、いれるだけ。中で出さないから。彼はそういった。腰を揺らめかせ、自然と上下に揺れて彼の熱を出し入れしようとして] (!23) 2023/03/06(Mon) 21:28:59 |
【人】 鈴木 深江[永い時を経てやり取りはお互いに一番心地の良い距離に落ち着いている。──いや、このやり取りが一番心地よくなっているのか。 不快さはない。 強い快さがある訳でもない。 ただ穏やかに過ごす時間。 幾通りの自死を試したか等もう覚えてない。 痛みを感じない訳ではなかったが、死ぬほどの痛みなど死ぬことでの救いに比べたら些細であると思っていただけだ。勿論今もそう思っている。 どうして俺なんだと嘆いた夜もある。 不老不死を望む人間へこそこの罰のような時間を与えるべきだろうとも。 人間では行えない死に方を望み様々な化生へ挑めど死ねず、けれど他者の命を救え、役にはたてる。死にたくないと泣く"人間"に羨ましさがなかったとも言えず。もし何かが違えば自分も退治される側になっていたかもしれない。人間はすぐに死んでしまうし、少しの間姿が変わらなければ怪しまれ、仲良くなっても感謝されても、その場に留まる事などできぬ放浪はただ精神をすり減らしていく。そんな生活を繰り返していた時分に出会った狐は本当に、タイミングが良かったのだろう。] (156) 2023/03/06(Mon) 21:29:22 |
【人】 天原 珠月長く一緒にいた……。 私とアスルもそうだったな……。 [どちらのベッドを借りて良いのかまでは聞いていなかったが、女性ものらしい荷物が枕元にあるほうを選んだ。 荷物には勝手に触れず、落とさないようにだけ気をつけて。 そろりとベッドに寝転がり、天窓から空を見上げる。] ……ここも、今夜は新月なのね。 [自分がいた世界で自分が消えた夜もそうだった。 もう遠い昔のようにも、ついさっきのことのようにも感じる。 ミツキは今頃どうしているだろうか。 無事に『彼』に出会えただろうか。 あちらは、消えたあとにもお願いごとか、とか。 思ってそうだなぁ。どうだろう。 『彼』によく似たガクは、自分によく似たミツキを大切に思っているらしい――なんの運命か、だからこそ起こった何かなのか分からないけれど、どうにか元に戻さないといけない。] (157) 2023/03/06(Mon) 21:29:28 |
【人】 鈴木 深江[永く共に在ってくれるというただそれだけが、自分にとって最大の利であり、救いだった。たとえこの安寧に期限があるとしても。 この関係性に名は必要なく、ただこうしているのが良い。お互いがそう思っているからこその唯一無二だ。] (158) 2023/03/06(Mon) 21:29:37 |
【鳴】 鈴木 深江[置いて行かれるのは辛いだろうなあと思う。 だけど、天美が不死になるのも嫌だなあと思う。 俺が死ねれば、本当は一番良い。] (=1) 2023/03/06(Mon) 21:29:49 |
【人】 鈴木 深江ふふふふふ、 海苔にまかれる狐というやつが 思ったよりも面白くてなぁ。 いいな、きなこも探せばありそうだ。 餅があるくらいだし。 [謎理論だがおそらくあるだろう。明日見つけて喜ぼう。 貝の煮つけという案には喜んで頷いて準備をする。薄暗くなり少し冷えてきただろう外の空気と裏腹にあたたかく甘いかおりがコテージ内に漂う。きつね色の卵焼きがおむすびの具になって包まれたときに、「狐が巻かれたな」と笑った。 飲み物の準備も万端。金銭に余裕がある訳でもなかったからお互い自炊は必須技術である。手際よく弁当を作っていくその手の主が狐だなんて、もう気にする事はないが、改めて思うと笑えてしまいそうだ。] (159) 2023/03/06(Mon) 21:30:13 |
【人】 鈴木 深江[虫の音、鳥の声、風の音、土を踏みしめる音、 自然の中にいる気がして心地いい。] そん時は怪我が治るまで待とうか。 [笑いながら言う。きっとすぐだ。 つないだ手で狐を巻き込むことにも触れず。 こういう時に夜目が利くのは便利で少し羨ましい。永き研鑽は平和ボケに霞かけているし、そもそもどんなに鍛えたとて所詮は人の身だ。] (160) 2023/03/06(Mon) 21:30:29 |
【人】 鈴木 深江[共感を受け、奥へと進み、天辺の話にまた空を仰ぐ。確かに先も解らないしそろそろ夜も深い。適当な場所が見つかるかすらも解らないため、良い場所を見つけたらそこで休憩するのは合理的だ。 結構その場はすぐ見つかったわけだが。] ほお、 [人の手の入った広場に思わずもれたのは感嘆だ。 拒否する理由はなく胡坐をかいたそのすぐ傍に腰を下ろした。ランタン機能へ変更するボタンを押してる狐に何となく和む。どことなく得意げに見えたためだ。 あたりがほんのり照らされ、リュックを置いて布を敷き弁当を広げる。] (161) 2023/03/06(Mon) 21:30:50 |
【人】 鈴木 深江……… きれいだ。 [素直に感想がもれる。ため息交じりに見惚れていたら、今度こそ本当に弁当が冷えてしまうか。その前に天美を促した。] (162) 2023/03/06(Mon) 21:30:58 |
【人】 鈴木 深江[弁当を食べ終えるとそのまま天辺を目指すかコテージに戻るかで迷ったが、せっかくだからいけるところまで行こうかとなる。 共に歩いて、話をしたり、沈黙を楽しんだり、景色を楽しむ。 天辺にたどり着いた時にはまた空の色が変わってきていた。お互いに笑って帰るかと話し、コテージに辿り着いたのはもう陽が昇ってから。] (164) 2023/03/06(Mon) 21:32:01 |
【人】 天原 珠月[しかしまぁ、それにしても。] ……。 …………このベッド、柔らかさ具合が良すぎる……。 [この世界、もしや寝具にもこだわりがありすぎるのではないか。 恐れおののきながら、いつしかぐっすり眠りの中へ。*] (165) 2023/03/06(Mon) 21:32:06 |
【人】 鈴木 深江[泥のように眠るならベッドより、ということで。 ロフトでの狐布団の確保に成功したのだった。 お互い汚れているなら何の問題もない。 ここにある布団類には問題があるかもしれないが…。 疲労のまま風呂は危ない 起きたら風呂に入ろうという話をして、…] (166) 2023/03/06(Mon) 21:32:17 |
【鳴】 鈴木 深江[山の天辺や、帰ってきた後。 自分の空腹は弁当でだいぶん満たされていたけれど、 天美の方はそうではなかっただろうから。 ちょいちょいと相手にも飯を食わせた。 どれくらい食われるかは天美次第であったが。] (=3) 2023/03/06(Mon) 21:32:27 |
【人】 鈴木 深江[まあいいかと思うものの腹は減る。 しかしすぐ起きるのも何となく勿体なくて、 デカい狐のモフに顔を押し付ける。 命助かる…。(ブラックジョーク) ゆるゆると毛を撫でていると、 思わず浮かぶのは笑みだ。ふふ。 天美が起きるまではモフを堪能する気持である。 あ、前足。 持ち上げる。 ぱたん。 落とした。 ふふ。(※素面) このサイズの狐を見るのは久々だ。 住んでいる場所では狭いし目立つため。 なので久々を堪能している。] (168) 2023/03/06(Mon) 21:33:00 |
【念】 大学生 要 薫…はぁ …ん 少しだけ…なんて無理やんっ 搾りとったるっから ! [唇は妖艶に笑い。 そのまま、彼の熱源を扱くように腰を振りだそう 卑猥な音が波うつ湯船の中から溢れだす。彼の精を搾りだそうと動く腰は彼の雄を咥えては上下に揺れて。そのまま絶頂まで我儘に蹂躙しようとするが。] (!24) 2023/03/06(Mon) 21:33:07 |
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