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【人】 ]『運命の輪』 クロ[村中の大人たちで探索し、翌日見つかったその少年は、下流で変わり果てた姿になっていた。遺体に縋る父親の姿は痛々しく、見ていられるものではなかった。 息子を川に誘った犯人を出せ、出さねば村ごと消してくれる。 怒りを顕わにした父親は、冷静さを欠いていた。 悲しみを怒りに変えなければやっていられなかったのだろう。 村の大人たちは「探します」と何とか宥めて、暴発しそうな父親を宿に残し、離れた場所で話し合った。 子供たちを差し出せば、そのまま殺してしまいそうな勢いだ。しかし、少年が亡くなったのは実際、不幸な事故であって子供たちは加害者ではなかった。 かといって、子供たちを匿えば村ごと本当に潰されるかもしれない。相手は政府のお偉い様、ただの脅しかもしれなかったが、怖れを抱かせるには十分だった。 だから。 証持ちの子供を差し出そう、という意見が出たのは、自然な成り行きだった。] (66) 2022/12/14(Wed) 2:33:37 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ違うよ、僕は遊んでいないよ。 だって、だって、僕は仲間に入れてもらえない、 [連れていかれそうになり、必死で訴えたけれど聞いてもらえない。クロが村の子供たちに近づけないのを知らない者はいないはずなのに。 こうなるのが当然だという目で見る者。 罪悪感からか目を逸らす者。 「ねえ、さすがに……」と躊躇う者がいる。 「いいや、証持ちは丈夫らしいから、死なないだろう」と打ち消す者がいる。 時折親切にしてくれた一部の村人の間にすら、仕方がないという空気が広まっていて、助けてくれる者は一人もいなかった。なおも訴えようとするクロの肩を、村長が叩いた。] (67) 2022/12/14(Wed) 2:36:10 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ[その囁きがとどめだった。 誰も味方がいない中、訴える気力も失って、あとは黙って連れられていった。 宿に連れてこられたクロを見て、従者の一人が何か言いたげな顔をしたが、俯いていた少年は気づかなかった。] 僕が……僕が、あの子を川に誘いました。 ごめんなさい…… [事前に用意された台詞を言い終わる前に、顔に衝撃を受ける。大人から本気の力で殴られて、クロは床に転がった。子を失った親の悲しみを、暴力という形で受け止め続けるしかなかった。] (69) 2022/12/14(Wed) 2:38:09 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ(悲しいんだな、この人はとても悲しいんだ) (悲しいのは嫌だな。……すごく、痛いし) [あまりの勢いに従者が止めても、今度は従者が殴られる始末。普通の子供ならば死んでいたかもしれない。 けれど、証持ちは確かに丈夫だった。 ぼろぼろになって動けなくなったクロを、ようやく落ち着いたらしい父親は「捨てておけ」と従者に命じ。従者は「あの人の気が変わる前に行きなさい」とこっそりと囁いて、クロを宿の外まで支え、解放した。 手を貸してくれたのは、その人だけだった。] (70) 2022/12/14(Wed) 2:38:52 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ[よろよろと、足を引きずりながら村の中を歩いた。 家の戸はどこも閉まっていた。巻き込まれるのは御免だというように。 ふらつきながら、寝床の羊小屋までたどり着いて、扉を開けようとした。 ……開かない。 扉には鍵がかかっていた。 咎人とは無関係だと装いたかったのか。牧羊犬ですら今夜は家の中に閉じ込められているようだった。 友達に会う手段も封じられ、どこにも行き場はなく。 当てもなく歩いていたら、村の近くの森に入り込んでいた。 足元が覚束なくて、石に躓いて転んだ。] (71) 2022/12/14(Wed) 2:40:17 |
【人】 ]『運命の輪』 クロう……う、ぅ…… わああああああああ!!!! [それがきっかけとなり、クロは初めて大声をあげて泣いた。 いつかは村人たち皆とも分かり合えるのではないかと思っていた。大切に心の中に貯めていた小さな親切たちは、偽りだったのだろうか。 痛くて、寂しくて、悲しい。 「お前の不幸は我々の幸運だ」と言われたのが一番、悲しかったかもしれない。] (72) 2022/12/14(Wed) 2:42:46 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 回想:洋館/17歳の誕生日 ── [ 毎年誕生日の数日後に帰郷するのが習慣になっていた。 一目を避けて夜更けにそっと洋館を発つまでして帰るのは あまり気乗りのしないものだったけれど、家族らしい行事 は、まあ、不快なものではなかった。 洋館での暮らし、ナハトと過ごす時間に少しずつ満たされ 精神的にも安定してきたのか、疾うに諦めていた人たちが 歩み寄ろうとしてくれることを素直に受け入れられた。 17歳の誕生日を迎える一週間前。 いつものようにそれを知らせる手紙を待っていたけれど、 待てども知らせは届かない。 手紙を書いても宛先不明で戻ってくる有様に、なんとなく 指先が冷える感じがする。 洋館の職員に、父を──コールリッジ卿について調べて もらうように依頼した。 中央の邸宅の主に何かがあるなら、調べることも容易で あろうと、その報せを待つ。 ] (74) 2022/12/14(Wed) 2:46:16 |
【独】 ]X『悪魔』 ゼロ/* く、くろ!!!! すきだ めちゃめちゃ甘やかしたい 悪魔は甘やかさない(ほんとかな?) クロはさあ 助けたかった弱いこどもにもみえていて 絆される可能性おおきいのはあります (-14) 2022/12/14(Wed) 2:46:22 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 春、雨上がりの朝に生まれた。 宿命だったのか、 或いは二人とも死産の筈が、証持ちだけがその性質故に 生き残ってしまったのか。 一人きりで生まれた日。 喪失感に身も世もなく泣くしか出来なかった、 丁度こんな日だった。 握り潰した報告書。ただ窓の外を見ている。 約束の時間になっても現れないので迎えに来てくれた彼 を声だけで部屋に招く。 「卿は半年前に職を辞し、中央の邸宅を引き払い、 婦人の療養の為に南に小さな屋敷を買って暮らしている」 そうだ。 ──何かを、期待していたわけじゃない。 ただ、そこにあることだけは疑っていなかったものが なくなっただけだ。 たとえば、愛はなくとも、家族の繋がりだとか。 ] (75) 2022/12/14(Wed) 2:48:03 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ でも、────ああ、それでも。 それは長い夢を醒すノックの音だった。 「 ──ねえ、どうしていないの?」 いつかの少女の嘆きがリフレインする。 ] (76) 2022/12/14(Wed) 2:48:24 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 知りたくなかった。気付きたくなかった。 どうしたって 生きて いる ことを許してはくれなかった。 生きていたくて、でも許されない気がしていて、 それを誰かに本当はあなたたちに認めて貰いたかった。 でもその答えがこれなの。 ] (78) 2022/12/14(Wed) 2:49:00 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 駄目だってわかってた。 兄がいて、私がいて、家族四人が あなたたちの望む 完璧だった。でもどうしたって わたしたちはひとり で。 ──── ひとり、で。 ] (79) 2022/12/14(Wed) 2:49:18 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 彼は何か声をかけられただろうか、 それとも沈黙を守っただろうか。 窓を睨む自分には何も聞こえない。一瞥もしない。 考えるのは苦手だ。考えることに疲れてしまったから。 なのにずっと考えている。割れる様に頭が痛い。 アリアの薬なのに、おかしいや。 いくつ飲んでもちっとも効きやしない。 ] 17年前の今日も、こんな日だったそうだよ [ 来てくれてありがとう、 と言いたかったような気がする。 ] きみと出会ったあの家にはもう帰れないみたい [ ごめんね、少し体調が優れなくて。 と伝えたかったような気がする。 ] おんなじ日にまたなくしたんだって。笑っちゃう [ だから食事は一人でしてきてね? とお願いしたかったような気がする。] (81) 2022/12/14(Wed) 2:50:56 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 頭がぼうっとする。 ねえ、どうしていないの。 その答えは 「ここにいるからだよ」 と。根拠もない。確信もない。ただそう信じただけだ。 信じる心を支えたのは胸にある証で、 辻褄を合わせると成程しっくりときてしまったのだ。 しっくりときてしまったから狂うしかなかったのだ。 『恋人』が真に一人で生まれてきた例はないという。 二人で証を持って生まれてくるか、箱庭の『恋人』の ように二人でひとり生まれてくるかだそうだ。 なら私は何なんだろう。 手を取り合う片割れも、心で繋がる片割れも持たないの ならなんで生まれてきたの、なんでまだ生きているの。 神様はどうして完璧につくってはくれなかったの。 ] (82) 2022/12/14(Wed) 2:52:43 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ それから。 倒れてベッドに運ばれて、医者に診せられて、 薬の包み紙から過剰摂取をしこたま叱られて、 安静のために寝る様にと言い付けられ泥のように眠って。 また起きて考えて寝て。 そうして意味不明な言葉を投げられて戸惑っているだろう 彼に何も返せないまま、思い至ったことがある。 正気か狂気かの違いだけで、結局何も変わっていない。 墓の中の猫にいる猫の生死を問う思考実験と同じだ。 片割れが『恋人』だったのかどうかなんて、 『恋人』にわからなければ神にでも聞くしかないのだ。 だから真実なんてどうだっていい。構わない。 これまでどおり、それでいい。 ねえ、お願いだからここにいて。 * ]ここにいてよ、お兄様。 (84) 2022/12/14(Wed) 2:54:16 |
【人】 XIII『死神』 タナトス― 対峙 ― [ 洋館にはいろんな境遇の証持ちがいる。 いろんな思想の証持ちがいる。 シンのように友達と呼べるものもいれば 簡単には絆されてくれない悪魔のようなものいる。 吊るされた男を迎えにいく、前の話。 その時はやってきた。 ] (85) 2022/12/14(Wed) 2:55:14 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ 彼の名はカルクドラと言う。 『 教皇 』の証持ち。 過去の死神はそれはもう。 教皇に憎まれて憎まれて。 念入りに殺された。 なら。 多分俺と君は関わらないのが正解だ。 殺される痛みは 今も知ってる。 ……彼が俺を殺すわけじゃないのも、わかってる。 俺にだってこわいものはあるよ。 けれどそれは、 理不尽に向けられたいものじゃないはずだからね。 だから、 彼が来た事を知っても、 暫くは会わないように注意もした。 それでも同じ館にいる以上。 いつまでもそれが叶うわけじゃない。 ] (86) 2022/12/14(Wed) 2:58:37 |
【教】 XIII『死神』 タナトスなぜあなたがいて だれもすくえないのですか? すくうきもちは ほんとうにありましたか? [ 死神は叫びました。 穏やかで、平穏な箱庭。 教皇の存在は、死神にとって 意味のない、自分とは違って まるで箱庭そのもののようだと、感じていました。 慈愛の聖者。 死神は、信じていました。 あなたを ] (/0) 2022/12/14(Wed) 2:59:29 |
【人】 XIII『死神』 タナトス― ・・ あ [ 確かにここは 倉庫だった。 誰も使ってはいない筈の。 だからそれを君が祈祷室に変えてしまったところで 何一つ問題はない。 ……そうだね、 ここには傷ついた子もたくさんいて 誰かに話を聞いてもらう。 そんな機会は確かに必要だったろうね。 ] あなたが?それを? なんのつもりで? (87) 2022/12/14(Wed) 3:00:33 |
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。 (a9) 2022/12/14(Wed) 3:01:19 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ 君よりも先に屋敷に来たから 少しだけ、君より屋敷の思い出は多いんだ。 誰も使っていない倉庫。 ここはね、俺が時々忍び込んでた場所だった。 時折思い出す、死んだときのこと。 眠れなくて、苦しくて。 まだ克服しきっていない頃の話。 シンには心配をかけたくなかった。 一人、怯えている俺を 時折ヴェルトがここで、話を聞いてくれていた。 掴みどころも、 時折謎かけみたいな事も言うけれど ヴェルトが居てくれると心が休まって ちゃんと俺はもう一度朝を迎えられたんだ。 よりにもよって、君なんだね。 ] (88) 2022/12/14(Wed) 3:01:25 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ 祈祷室に見事変貌を遂げた、倉庫の扉。 誰も居ないと思ってあけたから。 カルクドラは居たかもしれないね。 いないかもしれない。 どちらにしたって多分声は漏れてしまった。 ] (89) 2022/12/14(Wed) 3:04:31 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a10) 2022/12/14(Wed) 3:15:56 |
XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。 (a11) 2022/12/14(Wed) 3:16:09 |
【独】 XIII『死神』 タナトス/*えーんねむい 一日中ろるかいてんのになにもおいつかない 書いてる割にインがおそいけど かいてるよ!(?) ユグをかまいにゆきたい気持ちもあります でもねむい とりあえずヴェルトにひっつきにいきました 始まりましたね!お願いします! ほんまに1dですかってなっている 情報量 あとほんまにみんなしってるひとですか?? みんなRPの幅化け物ですか??? あとは何人くらい 死神って文字面だけであさきやおもてる人が いるんでしょうね 一人くらいはいる気がします。 ねむいです。 永眠! (-15) 2022/12/14(Wed) 3:25:23 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a12) 2022/12/14(Wed) 3:25:23 |
【独】 Y『恋人』 クリスタベル/* 台本とちゃうやんけ!!!!!!! とベルちゃんの肩がっくんがっくん揺さぶってるなう わかるよ…ナハト凄いもんな…好きになるわあんなん… 恋距離遠愛がぐるぐるするんじゃ^〜 それはさておき軌道修正せんとまずいので、 明日もがんばろうね、ね、ナハ太郎。(ごめんなさい) フォルスと神様になんかしてから寝たい (-17) 2022/12/14(Wed) 3:42:37 |
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