![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ── … お、はよ、ございます ぇと もう起きます……。 [ お願いしてお泊りしたことは覚えている。 だから思わず声に滲んだ戸惑いは、この状況にではなく 誰かが一緒にいる朝の慣れなさへ。 顔を洗い、まだ眠りたいと訴える頭も起こし 朝食が並べられたテーブルを見ては、ぽかん、と。 ] …………作ってくれたんですか? 私のために、……一緒に食べるために……? [ 結んだ約束がまたひとつ、叶えられていく。 朝起きた時、ひとりじゃなくて。 昨日作ったままの状態で残されたご飯ではない、 特別な人が、自分の為に用意してくれた、温かいご飯。 ] (+184) 2023/03/10(Fri) 21:02:13 |