人狼物語 三日月国

87 【身内】時数えの田舎村【R18G】


【神】 巡査長 清和

>>G32 百千鳥【4日目 『不発弾』処理】

「簡単に見つからないよう、結構、深く埋めたような気がするな……
 まあ、たぶん、もう少しで頭を出し始めるんじゃないか?」

明確な根拠はない、希望的観測を述べる。場所間違ってたら大惨事だ。

運動神経は良いと得意げに語る姿に、油断するなよ。とだけ返して。
小柄な体格にも関わらず、若者らしい力強さに少し羨ましさを感じた。

口ごもり、困ったように返ってきた答えに、少しだけ腕を止める。

「よくわからない、か……まあ、中学生なんてそんなもんだよな。

 こっからいろいろやって、やりたいこととか見つかったりして。
 ……そうじゃなくても、やらなきゃいけないことができたりして。

 いずれにせよ、後悔しないよう頑張って生きるしかないんだな。
 宛がないなら、一緒に正義の味方でもやるか? 警察官って名前のな」

めちゃくちゃキツイけどな。と、付け加えて、冗談めかして笑う。
それからすぐ、手が止まっちまったな。と再び掘り返す作業に戻った。

頑張れよ、最年少。と、最後に激励の言葉を送りながら。
(G37) 7_hertz 2021/08/15(Sun) 23:09:20