人狼物語 三日月国

87 【身内】時数えの田舎村【R18G】


【神】 少年 編笠

>>G45 アカネ
「今更アカネとそうなったらアオに笑われちまうよ……」

いや、お人よしのあいつのことだから素直に祝福するだろうか。
どっちでも居心地が悪いのは確かだ。

先を歩きだすアカネに二歩だけ遅れて。
三歩分の距離が開いたまま、その背中を追いかけるように言う。

「俺は……でも"好き"だったぞ。
 アカネがいて。アオがいたあのときが。
 少なくともお前らが居なくなったあと、
 女々しく数年は引きずった。
 だから、今もちょっとはしゃいでる。
 ここにアオがいて、お前がいること。

 そんな恥ずかしい男の半生でいいなら、いくらでも聞かすぞ」

退屈で眠くなるだろうから、丁度いいだろうと思う。肩をすくめた。
(G49) 2021/08/13(Fri) 22:49:26