人狼物語 三日月国

87 【身内】時数えの田舎村【R18G】


【神】 警部補 添木

>>G53 >>G63 清和【2日目 警察組二次会時空】

「あれはー……ぁ、まあ、オレも、悪かったじゃん………。」

そもそも、あれは繁華街で女にからんでいた連中が、聞き分けねえからと蹴りを見舞ってやったのがよくない。一人で喧嘩するな、とあなたに口を酸っぱくして言われていたのに喧嘩したのも良くない。幾ら強くても、多人数相手では限度があるし。

散々、ボコった連中にもボコり返されるのは格好が悪くてしょうがなかった。
挙句、どうにもタチが悪い連中で。喧嘩が終わったというのにいつまでもそれが続くものだから、「ああ、こりゃダメかも」と思ったものだ。

でも、息を切らして、凄い形相でこのひとがきたのは分かった。
気分がよかった。この人、こんな顔するんだ、って。

俺のため?って、己惚れた。
たぶんアンタは他の誰かにも手を差し伸べてるだろうけど、あの時だけは。


勿論、滅茶苦茶その後怒られたけど……。

「おっかねえなあ。清和サンが、あん時ただの学生で良かったわー………。ほかならぬアンタに、そんなこと言われるとぉ………俺だって、どうしていいか、わからんくなる!」

なんでこの人が寂しがるのだろう。
この人に憧れて、同じ道を歩んだのに。
祝われるなら、道を間違えたわけじゃないと思うのに。

(G64) 2021/08/16(Mon) 13:12:33