人狼物語 三日月国

55 (R18)竜宮城


【人】 因幡 理恵

[りゅうぐうじょうはぐるりと水で囲まれてはいたが、すくなくともその池? には入らなくてよさそうだ。
「むしろ動かなすぎでつらいのじゃ」フウタの提案>>47にこくこくと頷いて、橋を渡る。ガチガチに緊張してフウタにしがみつきました。

 部屋に着くと、大きなベッドに歓声を上げて、腰かけたフウタの膝に勢いよく倒れ込んだ。
 激突したともいう。
 それから部屋中あちこち探索した。ベランダからは見事に雪化粧を施した山が見える。紅葉の時期もさぞや美しいことだろう。眼下にはもくもくと湯気のたつ川が流れている。温泉混じりだろう。
 御簾の中は畳が敷かれていて、くつろげるようになっていた。調べてみると、どの面も上下に動かせるようになっている。窓に面しているところを開ければ、ベランダからの景色が見える。ここに横たわって星空を眺めるのも楽しそうだ。御簾のちょうど向かい側には、化粧台が置かれていた。
 個室の風呂も立派だった。これなら二人でもなんとか入れそうだ。しかし露天ではないし、ただの水道のようだ。]
(7) 2020/12/28(Mon) 18:24:37