人狼物語 三日月国

108 灰色うさぎと紫うさぎの冬支度


【人】 イウダ

[着替え終えて戻ると、反応を見る限りあからさまにおかしな点はなさそうだ。
目聡い彼女はこれが新しく買ったものだと気づいたらしい。]


 変じゃないか?良かった。
 うん、髪はお任せしたい。一応服買った時にワックスは買ってはみたけど。
 普段は使わないから自分じゃやっぱり勝手がな〜。


[普段整髪料を使わないのは、料理人の鼻に影響があるのを恐れてのことだ。
今日はホットケーキを焼いてからは料理の予定はないので気にしない。

チェックが終わったらコートは一旦脱いで、パーカーの袖を捲る。
ミックス粉に少し紫芋パウダーを混ぜて焼くと、少しでも切り口は鮮やかな紫色になる。
そこに白いバターと黒蜜を。
彼女を好きになってから、紫とグレーをどう出会わせるかをずっと考えている。

いただきます、と手を合わせて、彼女の淹れてくれたコーヒーとホットケーキの朝食を楽しんだ。
さっと洗い物を済ませたら、髪を整えてもらう為に指示に従う。*]
(10) Ellie 2021/11/10(Wed) 22:14:45