人狼物語 三日月国

100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】


【人】 夜の一族 チャンドラ


わたしの声は、パーティ会場の喧騒に掻き消える。

常時なら頼ることも出来たお友達​──彼女が手配してくれた、携帯食料すら喉が通らない今は、その姿を探すのも気が引けた。

ふと、一際騒ぐ3人組に視線を向ける。
そうだ、彼にノートも返さないと。
もしかしたら彼なら、あたたかいものを作ってくれるかもしれないけど、団欒の邪魔はしたくない。

そうこうする間、寒さとともに目が回るような空腹が襲う。
わたしはクロノを探すのをやめて、近くの椅子に座り込んだ。

冷たい料理が目の前に並ぶ。
それでもやっぱり、食べる気が起きなかった。

(15) 2021/10/20(Wed) 2:09:48