人狼物語 三日月国

68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】


【人】 子供 カウス

【ソロール】

物心がついた時には、貧富の波に呑まれていた。
少年は、奪わなければ生きることも出来ず、
故に、死に物狂いで生きるために盗みを働いた。

少年は、諦めるのが得意だった。
そんな少年が初めて『救い』を見たのは5年前。
盗んだ荷物の中、
古びた本を眺めていた時のことだった。
少年は文字が読めない。
そんな少年に、声をかけた者がいた。

そいつは、自分のことを【兄さん】と呼べと
少年に言った。

(18) 2021/04/30(Fri) 0:21:46