人狼物語 三日月国

180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い


【人】 軽音部 千葉郁也

[背後から何者かの気配がする。

イヤホンから流れる音越しに微かに足音が聞こえた。
気のせいか?いや気のせいじゃない。

振り向くべきか否か振り返って誰もいなかったらどうするんだいやなんかいたらいたでその方がやべぇパターンかもしれないだろやべえパターンてなんだよ

等考えていたら、
聞き覚えのある声>>18がして内心で胸を撫で下ろした。]

 津崎か。
 言っとけよ、似合わねぇのはそっちもだろ?

[似合わないと笑う顔と声は日中見慣れたもののおかげか、
幾らか気分が落ち着いて口端から笑気を漏らす。

横に並んで歩く足に多少安心を覚えて、緩慢な足取りは津崎に合わせて少しは速度を増したか。]

 興味は別に。
 俺は頼まれたら断れないタイプだからよ。

[半笑いで言った口調から伝わるだろうが嘘である。
開口一番は断ったのに断れない空気に勝手になっただけで。

あの時の話を大抵の場合眠そうにしている津崎が詳しく聞いていたかは不明だが、聞いていたところで筋は通るはずだ。

誰かから「ビビってんの?」という趣旨の声がかかった
などという記憶は消したから俺にはない。]
(27) 2022/10/12(Wed) 6:57:25