>>+55 テンガン
「隙ねぇ……っと、」
呑気に作戦会議。してはいるが、油断はしていない。
ちゃんと壁の影で考えてはいる。
>>+56 スピカ
体勢を低くしたまま幻覚の影から出る。そしてすぐさまその壁を消した。それはテンガンが押しやられるころ。
貴方はもう体勢を立て直し始め、テンガンは既に離れているだろう。
それを確認してから。
「スピカ、上」
声をかける。
貴方が上を向くのであれば、道路という風景の中、貴方の頭上に
ひしゃげた看板が落ちてくるだろう。
これも、はっきり判断すればするほど本物と変わりないものになる。