人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 シャミ

─ その日は夜の頂点にまで@ ─

[3歳で武器を握る、それは過酷なことのように思えたけれど>>1:683
今となっては自分と同じくらいの上背の彼が、長物を引きずるほどおさなかった姿を連想するのはなかなかに難しく。どこか、愛らしい印象を想像してしまったもの。
その夜、幼児用の小さな竹刀がある、と、新しい知識を入手したろうか]



   ──乾杯、してくれます?


[周囲に食事をしている人が減り、お酒と心地よい会話が主体になった頃。
長尻してくれているお客様と、小さな杯を交わした。
固形物の容量制限にはチェックが厳格なのに、お酒なら許すのだから胃袋は難物。

キッチンの片隅でことことと煮込んでいた賄い、お客様からリクエストがあればもちろん小皿で提供しただろう。
鍋底に敷き詰めたセロリ、長ネギと、紹興酒がキモのイベリコの角煮。
日本酒か、それこそぬる燗の紹興酒がおすすめ]


   愛おしい 私たちの夜に
(33) 2023/03/05(Sun) 10:12:06