人狼物語 三日月国

208 【R18】たこ焼き焼けたよ


【人】 北神 翡翠

 
 ちょっと、待って

[君をその場に待たせて、紙袋を手に部屋に戻る。
自分のデスクの前の椅子に置いて、今度は友人に声をかける]

 彼女、送ってくる
 いや、ごゆっくりじゃねーよ、…たぶん、すぐ戻ってくるから

[本当はごゆっくりしたいけど、彼女も俺も今日は
終日外出で疲れているし、明日から学校なので短めに
切り上げざるを得ないだろう。
上着を取って羽織りつつ、スマホを充電器から外して
ポケットにしまうと、すぐに君の元へ戻る]

 お待たせ、…行こっか

[扉を先に開け、付近に誰もいない事を確認してから廊下に出る。
君と一緒に足音を立てないように素早く廊下を進み、階段を急いで下りて行った。
冬休み最終日で、寮には学生が戻ってきている。
ただし、夜だからか。あるいは素早く移動したおかげか、誰とも遭遇することはなく、無事に寮の入口まで辿り着く事ができた。
ここから女子寮へ向かう事はできるが、学園の中庭にも続く道が伸びており]

 寒い?
 大丈夫だったら、…少しだけ散歩しない?
 今日の事、聞きたくて

[談話室は誰かいるかもしれない。
二人きりになるチャンスは、こちらしかないだろうと思って。
君はきっと、誘いに応じてくれたと思う]
(34) 2023/04/22(Sat) 14:30:04