人狼物語 三日月国

55 (R18)竜宮城


【人】 因幡 フウタ

[理恵に頼まれていた亀齢とやら。
ふがふがと入れ歯を外したりしながら喋る酒屋の店主に教えられて買って来た。
俺にはよくわからないので「合ってるか?」と理恵に手渡して確認してもらった。
合ってるか?と聞いておきながら、
まぁ合ってなくても呑むだろうともう興味が逸れて、
理恵がぴかぴかにした床の方を褒めた。

それからばあちゃんに電話のかけ方を教わりながら、
竜宮城へ予約の連絡を入れた。
出してもらう料理の肉とか魚は一人分で良い、そのかわりもう一人の分は美味い野菜を増やしてほしいと希望を伝えた。
快諾してくれた宿の人に頭を下げる。
「電話でもお辞儀とかしちゃうわよね」とばあちゃんが笑って、ちょっと照れくさかった。


その日の夜、
布団敷き係を辞任した理恵を見て、
ようやく守られていた押し入れの秘密に気付いたりしたのだった]
(43) nikibi 2020/12/28(Mon) 3:43:08