人狼物語 三日月国

112 【R18】アルステラのもとに婚姻を


【人】 狐娘 レイ

―― 婚儀の儀 ――


 うん、わたしも一緒に探すね。
 今度は泉に入っても大丈夫なような服にしなくちゃ。


[ぎゅっと拳を作って、笑う。
吐き出した息は今し方飲んだばかりのお酒で熱を持っていた。
儀式用のお酒を少し舐めただけなのに、どこかぽうっとしてしまう。
あまりお酒は強い方ではないのかもしれない。

シャオロンは「つなぎ」の旦那様だと言ったが、
婚儀の儀の中であることと、
レイ自身がシャオロンに心を砕いたこともあって、態度は柔らかなものになる。
「ロン」が見つかるまでは、シャオロンの「妻」として振舞うつもりだった。
レイを気遣って、共にロンを探してくれるとまで言ってくれた彼のことを、どうしても嫌いにはなれなかった。]


 肉団子と、野菜のあんかけね。
 男の人は肉団子好きよね。


[ふふ、と笑って菜箸で小皿に取り繕う。]
(52) 2021/12/05(Sun) 17:52:19