人狼物語 三日月国

164 夏の想いのひとかけら【R18】


【人】 専門学生 結城 しろは

ー 回想:働き始めたばかりの頃のこと ―

[今でこそ割とこの職場に馴染んでいるしろはだが、
来たばかりの頃はやっぱり戸惑いも大きかった。

別に友達がいないわけではないけれど、
あまり社交的なタイプじゃない。
こんなところで、住み込みで働いた経験なんてないし
誰と何を話せばいいのかもよくわからなくて。

最初の何日かはせっかく
暇な時間が出来ても外に遊びにも出ず、
だらだらと海の家の軒先でスケッチブックに
色鉛筆で絵をかいて過ごしていた。

青空と海の風景。行きかう人。
決して下手ではないが、
特筆すべきところもない、そんな絵。]
(60) 2022/07/27(Wed) 19:34:35