人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 水墨画(もどき)について ―

[落川先生が、墨のにおいを
記憶に留めていてくれたとしたら>>114
それは、こんな事があったからかも。
去年の夏頃の話。

基本的に書道部は、特別なイベントがない限り
週に一回、金曜の活動日以外は顔出し自由なゆるい部活。
暇な部員が集まって、雑談しながら
お菓子を食べていても許されるような。
墨を磨って準備をして、さあ書くぞと思ったら
「水墨画〜」などと言って、落書きを始めたりする事も。

私はあまり、絵が得意ではないのだけれど。
その場にいれば、流れで一枚描いてみたりして。
自分の名前にちなんで、鶴の絵を。

鶴を、描いてみようとしたのだけれど。

出来上がったのは、
異様に足の長いハトのような、謎の生物。
鶴って何だっけ。

絵の上手い部員に笑われて、こそこそとその絵を隠した。]
 
(119) 2021/07/21(Wed) 22:15:12