人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 神崎 紅葉

「お祭り、楽しいものになるといーね」

[その言葉に、神崎紅葉は楽しげに笑って答えた]

うん!いっぱい楽しもうね!

[それは”あのとき“と同じ答え。
今よりもほんの少しだけ幼い相手に話した言葉。
一年経って、同じ学年になって。
きっと来年は”先輩”になる。
成長していく相手と、ずっと同じことを繰り返す自分ーーその矛盾を、矛盾と気付かないまま。

呼ばれた相手に、ひらひらと手を振って。
少女は踵を返したのだった]**
(168) 2021/07/22(Thu) 0:55:44