人狼物語 三日月国

77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】


【人】 書生 茅

[無謀の一言で片付けられるものなのか、この暴挙。>>206
青年はといえば、片手で捻って済むほどに力無き者であったことが却って(ひとまずは)青年の命を長らえせさせていることに気付かぬまま、うぅ、と唸ってみせる…本人は威嚇のつもりだ。
なお、後をつけるなんて考えもつかぬ青年が何故洞穴の場所を知っていたか。
そんなものは、花嫁行列とは名ばかりの付き添いに、大してありもしない荷物持ちに『志願』すればお嬢さんが喜ぶと、村長の妻である人に教えてもらったからに他ならない。
それが、こんなところで役に立つなんて!
]

 で……きる!

[
とうに殺している。

山神さまの言葉に、きっと嘘はない。
事実、山神さまに嫁いで行ったお嫁様は幾人か知れないのに、たった一人も帰っていないのだから。
山神さまが、
してしまったに違いないのだから。


本能が青年の胎の底を震わせるが、それを飲み込んで、それでも青年は吠えた。]
(250) 2021/06/17(Thu) 19:23:56