人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[でも、さすがに薄情だったなと後日後悔したのは、
出会った年の夏休みの終わり、私が家に帰る時。
トキヤくんに伝えるのを、すっかり忘れていた事。

毎日のように遊んでいた相手が突然姿を消したら、
さすがのトキヤくんも、うちの祖父母に確認に来ただろうか。

言い訳をすると。
私にとってはもう、恒例行事のようなものだったから、
毎年、来るのも帰るのも当たり前になっていて。
誰かに連絡するという発想自体が抜け落ちていたのだ。

次の年、ごめんなさいを言おうと、
私から会いに行ったのだけれど。
久し振りって声を掛けた時、
トキヤくん、どんな顔していたっけ。]**
 
(253) 2021/07/22(Thu) 15:30:20