人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 那岐

[好評なのか、物珍しいからか。
 知恵も挨拶を交わしながら触れたのは眼鏡のことで。>>166


  度入り。
  目が朝から少し痛いだけ。

  ……って、こら。
  外したら見えなくなる。


[伸ばされる手に身を引いていたけれど、何度か繰り返されれば、諦めて眼鏡を献上した。
 ぼやけた視界の中で、眼鏡を手に取った知恵が何をするのか、多少気がかりではあるけれど。
 表情が読み取れないので、少し眉間に力を入れる。

 ……まあ、見えやしないが。

 知恵が満足の行くまでと、身動いだら。
 コツッ、と早速厨房台に膝が当たって多少痺れが走った。

 これは、大人しくしておくに限る。] 
(259) 2023/03/03(Fri) 21:39:44