[ほとんど慟哭に近い怒鳴り声が響いて、
わかりやすく地雷踏んだことを改めて自覚する。
>>301不思議なことに、この時ばかりは
驚いて肩を揺らしもしなかった。
どっかでこうなるだろうってわかってたのかもしれない。
口を挟むことはできないまま、
顰めたままの顔で津崎を見ているしかできなかった。
何も知らない俺が考えつくような願い、
とっくに本人は考えていて当たり前だ。
それを却下して選んだのが
この世から消えることなんだから、
消えることより苦しい選択なんだろうって。
ちょっと想像すりゃわかる話だったのに。]