人狼物語 三日月国

164 夏の想いのひとかけら【R18】


【人】 綴 千翠

[チリリィィンと鳴るいくつも風鈴達。
それを見上げる私の姿は、君には
会話しているように見えているのかな。
実際に話しかけたりしてるしね。

私と風鈴達との時間に、君はかき氷を作り持ってくる。]

 
  …美味しいね

 
[外にある長椅子に腰掛けて、海を見ながら
薄く削られた氷をスプーンで救う。

かき氷のシロップは、本当はどれも同じ味で、
違うと感じるのは錯覚だって言われているけれど
君と食べるかき氷はいつも美味しくて
自然と顔が綻んだ。

そうやって語り合い、過ごしてきた時間に
君からはどんな話が聞けたのかな。

楽しいですね、と君が言う。>>330
私はその言葉にそっと微笑み、頷いた。]**
(404) 2022/07/30(Sat) 3:14:02