人狼物語 三日月国

37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】


【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[煙で輪を作る遊びも、水蒸気をハートマークに変える悪戯も見せる人がいなければ虚しいものだ。

そうして虚しくなってしまえば喫煙所を離れた。


グレープフルーツのフレーバーがまだ口の中に残る夜。
せっかくだから蛍が放たれて美しいと言われている沢にでも行こうと思うのだが、果たして道がここで合っているのか、全くと言っていいほど自信が無い。

文字通り手探りのまま、パンフレットを時計回りにぐるぐると回しながら目的地を目指す。

道行く先からは、俺が子供の頃から好きな水のせせらぎの音が喧騒に薄汚れた耳を洗い流していく。今はその音だけが頼りだ。]
(526) 2020/07/25(Sat) 16:23:01