人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

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【赤】 美術 エノ

ユス! 今日がお前の命日だ!
arenda 2022/03/01(Tue) 21:00:00

【神】 美術 エノ

───今日の合議は。

裁判場に運び込まれていたとしても。
どこかで安置されたとしても。
どのみち、話し合いに参加は出来ないだろう。
(G0) arenda 2022/03/01(Tue) 21:05:42

【秘】 規律 ユス → 美術 エノ

/*
お疲れ様です。助けた相手が狼だと思わなくて驚きました。失血死です。
襲撃による印、どこに付けたとかエノさん側で決まっていますか?
(-4) もちぱい 2022/03/01(Tue) 21:40:19

【人】 美術 エノ

>>薬局・医務室

医務室まで運ばれ、介抱をされる。
されるがままだ、たとえ今ここで再度ナイフを刺されたって、
もう何の抵抗も出来ないくらい。

「……死にたいわけじゃないからね………」
「………休んでるよ……ありがとう………」
「…君達は、好きに過ごしたらいい………」


ぐったり、まだ浅い呼吸を繰り返しながら。
しかしもうあとは、どうしようもない。
か細い命をつなぎ留めながら、少しずつ回復するしかないだろう。
………最も、VRの世界であるからして。
自分は大丈夫である、と暗示をかけるレベルで思い込めば、何とかなるのかもしれないが……
今はそんなことできそうもない。

この日は、医務室で休むことになるだろう。
(1) arenda 2022/03/01(Tue) 21:42:34

【秘】 美術 エノ → 規律 ユス

/*
あ、襲われた側ってわかるんですね!(初心者)
これと言って決めてはないです!ご自由にで!
(-7) arenda 2022/03/01(Tue) 21:57:21

【秘】 規律 ユス → 美術 エノ

/*
実は分かります。
狼窓の詳細が分かるのは同じ狼のカミクズさん(墓下行っても読める)、見学の二人、墓下落ちした人たちです。結構見える人が多いです。その為見える人達だけにあてたソロールを赤窓でやる、なんて悪事もやろうと思えば出来ますね。

ありがとうございます、では印ランダムで決めておこうと思います。助かりました。
(-11) もちぱい 2022/03/01(Tue) 22:05:46
エノは、今しばらくは、ベッドで呼吸をするだけで過ごすことになる
(a5) arenda 2022/03/02(Wed) 0:34:04

【秘】 不運 フカワ → 美術 エノ




何処にいるのか、わかっていなかった。
何があったのか、わかっていなかった。

ただあなたがいないとわかっているエノの部屋へと向かえば、無断で入り込み、散らかり方や絵に目もくれずベッドへと飛び込んだ。




「……   」



しばらくしてからベッドから降り、立ち上がる。
何事もなければ、一輪の花を置いてそのまま部屋をあとにするだろう。
(-53) toumi_ 2022/03/02(Wed) 4:23:27

【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ

 
その日は一日、できるだけあなたの側にいるつもり。
たぶんときどきは、どこかへ行くし
>>14みたいに)

ずっとそこに居るとは言い切れないと思うけど。

時おり手帳を捲って、誰かと連絡を取り合っていたり。
横たわるあなたを覗き込んで額の汗をそっとぬぐったり、
大丈夫ですよ、とぎこちなく笑いかけたり。
見舞いが途切れた時間、ふと。歌を口ずさんでいたり。

そんな様子で、あなたの側に付き添っていられたら。と、思う。


/*
昨晩は、どたばたしちゃってすみませんでした…!
何か(代わりに動いてほしいこととか、話し相手とか)あったら対応しますので、言ってね…!
というあれを…置いておきます
(-118) 榛 2022/03/02(Wed) 17:03:25
エノは、医務室が少し静かになる頃に目を覚ます。きっと、もう少し後。
(a14) arenda 2022/03/02(Wed) 18:02:36

【秘】 美術 エノ → 普通 ナツメ

きっと最初に目を覚ましたのは、医務室に君しかいない頃。
いつの間にか失っていた意識を取り戻すかのように、瞼が僅かに震えて。
そうして、薄く開かれる。

「………っ。」

眉を顰めたのは、少し灯りが眩しかったから。
ここはどこだと、緩く首を回して………

「………あぁ………。」

目に入ったのは、ちょうど傍にいた君の姿。
まだ視界がぼやけるけど、多分、君だろうなと思った。

「……なんか………歌ってた………?」

だって、声がそうだったから。
体を起こそうとして、そうしたらまだ痛くて。
がくり、とついた手を折って、またベッドに沈んだ。


/*わ〜!お話ししたいけどお出かけしちゃったかな?と思ってたので、嬉しいです!
(-122) arenda 2022/03/02(Wed) 18:19:14

【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ

起きて、状態を少し確認したら。
端末をゆったり、痛まぬよう操作して。

『フカワくん、怪我しちゃった。』

『君の事、言えないね。』

『寄りかかれなさそう。ちょっと残念。』


そんな、日常の延長のようなメッセージを送る。
(-123) arenda 2022/03/02(Wed) 18:31:06

【秘】 不運 フカワ → 美術 エノ

「起き、れたんだ。よかった。
 ……話したいことがたくさんあるな」

何処か他人事のようにまたつぶやした。

『おはようございます。
 あの、殺し合いをしていたって聞きました。
 なんでそんなことになったんですか』

『寄り掛かるのは
 柔らかいクッションでも挟めば出来ますよ。

 でも、いや、俺の話はあとにします』
(-127) toumi_ 2022/03/02(Wed) 19:16:44

【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ

ベッドに転がって端末を弄る。
上手く打てない、腕は怪我してないはずなんだけど。
やはり、抜けた血と言うのはなかなか戻らないのか。

『急に後ろから刺されて。』
『あぁ、この人は殺したいのか、と思って』
『同じようにしたら、理解できるかと思って。』

ただ、銃を咄嗟に作ったのは失敗だったな、と思う。
ちゃんと同じ様に背中をナイフで刺してあげるべきだった。
あんまり、理解が出来なかった。

『寄りかかりたいね。』

君の温もりが好きだよ。
(-131) arenda 2022/03/02(Wed) 19:43:30

【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ

 
古めかしい――音楽の授業で扱うような――唱歌のアルト。
ふつ、と途切れて、


「……あ、」

 がた、ベッド脇の椅子を鳴らして立ち上がる。
 どこにやるでもない両手を胸の前で持て余す時間がわずかに。

「ね、寝てて……!」

 それからあわあわと、焦った声。
 ベッド脇にしゃがんで、あなたの顔を覗き込む。

「……あの、ナツメです。
 寮の、医務室に運びました。……分かりますか?」

/*
わ〜〜!送ってよかった…!よろしくおねがいします!
(-138) 榛 2022/03/02(Wed) 20:31:24

【秘】 美術 エノ → 普通 ナツメ

「っつつ…………。」

痛みに顔を顰めて、ベッドに沈む。
そういえば、あの子と殺し合ったんだったっけ。
随分と記憶が曖昧だ。
君の声を聴く。

「……医務室………そう………」
「……ありがとう…他の人にも、伝えておいて……」

多分、君だけで運んだわけではないだろうから。
ぐったり、仰向けになりながらそう告げて。
まだ汗が出る。多分寝てる間もかいてたんだろうな。
背中が気持ち悪い。シャワーを浴びたかった。

「………ずっとここで診てたの………?」
「いくらなんでも、お人好しすぎると思う………」

気だるげな瞳で、君の顔をぼんやり見た。
君の顔を見ると、オレンジジュースが飲みたくなるよ。
(-158) arenda 2022/03/02(Wed) 21:57:20
エノは、まだ体は痛む。本当の体は、どこも怪我なんてしてないはずなのに。
(a20) arenda 2022/03/02(Wed) 21:58:47

【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ

「はい。伝えておきます」

 アクタくん、コタくん、メイサイくん、ユスくん。
 関わった4人の名前をあなたに知らせておく。
 それから、ぼんやりとした眼差しを見つめて。

「ん……居ただけです。
 あ、汗、気持ち悪いですよね」

 あなたの額に張りつく前髪に目を止めて立ちあがる。
 ちょっと待ってくださいね。
 小さな流しや電子レンジをぱたぱた行き来して、

「はい。とりあえず、顔だけでも。
 ……拭けそうですか?」

 ほどよく蒸したタオルを差し出した。
 つらそうな様子であれば、少女が代わりに拭います。
(-162) 榛 2022/03/02(Wed) 22:34:09

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


多分、あなたがまだベッドの上で目蓋を閉じている頃に。
端末にはいくつかのメッセージが届いていて。

『エノさん』

『大丈夫、じゃないとは 思うんですけど』

メッセージとメッセージのタイムスタンプに、少しの間。
気の利いた言葉を探して、見付からなくて、結局そのまま。

『大丈夫ですか』

『自分にできる事、なにかありますか』

『返事、なくても大丈夫です』

ここで一度、メッセージは区切られている。
届いた時間は、話し合いが終わった少し後の事だった。
(-170) unforg00 2022/03/02(Wed) 23:16:56

【秘】 美術 エノ → 普通 ナツメ

ぼんやりとした意識で、名前を聞いた。
お礼は言わないとな、と思いつつ。
何故助けたのだろう、とも思う。
自分が死ねば、その分誰かが助かるし、それに。
───自分は人を殺しているのに。

「より一層意味が分からないね………」
「放っておいて、良かったのに。」

寝てる横に居るだけって暇そうだな、と思いながら。
タオルを受け取ろうとした手が上手くあがらなくて。

「……拭いてほしい………。」

素直に甘えることとする。
目元を拭かれれば目を細めて、それ以外の時は君を眺めて。

「……君ってさ。」
「…なんでいつも、飲み物を用意するの?」

そんな、何とも突拍子もない質問を投げかけた。
(-174) arenda 2022/03/02(Wed) 23:58:37

【秘】 不運 フカワ → 美術 エノ

『なんだか誰かと似たようなことしてますね。
 影響されたのも同じところです。

 あの』

『寄りかかっても、俺は』

『行きましょうか? 実は。ナツメさんに差し入れを考えていたりして。
 ああそれでも個人的に会いたいですね。
 行っても良いですか』
(-175) toumi_ 2022/03/03(Thu) 0:18:30

【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ

 はい。頷いて引き受け、汗ばんだ顔を拭う。
 あなたの発言の一部を黙殺しつつ、手を動かして。

「うーん……飲み物。いいなと思って」

 目元からタオルを離しながら、質問には答える。
 表裏を逆に畳み直して、首の辺りも、と、そっとタオルを当てながら続きを話した。

「フカワくんかな? 誰かが言ったの、聞いて……
 みんなが真剣なときに、そのこと考えてただけです」

 怖くて、嫌で嫌で仕方がなかった初めの日。
 少女に向き合える“明日”がそれだった、というだけ。
 現実逃避です、と自嘲の笑みを浮かべた。

「みんなみたいに話せる気がしなくて、暇だったから」

 手持ち無沙汰、所在がなかった、ともいう。

「べつに、私。お人好しとか、いい人とかじゃないですよ。
 ……あ、どうですか? だいたい拭けたかな……」
(-178) 榛 2022/03/03(Thu) 1:00:54

【秘】 美術 エノ → 清掃員 カミクズ

目を覚ますのは、きっと日が暮れ始めるくらいの頃で。
すこし、状況確認などした後に、端末を見る。
入っていたメッセージに、自分に連絡を取る人がいるんだ、なんて驚いて。
中を、見て。

『薬局、だいぶ汚しちゃった。』
『お掃除してくれるとうれしいかも。』
『あと』
『会いに来てくれたら、嬉しいな。』

まだ痛む体で、そうメッセージを送った。
(-198) arenda 2022/03/03(Thu) 11:44:48

【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ

『へぇ、同じことした人がいるんだ。』
『誰だろう、ちょっと興味あるな』
『理解できそう。』

その後の文字に、少し、目を細めて。

『うん、来て。』
『会いたいよ。』
(-199) arenda 2022/03/03(Thu) 11:46:42

【秘】 美術 エノ → 普通 ナツメ

「うん、ありがとう。」
「結構さっぱりしたかも。」

蒸しタオルで少し拭かれた箇所に温もりが残り、
その温もりで顔が上気する。
タオルが離れた後は外気の冷たさを感じて、
すぐに、少し白いくらいの肌に戻るだろう。

「なるほど、自分の為なんだ。」
「まぁ、仕方ないよね。普通、そうなんだと思う。」

死を受け入れ建設的に話し合う事が普通、だとは思わない。
現にそうだった。
見てきた中
で、ちゃんと話し合いが出来そうな人など指折り数えるほどだった。

「今はどう。」
「昨日、名前を書かれてたよね。」
「やっぱり怖かった?逃げていた現実が付きつけられると。」
「生きたいって、思った?」

それはさながら問診のように。
君の一つ一つを理解せんと、刃を振るうように。
君をじっと見つめて、問いかけた。
(-200) arenda 2022/03/03(Thu) 11:55:23

【秘】 不運 フカワ → 美術 エノ

『え、誰かから聞いたんじゃないんですか。
 ああ、そうか、少しちがうんですよ。
 君は感情論で、その人は経験論でした』

『ツルギさんです。
 ちょっと理解の種類がちがうって話をしました』


『それじゃあ、少し用意するものがあるので』
『ちょっと人がいないときを見計らって行きますね』

一度チャットは閉じられ、男はひとつ息を吐いた。

「……誰、か、寝るよな。
 付きっきりということもないと思う、うん」
(-202) toumi_ 2022/03/03(Thu) 12:03:03

【秘】 不運 フカワ → 美術 エノ

「絵乃くん」

医務室がノックされた。

彼はその前にも一度顔を出したかもしれない。
そのときは一人ではなく、ナツメと言葉を交わしたりハナサキの姿があったり。

そのあと改めてと時間をとれば心配そうにあなたのもとへ近付くだろう。

「危ないことしましたね、……立てないぐらいなんて。
 その場にいられなかったので状況は知れなかったのですが、アクタさんからいくつか聞きました
 事故よりよっぽど悪いですよ。

 お見舞いの人は多かったと思いますが、気分はどうですか? あー……」

「なにか、理解できましたか」
(-208) toumi_ 2022/03/03(Thu) 12:31:10

【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ

「やぁ、フカワくん。さっきぶり。」

これが何度目かの来訪。
と言っても君が人と話してる間は、青年はぐったり、ベッドに寝ていることが多かったから。
しっかり言葉を交わすのはこれが初めてかもしれない。
寝転がりながら、君を見上げる。

「足を斬られてしまってね。」
「人の思い込みは凄いね、現実で怪我なんてしてないし、斬られたことだってないのに、ちゃんと痛みがある。」
「想像が人を滅ぼすというのは本当だね。」

本当に、死ぬところだった。
青年が現世に意識をとどめた理由はただ一つ。
『まだ理解されていないから』ただそれだけ。

「まぁ、最悪ではないくらい。次の合議には出られるといいけれど。」
「………うーん。」
「あの子と同じことをしてあげられなかったんだ。背中を刺してあげたかったんだけど、できなかった。」
「から、あの子がどんな気分だったのか、理解できなかったよ、残念。」

「あぁ、でも。」

「…死にたくない人って、死を間際にするとき、心を剥き出しにしてくれるんだなって、思ったな。」

その命の最後の時の彼女の様子を思いだしながら、呟いた。
(-218) arenda 2022/03/03(Thu) 13:43:04

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


清掃員はその日、一人自室で過ごしていたから。
送られてきたメッセージに気付くのにそう時間は掛からなかった。
返事が返ってきた事に、まず安心して。

その前の日も、半日ほどは
寮に居たから薬局ができていた事は知らなかったけど。
マップを見れば場所はすぐにわかるだろう、と思って。

『わかりました』

『掃除をしたら、会いにいきますね』

『それまで、もう少しだけ おやすみなさい』

そう返信をして、すぐに身支度を始めた。
(-226) unforg00 2022/03/03(Thu) 15:18:22

【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ

「体のほうは誰か、男の子に頼んでください。
 ゆるく絞ってレンジで40秒です」

 そう言って、ベッド脇に置かれた椅子に腰掛ける。
 最後のは蒸しタオルの作り方。
 冷えていくそれを握りしめて、少女はそろりと目を逸らしながら答える。

「うーん……名前書かれたのは、こわかったです」
「他の人にかばってもらえみたいなこと、言うし。むりだし。こわいし。
 あれがわざとじゃないなら、フカワくんもずれてる……」愚痴。


 ふう、と一息ついて。
 ほとんど閉じたように瞼を伏せる少女の背後、薄く開いた窓から風が吹き込んで、肩で揃う髪を揺らした。

「今も……難しいです。ぜんぶ。
 私、まだ。たぶん、逃げてることばかりで」
「でも、なんか……」
(-236) 榛 2022/03/03(Thu) 16:39:23

【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ

 俯きがちに言葉を切って、少しの間。
 瞬きいくつ分かの余白を残して、声を上げる。

「―――よかったら、今日の分。見ましょうか」
 

ログの見方はあなたが眠っている間にもう、一度は試した。
だから、これから確認しましょうと告げる。
あなたと少女はまだ選ばれていなくて、まだ、参加する義務があった。
 

 そうして、ひとつ。あなたに。

「……見たら。お願いがあるんです。
 理由が必要なら言うし、べつに断ってもいいんですけど、」

 ぎし、座りなおした椅子が軋む効果音。
 カーテンの向こうには、プログラムされた空模様。
 握るタオルが、スカートの膝をじとりと濡らしている。

 少女の深青が、あなたの目を見つめ返す。
 硬くなった声はきっと、緊張のあらわれだった。

「そのときは。
 『命の恩人のお願いですよ』って、言います」
(-237) 榛 2022/03/03(Thu) 16:40:02
エノは、起きて目に入った人と話したり、その後お見舞いに来てくれた人と話したり。一人は掃除後に来てくれるらしい
(a27) arenda 2022/03/03(Thu) 16:52:46

【秘】 美術 エノ → 普通 ナツメ

「ついでに拭いてくれればいいのに。」

なんて、デリカシーもないようなことを言って。
レンジで40秒……と何度か呟く。
未だ血の回らない頭でも、それくらいは覚えられそうだ。

「まぁ、フカワ君は普通、ではないよね。」
「でも、素直だよ。凄い素直。」
「可愛いところもある。」

だからまぁ、わざとではないんだろうな、と思う。
自分とて、決して普通に沿ったような思考をしてるとは思わないし、
きっと、同族のように思っているのだ、彼の事を。

「………?」

君の淀む言葉に一度、首を傾げて
(-241) arenda 2022/03/03(Thu) 17:01:43

【秘】 美術 エノ → 普通 ナツメ

風がぴゅぅ、と窓から流れる音が聞こえる。
沈黙の間、揺れ動く髪を眺めていた。そして。

「…あぁ、そうだね、お願いしよう。」
「合議、好きなんだよ。話し合いの場が好きなのかな。」
「人の事を知れるから。」

とはいえ今回は、さほど話し合いもされてないらしく。
ちょっぴり残念だ、この場に居ればもっと話し合えたのかな、なんて。
きっとログを見せてもらったときに思うはずで。

本人とは裏腹に、熱さを感じる茜色の眼が君を見る。
ベッドは窓際から少しばかり離れていて、
外から差し込む日は顔に当たらず、だから眩しさに目を細めることもなく。

「………はっ」

君の言葉を聞いて、笑った。
面白いな。
理解したいな。


「それは脅し文句だね。俺が恩を踏み倒す人間だと何の意味もないけれど。」
「…いいよ、でも理由は教えてほしい。」
「君の事、何でも知りたいんだ。」

君の心はどんな形なんだろう。
(-243) arenda 2022/03/03(Thu) 17:08:24