人狼物語 三日月国


87 【身内】時数えの田舎村【R18G】

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視点:


陽動:竹村茜

【墓】 迷子の少女 竹村茜

少女は、望む者の意志を覆して。

現実を放り出して、夢に浸る。


ここには、皆がいるんでしょ?
皆も、婆ちゃんもいてくれるんだ。

一緒にいよう。ずっと、ずっと―――
(+1) otomizu 2021/08/14(Sat) 21:11:34
竹村茜は、神社にいる事を疑問にも思わなかった。会いたい人達がいるのを知っていたから。
(c3) otomizu 2021/08/14(Sat) 21:14:11

【秘】 現実に背を向けて 竹村茜 → 君ぞ来まさぬ 百千鳥

「……あはは!モモ、最高だ。
 あたし、それなら薫が欲しいな。

 ね、そしたらきっと楽しいよ。薫も、遊びたがってたもん」
(-17) otomizu 2021/08/14(Sat) 21:32:47

【秘】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 → 現実に背を向けて 竹村茜

 
「みんなでこうして秘密基地で遊んでるのに」

「仲間はずれにするなんて、かわいそうだもんね?」

「わかったよ、あかねちゃん。」

「待っててね。
 薫兄のこともきっと連れて来るって、約束するよ」
 
(-19) unforg00 2021/08/14(Sat) 21:44:58

【墓】 現実に背を向けて 竹村茜

「夏祭りか…皆と行きたいな。
 かき氷食べて金魚掬って…ふふ、楽しみ〜♪」

にこにこ、これから待っている楽しみに思いを馳せて家に戻っていく。
女の子には、用意したいものが沢山あるのだ。
(+5) otomizu 2021/08/15(Sun) 2:26:58

【墓】 現実に背を向けて 竹村茜

夕凪姉に着付けを手伝ってもらって。
薄い水の色に白の葉が踊る浴衣を身に纏った少女は祭りに繰り出した。

少女に合うサイズの浴衣が用意されているなんて有り得ないのに。


ちょこんと頭の後ろに括られた髪が、走るたびに揺れる。

「シュンー!アキラー!うーなーみー!遊ぼーっ!」

そして、一目散に幼馴染の元へ駆けて行くのだ。
(+13) otomizu 2021/08/15(Sun) 18:15:24
竹村茜は、屋台をみんなと回っている。金魚掬いはあまり上手にできなかった。
(c11) otomizu 2021/08/15(Sun) 18:54:43

竹村茜は、祭りを回りながら、編笠のズボンのポケットにメモを突っ込んだ。
(c14) otomizu 2021/08/15(Sun) 19:05:24

【秘】 現実に背を向けて 竹村茜 → 少年 編笠

『花火の後ちょっとだけ時間ちょーだい』

とだけ、書かれている。
(-69) otomizu 2021/08/15(Sun) 19:26:13

【墓】 現実に背を向けて 竹村茜

「馬子にも衣裳って言った!?
 素直に褒められないわけ〜!?」

心外!とぷりぷり怒っている。
本気ではなく、その後すぐに笑い始めてしまうのだが。

「あーあ、皆とたこ焼き分けっこしようと思ってたのに。
 卯波とだけにしよっかな〜〜」
(+22) otomizu 2021/08/15(Sun) 20:28:18

【墓】 現実に背を向けて 竹村茜

「うなみ〜〜〜〜」

えーん。泣きついている。
それはそれとして、たこ焼きを全部食べるにはちょっと多いので4人で分けた。慈悲の心がある。

「花火技師の人がいるって聞いた気がする。
 地元の為に毎年手作業で頑張ってるんだってさ。

 だから費用は抑えられてるんじゃない?おじいちゃんたちが若い子に喜んでほしいからって星とかハートの花火作ってるの可愛いよね〜」
(+25) otomizu 2021/08/15(Sun) 21:05:31
竹村茜は、たこ焼きは熱かったのでふーふーしながらたべた。
(c16) otomizu 2021/08/15(Sun) 21:17:26

【秘】 現実に背を向けて 竹村茜 → 少年 編笠

花火が終わるより少し早めに、人通りの少なくなった境内に足を運んだ。
手には、花火を見ていて食べきれていなかったりんご飴を持っている。

多分気付いてくれてるよね、とそのまま飴を舐めながら。
まだ空に打ち上げられている花火に目を向けた。
(-83) otomizu 2021/08/15(Sun) 21:24:53

【秘】 少年 編笠 → 現実に背を向けて 竹村茜

人気のない境内へと足を運ぶ。
昔からこの付近の"ヒミツキチ"といえばこの境内だったので、
恐らくここで待ってるだろうなと思ったらやっぱり居た。
昔馴染って便利だし不便だ。

と、花火で照らされるアカネの手に持つ赤を見て呻く、

「うーわ……そこまで被るかい。
 よお、奇遇だな。アカネ」

再び冗談を言いながら手に持ったりんご飴を振った。
(-85) reji2323 2021/08/15(Sun) 21:36:30

【秘】 現実に背を向けて 竹村茜 → 少年 編笠

足音の方へ目を向けると、ああ 覚えててくれた。と目を細めて。

「やっほ。来てくれなかったらどうしようかと思った。
 って、りんご飴オソロじゃん」

やっぱりお祭りって言ったらこれだよね〜と同じようにりんご飴を振って。
動きに合わせて小さく頭の尻尾が揺れる。

「ここ、昔から静かでさ。
 皆で祭りの人混みに疲れた時とか、内緒の話がある時なんかよく来てたよね」

ぴょん、と軽く跳ねるように貴方の隣に向かい、
遠くから聞こえる、人々の喧騒に口元を緩めた。
(-86) otomizu 2021/08/15(Sun) 21:44:37

【墓】 現実に背を向けて 竹村茜

「もっと色々あるでしょ大人って……
 子供の頃は足がつかなかったプールよりも、もっと深いプールに入れるとか。
 好きな服を自分で買えるとかさ〜」

どっこいである。

「……そうだね。
 ずっと一緒がいいな。

 でも、さ。
皆いつか都会に戻って…結婚してバラバラになっちゃったりするのかな
(+29) otomizu 2021/08/15(Sun) 21:52:54

【秘】 少年 編笠 → 現実に背を向けて 竹村茜

「……まぁ、そうだな。
 長い階段の先なんで、大体誰にも見つからないしな、ここ」

アカネの認識は正しい。二人にとってはそういう場所だ。
でももともと自分にとってはここは、嫌なことがあったときや、
一人になりたかったときの隠れ場所だった。
……カッコ悪くて子どものときは尚更言えなかったが。

「ああ、じゃあ、今更内緒にしておきたい話があるってことか?
 それか祭りでの人ごみに疲れたか……? 無敵のアカネ様が」

いや、そんなタマじゃないよなと笑いながら
境内の俺たちが昔『大皿』と呼んでいた大きな石に腰かけた。

そのまま、花火が上がるのを見る。
(-87) reji2323 2021/08/15(Sun) 21:52:58
竹村茜は、胸が痛んだ。
(c17) otomizu 2021/08/15(Sun) 21:53:10

【秘】 現実に背を向けて 竹村茜 → 少年 編笠

小さな頃は、親や子供達と喧嘩をした時に一人で耐えきれず泣きに来ることもあって。
それは茜にとっても、幼馴染には見せたくない姿だったから きっと見せる事はなかったのだろう。

「まさか。あのくらいで疲れるなら都会で暮らしていけないって。
 …そうだね、内緒話。人がいるところだとちょっと恥ずかしいからさ」

もうそろそろ数が少なくなってきた花火を背にして、あなたの方へ向き直る。

「ねえ、アキラは……この村が好き?」
(-91) otomizu 2021/08/15(Sun) 22:11:23

【秘】 少年 編笠 → 現実に背を向けて 竹村茜

好きかという問いに、好きだと答えろと囁く誰かがいた。
ただその言葉はすぐに出てこなかった。

「………」

花火の光を背にすると、その表情は見えない。
姿かたちも変わってしまっているから、
まるで知らない他人に問われているようだと思った。
もう一度だけ、耳元で誰かが囁くから。
後押しされるように言った。

「ああ、好きだよ。
 ……俺は叶うなら。
 ずっと"ここ"にいたいと思ってる」

それくらい"ここ"は――。
自分にとって居心地がいい場所のはずだから。

「アカネは――どうなんだ。この村が、好きか?」

それは問うのが、心の底から怖かったけれど。
俺はそれを聞かずにはいられなかった。
(-93) reji2323 2021/08/15(Sun) 22:21:06

【秘】 現実に背を向けて 竹村茜 → 少年 編笠

「……そっか、良かった」

に、と笑う。花火が一瞬途切れたその時に、少女の笑顔が貴方の視界に映るだろうか。

「あたしも、この村が好き。
 この村で出会った人も、ここにある自然も、思い出も。

 ずっとここにいたいって思うくらい、好きだよ」

ずっとここにいたい、そう口にすることは簡単だった。
少女は望んでいたから。
胸の痛みからは、目を背けたまま。


「それに―――それにね、アキラ。

 あたしは、昔この村に置いてきたものがあったの。
 あの時は気付かなくって…後で気付いて取りに帰らなきゃって思ったくらい、大事な言葉」
(-95) otomizu 2021/08/15(Sun) 22:31:50

【秘】 あの頃の気持ち 竹村茜 → 少年 編笠


「あたしは、晶のことが好きだよ」
(-96) otomizu 2021/08/15(Sun) 22:35:08

【秘】 あの頃の気持ち 竹村茜 → 少年 編笠

きっとあの頃からそうだった。

ちょっかいを出されて追いかけたのも、
それに対して毎度毎度仕返しを考えたのも、
それが嬉しくて、たのしかったのも。
(-97) otomizu 2021/08/15(Sun) 22:36:36

【墓】 あの頃の気持ち 竹村茜

「……変なの。アキラこそノスタルジーにあてられてるんじゃないの」

へにゃ、と眉尻を下げながら。
困ったように笑って。

「いるよ。まだやりたいこといっぱいあるもん。
 変なこと言っちゃったけどさ、まだ駄菓子屋のお菓子制覇もしてないし!」
(+31) otomizu 2021/08/15(Sun) 22:42:34
竹村茜は、ずっとずっとこの時間が続いてほしいと思う。
(c19) otomizu 2021/08/15(Sun) 22:43:19

【秘】 少年だったもの 編笠 → あの頃の気持ち 竹村茜

「――――。」

花火が打ち上がる。

随分と綺麗になった、アカネが真っすぐ。
真っすぐ俺を見ている。

今俺はどんな顔をしているだろうか。
どんな顔が出来ているだろうか。
どんな顔を、取り繕えてるだろうか。

多分、普通女子にこんなことを言われたら、
心が温かく、救われた気持ちになるのが普通なんだろうけれど。

俺の心には、今確実に深く、決定的な罅が入った。
静かに、目を閉じた。

これが、永遠を望んだ罰だというなら、
もう一度を望んだ、忘れ物を取りに来たことが罪だというのなら
そりゃ、あまりにも残酷じゃねえかな――慈姑のばあちゃん。
(-99) reji2323 2021/08/15(Sun) 23:06:15

【秘】 少年だったもの 編笠 → あの頃の気持ち 竹村茜

卯波を拒絶し、夕凪を騙し、
青嵐を欺き、誰に恨まれたとしても、
それでもどうにか突き通して来た"嘘"の外殻が。
べきべきにへし折れる音がした。

それはもう、自己を保っていられないほどに。
右手で顔を覆う。ばあちゃん。そしてもう一人の俺。
――多分、もう無理だ俺は。

このアカネの気持ちが。
俺のことを好きだと言ってくれたこの気持ちも。
この村に留まりたいと願わせる俺たちの仮初なら。

――この想いだって、俺には"本物"かどうか理解らないんだ。
だってその郷愁すら、埋め込まれたものなんだから。


俺が、俺の欲望がそうさせているのなら。
この構造の残酷さはむしろ、好意によって破壊を齎す。
ズタズタに、夢の叶え手としての心が、引き裂ける音がした。
(-100) reji2323 2021/08/15(Sun) 23:08:20

【秘】 少年だったもの 編笠 → あの頃の気持ち 竹村茜

こいつは、アカネは、
こんな真っすぐな気持ちを持つやつで、
紛れもなくいいやつで、
もうどこでもやっていけて、
きっと男にもモテて
こんな村にいなくても誰かをこうやって好きになり、
ちゃんと気持ちを伝えて、人並みに幸せになれるやつで。

それを。
俺が、俺の手で――ここに閉じ込めたんだ。
こいつの意思なんて関係なく――俺だけの我儘で。

――駄目だ。俺はもう。
この夢を――自分のために続けることが出来ない。
俺も、お前や、アオや、卯波のことが必要で、
でも同じくらい
幸せになってほしい
と願ってしまったから。
(-101) reji2323 2021/08/15(Sun) 23:09:27

【秘】 少年だったもの 編笠 → あの頃の気持ち 竹村茜

顔を上げる。

「そっか……」

俺も好きだったんだ。いや、俺の方が先に好きだったはずだ。

「悪い……なんか急な話でさ、ちょっと混乱してるから」

永遠に共にいたいくらい、ずっと。

「少しだけ返事、待ってくれねーかな……」

そうすればこの夢はもう覚めるから。

「男らしくなくて、格好悪ぃけど」

それが俺には似合いの罰だから。

「ごめんな」

お前たちのことを、好きになってしまって。

「――本当に、ごめん」

――本当に、ごめんなさい。


花火が、最後の一発を、打ち上げた。
夏が、祭りが、夢が終わる、その合図のように。
(-102) reji2323 2021/08/15(Sun) 23:11:28

【秘】 あの頃の気持ち 竹村茜 → 少年 編笠

この時間が続けばいいと思ったのは、本当だ。

けれど、この村で過ごして。
自分の置いていったものを伝えずにはいられなくて。

最後まで夢に浸ることも、この胸の痛みが許さなかった。

全部知っていて。
ここに留まることが、停滞であることも分かっていたから。

一歩を、踏みだしたくて。
後ろ髪を引かれるよりも、確かな力で。
(-106) otomizu 2021/08/15(Sun) 23:39:24

【秘】 あの頃の気持ち 竹村茜 → 少年 編笠

「―――ん、いいよ」

今更虫が良すぎるかな。

「まだしばらくいるし。ゆっくり考えてくれていいから」

好きな人、いるんじゃないかな。


「謝んないでよ、急にそういうこと言ったの、あたしの方なんだから」

将来の夢だってあるのに。



「待ってるよ。アキラ」

でも、拒絶されなかった事は嬉しくて。
少しだけ期待してしまって。

ああ、今どんな顔になってるんだろう。


―――貴方の気も知らない少女は、小さく微笑んでいた。
(-107) otomizu 2021/08/15(Sun) 23:43:59
竹村茜は、ずっとずっとこの時間が続いてほしいと思っていた。夢に背を向けて、一歩を踏み出した。
(c20) otomizu 2021/08/16(Mon) 0:02:47

竹村茜は、置いていかないように、手を差し出して待っている。
(c21) otomizu 2021/08/16(Mon) 0:03:36

【墓】 夢との決別 竹村茜

「…置いてかれるのはやだなあ」

わかっている。
夢の中にいつまでもいられないこと。
これが現実逃避だということ。

竹村茜は知っていた。

「みんなで結婚出来たらいいね、ほんと。
 そうじゃなくっても、また違うところのお祭りとか…ううん、何もなくたって集まりたい」
(+48) otomizu 2021/08/16(Mon) 19:17:48

【秘】 少年 編笠 → 夢との決別 竹村茜

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アカネへ。
エピローグに入って、アオと話をしたら、
1ロールだけお付き合いください。そこで答えを出します。
(-146) reji2323 2021/08/16(Mon) 20:26:11

【秘】 夢との決別 竹村茜 → 少年 編笠

/* よろしくお願いします…!!!!!!!!
(-149) otomizu 2021/08/16(Mon) 20:50:05