人狼物語 三日月国


184 【R-18G】ヴンダーカンマーの狂馨

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視点:


【人】 警備員 ジュード

 
  ── 夕方:北東の路地 ──

[ヴェレスとは、食堂では
どんな事を話しただろうか。
食事の後にはしっかりと薬を飲んで
少し、気分も落ち着いたように思う。

そして彼と別れ、日の落ちた頃に向かうのは
先程遅れた同僚が案内したという
美術館側から水晶宮まで向かうルート。>>0:140

同僚が遅れてまで案内した道がどんなものか、
ぱっと確認してみよう、という気持ちで。

ぼぉ……ん ぼ……ぉん と、
鐘の音が響く中、>>13

男は、その路地へと足を踏み入れる。]
(24) CONBE 2022/11/07(Mon) 23:10:50

【人】 警備員 ジュード

[傾いた陽は、路地に届かず。
案内したという道は今はやや暗いものの、
裏道ながらも路面が舗装されており、
たしかに起伏も少なく歩きやすかった。

……しかし、人に関しては
そこまで少なくはないらしい。

この辺りを掃除している人達なのだろうか?
口元に
赤い布
をつけた人たちが
美術館の方へ、あるいは水晶宮の方へ
歩いて行くらしいのと何度もすれ違う。]
(25) CONBE 2022/11/07(Mon) 23:11:51

【人】 警備員 ジュード



 ……流石に多くない、です?


[何人も何人も同じ赤を纏う人が行くのは
今日までの間に、見た事があっただろうか。

不安に思った男が、すれ違う一人に
声をかけてみようかと振り返った時、

周囲を流れる空気の中に、
腐臭
が香った。>>3

初めは勘違いかと思ったが、甘ったるい香りは
消えるどころかどんどん強くなって、
まるで密室の上から水を注ぐみたいに
辺りの空気を重く濁らせてゆく。


……何だか、嫌な息苦しさを感じる。


妙な空気に当惑し、
立ち尽くす男の後ろに建つ家では

最上階で空を見上げていた娘が
まるで飛べる事を確信しているように
何もない空中へと足を踏み出した。]
(26) CONBE 2022/11/07(Mon) 23:12:35

【人】 警備員 ジュード

[鳥の翼を持たないどころか、男と同様に
地を這う者達の尾を持っていたらしい娘は、
勿論、踏み出したつま先で風を捉えることもなく。

彼女は重力に引きずられるまま、
ベシャリ、と潰れるような音を立てて
レンガの道に墜落した。]


 
おわぁっ!?

 な、なにっ? 大丈夫でありますかっ!?


[脳漿の弾ける音に
驚いて

男は振り向き、潰れかけた娘に駆け寄る。

しかし、男がしゃがみ込んで傷を確かめようとする横を、
赤い口布の人々は気にも留めぬ様子で通り抜けてゆく。

それどころか、「ぶつからなくて良かった」とか、
「危ないことをしやがる」とか、
迷惑がるような言葉さえ聞こえていた。]
(27) CONBE 2022/11/07(Mon) 23:13:03

【人】 警備員 ジュード

[明らかに、いつもの町とは様子が違う。
混乱
している間にも、どこか遠くからは
窓の割れるような音や、甲高い悲鳴が。

それから、この香りの中でさえ
狂ったようにあげられる
不気味
な笑い声が、
男の耳にまで届く。


……何が起こっているのかわからないけれど
まずは、保管施設の様子を観に行かなければ。
そして、”あれ”の安否を確認しなければ。



男は、自分ではもう助けられないらしい
憐れな娘の傍を離れようと
震えそうになる
膝に手をついて
なんとか、立ち上がる為に力を入れる。

本当は、この場を離れる事も
怖い
のだけれど……]
(28) CONBE 2022/11/07(Mon) 23:13:59

【人】 警備員 ジュード

 

 ……えっ?


[男は、気づいてしまった。

己の底から沸き上がる
恐怖
に。
此処から離れて、通りに出る事さえ、
とても、”
恐ろしい
”と感じている事に。]
(29) CONBE 2022/11/07(Mon) 23:14:29

【人】 警備員 ジュード

[嫌だ、と気付いてしまえば
沸き上がるものを抑える事はできない。

この路地でさえ、人が一人命を失いかけているのに
こんなにも沢山の凶兆が聞こえているのに

不用意に表に出ていったら
そこにはどんなに恐ろしい光景が
広がっているだろう。

もしかしたら、刺されるかもしれない
もしかしたら、殺されるかもしれない

もしかしたら、見知った人さえ
その凶刃に、倒れているかもしれない。

でも、すでにここに残る事さえ
男には恐ろしい事だった。]
(30) CONBE 2022/11/07(Mon) 23:15:01

【人】 警備員 ジュード

[逃げたい、隠れたい
どこでもいいから、今すぐ
暗く静かな場所へ。

何者にも怯える必要のない
脅かされる事のない平穏へ逃避したい。

逃げなきゃ、隠れなきゃ、離れなきゃ
この恐怖が零れ落ちる前に、
くるしくない場所へ
怖くない場所へ]


 ひ、 ぁ
 だめ  だめであります
 あふれる……!


[ぽた、ぽた、と、乾いた道に染みをつくるものは
冷汗だったか、恐怖からの涙だったか。

どちらにしても、僅かに粘性を持つそれには
”が混じっているのに違いなかった。

垂れ落ちるものは増えるばかりで、
男がそれを止めようと頬に当てた手を伝って、
溢れて、落ちて、染みを広げる。]
(31) CONBE 2022/11/07(Mon) 23:16:06

【人】 警備員 ジュード

[警備員として、赤い彼らの行く方へ
事態を確認しにいかなければならないのに、
脅かされている人を助けなければいけないのに

ひどい匂いや断末魔の響くこの空間で
無防備にしているのが恐ろしくって。

とうとう、細い道の真ん中に立つ事さえ
耐えられないようになると、

男は恐怖に浅くなった呼吸を整える間もなく
近くの物陰に飛び込んだ。


……かつて、厳しく警備の目を光らせていた男が
目を回したように狼狽えたと思ったら、
道の端に積まれた空の木箱の山に潜り込む様は、
行き交う赤い正気の者には可笑しくさえ見えたかもしれない。

しかし、崩れた木箱の隙間から道の方へ
情けなくにょろりとはみ出した尾は、
滲み出した
の粘膜を纏って
不用心な者への
警告
を示している。*]
(32) CONBE 2022/11/07(Mon) 23:16:57
警備員 ジュードは、メモを貼った。
(a7) CONBE 2022/11/07(Mon) 23:24:42

警備員 ジュードは、メモを貼った。
(a8) CONBE 2022/11/07(Mon) 23:48:17

【独】 警備員 ジュード

/*
気を付けるぞっ!と思ってメモ取ってて
頭の中の地図でも北に水晶宮があって西側に美術館があるのに
どうして、どうして打たれた文字は東なのか。

一連を打つたびに、何かやってしまっていそうで
PLまでそわそわ右往左往しているとか。

色々ここ好き〜とか書きたい事も多いのですが
まずは銀鷹公が大変なことになっているのに
いいなって、思ってしまったとか なんとか。
むすおじ疑似ペニバン孕ませ願望 良いですね

……なんておもって、そっかぁお耳たべちゃったかぁ……と
萌え語りを読むような気持で>>n6を読んでましたが

この舞台設定だと本当にお耳食べちゃう事もありえる……?
NPCは生きて帰ってくるはずだから無事……?
(-9) CONBE 2022/11/07(Mon) 23:52:23

【人】 警備員 ジュード

 
 ── 夕方:北西の路地にて ──

[深まる狂気と共に、夜の帳は降りて来る。

陽が落ちる前から暗かった路地は更に黒を増し、
足元に何が落ちているのかさえ不明瞭にしていた。


先刻墜落した娘の身体>>27
彼女の飛び降りた家の家主らしい
壮年の男によって家の中へと連れ戻され。
血痕を残して、路地からは消えていた。

そうして一人と一つの帰った家からは、
ひっきりなしに厭らしい罵倒と
なにかを打ち付けるような音、歪な喘ぎが響くから、

近くの木箱の山に頭から潜り込んでいる男は、
この場も落ち着ける場所ではないのだと理解する。

奇妙な情事の音の響く空間は平穏とは言い難く、
まして此処は路地の片隅。人が通る可能性がある限り、
安寧は簡単に崩れうるものだった。]
(95) CONBE 2022/11/09(Wed) 10:31:46

【人】 警備員 ジュード

[もっと安全な、落ち着ける場所を探さないと。

路地に新たな人影が現れたのは、>>81
そう考えた男が、伏せていた顔をあげた時だったろうか。

最初、男は尾の方ばかりを気にしていたが、
何者かが頭の方に居るらしい事に気付くと、
びゃっ!と短く悲鳴をあげて
急いで木箱の山から這い出し距離を取ろうとした。

しかし、漸く相手の顔、身体、手元を見て、
睨まれている事、刃物が握られている事に気付くと、
男もまた身体をこわばらせる。]


 あああっ あ、あの あのっ!

 あぶない!近付いたら、そのっ あぶないです!
 ころしてしまいますっ!これ、べとべと、毒です!どく!

 あっ、 そ、そう!
 おれがどきます、すぐどきますから
 だからっ!きっ、切らないでくださいっ……!!


[己のまみれた粘液を指差して毒だと言い、
逃亡の機会を求めて命乞いを唱える男に対して、
彼女はどのような判断を下すだろう。**]
(96) CONBE 2022/11/09(Wed) 10:33:44
警備員 ジュードは、メモを貼った。
(a21) CONBE 2022/11/09(Wed) 10:39:59

【独】 警備員 ジュード

/*
寝て起きて気付いた 今の状況って

────────────
         血痕

   ジュー
     ド
     尾
───┐木箱山┌────
   │ 頭 │
   │   │
   │ ↑ │
   │セツナ│

という感じなのかなと思ってるんですけど、これって壁尻なのかも?

本人は頭を隠したいだろうとか、シェルターから尻はみ出してる有尾類かわいいよねとか
そんな気持ちで状況設定したつもりだったけど、不思議なかんじになってるかもしれない……

(-26) CONBE 2022/11/09(Wed) 17:37:26