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人狼物語 三日月国


260 【身内】Secret

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 会社員 雷恩

[いつが家に連れ帰った最後の日かはもう覚えていない。
多分中学に上がり制服を着るようになった頃から
段々女の子を家に上げるのが恥ずかしくなって、
公園で会って話しても、「バイバイ」と早目に切り上げるようになった。

与えた優しさに鈍感な男は、与えた痛みにも鈍感だった。

手を離されたあの子が今も痛みを覚えていることも知らない。>>45]
(56) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:50:02

【人】 会社員 雷恩

[経験していないことに関する危機感は薄い。

スマホを盗み見ようと思ったことはないし
そうしようとした人とつきあったこともない。
指先の動きが数字を打刻する時、視線に気づくことはなかった。]


 あー、そうだよな、「お兄さん」って
 呼ばれてたんだっけ……。
 いま聞いたら恥ずいななんか……。


[むず痒い気分になるのは、あの日々以外自分が
「お兄さん」であった時がないからだ。

懐かしさに緩んだ頬が羞恥に染まり、
少しだけ強張る。

「昔の知り合いなんて、お兄さんしかいない」>>46

ああやはり、あの子は「ひとり」だったのか。
友達がいなかった理由は、大人になった今ならば
色々推測することは出来る。

よくここまで生きて来れたものだ。
物理的に守ってくれる相手に恵まれず、
心を護る為に呼べる相手にも恵まれず。]
(57) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:50:30

【秘】 会社員 雷恩 → 従業員 ルミ


[チクリ、と身勝手に罪悪感が胸を刺す。
呟かれた言葉を耳が拾った訳ではないけれど。]
 
(-8) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:50:58

【人】 会社員 雷恩


 おーおー元気だよ。
 本当、俺で良かったな?
 
 人気のない道端で足挫いたって聞いたら
 悪いこと考える奴もいるだろうからな。


[さて、「悪いこと」を考えているのはどちら?]
(58) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:51:29

【秘】 会社員 雷恩 → 従業員 ルミ


[偶然ではない運命が存在することを知っているのは、
糸を張る絡新婦のみ。]
 
(-9) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:51:54

【人】 会社員 雷恩


 飲み会の後に酔っ払いを担いだこともあるし、
 落とさないから安心していーよ。


[どう見ても軽そうだが、社会人となった男は
女の子に「軽そう」と言うことがセクハラ案件になるという
人権教育研修も受けているので触れない。

女性の身体に触れること自体に対しては
彼女からの依頼ということで大目に見てほしい。]


 遠慮して掴むのが弱かったら逆に危ないからな?
 しっかり捕まってろよ。


[予想通り軽い。
だが、速く動けばスカートが風に舞うかもしれないから
慎重に歩を進める。]
(59) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:52:15

【人】 会社員 雷恩



 ……へえ。
 この町は出なかったのか。


[実家を出られて良かったなという言葉は飲み込んだ。
彼女にとって実家は毒だったというのは
自分の推測に過ぎない。

ただ、実家を出られる「力」は得られたのだなと
何となく安堵の溜息を吐いた。]
(60) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:53:01

【人】 会社員 雷恩

[マンションまでの道では、会話を途切れさせないように。
もし人とすれ違っても、このおんぶは双方合意の元と
わかるようにのリスク回避。

ただ、愚かな男は、背負った軽い身体の中にある
リスクには気づかずに、既に彼女が知っている
自分の個人情報を明かしていく。

好きなビールの銘柄、1歳の甥がいること、
実家に買っていくプリンは最寄り駅近くのケーキ屋。

そして着いた場所は、あの頃一人でいた少女の身なりを
思えば意外な程家賃が高そうな。
「カフェ」とはそんなに高給なのか、或いは]
(61) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:53:45

【人】 会社員 雷恩



 ……誰かと住んでたりするんじゃないの?
 シングル向け物件じゃなさそう。

 一人暮らしなら一人暮らしで、
 昔の顔なじみだからって簡単に男を部屋に呼ぶのは
 危ないよ。

 俺が「その気」になったらどうすんの。


[彼女にとって自分はまだ10歳かもしれないが、
自分にとって今の彼女は、背中に当たる柔らかさを持つ「女性」だ。

無理矢理襲ったりはしないと誓って言えるが、
こんなに好意的な態度で来られると、
下心を持たないと言い切れない。]
(62) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:53:57

【人】 会社員 雷恩



 カフェで働いてるって言ってたよな?
 今度、そこに客として行くよ。
 どこにある何て店?


[この機を据え膳としないだけの理性を見せて、
10歳の頃よりも上手くなった手つきで頭を撫でた。*]
(63) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:54:26

【独】 会社員 雷恩

/*
すごい長くなってしまったな?!
(-10) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:55:12

【秘】 従業員 ルミ → 会社員 雷恩

 


[ 蜜を食んで育った蜘蛛は、
  日常の色を連れてやってくる。 ]


 
(-11) 鬼葉 2024/05/06(Mon) 21:18:50

【人】 会社員 雷恩


[唐突に話しかけた相手に上手く言葉を返せないのは
女の子がまだ小さいからだと解釈する。
自分は「弟」で、自分よりも小さい子をあまり知らないが、
幼稚園児くらいだろうか?

女の子が喋れないなら自分が喋れば良いと思う程度には
純粋に育った少年だった。]


 ルミな。うん、覚えた。


[それだけは10年以上経っても記憶にあり]



 俺はー、うーん、みんなは「ライ」って呼ぶよ。
 「雷恩」って名前だとみんなあの動物のことだと思うだろ。
 遠足で揶揄われたからヤなんだよねー……


[最初に名前呼びを渋ったのは自分だという記憶はなく。]
(75) Ellie 2024/05/06(Mon) 22:41:23

【人】 会社員 雷恩

[初めに買ったのはただの間違い。
次は、ルミという名前の年下の友達にあげる為に買った。

バニラ味も、コーヒー味も、ソーダ味も、
ルミと分け合った。

冬になるとおやつはアイスではなくなったから、
屋台から買った焼き芋を半分こにした。

雨の日に傘を持っていなかった子は
冬には寒そうな恰好のことがあったから、
母に甘えて家に連れて行く日も増えた。

自分が大人になってから思うのは、
みんなができる行動ではないということ。
ルミが帰る時には母はいつも付き添っていた。
その「親」がどういう人物なのか、あんなに小さい子を
公園に放置する人間に対しての悪口を
子には決して聞かせなかった。]
(76) Ellie 2024/05/06(Mon) 22:42:15

【人】 会社員 雷恩



 大きく……?
 そーだな、この辺に住んでるなら
 同じ学校に通えるだろきっと!


[歳の差が幾つなのかも気にせず、何歳差まで同じ学校に
通えるかの知識もなく。

「大きく」で想像する姿はルミのランドセル姿くらいのもので。

「もっといっしょ」が意味するのは、公園に行かなくても
校内で会える、程度の感覚。

多くの少年がそうであるように、
少女と出会った当時の少年は恋を知らなかった。]
(77) Ellie 2024/05/06(Mon) 22:42:51

【人】 会社員 雷恩

[思春期の訪れでよそよそしくなっても、
女の子を家に連れ帰ることで噂になることを恐れても、
何か明確なきっかけがあって彼女を拒否した訳ではない。

ただ、習慣というものは途切れれば再開は難しく、
反芻しない記憶は薄れて行く。

「大きくなったら」――過ごす時間は短くなった。

クラスが変わった友達とあまり遊ばなくなるのと同じ感覚で
公園に行かないならルミと遊ぶことはないという日々。

それでも高校くらいまでは何となく気になった時に
何度か公園を覗いたことがある。
授業を何となくサボった時、部活が急に休みになった時、
ルミだってその頃には学校に通う年齢だっただろうに、
相変わらず一人でいた。

酔っ払いのおじさんが近寄ろうとするのを牽制するように
ベンチの近くに座ってみる。

高校生になって増えた小遣いは、もう分け合うアイスではなく
ほかほかのコンビニの肉まんも買えるようになっていた。]
(78) Ellie 2024/05/06(Mon) 22:43:29

【秘】 会社員 雷恩 → 従業員 ルミ


[男には選択肢があった。

公園に行かないルミに会わないという。

少女があの公園で自分をいつまで待っていたのか――

実家を出ても公園が見える部屋に住むというのは、
もしかして。


――穿ち過ぎだろうか。]
(-12) Ellie 2024/05/06(Mon) 22:44:02

【人】 会社員 雷恩


 んーいや、どっちでも。
 名前自体そんな呼ばれないしな、
 どっちでも恥ずいならルミの呼びたい方でいいよ。


[喋り方はこんな感じだったか?
どうにも男心を擽るようなトーンに聞こえてそわそわする。]


 ストーカーもいるんだろ、
 危機感持ってくれよ……。


[流石に数日後に彼女がストーカーにどうにかされたなんて
ニュースを見たら立ち直れない。

どこかの誰かが殺されるニュースにいちいち感情は揺れないが
それが知り合いなら話は別だ。

ストーカーは今どこかで彼女を見ているのだろうか。
自分が触れていることで、逆上しないと良いのだけれど。]
(79) Ellie 2024/05/06(Mon) 22:44:33

【人】 会社員 雷恩

[ルミはもう小さな子ではなく、扱える言葉も沢山あるだろうに、
接客業の癖なのか、道中は殆ど此方が喋っていた。
振り返ってみれば、ルミのことを殆ど知らないままだ。

好きな食べ物も知らない。
公園で縁日があった時に自分は甘くて食べられなかった
りんご飴の残りを美味しそうに食べていたのは覚えているが、
りんご好きなのだろうか。]


 俺ももう小学生じゃないからな?
 そこまで無条件に信頼すんなよ〜頼むから。


[苦笑する。
レイプ魔扱いは御免被るが、人畜無害と思われるのは
男のプライドが廃るというやつだ。

――そういえば、思い出した。
食べかけのりんご飴を渡した後になって、
「間接キス」と気づいて内心狼狽えたことを。

意識した過去があるなら、自分はやはり
彼女にとって人畜無害ではないだろう。
]
(80) Ellie 2024/05/06(Mon) 22:48:47

【人】 会社員 雷恩

[折衷案のように出した「後日」では満足できないらしい。>>73
夜営業だけのカフェというのは自分がよく知るものとは
営業形態が異なるようだが、休日にカフェを巡るような
趣味はないので自分が知らないだけかもしれない。
とにかく、職場は嫌なんだなという印象を受け、
それ以上に。

どこか必死にも見える姿に、眉根に皴を寄せた。]


 心細いって……ストーカーのこと?
 それとも他に何かある?
 エントランスでする話じゃないか。

 部屋までは?エレベーター?


[実家にはもう一本連絡を入れておくことにしよう。*]
(81) Ellie 2024/05/06(Mon) 22:49:16

【秘】 会社員 雷恩 → 従業員 ルミ


[かくして、
同じ色の「日常ではない」場所に
迷い込む肉食獣が一匹。*]
 
(-13) Ellie 2024/05/06(Mon) 22:51:14

【秘】 従業員 ルミ → 会社員 雷恩

 

[ 公園に来ないわたしを忘れる選択肢すらも
  奪って、わたしを刻んで、────忘れられないように。

  だって、お兄さんが言ったこと、守ってるんだよ。
  このあたりに住んでいればって
  あの時確かに、そう言ったよね。 ]


 
(-14) 鬼葉 2024/05/06(Mon) 23:29:52

【秘】 従業員 ルミ → 会社員 雷恩

 


 [ わたしが白雪姫をどうして選んだか、
   仕事も分からない貴方は知らないでしょう?
   ────毒林檎を齧って死んだ哀れなお姫様。

   あの時お兄さんがくれたりんご飴。
   解けない恋の呪いごと呑み込んだ蜜の味。 ]


 
(-15) 鬼葉 2024/05/06(Mon) 23:30:53