人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 未國 聖奈

 

── 回想:世良の追いかけっこの顛末 ──


 世良の事情がわからないからさ
 かくれんぼがどのくらい巧い喩えだったのか
 あたしには1mmも伝わらなかった>>577

 それでもいつもと違う調子で運命について問われて
 自分自身から逃げたい、って言われたらさ
 言葉の意味ほんの少しだけ深く、あたしも考えるよ
 

 「 運命、かあ
   変えられないもの、変わらないもの
   ……どうしようもならないもの。
   あるのかもね、そういうの 」


 もしかしたらそれについてもう一度思い悩むのは
 1年以上先の未来だったかもしれない>>585
 
 それが、嫌な運命だったら辛いね、って。
 思い至れるほど、頭の回転は速くなくて
 それこそそういう結論に達するのは、1年以上先の未来だ

 
(596) ししゃもん 2022/10/14(Fri) 23:01:34

【人】 未國 聖奈

 

 だけど。逃げちゃいたいんだったら
 逃げればいいんじゃないかなあ。

         そういう意味で、
         どっちでもいっかぁ、って>>385

 
(597) ししゃもん 2022/10/14(Fri) 23:02:05

【人】 未國 聖奈

 


 目をまん丸くする世良に、
 可笑しそうに、満面の笑みで笑って。


 「 いいよ、全力で走ろうよ。
   どこまででも行くけど、
   暑いから今はコンビニくらいでいいかな! 」


 そう、目的地はアイスクリーム。
 決められたゴールまでどっちが早いか、って
 
 あたしさ、その時まだ世良は現役で運動部だと思ってた
 辞めたこと、知らなかったわけだし。
 だけど案外あたしでも頑張って追いつけるほどには
 いい勝負だったかもしれないじゃない?

      負けちゃったの?そうなの?
      ……それもまあ、どっちでもいっかぁ。


 
(598) ししゃもん 2022/10/14(Fri) 23:02:36

【人】 未國 聖奈

 

 水飛沫の跳ねるゲリラ豪雨
 それでも最悪だなんて、思わなかったよ
 ありがとう、ってお礼を言われたのは
 あたしは全然よくわからなかったけど>>582

 でも心底楽しそうな顔には、
 同じような顔で笑い返した。

 あたしだって楽しかったから、
 きっと今日はHappyでLuckyな一日。

 
 「 また、逃げたくなったら言ってよ
   いつだって、付き合うよ 」


 ほら、サボるのだってお手の物なので。

 その後も何度かコンビニまで逃亡したかな
 アイスが肉まんに変わったり、
 ゲリラ豪雨が突然の大雪に変わったりしても
 きっとそのたび、楽しかったと、あたしは思うよ。

 
(599) ししゃもん 2022/10/14(Fri) 23:02:58

【人】 未國 聖奈

 

 ああ、そうだ。その日はさ。
 結局そのあとテニス部のみんなに見つかって
 あたしのかくれんぼは失敗したようなものだけど

 思い立って、家に帰ってから
 世良にひとつだけ、メッセージを入れておいた


 『 運命。逃げたくなくても、言いなよ
   ひとりなんかよりも、よっぽどいいでしょ 』


 だけど多分そのあと、言われたことはなかったはず

 世良はまだ、逃げてるのかな。
 それとも、あたしなんか居なくたって
 立ち向かうことが、できているのかな。
 それならそれで、ぜんぜん、万々歳なんだけどさ。**
 

 
(600) ししゃもん 2022/10/14(Fri) 23:03:52

【人】 金海 叶冬



  ……もし、あやちゃんが
  ほかの人のお願いを叶えてあげるなら

  なら、ボク以外の人にしてあげてください。
  実はボク、もうひとつ願い事を叶えて貰えそうな

  そんな秘密道具、持ってるんです。 


[ いつまでも揃わないビンゴカード。
  誰かに叶えてもらったら、

  意味がなくなってしまう。 
]

 
(601) あさき 2022/10/14(Fri) 23:05:03
未國 聖奈は、メモを貼った。
(a102) ししゃもん 2022/10/14(Fri) 23:06:08

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  作ったお菓子を食べてくれるのは うれしい。
  幸せそうな顔が見られたら、尚更。
 
  みんなで食べたのなら もっと、うれしい。

  誰だってそうだよね、うん。
 
 
  でも僕が、そんな当たり前の事に拘ってしまうのは
  その" 逆 "を知っているから、なんだよ
 
 
     それは ────
     そっと目を閉じただけでよみがえる
     けっして消えてはくれない 痛みを伴う記憶 *

 
 
(602) よし☆ 2022/10/14(Fri) 23:12:22

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ─── 回想:秋緒ちゃんと ───
 
 
 お菓子は別に嫌いじゃないらしい。 >>468
 ひとりで食べるのとみんなで食べるのでは
 よく分かんねー、らしい。 >>469
 
 謎めいた質問ばかりかもしれないけれど
 一応これでも地雷が無いか探ってるんだよ?
 
 " 料理部 "だけど、作っているのは ほとんどお菓子。
 ちゃんとした料理を作るのは月に1、2度ぐらいだし。
 もしかしたら、
 ひとりで食べるのが好きな子かもしれない。
 まあ、これはお目にかかった事ないけど。
 
 彼女も掛け持ちとはいえ、
 せっかくできた後輩なんだから
 合わない部分があれば改善してあげたいでしょう ?
 
 
(603) よし☆ 2022/10/14(Fri) 23:12:25

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 バスケ部の後輩 ?
 アッチは僕が教えられる様な事はほとんど無いし。
 そもそもバスケを始めたのは高校からだから
 基礎に関しては他の部員の方がしっかりしてる。
 
 自分で言うのもアレだけど、
 僕は感覚でやってるトコあるから。
 
 ドリブルで切り込んでレイアップと見せかけて
 ディフェンスを引きつけてからのキラーパスとか。
 いきなりパスが飛んできた味方のさ、
 驚いた顔を見るのがたまらなく好きで ───
 ああ、何言ってるか分からないよね。閑話休題。

 
 
(604) よし☆ 2022/10/14(Fri) 23:12:27

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 まあ、このままでも
 彼女が料理部に馴染んでいけそうかな ────
 そう思っていた矢先、思わぬところに地雷があった。

 
 
  「 え、 ………冗談 ? 」
 
 
 冷たい声に、睨み付ける目。 >>470
 僕はただキョトン、としていた。
 そして、彼女が続けた言葉で理解した。
 " 姉 "という地雷を踏みぬいたんだと。
 
 
(605) よし☆ 2022/10/14(Fri) 23:12:29

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 彼女が調理室から出て行ったあと
 僕は、「 秋緒ちゃんってお姉さんと仲悪いの? 」と
 近くにいた部員に聞いてみても、みんな首傾げ。
 
 すぐに追いかける事も考えたけど、
 
 
 ( 一晩ぐらい" 冷やした "方がいいかな ? )
 
 
 残されたお菓子を見つめ ────保冷庫に入れた。
 
 
(606) よし☆ 2022/10/14(Fri) 23:12:32

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  「 秋緒ちゃーん! あ、いたいた!! 」
 
 
 次の日の休み時間。僕は1−Cの教室へ向かい、
 彼女を見つけると手を振って駆け寄った。
 はい、これと手渡したラッピング袋の中には
 昨日一緒に作ったマカロン。ふたつ。
 
 
  「 地雷ふんじゃったけど、
    もう覚えたから 次はふまない!
    それにほら、お菓子は無事だから。
    ねー 小腹が空いたし いっこずつしない ? 」
 
 
 教室の空いた椅子におじゃましまーすと座り込めば
 おすそ分けしてくれたかな。
 いずれにせよ、
 放課後はティラミス作るから待ってるよ!、と
 目的をすませば じゃあね、と立ち去ろう。
 

    なんていうかね───
    " ごめんね "の応酬は好きじゃないいんだ。
*
 
 
(607) よし☆ 2022/10/14(Fri) 23:12:34

【独】 帰宅部 津崎絵音

/*
オレ、ミリも高校生らしいエモさがない!
(-190) ガラシア 2022/10/14(Fri) 23:13:48

【独】 大木慎之介

/*
>>607
可愛いがすぎるなー天ヶ瀬くん……
(-191) Siro_neri 2022/10/14(Fri) 23:16:24

【人】 工藤 彩葉

 
― 〜出発 ―

[受付に行った時には、近くにいた人たちに
こんばんは、と軽く挨拶をして。
それから、名簿の確認用に名前を告げ>>1]


 二年、工藤 彩葉です。

 あの、放送部の先輩…、
 三年の鈴木さんの代理で来たんですけど…


[ついでに、軽く事情も説明しておいた。
先輩から話が通っていたならいいんだけど、
来ると言っていたはずの人の姿が見えないと
心配をかけてしまうと思ったので。念のためね。]
 
(608) chiyo 2022/10/14(Fri) 23:17:08

【人】 工藤 彩葉

 
[差し入れのお菓子を近くに見つければ、>>112
持って来たのは同じクラスの料理部の彼かなって
今日の顔ぶれを見ると、大体予想はできた。
文化祭の食べ物、私は忙しかったから
人に頼んで確保してもらってたんだけど、
料理部のミルフィーユもその一つだったし。

そわ、とバスケットを覗き込む。
でも今手を出すことはしなかった。
こういう時は、順番待ちして最後に回る方。
売り切れちゃうこともよくあるんだけど、
それは性分だから仕方ない。


さて、大槻先輩の、演説?が始まれば
彼の推しのことは知っていたので>>399
その豹変ぶりにも特に驚かなかった。>>5
ミステリーすら推し活に変えてしまうなんて
先輩のパワーはすごいなぁ、という
場違いだったかもしれない感想を抱きつつ。
ささやかながら応援の意味も込めて、
お〜、と掛け声に加わっておく。>>6
ほぼ口パク音量だったのは気恥ずかしさのせい。

そうして一行が動き出せば、私は列の中ほどか、
やや後方くらいについて行くのだった。]*
 
(609) chiyo 2022/10/14(Fri) 23:17:11

【人】 工藤 彩葉

 
[最後尾に回った大木先輩の前を通った時には>>528
ぺこりと軽く頭を下げて。軽く笑みも乗せていたのは
先輩が、こちらを覚えていてくれる人だという>>530
そんな認識を持っていたから。

そう、一年の時、大木先輩の担当になった私は
まだ機材の扱いにも不慣れで。
全校生徒の前で失敗したらどうしようと
最初は、ガチガチに緊張していた記憶がある。
だから、マイクの交換がスムーズにできた時は
本当にほっとしたし、その後は自信もついてきた。
あの頃の姿まで覚えられていたら、
少し恥ずかしいなという気もする。

こちらから見れば副会長も十分、
表舞台の人というイメージだったから
親近感を抱かれているとは思っていなかったけど。
任期の間、行事のことで相談に行ったりする中で、
生徒会にも裏方の仕事が山積しているようだと>>514
片鱗だけでも知れたなら。
「お忙しい中、しっかり対応してくださって
いつもありがとうございます。」なんて、
ついあらたまってお礼を言ったこともあったっけ。

そんな先輩もこんな集まりで、
羽目を外すこともあるんだなあ。と感想を抱きつつ、
何かと周りを気にかけてるあたり>>529
やっぱり先輩は先輩だな、と思うのだった。]*
 
(610) chiyo 2022/10/14(Fri) 23:17:14

【人】 工藤 彩葉

 
― 回想:文化祭、千葉くんと ―

[ステージ後、千葉くんの笑顔が>>532
まさかこちらにつられたものだとは思わず。
心からライブを楽しんでた証拠なんだろうなって
私はそう思ったから、
似合わないなんてちっとも考えなかった。

安心して演奏できたと言われれば
実際の貢献度を思うと、千葉くんの優しさも含まれた
言葉だったかもだけど。準備も含めれば多少はね?

私も少しは貢献できたのかなと思えて、笑みを深め]


 ふふ、そう言ってくれるなら私も嬉しいな。


[そう言って、お礼の言葉も受け取らせてもらった。]
 
(611) chiyo 2022/10/14(Fri) 23:17:18

【人】 工藤 彩葉

 
[放送部を選んだ理由の大半は、>>531
誘われて、人手が足りなくて大変そうで…
っていう、確かにそれなんだけど。

逆に言えば、それを断るほどの
理由や動機が足りていなかった、ということで。

音楽のテストで満点叩き出したとしても
(さすがにそこまでの評価は珍しかったけどね)

私にはバンドを組んだり、そこまでしっかりと
取り組めるほどの熱量がなかったのだ。

だから確かに、勧誘を受けたとしても
困った顔で首を傾げていたかもしれない。
時間もあまりとれないし、
私、足を引っ張りそうだからって。]
 
(612) chiyo 2022/10/14(Fri) 23:17:21

【人】 工藤 彩葉

 
[でもそうだね、一年生で同じクラスで。
グループ学習の時か何か、話す機会でもあったなら]


 ね、千葉くんっていつから音楽やってるの?
 独学? だったらどんな教本使ってた?


[だとか、ただの興味にしては具体的な質問をして。
話の流れで、こう言ったことがあったかも。]


 家にね、すごくいい
 アコースティックギターがあるんだけど。
 誰も弾かないから、もったいなくて
 私が弾けたらいいのになって思ってたんだ。**

 
(613) chiyo 2022/10/14(Fri) 23:17:24

【人】 金海 叶冬



 [ たどりついた先でせなちゃん、
   見つけられたのならば。
   同じように復唱するあやちゃん>>405がかわいらしくて
   少し怖かった校舎もなんだか大丈夫な気がします。

   せなちゃんに紹介、できるでしょうか。
   せなちゃんがあやちゃんを見つける方が
   先かもしれません。


   クラスの子なんです、って伝えるのでしょう。

  友達なんです、って言う勇気はありませんでした。


  先輩の大きな声と、
  せなちゃんがそのこえに反応したから
  その人が大木先輩、なのはわかりました。


  ボクから?せなちゃんから?
  ボクらは気付けば、手を繋いでいました。


  背中の鞄でユメリンが揺れます。
  ボクの大事な、大切なもの。 ]
 
(614) あさき 2022/10/14(Fri) 23:19:28
工藤 彩葉は、メモを貼った。
(a103) chiyo 2022/10/14(Fri) 23:27:12

【人】 1年 白瀬 秋緒

― “絵音くん” ―

[ 津崎絵音と出会ったのは、まだ小学校に上がる前の話だ
 幼馴染、と言うには過ごした時間は長くはないが、
 知り合ってからの年月で言えば、唯の知り合いというには微妙だろう
 何せ、気が付いたら絵音の事を知っていたというくらいには、己が幼い頃の話だ

 「秋緒ちゃん」と呼んで、優しく接してくれる、年上の男の子>>330
 品行方正であり、滲み出る気品に、
 子供心に、王子様みたいだと、思ったものだ
 勿論、子供の頃の話、だが

 子供の頃の一歳差というのは大きいものだ
 「絵音くん」はそれぐらい、己に取って大人っぽく映っていた
 まだ仲良く出来ていた小学校低学年の頃は、彼の兄らしい振る舞いを存分に受け取っていたし、
 見掛けたら、明るく駆け寄っていくぐらいには懐いていた

 何より「絵音くん」は、ピアノがとても上手かった
 そもそも彼と知り合ったのはピアノを通じて、だが、
 己と姉が見てもらっている「津崎先生」の息子であることを理解したのは結構後だった>>328
 だからこそ、と言うのかもしれないが、
 なんの柵もなく、「絵音くん」のピアノを素晴らしいと思えた
 同年代の誰よりも難しい曲をミスなく弾く姿
 魔法みたいに、思って、視界に光が舞うようだった ]
 
(615) hoshine_k 2022/10/14(Fri) 23:30:47

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ 津崎先生は……悪い先生ではなかった
 親にやらされたピアノであったが、楽しいと思えるぐらいには
 ……悪いのは、あたしだった、ってだけ
 津崎先生は、姉を気に入っていた
 幼い頃は全然分かってなかったけど、色々、色々世界の解像度が上がるにつれて、理解してしまう
 津崎先生は、直接言うことはなかったかもしれないが、
 ――ああこの人も、姉ばかり見るのだなと
 実際、姉の方が良い生徒だったし、実力もあったのだから、当然なのだが
 そう気付いたら、馬鹿馬鹿しくなって、どうでもよくなって、
 レッスンをサボるようになり、逃げるように教室をやめた

 「絵音くん」も段々練習で忙しくなったり、
 年齢的にも昔のような関係でいられなくなったりして、
 たぶん、辞めるときも、挨拶はしなかった
 姉と同じく、「絵音くん」も住む世界が違うと、理解してしまったのもある ]
 
(616) hoshine_k 2022/10/14(Fri) 23:31:12

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ とはいえ、姉はまだ津崎先生のところに通い続けていたし、
 中学も一緒だから、まだ「絵音くん」との繋がりはなくなった訳ではなかった
 コンクールの演奏を、聞くこともあっただろう

 唯、己が中学二年生の頃だ、
 姉の通っている、己の通っていた、ピアノ教室は閉じられた>>332
 理由が、息子の事故であることぐらいは説明してもらえただろうか
 姉は文句も言わず、今までの感謝を告げて、別の教室に移った 
 ……「絵音くん」については、
 姉は中学を卒業してしまっていたし、己も違う学年であるし、何より距離を置いていたから、詳しくは分からない
 だけど、ピアノ教室が閉じられたことで、完全に、繋がりは絶たれてしまった ]
 
(617) hoshine_k 2022/10/14(Fri) 23:31:48

【人】 1年 白瀬 秋緒

 

  …………


[ 同じ高校に入学しても、やっぱり態々声は掛けなかった
 避けられている、と思わなかったのは>>299
 己も彼に近寄らなかったからだろう

 未國と別れて、飲みかけのミルクティー缶片手に戻った昇降口
 一瞬目が合った、気がした>>436
 だけど直ぐ、逸らされる

 何があったのか、とも聞けない
 だから、その変化の深刻さを全く知らないまま、
 幼稚な置いてきぼりを、的外れに感じている
 そもそも最初に離れたのは、己であるというのに
 ]
 
(618) hoshine_k 2022/10/14(Fri) 23:32:27

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ 絵音くんは、嫌だからピアノを辞めたわけしゃなかったの?
 じゃあ、絵音くんの“願い”は ――――

 ……そんな考えが過ぎっても、どうしようもない* ]

 
(619) hoshine_k 2022/10/14(Fri) 23:33:13

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ 絵音に、両親のことを話すことはあった>>330
 その時は無邪気に、「両親が応援してくれてるから頑張る」みたいな事を言っていたと思う
 
 己の両親は……まあ所謂、教育熱心な人たちだ
 二人とも高学歴で、子供の頃から真っ当に頑張れば輝かしい未来が待ってるのだから、
 そう育てるのが当然と思ってる人たち
 そう、別に、ごく普通の、よくいるような人たち
 だから、物心もつかないうちから、ピアノもやらせていたという話
 
 だけど……あたしは両親みたいにデキの良い子供ではなかった
 逆に姉は、両親の理想に沿う子供だった
 だから両親は姉に期待するし、己に対してはどうして出来ないのかと嘆いて怒るし
 両親には姉がいる。あたしが頑張らなくても全然問題ねーじゃん
 そう気付いた頃から徐々に、頑張っていたことがどうでもよくなって、不真面目になって、
 まー、そんなだから、両親は己に何も期待しなくなる>>155
 そのくせ、子供が不真面目なのが許せないのか、相変わらず怒ってくる
 ……あたしはあたしで、見えるところだけでも真面目にすることを、捨てられない

 そんな、よくある、特別不幸って訳でもない話

 ……まー、だからこそ、絵音くんもピアノについて両親と何かしらあったのかもしれない、と
 微妙にズレた考えをしていた、のもある
 ]
 
(620) hoshine_k 2022/10/14(Fri) 23:34:53

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ ところで、何故その優秀な姉が、
 特別進学校ということもない、ごく普通の公立高校である出弦高校にいるのかというと、
 有名私立高校の受験日に体調を崩し、それでも大丈夫だと振る舞って無理やり受験した結果落ちた、という、
 こっちはこっちでよくある話かもしれない

 それでも姉は、両親に謝った上で、明るく振る舞い、逆に両親を励ますまでしていたし、
 両親はそんな姉を“許した”
 だから、両親は相変わらず、姉を愛している

 そんなだから、姉と絵音は双方期せずして出弦高校で顔を合わせている訳だが……
 二人がどう思ってるかは、推測のしようもない
 閑話休題


 そんな姉は、教室を移っても続けていたピアノを、
 高校二年生の途中、あっさりと辞めた
 「他にやりたいことが出来た」という理由で
 姉は、そのままプロを目指せるぐらいの実力があった訳ではないが、
 このまま続ければ、どこかの音大には受かるだろ、ぐらいの実力はあったはず

 ――その姉のせいで己はピアノを捨てたのに?
 優秀な人間は、落伍者の思いなど知らず、無邪気に踏み躙っていく

 姉が生徒会に入ったのは、きっとその頃
 部長職についたのもそれぐらいかな
 本当に、真っ当に、「他にやりたいことが出来た」という理由だ ]
 
(621) hoshine_k 2022/10/14(Fri) 23:35:13

【人】 1年 白瀬 秋緒

 
[ ―― そんな姉貴を身近に持って、
 好きになれって方が無理じゃね?
 別に、理解されなくたって、良いけど* ]

 
(622) hoshine_k 2022/10/14(Fri) 23:35:47

【人】 軽音部 千葉郁也

 
 はは、順番待ちの間に朝にならなきゃいいけど。

[幽霊サイン会の様子を想像したのか噴き出した津崎に笑って返すけど>>593、朝になった方がなんぼかマシか。
いや、朝まであの中いるとか拷問の類かよ。
侘び寂びの心はないのでアンティークな柱ですねとか
旧校舎内の風景に気を紛らわせるのは無理なんだわ。

取り合いになったら帰るかな、さすがに。
願いごと叶えたいという津崎のために頑張る自信……、
いや、俺には難しいな。幽霊掴み取りたくない。

優先順位とか考えずにバーゲンセールみたいな図を想像してしまったが、それはさすがに幽霊もキレそうだ。]
(623) dix73 2022/10/14(Fri) 23:44:02