人狼物語 三日月国


73 【誰歓突発RP】私設圖書館 うつぎ 其漆【R18】

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視点:


【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介



  分かったら、ホイ、デートでも行きな。
  それかガラクタのひとつでも買ってってくんなァ。


[そう言って、しっしっ、と手を振るが
 それ以上の言葉や態度で
 彼女を諌めることもせず。

 結局、こうして会いに来てくれる彼女を
 嬉しく思ってしまう俺自身
 大人にとして割りきれていないのだ。]*
(57) シュレッダー 2021/05/18(Tue) 22:46:04

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

  ー 腐れ縁の紅茶屋店主 ー

[コーヒーを飲みに訪れた店で
 からん、とドアベルを鳴らした時に
 「おや?」と思った。

 別に閑古鳥が鳴いているような店でもないのに
 店主が目をキラキラさせながら此方を向いて
 目が合った瞬間、その輝きは
 掌に載った雪粒みたいに消え失せる。

 女の子と見りゃすぐ相貌崩すような
 軟派なやつではない。
 一度酷い女に騙され、しょぼくれていた親友殿にも
 そろそろ春の訪れだろうか。
 (時期はもう栗のうまい季節だというのに)

 言わずとも俺の考えが透けていたのか
 俺を見る店主の瞼は、
 眼鏡の奥で、すぅ、と細まった。]
(58) シュレッダー 2021/05/18(Tue) 22:47:28

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介



  なァに?気になる女の子でもできたんか。


[そう問えば「なんでもないったら」と言う。
 一歩踏み込めば後ずさる。
 俺はつい楽しくなって、ずいずい店の中へ
 入っていくとカウンターに腰を下ろして
 目的のコーヒーを注文してやるのだ。
 逃げ場のない親友殿は、もう厨房くらいしか
 行く場所もなく、しぶしぶケトルを火にかける。]


  「別に、そんなんじゃないよ。
   名前も知らないしね」


[ビンテージのティーカップを磨きながら
 店主は口を尖らせた。
 ということは、客か、俺の同業か。
 何となく、客にベットしておこう。

 アンティークの食器の並ぶ店内には
 焼き菓子と紅茶の匂いが満ちていて
 中庭を臨む窓からは、冬の気配の近付く
 色彩を抑えたハーブガーデンが覗いている。]
(59) シュレッダー 2021/05/18(Tue) 22:48:19

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[今度は、今度こそは、
 この朴訥な親友殿と結ばれる女性は
 こんな店が似合うような、いい人であって欲しい。
 かつての出来事を知る俺は
 そう願わずにいられないのだった。]


  また、変なの掴むなよ。


[コーヒー入りのマグを出された時に
 そうひとこと釘を刺すと
 「本当に、そんなんじゃないから」と
 店主は口をへの字に曲げてしまう。]
 じゃあ今お前は誰を待っていたんだよ。
 悪い奴で自分からそう名乗るやつはいないぞ。

 心の中で付け加えると、店主は
 まるで心の中を読んだかのように
 まだ幼さの残る頬をぷっと膨らませて]


  「江戸川は、ちょっとお節介なんだよね。
   時々母さんみたいって思う」


[と減らず口を叩く。

 俺はくすくす笑いながら
 「腹を痛めて産んでやったのによォ」と
 わざとらしく泣き真似なんぞをしてやって。]
(60) シュレッダー 2021/05/18(Tue) 22:50:17

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[─────お節介。
 何度かこの親友殿から
 そう評価されることはあった。

 でも、ほっとけないじゃねェの。
 せいぜい両手を拡げたくらいの範囲の人間しか
 手を差し伸べてやることは出来ないんだ。


 掌からこぼれ落ちた砂粒は
 もう二度と掌には返らないんだ。

 黙って気にされててくれよ。
 頼むからさ。]*
(61) シュレッダー 2021/05/18(Tue) 22:50:48

【独】 西園寺 飛鳥

/*
えーーーーーん好き
(-17) ななと 2021/05/19(Wed) 0:14:31
村の設定が変更されました。

【人】 西園寺 飛鳥




   ふーん?W冷やかしWとは目的もなく
   店を訪れる人のことじゃなかった?


[目的があるのだから、やっぱり冷やかし
 なんかじゃないな、と微笑みかけて、譲らない。
 まさか彼から奇矯だと思われているなどつゆ知らず
 私は当然のようにここに座ってお茶を飲んで
 それから、彼に問うのだ。
 先日の提案に対する答えを。

 ───まあ、その言葉はあのときと
 まったくおなじ、つれないものだったのだけど。
 私はわかっていたかのように眉頭を少し上げて、
 それから下げて、またひと口お茶を啜る。]

 
(62) ななと 2021/05/19(Wed) 0:41:36

【人】 西園寺 飛鳥




   ふふ、どうして言い切れるの?
   明日には考えが変わってるかもしれないのに。


[いつきても同じだという彼に、余裕の笑みを
 向けたのに、その手がこちらに伸びるから。
 すこしどきりと心臓が跳ねて、身構える。
 頬に手が添えられる?
 それとも頭を撫でられる?
 なんて期待して目を閉じたのも束の間、べし、と
 額に走った衝撃にびくん、と肩を跳ねさせてから
 抗議するような視線をそちらに向ける。
 じぃん、と痛みの余韻が残る額を覆いながら
 唇を少し尖らせた。

 キッと睨む視線にこちらからも睨み返して
 じぃ、とその目を見つめていたら
 先に折れたのは彼の方だった。]
 
(63) ななと 2021/05/19(Wed) 0:41:53

【人】 西園寺 飛鳥


[ふふん、と少々の優越感を感じながら、
 視線をそちらに落とせば、そこには古びた花瓶。
 修繕の跡だろうか。ぴしりと入ったヒビに
 残った黄色いシミに、目を落として、
 無機物なのに「痛そう」だと思った。

 彼の言葉を黙って聞いて、区切られれば、
 視線を上げてまた真っ直ぐ見つめる。]


   傷になるかどうかは私が決めるし
   傷になりそうだと思ったら近づかない。

   私が好きなものは私が決める。


[そうしてきた。おばあさまのいうことを聞くのを
 やめて、自分で好きなものを選ぶようになった
 わたしだから、恋だって選ぶ。]
 
(64) ななと 2021/05/19(Wed) 0:42:10

【人】 西園寺 飛鳥




   私は江戸川さんが好き。
   恋人になってほしいって思ってる。

   ───だから、来週までの間、
   今度は江戸川さん自身の気持ちを考えて。


[そうじゃなかったら強硬手段に出るから、と
 にっこり笑いかけて、席を立つ。]


   デートはないけどクラブにいってくる
   今日友達が回すから。


[そう言って。]

 
(65) ななと 2021/05/19(Wed) 0:42:24

【人】 西園寺 飛鳥




   今度江戸川さんも一緒にいこーよ


[と、にひひ、と笑った。]


   次来る時は、コーヒー、もってくるね


[じゃあ、ごちそうさまでした、と告げて
 くるりと踵を返せば、扉の方へと向かう。]
 
(66) ななと 2021/05/19(Wed) 0:42:40

【人】 西園寺 飛鳥


[しつこい女はきっと嫌いなタイプ。
 でも押していかなきゃ、彼の方からは
 絶対にこっちに歩み寄ってくれないタイプ。
 運命を感じたひとだから、わたしは、
 ぜったい彼のことを諦めるつもりはない。

 彼に恋人がいるだとか、好きな人がいるだとか、
 実は結婚しているだとか!そういうわたしには
 どうしようもない、人と人との繋がりが
 そこにない限り、進まなければ絶対に
 あとで後悔するってわかってるから。]


    またね、江戸川さん♡


[ひらひら手を振ってウインクをひとつ。
 扉が閉まってからも、店の前を過ぎるまでは
 そちらに目線を遣りながら、駅の方へと向かった。]*
 
(67) ななと 2021/05/19(Wed) 0:42:58

【人】 ぷにぷに グレザン

― 街へ ―


 はぁぁああ……


[ てってけとことこぴょんこぴょんこと、森を行き川を越え、とうとう辿り着いた街。ふぉおおおと声を上げる友人>>42ときっと同じ気持ちで、せわしなく見回した。]


 教えられたはずなのに、
 こうして自分の目で見ると、ぜんぜんちがうな……


[ きょろきょろする友人に落ち着けなんて言えない。
 目に飛び込んでくるすべてが新鮮だ。お店の看板はカラフルで、ぴかぴか光るものまである。入り口でいらっしゃいと呼び込んでいるすがたも見えた。]
(68) calabari 2021/05/19(Wed) 4:59:19

【人】 ぷにぷに グレザン


 ほぉう。からだをぷるつやにしてくれる。
 すごい店だ。


[ 知らないしごともたくさんで、近くのはり紙を読みに行くと、からだをぷるぷるつやつやにしてくれるお店があった。なにかすごいおくすりでももらえるのかもしれない。“エステ”、なぞのお店だ。

 なんて言葉は友人に届いていたのだったか。
 既にその場から消えて、道ばたのなにか>>43に吸い寄せられていたのかもしれない。
 ひとりは困る。迷子はいけない。いっしょに見に行かなかったときは急いで友人のもとへと向かう。]
(69) calabari 2021/05/19(Wed) 4:59:35

【人】 ぷにぷに グレザン


 これは、おしゃれアイテムだな。
 あいつらが喜びそうだ。


[ となりに並んでおしゃれな品々をながめた。
 ほわほわ思い浮かべたのは森の友人たちだ。赤や黄の友人はよく、ぴかぴかの石やいい匂いの花を集めて身に付けている。
 きっとこれを見たらほしがるに違いない。帰ったら教えてやろうと、メモを取り出して絵を描いた。半分は友人にもまかせる。協力すれば時間は半分だ。

 その作業中、お店の人に何を探しているのか聞かれたので、自由研究のために街で売っているものを調べていると伝えたら、それはえらいとほめられた。思わず友人の顔を見合わせてから、ちょっとほこらしげに胸をはる。友人みたいに。やはり、これはいい自由研究になりそうだ。]
(70) calabari 2021/05/19(Wed) 4:59:45

【人】 ぷにぷに グレザン

[ そして、次々にお店を見て回る。
 中でも、甘い匂いにはふらふらと引き寄せられてしまった。ふわんと香ばしいそれは、毎日森で食べているものとは違う。お店の前でにょんと背伸びして、作っているところを見つめた。]


 こ、これは……


[ 真ん丸のあつあつ鉄板の上に、クリーム色の液体をおたまでとろりと流し落とす。じゅうじゅうという音と一緒に白いけむりを上げている液体は、変な形の木の棒でみるみる平べったく大きな円にされてしまった。真ん中がふつふつ膨らんだかと思えばくるっとひっくり返されて、きれいな焼き色になっている。

 焼けたばかりの薄いぺらぺらに、今度は盛り付けていくようだが、その中身に思わず体をさらに伸ばした。]
(71) calabari 2021/05/19(Wed) 5:00:02

【人】 ぷにぷに グレザン


 あれは、めったに食べられない生クリーム!
 それを、あんなにたっぷり……!

 あれはいちご?
 ……まだのせるのか?
 黒いとろとろ? あれがなにか分かるか?


[ たっぷりの生クリームに、きらきらのいちごがいくつも。その上に黒いソースがたくさんかかって、さらに細かいチップのようなものが振りかけられる。食い入るように見つめたまま、隣の友人に何か分かるか聞いてみる。
 はたして友人は知っていたのか。それとも、夢中になって見ていた自分たちに、お店の人が教えてくれたのが先か。どうやらあれは“チョコ”というらしい。なるほど、わからない。

 完成したものをお客さんが受け取って、そばのベンチでもぐもぐと食べている。なんとも美味しそうに、楽しそうにぱくぱくしている様子を見ていると、そわそわしてしまう。やはりあれは、街でしか食べられない、とてもとても美味しいものではないのだろうか。]
(72) calabari 2021/05/19(Wed) 5:00:25

【人】 ぷにぷに グレザン

[ 友人>>44も難しい顔をしている。
 そうだ、出発前に計画を立てたように、宝石には限りがある。
 持って帰るものは選ばないといけない。保存もできないだろうし、食べものは不向きだろう。

 むむ、と唸る。
 街はまだ広いし、もっとたくさん見て回ってから、これは! というものを選ぶのがいいのでは、とも思う。しかし。しかしだ。
 ちらりと見た鉄板がまた、じゅうと音を立てる。いい匂いが漂ってきた。むむむむ、とじっくりたっぷり考えてから、友人の顔を見る。]
(73) calabari 2021/05/19(Wed) 5:00:53

【人】 ぷにぷに グレザン


 ここに来る前に話した。
 街でしか手に入れられないものを買う、と。

 その点では、これはまさに、街だけのものだ。
 森では見たことがない。

 そして、もう一つ大事なことがある。
 これは食べものであり、持ち帰れない。

 逆に考えれば……
 荷物がかさばらないのでは?


[ 逆転の発想である。
 持ち帰れないというのをデメリットではなく、メリットと考えるのだ。荷物にならないのなら、他にちょっと大きなものを買ってもいい、ということにもなる。

 どやあ、とばかりにこの鋭い視点を披露してから、長い一本でメモをぽんぽんと叩く。]
(74) calabari 2021/05/19(Wed) 5:01:17

【人】 ぷにぷに グレザン


 そして、食べた感想をここに残す。
 “食レポ”というやつだ。

 どうだろう。なかなかいい案だと思う。


[ 早速当初の計画からズレかけているが、いい匂いには逆らえなかった。友人の賛成を得られたなら、ふたりでひとつ、焼きたての“クレープ”を注文する。

 その美味しさと言ったら、思わず言葉を忘れるほどだったが、交互に一口ずつ食べてから、メモいっぱいに感想と絵を残すことにした。

 初めてのクレープに大満足。小さな宝石が三つ減った。]*
(75) calabari 2021/05/19(Wed) 5:01:41

【独】 ぷにぷに グレザン

/*
おなかぺこぺこだった クレープがたべたい

アポスとずっとアホなことしてえな……たのしい……
かわいいあほのこ(ちゅうにぎみ)おもしろすぎるでしょ

そしておせおせの女の子とオッサン大好き
(-18) calabari 2021/05/19(Wed) 5:03:51

【独】 ぷにぷに アポス

/*
かわいすぎでは?
デートだこれ……………
(-19) udon 2021/05/19(Wed) 6:52:35

【独】 ぷにぷに アポス

/*
グレザン最高に天才すぎる…………
かわいいうえにあたまもいい すごい てんさい…
(-20) udon 2021/05/19(Wed) 6:55:21