人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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視点:


【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  それから一週間後の放課後。
  この前と同じように、
  教室に取り残された彼女の鞄を見つけると
  僕は自分の鞄から取り出した新しいヌイグルミを
  ストラップと並ぶように結び付けた。
 
  キャラが喋ってるように
  手芸で" ふきだし "を作るのはなかなか難しかった。
  顔の出来は僕がつけてるヌイグルミと大差ないから
  久々にしては上手くできたんじゃないだろうか。
 
  むしろ、手がかかったのはふきだしの中のセリフ。
  文字を読めるように刺繍するところかな。
 
 
(389) 2022/10/13(Thu) 22:29:15

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  『 いつか、夢の向こうに! 』
  うん、ユメリンの決め台詞。ちゃんと読める。
 
  保健室の常連っていうだけで
  彼女の身体の事まで詳しい事情は知らないけど。
  作りながら込めた思いは
 
 
     ──── 少しでも元気になりますように *
 
 
(390) 2022/10/13(Thu) 22:29:17

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ─── 大木センパイと ───
 
 
  「 いえ、好きでやってる事なので!
    大木…、大木せんぱい、ですか
 
    こちらこそよろしくお願いします!! 」
 
 
 掛け持ちに関しては、サラッと嘘を吐いた。
 何が嘘なのかは まだ深く、心の奥底に

 大木、大木──── >>312
 絶対どこかで聞いてる名前なんだよなとは思いつつ
 頭の中がモヤモヤモヤモヤと、霧が晴れない。
 
 とりあえず、声の大きさには対抗しておいた
 それが今の僕にできる事だろう、きっと。
 
 
(410) 2022/10/13(Thu) 23:14:31

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  「 大木センパイは
    部活とかされてなかったんですか ?
 
    いや、絶対バスケ部やバレー部が
    ほっとかないだろうな、って思ったんですけど 」
 
 
  もしかしたら部活や委員も引退したから名前だけで
  元の所属まで言わなかったのかもしれない。
  いい線まで行っているのだが残念、
  部活の方を聞いてしまった。
 
  だって、180 ───いやもう少しあるかな
  なんせ、僕が見上げてしまう程なんだから。*
 
 
(411) 2022/10/13(Thu) 23:14:34

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ─── 大木センパイと(補足) ─── 
 
 
  ちなみに ───
  バスケットの提供主だと秋緒ちゃんへ紹介されたら
  >>311
 
  此処に来ている事に多少驚きはするものの
  でしょうね、って顔をされるのに一票いれときます *
 
 
(422) 2022/10/13(Thu) 23:21:55

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ─── 聖奈センパイと ───
 
 
 コミュ強だからね。
 お菓子より僕に興味がありそうだなって人の雰囲気は
 なんとなく感じる事がある。たまに。
 ま、勢いで揉みくちゃにしちゃうんだけどね。
 
 
  「 いや、みえませんけど ……
    料理部は食いしん坊も大歓迎ですよ 」
 
 
 その点、お菓子以外眼中になさそうな彼女だから
 初対面ながら安心感が凄かった。褒めてる。>>364
 
 
(433) 2022/10/14(Fri) 0:05:11

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  「 でしょ、でしょ ?
    砂糖でコーティングする配分がなかなか難しくて
    挫折と絶望の末に生まれた結晶なんです! 」
 
 
  本当に美味しそうに食べてくれる人だな >>366
  彼女の第一印象を述べるなら、きっとコレ。
  僕も嬉しくて早々に敬語が逃げ始めている。
 
  また来てねーと手をフリフリした後だったかな
  やっぱりもう1個なんて強請られたら
  思わず2個渡しちゃう。
  もともと妹分にあげる予定だなんて知らないけど
 
 
  「 どうせなら誰かと一緒に食べてね 」
 
 
  彼女と誰かの分で2個。
  甘いものは一緒に食べた方が楽しいでしょ?
 
 
(434) 2022/10/14(Fri) 0:05:14

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  そんなこんなで ────
  僕は結局" 聖奈センパイ "って呼ぶようになった。
  敬語が完全撤退してしまったから、
  センパイだけは残しておいた方がいいかな、って。
 
  彼女は" あまっち "って呼んでくれる。>>368
  神様がそう言うのなら そうだね、仕方ないね。
 
  文化祭当日は味見程度で抑えていたミルフィーユを
  彼女が来たタイミングで一緒に席で食べたかな。
  だって絶対の自信作だし、
  誰よりも幸せそうな顔してくれると思ったから。**
 
 
(435) 2022/10/14(Fri) 0:05:16
天ヶ瀬 青葉は、メモを貼った。
(a74) 2022/10/14(Fri) 0:18:34

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  作ったお菓子を食べてくれるのは うれしい。
  幸せそうな顔が見られたら、尚更。
 
  みんなで食べたのなら もっと、うれしい。

  誰だってそうだよね、うん。
 
 
  でも僕が、そんな当たり前の事に拘ってしまうのは
  その" 逆 "を知っているから、なんだよ
 
 
     それは ────
     そっと目を閉じただけでよみがえる
     けっして消えてはくれない 痛みを伴う記憶 *

 
 
(602) 2022/10/14(Fri) 23:12:22

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ─── 回想:秋緒ちゃんと ───
 
 
 お菓子は別に嫌いじゃないらしい。 >>468
 ひとりで食べるのとみんなで食べるのでは
 よく分かんねー、らしい。 >>469
 
 謎めいた質問ばかりかもしれないけれど
 一応これでも地雷が無いか探ってるんだよ?
 
 " 料理部 "だけど、作っているのは ほとんどお菓子。
 ちゃんとした料理を作るのは月に1、2度ぐらいだし。
 もしかしたら、
 ひとりで食べるのが好きな子かもしれない。
 まあ、これはお目にかかった事ないけど。
 
 彼女も掛け持ちとはいえ、
 せっかくできた後輩なんだから
 合わない部分があれば改善してあげたいでしょう ?
 
 
(603) 2022/10/14(Fri) 23:12:25

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 バスケ部の後輩 ?
 アッチは僕が教えられる様な事はほとんど無いし。
 そもそもバスケを始めたのは高校からだから
 基礎に関しては他の部員の方がしっかりしてる。
 
 自分で言うのもアレだけど、
 僕は感覚でやってるトコあるから。
 
 ドリブルで切り込んでレイアップと見せかけて
 ディフェンスを引きつけてからのキラーパスとか。
 いきなりパスが飛んできた味方のさ、
 驚いた顔を見るのがたまらなく好きで ───
 ああ、何言ってるか分からないよね。閑話休題。

 
 
(604) 2022/10/14(Fri) 23:12:27

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 まあ、このままでも
 彼女が料理部に馴染んでいけそうかな ────
 そう思っていた矢先、思わぬところに地雷があった。

 
 
  「 え、 ………冗談 ? 」
 
 
 冷たい声に、睨み付ける目。 >>470
 僕はただキョトン、としていた。
 そして、彼女が続けた言葉で理解した。
 " 姉 "という地雷を踏みぬいたんだと。
 
 
(605) 2022/10/14(Fri) 23:12:29

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 彼女が調理室から出て行ったあと
 僕は、「 秋緒ちゃんってお姉さんと仲悪いの? 」と
 近くにいた部員に聞いてみても、みんな首傾げ。
 
 すぐに追いかける事も考えたけど、
 
 
 ( 一晩ぐらい" 冷やした "方がいいかな ? )
 
 
 残されたお菓子を見つめ ────保冷庫に入れた。
 
 
(606) 2022/10/14(Fri) 23:12:32

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  「 秋緒ちゃーん! あ、いたいた!! 」
 
 
 次の日の休み時間。僕は1−Cの教室へ向かい、
 彼女を見つけると手を振って駆け寄った。
 はい、これと手渡したラッピング袋の中には
 昨日一緒に作ったマカロン。ふたつ。
 
 
  「 地雷ふんじゃったけど、
    もう覚えたから 次はふまない!
    それにほら、お菓子は無事だから。
    ねー 小腹が空いたし いっこずつしない ? 」
 
 
 教室の空いた椅子におじゃましまーすと座り込めば
 おすそ分けしてくれたかな。
 いずれにせよ、
 放課後はティラミス作るから待ってるよ!、と
 目的をすませば じゃあね、と立ち去ろう。
 

    なんていうかね───
    " ごめんね "の応酬は好きじゃないいんだ。
*
 
 
(607) 2022/10/14(Fri) 23:12:34