148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ
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| [日輪の国は 真名を呼ばれると魔に引き込まれるという言い伝えがあり (真偽の程はさだかではない) 幼い頃は幼名で呼ばれ、元服すれば“あざな”をもらう。 元服とは、里では一人前の“シノビ”になることと同義。 元服の年齢には幅があるが 天才は11才で 月兎の名を負った。 ギョクトは影忍ではなく陽忍に配属されたので もしかしたら 外国の記録にも彼の功績(あるいは悪行)を 遺しているかもしれない。 ただし、あったとしてその記録は、22才で止まっているだろう。 ギョクトは後輩の育成係も請け負った。 落ちこぼれとみなされていた自分が 14才で 黒点の名をもらえたのも 彼のおかげだ。 配属されたのは影忍で 残念ながら部隊こそ違ったものの 話す機会もあれば共闘する場面もあり そのままずっと 彼の背中を追いかけていくのだと思っていた ] (189) 2022/05/21(Sat) 13:31:09 |
| [ところがその二年後、転機が訪れる。 ギョクトが日輪の国の女帝直属の部隊に引き抜かれたのだ。 様々な憶測が飛び交ったが 女帝の愛人として侍らされたのではないかという その噂には心が陰った。 一年が過ぎた。 その間、ギョクトと会うことはなかった。 多くの東の国々を巻き込んだ戦火の残光の中 >>166二人が相見えるその日まで ]** (190) 2022/05/21(Sat) 13:33:20 |
| ― 回想:ヴィム ― [ここを訪れた時に出会ったゴーストの一人。 彼の苦笑いに特に感想はなかった。 >>168 それだけ精神的な余力はなかった。] ……あ? どこがだよ [その言葉に >>169はそう返答した。 ヴィムという名に覚えはなかった。 大罪人の名なんて興味はなかった >>18 ただ、ゴースト同士感じるものがあったのだろうか。今はそう思っている。 食えない雰囲気のやつ。それがユスターシュから見たヴィムの印象だった。] (191) 2022/05/21(Sat) 14:02:04 |
| [酒を渡されれば、 >>170まだ辿り着いたばかりでここでは飲めることを知らないから怪訝な顔を向けた。 おい、と声をかけるまでもなく扉をくぐられれば困った顔をして。 仕方なく飲めたらいいのに、と口に少しだけ傾けてみたものだった。] ─────っ! [あの時の酒は、うまかった。 その後に会った時に微かに笑って言葉を投げかけた。] (192) 2022/05/21(Sat) 14:02:16 |
| ― MiraggiO ― [カイルの言葉にユスターシュは悪びれもせず、へらへら笑う。 >>161] へーへー。 分かってるって〜 [また酒に口をつけたどの口で言うのか。 そんな状態である。 本気で叱られそうになる前には動く そのつもりではいた。] (193) 2022/05/21(Sat) 14:02:47 |
| *** [辿り着いた当時、この少年は既にここにいた。 >>162 彼はその姿を見た時、一瞬。ほんの一瞬目を見開いて すぐ落ち込んだ。] ……はっ、背丈だけでこれかよ [そう自嘲するように呟いた。 まだ少年と言える年の彼が死亡している。 その事に何かを言った事はない。 ただ、少しだけ似た年頃の彼女を思って苦い気持ちがうまれる。それは表には出さない。 そんな男にも出来た少年はわざわざブイヤベースなんて手が込んでるであろう料理をくれた。 それが酷く嬉しくて、胸がつまったのをよく覚えている。] (194) 2022/05/21(Sat) 14:03:29 |
| [その時の自分は弱り切っていた。 だから泣いても仕方なかった。 それだけだからいい加減忘れろっての。] (195) 2022/05/21(Sat) 14:03:39 |
| [略歴を聞けば船か、それは大冒険家だなって笑って聞いた。 酒の話に付き合え、とかつまみを餌にちらつかせつつ絡んだ時に聞いたせいだ。それをうっかり零したのは。 >>162] イイ女ねぇ。 大人の男がそれを言う時は心底ベタぼれで 本当に“イイ女”か その女が Femme fataleかどっちかだぜ? [なんて、いい加減な事を少年に吹聴する大人の姿がそこにはあった。 突っ込みはいつでも募集している。 「恋人なの?」と問われれば大笑いをした。] そんな色気ある関係じゃねーよ。 [彼女の事は一度たりともそんな目で見た事はなかった。 彼女はユスターシュにとって“娘”なのだから。] (196) 2022/05/21(Sat) 14:04:27 |
| あ? あの子程“いい女”はいないぜ? 気立てが良くて健気でなぁ 決して裕福と言える環境は与えられなかったのに、泣き言一つ言わず俺についてきてくれたんだ。 ……こんな、どうしようもない男にさ [遠くを見つめて酒をまた飲みこんだ。 悪い、とその話はそこで締めくくった。] (197) 2022/05/21(Sat) 14:04:41 |
| ― 回想:冒険者時代 ― おう、ノアか。宜しく。 >>172 俺はユスターシュだ。 冒険者同士、普通に喋っていいぜ。 [砕けるのが苦手なら強要はしない。ただ堅苦しいのは好まないだけだ。年の差があるからとえばるつもりもなかった。 不躾な対応してくるやつはそれに限らないが、目の前の少年はそう見えなかったから同じ冒険者としての対応だった。] ははっ。だよなぁ。 お偉い依頼人なんてもっと凄い奴もいるのになぁ。 [話が分かるなぁ、と肩を叩こうとした。] (198) 2022/05/21(Sat) 14:04:51 |
| [ユスターシュの態度が悪い、と突っ込む人はこの場にいなかったようだ。 命を賭ける冒険をするのに不真面目な態度は怒られて然りと分かってはいた。 うちのパーティーにどう? と言われないためにそうしていた、なんて誰にも言いやしなかったから、俺の本音を知ってたやつはいないだろう。 ノアの表情が緩めば此方もつられてふっと笑った。 >>173] おっ、いいねぇ。若者はそうじゃなくちゃな 応援してやるよ、頑張れ ノア [ギクリ、とした挙動は見なかった事にしてやった。 年を取った側から言わせて貰えば10年なんてあっという間だ。本当にな。 時間が長く感じ、目標に向かいやすい年頃の内に目指すものがあるのは決して悪い事じゃないと思った。 残念ながら、その目標については確り覚えている。 >>174] (199) 2022/05/21(Sat) 14:05:18 |
| [そう、現実は甘いもんじゃない。 >>175 でもおっさんにはいつかなるものだ。 生きてさえいれば、な。 だから、願う。 そんなのが お守り でいいのか? と思うけどそれは兎も角として 出来ればさ、生きていてほしいと。] (200) 2022/05/21(Sat) 14:05:48 |
| ― 回想 ― [もう10年以上前になる。 プロテアで依頼を探していた時、その男、ウーヴェを見つけたのは。 偶々目があった。そんな気がした。] よーう、そこの冒険者諸君。 魔法使いは入用じゃねーか? 料理とか、ライト役とか水も出せる。 雑用も出来て便利だぜ? [自分はその性格で人間関係トラブルを起こした事例は幾度もある。 もしかしたら相手の耳にも入っていて渋い顔をされた可能性は否定出来ない。 それでも男はどこ吹く風で、声をかけた。] 金さえしっかり払って貰えば 役に立つぜ? 俺は。 [そう言って頼む側の態度じゃない俺に対して、その男はどういう反応をしただろうか。 共に冒険に出る機会はあっただろうかね。] (201) 2022/05/21(Sat) 14:05:59 |
| [その男が消えてからずっと先に こんな酒場で再会することになるとは、思わなかったが。
人生の縁ってのは本当数奇なものだよな。]** (202) 2022/05/21(Sat) 14:06:19 |
| (a22) 2022/05/21(Sat) 14:14:54 |
| 俺もそう思う ……伝えるべき人には なに一つ伝えられずに終わったからな それが正しいと思ってた [ 言わぬが花。言わぬなら墓場まで >>56>>57 その花を持っていくつもりであったが どうやら俺には墓がないようで。 亡骸さえも残っているかどうか……。 墓に持っていくことのできない言葉は どこにもっていけばいいのだろうな。 生前の学びを俺は活かすつもりだ。 だからマスターにも他の奴らにも 言いたいことは空気を読まずに 言葉を出していることもあるな。 黙するべき場所では沈黙を貫くのも男だけどな。 ] (203) 2022/05/21(Sat) 15:58:47 |
| 光? はは、まさか 俺はそんな綺麗な存在じゃねーぞ (204) 2022/05/21(Sat) 15:58:57 |
| 照らしていきたいと思っていることは 間違いじゃない [ そう、あの時の言葉は俺の本心だ。 けれど同時にこの時から考えていたこともある。 それは今日に至るまでその思考は膨らむばかり。 ] (205) 2022/05/21(Sat) 15:59:02 |
| ─ 『 MiraggiO 』 ─ [ 開店準備としてカイルが掃除用具を準備すれば >>79 カイルの頭を撫でながら一緒に掃除を手伝い。 (軽く頭に触れるつもりだが手がすり抜ければ 「加減が難しいもんだな」なんて軽く笑う。) ものは浮くんだろ? >>98 知ってはいるが 子供が重いものを持とうとするのは見てらんないんだわ。 ユスターシュとマスターの会話に >>92 物言わず水を置いたりして。 どうやら一杯くらいで終わらせる予定らしく >>125 その水は俺が飲むことになったかもな。 ] (206) 2022/05/21(Sat) 15:59:16 |
| [ 床を磨き、机と椅子を整え、 ピカピカにするのは難しくとも 丁寧に拭けばほら、見栄えはよくなるだろ? 夜に向けて料理の下準備も必要だよな。 海鮮に加えて東洋風の料理もできるとあれば 俺は手伝いに徹した方がいいかと 料理長のサポートは万全だ。 何せ開店を楽しみにしているのだ >>79>>80 開店したらお客さんとの会話を楽しんでもらいたい。 煮物も用意しておいていいだろうか 残れば自分で処理すればよし。だな。 定番がいいんだろうな。 肉じゃがとか、か?食材見ながら考えるか。 ] (207) 2022/05/21(Sat) 15:59:19 |
| [ 開店前の高揚する気持ちと同じくらい 前からの悩みも大きくなる >>205 段々と気落ちの方が大きくなり ひと段落すれば「少し散歩してくる」と 酒場の外へと出て扉の前でひとつ息を吐く。 ] (208) 2022/05/21(Sat) 16:00:15 |
| なあ、マスター [ あの日、死んで幽体となって此処に辿り着いて マスターに会った日。 その時と同じ表情で言葉を重ねるように零す。 ] (209) 2022/05/21(Sat) 16:08:07 |
| (210) 2022/05/21(Sat) 16:11:02 |
| [ 10年前、どこに行けばいいかわからなかった。 仲間を庇って死んだのに 未練があるというのか、と。 そして今になってもまだわからないんだ。 何処に行けばいいのか。 でもこれは店の外での独り言。 外では人に見られることもない。 『MiraggiO』の看板を眺めながら、 少しの間佇んでいた。 ]** (211) 2022/05/21(Sat) 16:11:15 |
| (a23) 2022/05/21(Sat) 16:15:21 |
| [ ゴホッ ゴホッ カハッ
ゴフッ ゴホッ ゴホッ ゴホッ カハッ ゴホッ コホッ ゴホッ ゴホッ ゴフッ (212) 2022/05/21(Sat) 17:57:01 |
| [伸ばした手は何にも触れられずに力を失う。
口の中は鉄の味。
息の根は止まり、これが僕の人生最期の記憶となった。] (213) 2022/05/21(Sat) 17:57:52 |
| ─── 『 MiraggiO 』 ─── [ガタンッ!と音を立てて立ち上がれば、 座っていた椅子が倒れた。 今でも時折、記憶がフラッシュバックする。 一度大きく深呼吸して、心を落ち着けた。 店内の掃除を終え、 休憩しようと椅子に座っていた最中のこと。 ウーヴェが手伝ってくれたお陰で、 大分綺麗になったと思う。 >>207 撫でてくれた手は無事僕の髪に触れ、 >>206 僕は「有難う」とはにかんだ。] (214) 2022/05/21(Sat) 17:59:02 |
| [料理の仕込みのことも考えなければ。 ソースや煮込み料理は早くから準備した方が 味が馴染んで美味しい。 "料理長"と僕を呼んで、 腕を認めてくれる人もいる。 >>165>>207 子供のままで生は止まってしまい、 大人と並んで何かが認められる未来を失った僕だから。 そんな風に言ってくれるのは、 くすぐったくも嬉しいことだった。 ウーヴェが料理を手伝ってくれるのなら、大歓迎。 煮物も人気だし、 絶対出した方がいいと思う!と伝えて、 >>207 散歩に行くのをヴィムと同じように 「いってらっしゃい」と見送った。] (215) 2022/05/21(Sat) 17:59:47 |
| [まだユスターシュは店内にいただろうか。 あの時のブイヤベースをまた作ろうかな……。 >>194 なんて思ったら、当時の記憶がまた蘇った。 初対面の時に、少し彼が驚いた表情をしたのを、 僕はまだ微かに覚えている。 その理由までは、深入りはしなかった。 ヴィムは大して僕に驚かなかったけれど、 >>164 ウーヴェは目頭を熱くしたし……。 >>113 僕に対して抱く感慨は、 人それぞれかなと深く考えることもなく。] (216) 2022/05/21(Sat) 18:01:10 |
| [話を聞くのは好きだから、 別につまみに釣られたわけではないけれど、 だからこそ特別な話が聞けたなら、 >>196 こちらとしてはラッキーでしかない。] イイ女にも種類があるんだね。 しかも真逆の特性持ちだなんて。 僕の母さんはどっちだったんだろうな。 [僕の陽光みたいな 金色の髪 と、 空色の瞳 は母譲りだと父さんは言っていた。 でも、それ以上の情報が何もない。 肖像画なんて描いてもらうような身分でもないし、 母さんのデータはこの世に於いては、 父さんの記憶の中にしか存在しなかった。 それさえももう、失われてしまった……。] (217) 2022/05/21(Sat) 18:02:49 |
| [ユスターシュの探す女性は、 最高に"いい女"であったらしい。 >>197 「恋人なの?」と聞いてみれば、照れ隠しとかではなく、 本当に僕の父さんが母さんに向けるものとは、 全く違った愛情なのだろうという事が何となく伝わった。 小さく零れた言葉は、紡がれた直後に霧散した。 だからこの話は、これでお終い。 僕も子供なりに、その位は弁えていたつもりだ。] (218) 2022/05/21(Sat) 18:03:35 |
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