人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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 「お褒めの言葉どうも。
  君からそう言われたいと願う者は
  山ほど存在するだろうのに。
  これも無欲の勝利というものかな。
 
  だが、その言葉を聞いたら……と。」


[ 言葉尻が芝居がかかって聞こえるのは、
 隣に君の兄が居たからだが
 彼の表情が見えて、言葉が止まった。
 
 ──本気でショックを受けている顔だ、と。


 だが、頼られて悪い気はしないのは事実。
 灯守りとして初めての任務の時も、
 右から左まで徹底的にレクチャーした。
 彼女が初めての会合に出席した時は、
 見守る立場とはいえ、ほぼ心配はしていなかったのだ。

 ──眞澄なら大丈夫だろう、と。]
 

 
[ 兄から妹への別れの手紙を見せて貰った時
 普段見せることのない感情的な様子に、
 何も言えずただ黙って聞いていた。
 全てをぶち撒け、落ち着き始めた頃に漸く口を開き]


  「大丈夫、あいつのことだ。   
  『 眞澄に会えなくて寂しくて死んでしまう〜! 』
  とか言って、また戻ってくるさ。」


[ 気休めだけを吐いて微笑む。
 その後、彼女の気が済むまで、とことん付き合う気でいた。
 飲み明かしたか、話は続いたか、何処かに外出したか。
 それとも一人になりたい、と申し出があったか。
 後者ならば、意思を尊重し帰ることにした。

 「寂しければいつでも話は聞くから」と言い残して。]  
 

 
[ 灯守りを引退すると告げた時
 彼女は、止めることはしなかった。

 だが、一瞬口を噤んだ様子が見えて。
 紫明の意思を尊重する言葉を聞けたが
 祝福、背を押してくれるような感覚は感じられなかった。
 思い過ごし────では無いのだろう。

 
今思えば、眞澄は菴と紫明。
 二人の近しい灯守りに、似たような形で
 急に去られていたのだから
]


 「眞澄。
  君には本当に長い間、世話になった。
  君と、菴と過ごした日々は、楽しかった。
  ……済まない。菴との約束を守れなくて。
   
  君も、自分が幸せになることを、
  自分のことを一番に考えても、罰は当たらないと思う。 
  
  ……葵を頼む。」
 

 


 『 君は強く立派になったから。
   俺の助けはもう必要ないだろう。 』


[ 
そのような残酷な言葉は飲み込んで。

 
 あの時、姿を消した友のことを怨んだりもした。
 だが、まさか自分が似た道を歩むことになるなんて。
 同じようなことをして、苦しめることをするなんて。 ]



  ( ──人を幸せにするのは、難しいな。 )



[ 斯く男は女の前を去った。
 理由は、半分程度真実を伝えている

 何故このタイミングだったのか。
  ──数年前から決めていたこと。
 
 別れを惜しむ悲しい時間は、少ない方が良い。
 それだけの理由で、伝えるのが直前になっただけのこと。]

 

 
(  ああ、でも。
   自ら去ることを決めたというのに
   もうこの気の強い友の妹と会い、
   話が出来なくなるのは、少し惜しいが。)


         ……大丈夫。きっとどこかで会えるから。


 ( これは今生の別れでは無い。
   だから「さよなら」とは言っていないんだ。 ) *

 

【人】 “小雪” 篠花

ーー現在:雨水の君と>>94ーー
[大丈夫、個人差あるから。
私だって変わったのだから変われるはずよ。きっとたぶん。]



 確かに、賑やかな方だったものね。
 楽しそうでいいわね。


[かつて先代の蛍だった頃は2人で暮らしていたこともあったけど、楽しかったというより苦労した記憶。
忘れただけ。


蛍のことに関しては、ブーメランが刺さるので口にはしない。
]
 
(149) 2022/01/20(Thu) 2:01:30

【人】 “小雪” 篠花



 あら、じゃあ冬が終わる前に行かなければね。
 楽しみにしているわ。


[具体的に期間を決めて、スケジュールを組んでみましょうか>>95
期間中に1日開けられるといいけれど。
こういう時、真面目だと苦労するわよね。


思ったことを口にすれば、素直に受け止めてくれるみたいで>>96。]


 貴方なら早く一人前になれるかもね。


[嫌なことには耳を塞ぎたくなるものだから。
ちゃんと聞く気があるのならば、きっと成長は早いでしょう。
見てわかるほどに喜ぶ子を、更に煽てる気はないけれど、思ったことを口にして。

尊敬の眼差しは、そのまま受け止めましょう。]
 
(150) 2022/01/20(Thu) 2:01:55

【人】 “小雪” 篠花



 確かに、まだ挨拶終わってない人がいるのよね。
 お言葉に甘えさせてもらおうかしら。


[下げられる頭には会釈を返して>>97、去ろうとしたところで足を止めた。]


 ああ。そういえばさっき、小満の君と話していたのだけれど。
 会合が終わったら食材持ち込みで集まろうって話をしていてね。
 飲み会と銘打ってはいるのだけれど、来る?
 ちなみに調理担当は小満の君。


[ついでに宴会
(もはや二次会)
のお誘いをしてみるけれど、どうだったかしら。
来ると言うならジュースを見繕うかなとは思っているが。

“聞く側”第一人者? ストッパー?>>66
むしろどんどん燃料追加しているけれど?

返事はすぐじゃなくていいから。
まあ、考えておいて。と告げてそのまま分かれたかしら。**]
 
(151) 2022/01/20(Thu) 2:02:11

【人】 “小雪” 篠花

ーー回想:冬至の雪兎と>>126ーー


 いいえ、姿が見えていなかったもので。
 少し驚いてしまっただけです。


[事実である。
雪兎が喋るから驚いた、という段階はとうに過ぎている。
ちなみに本人がいることに驚くのも過ぎている。
しかし中央域に風呂場を作った
原因
メンバーが先代と小満の君と冬至の君の3人だったと聞けば、目を点にするだろう。
何に驚いているかと聞かれると困るのだが。

ちなみに敬語は年上に対しての敬意の表れである。
決して他人行儀なわけではない。
小満の君? 何故か敬語を使う気がしない。
たぶん妹分として扱われているからだ。]
 
(156) 2022/01/20(Thu) 2:44:16

【人】 “小雪” 篠花



 そんなに褒められても何も出ませんよ。
 精々、宴会のときに私が漬けた柚子酒が出るぐらい。


[出るんじゃないかというツッコミは受け付けていない。

新作のワインを解禁する日、新嘗祭。
酒に絡む行事が多いからだろうか。
小雪域には各所に酒蔵やワイナリー等があるわけだが。
もしかしたら小満の店に卸しているワイナリーがあるかもだけど、今回味見で渡したのはそことは別ね。
最近自立したばかりのところだし。


ただの気晴らしで漬けたものより、おそらくそちらで買って飲んだ方が美味しいはず。
ただ、プレミアだけは付いている。

……え? 統治する灯守りは飲めないのかって?
味見で渡されるだけで充分よ。

肴がわからないのが不自然?
味見に肴なんて出ないわよ。]
 
(157) 2022/01/20(Thu) 2:44:43

【人】 “小雪” 篠花

 

 雪見温泉……


[行きたい、というのは辛うじて飲み込んだ。]


 食材は私も悩んでいます。
 きのこと柑橘類以外どうしようと悩んでいるところです。
 秋口に採れたものはまだありますが。


[冬至に比べれば短いが、全体的に見れば冬が長い方だ。
最悪、飲み物や加工肉で許してくれないかしら。とか本気で考えている。]


 せめて海があれば、タラバ蟹や伊勢海老が採れるかもしれないのですが……。
 海のある領域ってどこでしたっけ?


[年長の知見に頼ってみるが、果たして。

それから何か話したかしら。
一通り区切りがついたら会釈して、その場を去りましょう。*]

 
(158) 2022/01/20(Thu) 2:45:35
“小雪” 篠花は、メモを貼った。
(a29) 2022/01/20(Thu) 2:56:20

【人】 “小雪” 篠花

ーー現在:少し前ーー
[考える間のない返事に、誘ってよかったと思った>>167
ところでこれ、開催地は私のところでいいのかしら。
]


 私だって持ってきていないわよ。
 それに開催日だってみていだし。
 結構なそれなりの人数になりそうだから、
 後で諸々通達になるのではないかしら。


[人数確定したら連絡ほしいと言っているから、今なくても問題ない。]


 葡萄ジュースで美味しそうなの、見つけておくわ。


[楽しそうな様子にはそう答えておきましょう。
それだけ伝えれば、また後でね。と次へ。*]
 
(181) 2022/01/20(Thu) 18:47:07

【人】 “小雪” 篠花

 
[葡萄ジュースを探しておくのをタスクの中に入れ。
一先ず選ぶのは後でいいでしょう。
今は交流することにしましょう。

ーーとはいえ、何も食べないのは味気ないから、
おはぎ>>82でも食べていましょうか。*]
 
(186) 2022/01/20(Thu) 19:11:36

【人】 “小雪” 篠花

 
[隅にいる花を見つけたのなら、そちらの方へ行ってみようかしらね>>180。]


 ごきげんよう、白露の君。
 空っぽのお皿を持ってどうしたの?


[声をかけてみるけれど、まだそこにいたかしらね。*]
 
(187) 2022/01/20(Thu) 19:16:38
 ― ぼくのおはなし2 ―

[先代の雨水に出会ったのは引きこもってから何年かした頃。
 ある日突然、彼はやってきた。]


 「やっと見つけた。手間かかったな。悪かったな遅くなって。
  お前は今日から俺の後継者だ。

  大丈夫、悪いようにしないからついてこい」


流石に混乱した。

 でもお母さんが雨水様、と呼んで灯守りという存在くらいは知っていたぼくは目を丸くした。]


 こうけいしゃ……?
 どうしてぼくが?


[首を傾げた質問に彼はにっと笑って返した。]


 「俺もそろそろ引退時でな。
  なんでも溶かす能力者がいたって噂を探したんだよ。
  雨水の季節にぴったりじゃないか」


[ほれ、と手を差し出された。]

 


[─────唐突過ぎてよくわからなかった。

 でも、この手を取れば一人で引きこもっているこの状況を変える事が出来るんじゃないかって。それだけはわかったから。



      ぼくは、その手をとった。


 

 
[そこからはなかば強引に、ぼくは彼に引き取られた。
 お母さんが納得していたかは知らない。半ば拉致じみていたとかそういう話も広まったらしいし中央の人の頭痛のタネになった可能性は今にして思えば高い。

 蛍もいない彼の後継者候補が見つかったのは、悪い事じゃなかったんだろうけどさ。それでもね。


 ……それから数年。ぼくは言われるがままにお仕事やお勉強を教わって。しっかり一人で仕事を回せるよう教育を受けた。その当時の日々はぼくはまだ奥に引きこもりがちだったから他の灯守りと会う事はそうはなかった。
 当時は正直選ばれる意味すらもよくわからなかった。
 でも、いつまでも引きこもっていても仕方ないのはわかっていた。

 それに、ぼくが必要として貰える居場所を作れるのなら、嬉しい と

 少しずつぼくの心を溶かしてくれた彼の跡継ぎになりたいと
 段々とそう思うようなっていった─────。 ]**

 


 「──やぁ。ふむふむ、成る程成る程。
  君が紫明の話していた蛍さんだね。
  僕は"立春"の灯守り、蘭花。
  蘭の花と書いて蘭花。以後お見知りおきを。

  あはは! そう畏まらなくて良いよ、葵ちゃん。
  こんなに愛らしいお嬢さんなら大歓迎さ。

  甘い物は好きかい?
  ちょうど椿餅を作ったところでね、
  君さえ良ければ是非とも味見して
  忌憚のない感想を聴かせて欲しい。

  うん? 紫明の分? 
ないよ、そんなの。

  僕は料理は可愛い子の為にしかしないって決めてるんだ。

  僕の作るお菓子がどうしても食べたければ
  可愛らしく生まれ変わって出直してきてくれたまえ?」

 


[蘭の花びらのように滑らかな白い肌。
目鼻立ちのはっきりした華やかな美人。
涼やかな空色の髪は短く切り揃えられていて
一見して性別がどちらかはわからない。

春の陽射しを閉じ込めたような明るい色の瞳が、
挨拶に訪ねてきた少女を柔らかく見つめただろう。

自分が食べるより作って食べさせる方が好きで、
自分が喋るより話を聴く方が好き。
いつでも穏やかな笑みを絶やさない、とても優しい人だった。]

 


[私が師匠から立春を継承したのは
雪が徐々に解けて日々大地が目覚めゆく啓蟄の頃だった。

その年の立春の大役を終えた後、
祝福を受けた生命が活き活きと芽吹いていくのと相反して
師匠は──蘭花様は、目に見えて衰弱していった。

雨水の季節が終わる頃にはもう
身を起こすことも難しくなっていて、
黄鶯さんが付きっきりでお世話をしていた。
師匠の傍から離れたがらない私を引き剥がすように、
氷魚さんが私を連れて日々の業務を代行していた。

自分の弱っている姿を他の灯守りたちに見せたくない、と
師匠は最期まで頑なに元気な振りをしていたから
余程注意深く見ていなければ、師匠が弱っていたのは
亡くなる直前までわからなかっただろうと思う。

親しかったご友人の皆様や
近しく親交も深かった春の統治域を持つ皆様にさえ
「それじゃ、僕は念願叶って山奥に楽隠居するから
 愛弟子をよろしく頼んだよ☆」

なんていつもの調子で別れてから床に臥せられた。
報せが遅くなってしまったのは、
それが師匠の遺言だったからでもあった。]

 


 「そんなに悲しそうな顔をしないでおくれ、東風はるかぜちゃん。
  僕はもう十二分に生きた。
  そろそろ休みたいな、って、思っていたんだ。

  ……以前話した話、憶えているかな。

  僕らが司るのは"立春"、すべての始まりの暦……
  長く厳しい冬を越えて暖かな春を迎える
  希望を象徴する季節でもある。

  人が心折れてしまうのは希望を失くしたときだ。
  だからね、君は俯かないで。顔を上げて、前を向いて。
  どんなに辛いことがあっても笑顔を忘れないで。

  これからは、君自身が
  此処に住まう人々の希望になれるように。
  僕はいつだって君を見守っているよ。」

 


[そう言い遺して去っていった師匠の手前、
どんなに悲しくても、辛くても、淋しくても
少しでも気を抜くと泣いてしまいそうでも、
人前で泣くことだけは絶対に出来なかった。

だから、

何も言わずに葵ちゃんがただ私を抱きしめてくれた時に
それまで押し込めていた感情がぐちゃぐちゃに溢れ出て、

両目を酷く腫らしてしまったあの日の思い出は
二人だけの秘密にしておいて。]*
 

  
――小満と


 大人は紐の扱い方で
 その成長の仕方を察されると聴きました

 私はこどもなので
 その意味はまだぜんぜんわかりませんが
 フェイはどんどんと大人になっているのですね
 ぜひ大人のことを教えてください、ぱぱ。

[ つぶらな紅で小満を見上げるのも束の間
 きゅぅ…と 丸いボディは悲し気に身を丸めた ]

 ……。
 私だって いつでもあなたを待っているのですよ

 お口の達者なすけこましを想い
 長々し夜をひとりかも寝んしています…

[ この嘆きの丸みを癒すには
 もう一切ればかしのキッシュが必要だろう ]


  …くふふ。
  では 冬至の雪がとける頃に。
  フェイの料理で雪どけを祝います

[ 返すのは 一見不確かな社交辞令 ]

[ その意が もう百年以上も前から続く
 "冬至域の雪の一切が消える日"の頃である事
 小満ならば伝わると思っているし 伝わらぬならばそれはそれ ] *


[ 代りに、私もうっかりクッキーを焦がしまった折りに、
 あなたの先代の蛍に慰められたり、失敗作を食べてもらったりしたものよ、なんて話もしたでしょう。

 自分よりも経験の長い蛍たちに手伝ってもらって、
 灯守りの仕事に慣れた頃、だったかしら?
 彼等にカフェを開いてはどうか、と提案された、という話も。

 だから、あなたもなんでも言ってね、と*]

ーー先代の記録ーー


「お、義兄、様……! 君から、お義兄様………!
 いい響きだね! 義弟よ!」


[目に涙を湛え、呼吸困難になりそうなほど大笑いしている。
その冗談はツボに入るぐらいウケたらしい

可愛くて良い子? 半分僕が育てたようなもんだし、当然じゃない。]


「無・理♡」



[滅茶苦茶いい笑顔でさらっと何でもないように答えた。
これを本気と捉えるか、いつもの悪ふざけと捉えるかはおまかせモード。
言わずともやってくれるだろうとは思ってるけど、念の為。
肩の力を抜く的な意味では小満の君しんゆうがやってくれるだろうけど、
真面目なところは君に任せた方が円滑に進みそうだから。
兎も角、僕は言いたいことは伝えたからね!
]
 



 …………? どうかした?


[芝居がかったようにも思えるそれが中途半端に止まったのなら、何か変なものでもあったのだろうかと辺りをキョロキョロ。
兄が固まったせいだとは気付いていない

それが素の行動だからこそ、更に拍車をかけたわけだ。
後日、飲みながら気付いた紫明に

「小さい頃なんか
 僕と同じ灯りの器にしたいって言ってたのにいいい!
 なのに何で……何で……!!」

腹癒せに中央にダーツバーを設置するよう計画書書いてやるうううう!!
等とガチ泣きして絡んだわけだ。
中央に遊技場ができたかは、さて。


頼れる相手は他にもいたでしょうけれど、真っ先に思い浮かんだのは貴方だったものだから。
初の灯守りの仕事の時は、真っ先に彼の元へと飛んでいった。
無事完了したのなら、お礼とお詫びを兼ねて統治域内の酒でも持っていったかしら。]
 

 
[兄が出ていってからしばらくしてだったか。
彼が訪ねて来たときに、溜まっていた鬱憤を全て吐き出した
彼はただ、静かに聞いてくれていた。
傍にいてくれた、それだけで充分だった。
気休めでも、心遣いはありがたかった。
言いたいことを全て吐き、泣き疲れてぐったりしたころに。]


 ……付き合わせてごめんなさい。
 でも、もう大丈夫。落ち着いたわ。


[一人になりたかった。
これ以上、彼の時間を奪いたくなかった。

かけられた言葉を聞きながら、見送ったの。]
 

 
[そんなお世話になった人だから、葵のことを任せられたなら頷く以外の選択肢はなかった
祝福の言葉を掛けようとしてーー声にならなかった。

兄に比べれば挨拶の時間があるだけ、まだマシだと思うけど。
それでも
置いていかれることには変わりなくて。
]


 わかった。葵のことは任せて頂戴。
 私も楽しかったわ。


[彼の言い分はわかるもの。
新しい風を入れるなら、古いものは去らなければ。
古いものが残ったままでは、入れ替えても変わらない。
だから引き止めたりしない。
隠れた理由の存在には気付かないまま。


でも、もう少し早く言ってくれても良かったと思うの。
そうすれば、ゆっくり時間をかけて心の準備ができたのに。
……ねえ。]