人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


プロローグ

【人】 Jack-o'-Lantern

 
Ba mhaith liom milseáin a ithe!!!!
 
(0) 2020/10/17(Sat) 10:22:25
村の設定が変更されました。

到着: エガリテ

【人】 エガリテ

 
[同時に動く万年筆のうち一つ
 素手で握るものだけが遅れを取る。

 ――指が冷えて、滑らかに動かない。
 それで漸く、窓を彩る雨粒に気づいた。

 筆を置き、両手を擦り合わせる。]


   もう10月か


[この国では二日に一度は空が泣く。

 執筆を終えたなら、
 身体が温まる茶葉を買いに行こう。
 愛おしいひとたちが風邪を引かぬように。**]
 
(1) 2020/10/17(Sat) 11:22:34
エガリテは、メモを貼った。
(a0) 2020/10/17(Sat) 11:35:33

天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2020/10/17(Sat) 11:38:22

到着: アクスル

到着: 在原 治人

村の設定が変更されました。

村の設定が変更されました。

【人】 在原 治人

 
[パスポートが発行されるまでの
 7日間を待ちに待って
 1日がかりで馳せ参じた あなたの城。

 恋焦がれた手に引かれ、
 薄暗い階段を
 コツリコツリ靴音を響かせて降りていく。



   (……逢わせたい人、って
            こんな地下に?)



 一体、誰と引き逢わせたいのか
 ずっと気になっていた。

 淋しさを埋めようと
 ストーカーのように情報を漁っても
 予想すら付かないまま。
 もうすぐ、その人と対面する。]
(2) 2020/10/17(Sat) 12:10:54

【人】 在原 治人

 
[元々、人と関わるのは得意ではないから
 はじめましての後
 何を伝えれば良いのか、全く分からない。

 虫のことなら、立て板に水の如く
 幾らでも出てくるが、
 此処ドイツでは
 俺がブリードに勤しんできたクワガタもカブトムシも
 日本で嫌われ者の黒い奴らと同じ扱いらしいので
 口に出さない方が賢明だろう。

 これまで誰にも紹介したことの無い
 あなたにとって特別で
 大切なひとのようだから、尚更だ。



   (嫌われる訳にはいかない…、)



 言葉どおり
 少し緊張した面持ちのあなたの隣で
 意気込めば意気込むほどに
 喉は干乾び、反対に汗は滲んだ。]
 
(3) 2020/10/17(Sat) 12:16:53

【人】 在原 治人

 
[驚くほど厳重に管理された
 分厚い扉が開くと
 唐突に別の世界と繋がってしまったみたいに
 華やかな香りと冷気に包まれた。

 そこにはベッドのようなものがふたつあり
 その片方には
 大輪の薔薇に囲まれて
 微笑むように眠るドレス姿のひと。


 僕の母だよ、と教えてくれた後
 ドイツ語を交えて俺のことも紹介してくれた。
 意味がわかれば
 舞い上がったのだろうけど
 残念ながら俺には、語学の素養はなくて…




   あ、… っと、 Freut mich. 

           ……在原治人です



[頑張って覚えてきた一言を
 どうにか伝えて
 慌てて頭を下げるので精一杯だった。]
 
(4) 2020/10/17(Sat) 12:19:45

【人】 在原 治人

 
[心拍数を跳ね上げさせて待つけれど
 スマートとは言い難い挨拶に
 返される声はない。]



   ‥‥ ?



[それどころか
 ぴくりとも動かぬ瞼、開かぬ唇。

 夢小説の挿絵だとか
 ファンアートだとかに
 あなたと共に登場するお姫様が
 そのまま抜け出てきたみたいに
 微動だにしない。]
(5) 2020/10/17(Sat) 12:21:47

【人】 在原 治人

 
[美しさの保持と長生きを
 両立させるために、
 蝶を三角のパラフィン紙に包み
 15度くらいの低温で管理することがあるけれど、
 常温に戻してやると羽ばたいて
 喜んで蜜も吸う。

 だが、ニュースで大々的に
 失踪を報じられていた、このひとは─────…]



   アクスル…

   まるで眠っているように見える、けど
   お母さんは、その、…



[その後の言葉が上手く続かない。]
 
(6) 2020/10/17(Sat) 12:25:34

【人】 在原 治人

 
ぞくり、

 冷気のためだけではない震えが
 全身を駆け抜けた。

 艷やかな金色の髪も
 陶磁器のように真っ白な肌も
 ほっそりとして、綺麗に整い切った面持ちも
 とてもよく、あなたと似ていて

 だから余計に
 同じように動かなくなってしまった時を
 リアルに想像できてしまって。]



   一旦、外に出よう…!



[居ても立っても居られなくなって
 失礼します、と
 もう一度頭を下げると
 腕を引いて部屋の外に出て]
 
(7) 2020/10/17(Sat) 12:26:31

【人】 在原 治人

 
[間髪入れずに、掻き抱いた。]



   ……アクスル、 っ



[冷えてしまった肌の
 内側にある体温を探すように、ぎゅっと。]*
 
(8) 2020/10/17(Sat) 12:27:30

【人】 アクスル

 
[白雪姫に登場する王子は
 物言わぬ姫でも良いと
 硝子の棺ごと持ち帰ろうとしたが
 現実はそうはいかず

 王子になれなかった父は出て行き
 息子が代わりに彼女の美を守って来た。]


   …………、うん、そうだよ


[言葉の続きを想像して、ただ肯いた。>>6

 一般的に、死は消極的なイメージだろう。
 彼女にとっては終わりではなく
 手段に過ぎなかったから――、
 亡くなっていると、軽々しく言えずに。]
 
(9) 2020/10/17(Sat) 16:09:22

【人】 アクスル

 
[美しいものを最も美しい姿で保存したい。
 その気持ちを、虫の標本という
 数多の作品を作り上げて来た貴方なら
 解ってくれると思っていたのだけれど……。]


   っ、治人……っ?


[様子の変わった彼に腕を引かれ>>7
 屍臭を誤魔化す、匂いの強い部屋を出た。

 此処に在る花はプリザーブドフラワー。
 芳香は、すべてフレグランスだ。
 生の香りは、存在しない。]
 
(10) 2020/10/17(Sat) 16:09:26

【人】 アクスル

 
[名を呼ばれ、強く抱き締められる。>>8
 背後では、重い扉が自動で閉まる音がした。]


   ……、……、……


[僕には判らない。
 貴方がいま何を思い、何を感じているのか。]
 
(11) 2020/10/17(Sat) 16:09:34

【人】 アクスル

 
[だから、僕は]


   …………治人


[彼の背に両手を回し、抱き締め返しながら
 貴方の名を呼び、顎先の黒髪を揺らし
 服越しに温もりを伝えて、教えることしかできない。

 僕が此処にいること、を。**]
 
(12) 2020/10/17(Sat) 16:10:12
到着:天狗 時見

到着:  天宮 琴羽

  天宮 琴羽は、メモを貼った。
(a1) 2020/10/17(Sat) 16:27:30

村の設定が変更されました。

到着:新たな勇者 フォルクス

【人】 新たな勇者 フォルクス

──始まり──


……こんなところまで大勢で来なくてもいいのに

[ 聖都の中心、大教会の前。
 田舎の孤児院の子供達の姿は、悪い意味で浮いている。

 故郷でも親を持つ子らにいじめられたものだ。
 食うにも困る貧しい日々、あの場所で16年過ごした。
 幼い頃は窓を震わせる木枯らしを魔物と重ね怯えて、
 薄い毛布の中で身を寄せ合い眠れない夜を過ごしたこともあった。

 先生方はどれだけ無理をしてここまでの旅費を用意したのか、
 “選ばれた”自分の為に今時の新しい服を手に入れたのか。 ]

ばか。嫌な筈、無いだろうが

[ 気恥ずかしくて、嬉しくて、何かが目元を熱くさせるから。
 言葉ばかりで意地を張って顔を背けるしかない。

 16歳、成人を迎えた若者から勇者は女神の意思で選ばれる。
 先代の死と共に御印が発現し、その者を教会が迎えに来る。
 一体何代が志半ばで倒れたのか、民衆は正確に把握していない。 ]
(13) 2020/10/17(Sat) 18:45:02

【人】 新たな勇者 フォルクス



  「さあ、フォルクス。聖木の元へ向かおう。
             お前に女神の神託を……」

[ 背後から肩を掴んだ大きな手が、家族との語らいの終わりを告げた。

 これが、今生の別れになるかもしれない。
 魔族が育ちきらない勇者を暗殺することを避ける為、
 力を得た後は密やかに旅立つのが遠い昔からの教会が決めた仕来りだ。

 泣き出しそうな妹弟らを宥める先生すら、ハンカチで目元を拭う。 ]

皆、俺……俺が絶対に魔王を倒すから!

[ 今までの日々が、その光景が何よりも胸を満たし
 だからこそ全てを言葉にするには時間が足りなかった。
 たった一言だけを残し、連れられてゆく。

 重々しい音を立てて、背後で大扉が閉じられた。* ]
(14) 2020/10/17(Sat) 18:45:24
離脱:新たな勇者 フォルクス

到着:氷山 ウロボロス

【人】     ウロボロス


遥か遠き過去、この世は闇に閉ざされておりました。
無力な人々は幾度争えど魔に勝つ術は無く、
ついに光を奪われてしまったのです。

悍ましき異形が地には蔓延り、草木は枯れ果て
正しき存在の命は遂に全てが失われようとしていました。


それでも尚、倒れることのない青年がおりました。
闇の中、彼だけが唯一の希望でありました。

戦えぬ者達も、一度は全てを諦めようとした者も。
皆が彼の為に指折り、目を閉じたのです。

そうして捧げられた数多の祈りに応え、
黒天を裂き舞い降りたのは美しい女神でした。

彼女が手を翳すと、巻き起こった聖なる風が枯れ木の枝々を揺らし
宝珠の如く芽吹きを宿し、浄化していきました。

その風はやがて、病を振り撒いていた巨大な木に辿り着き
邪悪を吹き消し、緑と共に齎した赤き実りを女神は青年に与えました。


──この木こそが聖木ヤドリギ、
そして実を授けられた青年こそが始まりの勇者です。
これは人類と魔族の戦争の始まりの物語なのです。

(15) 2020/10/17(Sat) 18:48:17

【人】     ウロボロス




そして400年前、人魔3000年戦争に終止符を打たれるまでの間
女神の教会を名乗る者達により、
人類に騙り継がれていた伝説であった──

(16) 2020/10/17(Sat) 18:49:17