人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 金海 叶冬



  ボクはユメリンみたいに
  ……なりたいです。なります。
  何ひとつスタートに立ててないけど
  ボクは、

  ……ボクは。


  だから、応援してくれると、嬉しいです。


 [ ありがとうございます、って
   深く深い、お辞儀を。  ]**

 
(528) 2022/10/23(Sun) 23:20:47

【人】 軽音部 千葉郁也

──ある日の放課後・大木さんと──


 そう願えるきっかけがあったってだけですけど、
 ありがとうございます。


[いい願いと言われて、少し照れくさい気持ちになりながら
頬を掻いて返す。>>515
そう願ったきっかけと、それを最高の願いだと
言ってくれた奴のことを思い返して小さく笑った。]


 幽霊見た時も結構落ち着いて見えたんで、
 こう、やっぱイメージだけで判断したらだめですね。


[先輩で頼り甲斐がありそうで、
懐も広そうだと思っても不安や恐怖はあるのだ。

話さなければわからないことがあるとは
今更思いながら苦笑する。]


 ああ、そういうとこ見せたくない、のはわかります。


[俺の変な意地みたいなのとは全然違うから、
わかるというのは申し訳ない気もするけど。
そういう隠し方ならかっこつくのになとか考えてた。]
(529) 2022/10/23(Sun) 23:22:05

【人】 軽音部 千葉郁也


 大木さんの言葉は俺以外にも届いてると思います。

 ほんとはもっと早くお礼言いたかったんですけど、
 あの日は手一杯で伝えられなくて。

 こうして直接お礼言えてよかった。


[全てが終わった後でも、話せたことを、
話すきっかけをもらえたことをありがたく思う。

嬉しそうに笑った顔を見て、
相手も同じ気持ちであると感じて心が温かくなった。

あとはいくらか日常めいた会話をしてから
別れる時には改めて礼を告げて。

いくらか現実に戻ってきたような心持ちで帰路についた。]**
(530) 2022/10/23(Sun) 23:22:12

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ── 3day・旧校舎:彩葉ちゃんと ──
 
 
 僕の" 願い "。ずっと前から、強く、強く。
 悲しい事も経験して、抱いていたはずなのに。
 彼女の言う様に、優しいのかは分からない。 >>478
 でももう、僕はこういう性分なのかな。
 これで良かった、とまで思っているんだから。
 
 
  「 うん、だから …… 」
 
 
 たくさん彼女と相談して、" 願い "も打ち明けて。
 なのに土壇場で『 成仏して 』なんて
 身勝手なお願いしちゃってるんだから。
 彼女も自分の為に使って欲しかったんだけど。
 

           それでも彼女は言うんだ、
           僕の願いを叶えたいって。>>479
 
 
(531) 2022/10/23(Sun) 23:36:26

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  「 僕 …… ぼく、は ………

    いつ、どうやって ……… ?? 」
 
 
 いつ、どうやって、どんな女の子になりたいか >>479
 ──── 全然考えていなかった。
 見つめてくる彼女に 僕は大きく90度、首を傾げて。
 相談しようかという空気になれば小さく頷いた。
 
 だって、女の子になりたいとは思っていたよ?
 でもそれは ────
 こんな超常的なチカラでなるんじゃなくて
 もっとこう、服装とか
 必要であれば 医学的な方法で考えていたから。
 
 
(532) 2022/10/23(Sun) 23:36:29

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 そっか ───
 一回の願い事の中に含めたら、そんな指定も出来るんだ。
 
 
 「 彩葉ちゃん、あったまいいー 」
 
 
 僕のコトだっていうのに
 僕以上に考えてくれている姿をみて、ぽつりと。
 思わず無意識に零しちゃったけど
 これ以上思考の邪魔をしないよう、ありがとうは小声で。

 
 
(533) 2022/10/23(Sun) 23:36:32

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 彼女が挙げてくれる選択肢を、
 僕も真剣に ひとつひとつ考えていく。

 まず、過去を変える選択肢。>>480
 性別を変えるとなると、母のお腹の中から ?
 人生をやり直すという事になるんだろうか。

 でもそれは、今まで男として生きてきた僕を
 消し去るという事で。
 可能だとしても、頷けるものでは無かった。
 この人生だから得られたもの、人。沢山あるから。
 
 
(534) 2022/10/23(Sun) 23:36:35

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 二つ目の、未来に変わる選択肢。
 
 こっちの方が現実的だよね、と僕は頷く。
 何も考えていなかった僕は
 今すぐ女の子になるものだと思っていたけど。
 
 期間を設ける事が出来るのなら、
 医者にかかって診断書を出してもらったり
 出来る事は増えると思う。
 じゃあ、いつ ?って話になるんだけど ────
 
 
 「 僕さ、彩葉ちゃんと
   同じ女の子の制服を着て過ごしたい ……… 」
 
 
 僕は目を逸らして、少し恥ずかし気に。
 だから、卒業式以降はNG。
 3年になったら同じクラスになれるかも分からないから
 出来れば数ヶ月後。冬休みを挟む形で
 1ヶ月ぐらいお休みをもらってもいいかもしれない。
 
 
(535) 2022/10/23(Sun) 23:36:38

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 それから、別の選択肢が挙がったとしても >>481
 僕はすぐさま首を横に振っただろう。
 " 人の気持ちまで変えてはいけない " >>1:579
 憧れている先輩がそう言っていたんだ、って。

 
 
(536) 2022/10/23(Sun) 23:36:40

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 まだまだ考えてくれている彼女。 >>482
 その姿に僕は目を細め、そっと言葉を投げる。
 
 
  「 彩葉ちゃん
    僕ね、……ずっと女の子になりたかった。
 
    でもそれ以上に……
    どんな事でも相談できる
    女の子の親友が欲しかった。

               ………ありがとう 」
 
 
 伝えたあとは、慌てて目を逸らして。

 一緒にお店巡りしたり 服を買いに行ったり
 どちらかの家にお泊りして、お菓子食べながら
 恋の話で盛り上がったり。まだ恋自体知らないけど。
 男が好きか、女が好きかも分からないけど。

 
 いつか出来たらいいな、そう思った。
 " 親友 "って言葉使っただけでも恥ずかしいから
 今はまだ 心の中に留めておくだけ、だけど。
 
 
(537) 2022/10/23(Sun) 23:36:45

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 彼女のおかげで、
 明確な願いが出来た気がする。
 

 「 
今から3ヶ月かけて

   
だんだんと女の子の身体にして欲しい


             ……… これでどう? 」
 
 
 一ヶ月目、二ヶ月目とか
 どんな身体になっているのか怖いけど
 お医者さんにかかれば奇病扱いで、認知されるかな。
 胸の大きさとか、そういうのは幽霊さんに任せて。
 
 本当に願いを僕の為に使っていいのか
 もう一度だけ確認すれば、あとは彼女に託して。*
 
 
(538) 2022/10/23(Sun) 23:36:48

【人】 工藤 彩葉

 
― 夜の旧校舎・その後:千葉くんと ―

[急いで戻ってきて、見上げた千葉くんの顔は
なんだかすごく余裕に見えたから。>>324

あれ、本当はお願い事使った?なんて
もちろんそんなことないのは知っているけど、
そう言われたら少し、信じてしまいそうなほど。]


 よかった、


[って言ったのは、大丈夫だから、に対するお返事。
でもね、

肝試しの力、すごい。
なんて一瞬思っちゃったのも、
違うってわかってる。

やっぱり千葉くんはすごいな。

彼の笑顔を見て、私はそう思った。]
 
(539) 2022/10/24(Mon) 0:29:26

【人】 工藤 彩葉

 
[千葉くんからも、よかったの言葉をもらえば>>325
少しじゃないよ、もっとだよって
笑いながら念押しして。

地雷も無事に踏めたと聞けば、
つい喜んでしまったけど]


 …そっか! おめでとう。
 …って言ってもいいのかな?


[台詞だけ聞くと、やっぱり
この反応はおかしいかなって。
一瞬迷ったけど、千葉くんの表情を見れば
何も問題ないとわかったから。

本当によかったね、と
何度も繰り返しになる言葉を添えて、
私たちは笑みを交わした。]
 
(540) 2022/10/24(Mon) 0:29:28

【人】 工藤 彩葉

 
[欲しいものはすぐに思い浮かばなかったみたい。
急に言われてもそれはそうよね、って
逡巡する千葉くんを眺めつつ。>>326

帰りながら、という言葉には少し迷った。
旧校舎と、それから月の位置を見上げながら
日付変更まであとどれくらいだろう、と考えて。

今、何人くらいがお願いしたんだろう。
あと、何人くらい残っているんだろう。
破滅の願いとか、後悔のないようにとか、
三日間で話した人の顔や
メッセージの文面を思い出せば、
最後まで見届けたいような気持ちになって。

…でも、遠くから眺めていたって
何かできるわけでもないし。
そんな時間まで出歩いていては
さすがに私も、大目玉を食うし。
千葉くんだって同じだろうから、
巻き込むわけにもいかないし…。]


 うん、そうだね……


[と言いつつ、後ろ髪引かれていたところに。]
 
(541) 2022/10/24(Mon) 0:29:31

【人】 工藤 彩葉

 
[少し遡るけど、これは、
あおちゃんとのお話が終わって
願い事も済ませて、無事戻ってきたあとの話だから。

幽霊の前で色々真剣に考えてて、少しの間
千葉くんのこと忘れてしまっていたけど
(ごめんね)

大分待たせちゃったなと気付いたら>>319
私は慌てて、あおちゃんに事情を説明し
ちょっと行って謝ってくるね、と
一足先に駆け出したんだと思う。

そんな感じで、今。
千葉くんとの話が途切れたころに、
あおちゃんも旧校舎から出てきたかな。

それで、そこに人影があったなら。>>518
少しの間、月光を遮っていた雲が流れて
その顔が見えるまで、あとわずか。

私たちみんなが月の下で会えたとしたら、
旧校舎の幽霊と、それから、
ユメリンのあの歌のお導きだったかもね。>>-124
だってきっと、私も願っていた。
]*

 
(542) 2022/10/24(Mon) 0:29:34

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 生きることを選んだオレの時間は、
  あの夢幻のような日々を過去へと変えていく。

  誰かが意識不明で病院に行った、とか
  誰かが転校することになった、とか
  ……それなりに知る誰かの身体が
  少しづつ変わろうとしてるのは特に、なんだけど

  多分知ることはないか、
  耳に入ってもその時には関われる余地は無くて。
  奇跡を与えた神様のその後も知ることはない。

  それは寂しいことなのかもしれない。
  だが、人間の両腕はいくら広げても、
  その長さには限りがあって。
  神様ですら大きな願いを叶えられない。
 ]
(543) 2022/10/24(Mon) 0:31:22

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 未来は不透明でこれからの努力次第とはいえ、
  願いに関わる悩みは一先ず解決したといってもいいオレは

  投げやりになって放置しっぱなしで
  もうグループを開くことも怖くなっていた出来事の元凶に
  凄い勢いで謝られることになったりした。
 
  ……てっきり優先順位が低い存在だと思っていたのに、
  意外と好かれていたことを知った。

  好意的な面でしか噂が流れていなかったのは、多分。
  こいつが目撃した奴らにフォローしてくれたのかもしれない。

  オレも自分のことばかりだった、って謝って
  今は普通に皆とメッセージのやり取りもリアルの関わりもしてる。

  ただ、目指すものが決まったオレは
  少し距離を置いて、その時間千葉と過ごすようになるだろう。

  何も目的が無く、ただただ家にいたくなかった
  それでも育ちが抜けず夜までは付き合わない奴と
  嫌なことを考えずに楽しく遊べるように関わってくれたことには
  とても感謝しているし、何らかの形で関係は継続したい。 ]
(544) 2022/10/24(Mon) 0:31:40

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ そして、母親と共に通院を開始した為に
  処方される睡眠薬で滅茶苦茶な生活リズムが改善された。

  いずれはこれ無しで眠れるようにならなきゃいけないんだけど、
  頑張らないといけないことが沢山ある間は、
  せめて卒業が確定するまでは許してもらおう。

  前向きになった母親は、
  その内父親とも以前のように顔を合わせて話せるかもしれない。

  家にいるのが嫌になり一人部屋を借りていたその父親は
  手が治ったことを連絡するとすぐに帰ってきた。

  これからどうしていきたいかを語ると、
  真面目に聞いてくれた一方、再発の心配をされて驚いた。
  ──家庭を壊した原因の息子を恨んでいると思っていたのに
 
  まだこの人は、父親だったのだ。
  妻の生き甲斐のピアノを、保ち続けていたように。 ]
  
(545) 2022/10/24(Mon) 0:31:54

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 無意味な死体ではなかったオレは

  千葉とバカをやったり、一緒に努力したり
  秋獅フ話を聞いたり、時に二人で悩んだり
  天ヶ瀬の菓子を食べて、今度こそ美味いと笑ったり。

  勝手な嫉妬や負の感情を抱いた鈴掛未早と夏実を目で探し、
  どうしているか気になりながらも、会いには行けなかったり。
 
  色んな驚きや変化を得ながら、
  一転し忙しなくなった毎日を過ごしていく。
  周りの人達に助けられ、
  当然ではない奇跡を与えられ今があると忘れないままに。* ]
(546) 2022/10/24(Mon) 0:32:33

【人】 工藤 彩葉

 
― 夜・その後:千葉くんと ―

[旧校舎を出て、そのあと。
その場にいた面々で色々お話したりして、
帰るのは少し遅くなってしまったかもしれない。

でもまだ、お話の途中だったから。
千葉くんからギターの練習の話が出たのは、>>327
きっとまた、二人で歩く帰り道のことだったよね。

最初は、それが欲しいものの話の続きだと
私にはわからなかった。
わからなかった理由は、一旦話が途切れてしまった
そのせいだけじゃなくて。


きょとんとしていれば教えてもらえたかな。
そうじゃなくても、少し遅れて気付いたら]


 ……それじゃ、お礼にならないよ。

 だってそれ、どちらかというと
 私のお願い事だもの。


[苦笑、ではないんだけど、どう言えばいいんだろう。
じわじわ浮かぶ喜びに、
どこか戸惑うように私は笑った。]
 
(547) 2022/10/24(Mon) 1:11:32

【人】 工藤 彩葉

 
[少し下がった声のトーンに、
滲むものが私にも見えた気がする。
それだけ真剣に、言ってくれてるんだってこと。

不思議だった。
一年近く放り出したままだった私に、
千葉くんはどうして
そんなふうに言ってくれるんだろう。

楽しいって言ってくれるのは嬉しい。
でもどう考えたって、ろくに弾けない私より
いつも組んでるメンバーと演奏する方が、
千葉くんにとっては楽しい時間のはずなのに。

頼むならともかく頼まれるとは思わなくて、
私はそこまで自惚れてなくて、

だから、なんて言えばいいのかな。
この気持ちのこと、よくわからない。]
 
(548) 2022/10/24(Mon) 1:11:35

【人】 工藤 彩葉

 

 …でも、千葉くんがそう言ってくれるなら。
 ううん、本当は私からお願いしたかった。

 私、今度こそちゃんと、
 真剣にギターの練習しようと思ってて。


[だからまた、お願いしてもいい?
って、今は建て前も何もなく、
まっすぐに千葉くんを見て言うことができた。

私がギターを弾きたいと思った理由も、
果たしたい約束のことも、>>3:402
練習を途絶えさせてしまった迷いのことも。>>3:404
きっかけがあれば全て話したと思う。
それが今じゃなくても、もしかしたら、
重いとか面倒だと受け取られたとしても。


でもその前に]


 …困ったな。もらってばかりで、
 どうお返ししたらいいかわからないの。


[やっぱり今は、その話題に戻ってきて。]
 
(549) 2022/10/24(Mon) 1:11:38

【人】 工藤 彩葉

 
[一緒に奏でることがお礼になるのかな。
私はそこまで自惚れてはいなかったけど、

私だって本当に楽しかった。

「千葉くん、歌も上手だね」って驚きながら、
もっと聴かせてとねだったり。

千葉くんの手の形真似してるのに、
全然うまくコードが押さえられなくて
「無理、指がつりそう」なんて弱音を言ったり。

ギターを弾くのはやめてたくせに、
あの日の歌だけ何度も聴いて>>1:552
メロディーも歌詞もすっかり覚えてしまうくらいに。

だから私は、]
 
(550) 2022/10/24(Mon) 1:11:41

【人】 工藤 彩葉

 

 ……じゃあ、ねえ、
 『 Let It Be 』が弾けるようになったら。
 そしたらその次は、

 千葉くんの一番好きな曲。
 私に教えて?


[それまで付き合ってくれるかな、と
はにかむように言って、私は笑った。]
 
(551) 2022/10/24(Mon) 1:11:43

【人】 工藤 彩葉

 
[その曲を奏でる時のこと、
千葉くんに伝えられるのはいつになっただろう。

聴かせたい人がいて。
その人のために、私はギターを手にして。
くじけそうになったけど、
それでもまた、頑張ろうと思えたのは。

千葉くんがいてくれたからなんだよ。


というのを、今すぐ伝えるのは恥ずかしくって、
多分難しいんだけど。]
 
(552) 2022/10/24(Mon) 1:11:46

【人】 工藤 彩葉

 
[願いに向き合うための三日間。
あるがままに、って二人で話して。
だから私も、目を逸らしていたものに向き合った。

そしたらね。本当に今更、気付いたの。
一年もかかって馬鹿だなあって、
我ながら少し笑ってしまうんだけど。

私がギターを爪弾く時。思い浮かぶのは、
おじいちゃんとの思い出だけじゃなくて。
今はそこにもう一人、いてくれるんだってこと。

だから私はきっと、
ギターを嫌いになることはない。
今はそう思えるから。

約束を果たせても、果たせなくても
笑っても泣いても、あるがままにその曲を弾いて。]
 
(553) 2022/10/24(Mon) 1:11:48

【人】 工藤 彩葉

 
[そうしたらね、その次は。
千葉くんの好きな曲を、
千葉くんに向けて、弾いてみたいなって思う。

生徒が先生に演奏を披露するのが、
お礼になるかどうかはわからないけど。
できたら、受け取ってほしいな。

歌にだって、挑戦してみようかな。
千葉くんも一緒に歌ってくれないかな。
千葉くんのベースとも合わせられるように、なんて
いくらなんでも高望みがすぎるかな。

そんなこと考えていたら、
やっぱり恥ずかしくなってきて。

千葉くんの顔を見ていられなくなった私は、
ギターを教えてくれた彼の手の方へ視線を下げた。
それは今も、ポケットの中にあったかな。]*
 
(554) 2022/10/24(Mon) 1:11:51

【人】 軽音部 千葉郁也

──3day夜・旧校舎前 工藤と──

[工藤が何か急いで戻ってきた後に重ねて謝る理由は、
俺が夜の旧校舎前という普段なら
絶対居たくない場所にいるのを心配してくれたからだろう。

大丈夫なことを伝えた先で安堵の声を返す表情からは、
痩せ我慢でもなく本当に大丈夫だと
伝わったのだとわかったから>>539
今ばかりは多少はかっこついたかなと思っておこうか。

どうやら俺も役に立ってはいたらしいと>>540
念を押されたことには素直に受け止めて、
どういたしましてって今更返すのは
微妙に気恥ずかしくなったけど。

それから、他人の地雷を踏むという話題に
そぐわないお祝いの言葉に肯定を返して。]


 うん、おめでとうであってる。
 ありがと。


[まるで自分のことみたいに喜んでくれる笑顔に、
昼間に出せた勇気のことを
本当によかったと改めて実感が湧いた。]
(555) 2022/10/24(Mon) 2:30:54

【人】 軽音部 千葉郁也

[工藤からのお返しについて考える素振りをした後、
帰るかという提案には迷いがあるみたいで。

まだ何か用事があるのかと疑問には思う。
いくらかの沈黙の後、帰ることに決めた声も
どこか躊躇がある響きに聞こえたから。>>541

何かあった?と聞くのに少しの間が開いた。


その時、旧校舎から人影が出てくるのに
一瞬びくりとしたけど、
月明かりに照らされた顔に見覚えがあれば
安堵の息を吐いて手を振る。]
(556) 2022/10/24(Mon) 2:32:26

【人】 軽音部 千葉郁也



 天ヶ瀬、来てたんだな。お疲れ。


[叶えても叶えなくても後悔があるかもしれない願いを
天ヶ瀬はどうしたのだろうか。

どちらにしても後悔は少ない方を選べたなら良い。]


 今度料理部に顔出す時は、津崎連れてくわ。


[実験台は多い方が良いだろって笑って伝える。
天ヶ瀬の願いがどうなったにせよ、
変わらず気軽に話せる関係には変わりないのだし
今度は胃に優しいものが食べたいなとは
授業中のやりとりで伝えてある通りだ。

ああ、でも、呼び方が苗字じゃなくなるくらい
仲良くなれる日が来たら良いなとは実は思ってるよ。
したら俺も下の名前で読んだ方が良いかな。]
(557) 2022/10/24(Mon) 2:32:36