人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 鈴掛 未早


 
―― Last day:昼休み


[ 少しだけ時を前後して、昼。
 裏庭のすみっこで購買のこしあんぱん]]をかじる。
 聖奈に送るメッセージのこと考えてずっと>>3:=72
 画面を睨んでいたから、いつにもまして周りは見えない。

 何を食べるかもどこで食べるかも適当、
 決まった相手なんているわけないし。
 けど、静かなところにいたい時はいつもここ。

 お昼の放送がよく聞こえる。
 委員の子が花壇の世話をするのをたまに見かける。>>1:605
 
日によっては違う子の時もあるかもしれないけど、

 そういえばあの子、あの時聖奈と一緒にいた? とか
 ふっと気付きを得たりもする。 ]
 
(285) 2022/10/23(Sun) 1:36:43

【人】 鈴掛 未早


[ 陽気な声の放送は昨日一昨日とは違う声。>>42
 工藤さんの放送も聞き慣れてるけれど
 昨日の特別ゲストはだいぶ新鮮で面白かった>>13>>3:534
 こう、放送部外から呼んだことによって生まれた
 いつもとはだいぶ違う新味というかね。

 そう、今更なんだけど
 私だって名前くらいちゃんと覚えてるよ?>>0:506


 そういえば、お昼の放送は何故かユメリンの曲が多い。
 大槻みたいな熱心なファンが放送部にもいるんだろうか?
 
その熱心なファンのリクエストとは知る由もなく。


 …… 今日の曲は、どこか気分が落ち着く。いい曲だ。 ]
 
(286) 2022/10/23(Sun) 1:37:20

【人】 鈴掛 未早


[ 通知を見る。溜息を吐く。

 ふっと、耳に声が届いたのは
 前からだったか後ろからだったか>>44>>112
 けれど意識が向いたのはきっと、前のほう。

 落ちる声までが聞こえる距離ではない。>>45
 その内心なんてわかるわけもない。

 けど、

 …… 音楽には、技術だけじゃない何かがある。
 歌となればなおのことそうだと個人的には思う。
 合唱なら調和が取れるって大事だけど、ソロだとね。

 つまり何が言いたいのかって?
 拙くても人を惹き付ける歌ってあるよね、ってこと ]
 
(287) 2022/10/23(Sun) 1:37:49

【人】 鈴掛 未早



  [ 送信ボタンを押した。
   あの子が聖奈を思い出させたのかもしれない。 ]

 
(288) 2022/10/23(Sun) 1:38:18

【人】 鈴掛 未早


[ ―― しばらくして届くひとこと>>=4
    気の抜けそうな「おつかれ鯖」>>=5

 様子おかしくても、真剣に悩んでても、
 聖奈は聖奈なんだなぁって失礼な感想を抱いて
 でも、そのことになんだかすごく安心した。

 「結局どうしたわけ」って
 次に会えたら聞いてみようか

       でもそんな未来、訪れると思う?
         …… さあ。わからないな。
*]
 
(289) 2022/10/23(Sun) 1:39:00

【人】 鈴掛 未早


 
―― interlude.


[ 私の家は――裕福な方ではあったと思う。
 というか実は今でも厳しいほどではないのだけど。

 稼ぎ頭の父と自由だけど育ちの良さは窺える母。
 一軒家だし、知り合い価格の学生バイトとはいえ
 専属で習い事をさせられるくらいなのだから、まあ。

 そんな両親に拾われた「先生」は
 面倒見が良い人好きのする好青年で、
 私にとっては兄のような、近所のお兄さんのような
 家族並みに近しい、けれど憧れの存在だった。

 今なら彼も、プロの演奏者にはなれなかった
 「夢を見られなかった人」だったのだとわかるけど、
 たぶん教える方の才覚は相当にあったと思う。

 音楽教師になればすごい慕われたんじゃないだろうか、
 って、そうはならなかったことも私は知っているけど。
]
 
(455) 2022/10/23(Sun) 20:19:04

【人】 鈴掛 未早


[ 小さい頃から、
 だいたい何だって「それなり」には出来る子供だった。
 テストの点数が低くて怒られたことはないし、
 かけっこでビリになるとか、跳び箱飛べないとか
 そんなレベルの醜態を晒したこともない。

 人前に出ることは苦手だったけど、
 そういう機会ってある程度避けられるものだし
 小学校に上がる前からコンクールには出させられてたから
 苦手なりに慣れはあったのかもしれない。

 手のかからない子だったと自分でも思う。
 そんな調子だとどうなるかって、きっとよくある話で。
 たぶん、「ある程度できるのが当たり前」で
 「この子は多少放っておいても大丈夫だ」と思われた。

 父は元々仕事で各地を飛び回っていたし、
 母は多趣味で、家事も趣味も両立できる強い人。
 ちょっと夏実に似てるかも。なんて。

 だから私にとって、先生は親より近いひと で
          
誰よりも大好きなひと だった
]
 
(456) 2022/10/23(Sun) 20:20:05

【人】 鈴掛 未早



       [ …… 初恋を叶えてほしかった。>>3:570
           五年前の私ならきっと、
           その願いに魂だって賭けられた。 ]


 
(457) 2022/10/23(Sun) 20:20:35

【人】 鈴掛 未早


[ ピアノを見てもらう時、コンクールの後、
 手を止めて関係ない雑談をしている時でさえ
 向けられた優しい声を、言葉たちを、
 今でも昨日のことのように思い出せる。

 
未早ちゃん
、と呼ぶ声を … まなざしを。


 私よりずっと先を生きている人。
 あまり現実的な年の差じゃないって、
 私だって年々理解はしていったけど。

 それでも、私が続ける限り
 先生は先生でいてくれると思っていた。
 才能がなくても、打ちひしがれても、
 それでも辞めたくはなかった理由。
 もちろん音楽は好き。それもあるし、
 ピアノはあのひとと繋がっていられる唯一の手段だった。 ]
 
(458) 2022/10/23(Sun) 20:21:18

【人】 鈴掛 未早


[ 特別な才能が欲しかった。

 私に特別な才能があれば、
 音楽を一生続けていく未来を描けたかもしれない。
 先生の役目から離れられなくなったかもしれない。

 ピアノを辞めることもなくて、
 今でもずっと先生がそばにいて、>>2:481

    …… 結婚だってしなかったかもしれない ]

 
(459) 2022/10/23(Sun) 20:21:50

【人】 鈴掛 未早


[ 報告を聞いたのは中学生の時で
 けれど優しい人だったから、
 辞める気はないって言ってくれて
 (その頃には先生も就職して普通の会社員になって、
  休みの日の隔週一度だったからというのはあると思う)

 だから私も、辞めなかった。
 褒められた行いじゃない?
 でもそこは、私の勝手でしょ

 音楽も、あのひとも、
 好きでいることをやめたくなかった。
 許される限りは続けるつもりだった。

 それ以上何もする気なんてないから、許してよ

               
…… 許してよ。
]
 
(460) 2022/10/23(Sun) 20:22:21

【人】 鈴掛 未早


[ ―― 三年前。

 中学三年の夏、父が倒れた。
 幸いにして一命は取り留めたし今でもぴんぴんしてる、
 けど、長期的な治療が必要で、
 当面は今までのように働けなくなって、
 鈴掛家は生活を見直さなければいけなくなった。

 本当は。
 今までより切り詰めた暮らしをすれば
 知り合い価格の月謝なんて払えたはずなのだ。
 最悪私がバイトを始めて、自力で払えばよかった。
 
両親ともに実家はわりと太い方、だと思う。


 けれど、母に言われた時>>0:365
 ああ、親ですらその程度だと思ってたんだって
 もしかしたら裏で、
 辞めさせるよう頼まれてるのかもしれないって

 ―― もう、心が、折れてしまって ]
 
(461) 2022/10/23(Sun) 20:24:03

【人】 鈴掛 未早



     [ しゃぼん玉とんで 弾けて消えて
      そしたらもう、なんにも残らないね ]


 
(462) 2022/10/23(Sun) 20:25:56

【人】 鈴掛 未早



[ 私がいなくても幸せに生きてる人の
 幸せを叩き壊してまで叶えるものではない。
 人の心を曲げるのは、いけないこと。>>3:571

 わかってる。わかってるから。
 過去になってしまったことも、何もかも。

 だから私には何もない。もう誰もいない。


     努力したって、好きでいたって、―――― *]


 
(463) 2022/10/23(Sun) 20:26:43

【人】 鈴掛 未早


 
―― Last day:放課後


[ 送信ボタンを押す。
 グループと個人を行ったり来たりしていた
 SNSを閉じて、目も閉じた。

 まだ仲が良かった頃の姉妹の姿を思い出す。
 あれだけ敵わない存在が生まれた時から傍にいれば
 あれだけ出来る子と比べられて当たり前だったなら
 苦しいと欠片でも思わない方が嘘でしょ。
 知らないけど。私は一人っ子だから推測でしかない。

 推測でしかないけど、何か。
 何か、思うところがあって旧校舎に来た方の人だと
 そうは思う。怖いもの見たさとかじゃなくて。 ]
 
(646) 2022/10/24(Mon) 14:14:32

【人】 鈴掛 未早


[ もしも話。

 私がこの三日の間に
 「破滅的な願い」を抱いている人と話していたなら
 きっとこう言っていただろう。 ]


  『いいんじゃないの

   考えて、本気でそうしたいと思って、
   そう願うって、決意したことなら
   私にはそれは止められない

   だってそうして、その後に何があったって
   後悔する自分はもういない・・・・・・・・・・・・んだから
   そういう意味では理に適ってるじゃん』


 
(647) 2022/10/24(Mon) 14:15:15

【人】 鈴掛 未早



  『 …… でもこうやって相談してる時点で
       まだ迷いがあるんじゃない

       それならもっとやりようはあると思うけど』


 
(648) 2022/10/24(Mon) 14:17:03

【人】 鈴掛 未早


[ 通知を見た。溜息を吐いた。>>287

 最高にあいつらしい激励だった。
 脳内再生余裕、ってやつ。

 誰の目にも入らない私は、あの時、
 たぶん仕方ないなって顔をしていた ]

 
(649) 2022/10/24(Mon) 14:18:28

【人】 鈴掛 未早


[ ―― 後悔するなって言うけど>>3:=20

 「絶対に後悔しない」と言い切れる
 そんな願い、ひとつしかないでしょ

 選択肢を与えられたこと自体を忘れる しか。

 願い事はしないと決めれば
 「あの時ああしていれば」が一生ついて回るし、
 願ったことを後悔しないと言い切れるような
 深刻で切実でどうしようもない願いなんて、
 あいにく私には持ち合わせがないのだ。

 願って叶うような渇望ならよかったのにね ]
 
(650) 2022/10/24(Mon) 14:18:53

【人】 鈴掛 未早



 [ 見て、認めて、愛して。>>3:573

  ただそれだけ。

  だからあの子に、秋緒ちゃんには親近感があって
  放っておくことをしたくなかったのかもしれない ]


 
(651) 2022/10/24(Mon) 14:21:28

【人】 鈴掛 未早



  …… おやすみ


[ 授業は乗り切ったけど、解放感でまた眠い。
 どうせ何もないし、また朝みたいに
 もう少しだけ寝ていようか。
 通知が来たり声掛けられたりすればたぶん起きる

       
でもそんな人、私にはいないでしょ
]
 
(652) 2022/10/24(Mon) 14:22:00

【人】 鈴掛 未早




       [ 言葉を守って忘れることは、
        その全てを無に帰すことは、
        本当に尊重しているといえるのか?

            …… さあ。わからないな。 *]

 
(653) 2022/10/24(Mon) 14:23:20

【人】 鈴掛 未早


[ 通知が来れば起きて返して、
 適当に図書室に行って時間を潰そうと
 教室より良い椅子と活字という睡眠導入剤に
 やっぱり寝て過ごして

 連絡が来ればまた起きて、
 「教室」って返してから向かう始末
 
家庭科室からならたぶんこっちの方が早いって
]


  うん…?

  うん どういたしまして
  秋緒ちゃんは……こういうの、
  真面目に考える子かなって思って


[ 三年の教室は一番上。部活動の音が聞こえる。
 同じような暇人がいなくてたいへん安心した。

 瞬く間に舟を漕ぎそうになった私の
 机の上に雑に投げ出した手の指が、
 少しひんやりした手に取られていく>>657

 告白を聞く。>>658 ]
 
(719) 2022/10/24(Mon) 20:52:37

【人】 鈴掛 未早



  …… 朝、

  天ヶ瀬がさ、すごい誤爆してたでしょ

  誰に送ろうとしたかは知らないけど。
  あれ見て思ったんだよね

  死にたい消えたいって思ってる人は、
  たぶん世の中、けして少なくはないじゃん
  この限られたグループの中にわらわらいる、
  ってほどでも絶対ないと思うけど

  秋ちゃんは… 苦しんでたでしょ、たぶん

 
(720) 2022/10/24(Mon) 20:53:06

【人】 鈴掛 未早


[ 人の気持ちなんてわかるわけがない。
 わかると言う方が安易で、軽率だ。

 でも… 夏実のことが嫌いだと、
 突っ撥ねた態度でいる秋緒ちゃんは
 苦しみの中でもがいているように、見えていた。

 だから、死にたかったと言われても驚きはしない。
 そっか、やっぱりな と思うくらいだし

 それに、「死にたかった」は過去形でしょ ]
 
(721) 2022/10/24(Mon) 20:53:21

【人】 鈴掛 未早



  色々あった、その中で

  そこまで思い詰めてた秋ちゃんが
  生きていく、って思えるような
  出会いか気付きかなにかがあったんなら
  私も嬉しいなって思う


[ 未早さんも、と言われるなら>>660
 もちろん、って返して頷いた。

 その「色々」を知る機会があるかはわからない
 もしかしたらずっと遠い未来に、
 そんなこともあったねって昔話にできるのかもしれない

 できたらいいよね、と思う。
 そうやって懐かしむことが出来る仲でいられたら。

 友達の妹、姉の友達、言葉にすると微妙だけれど、
 そう、私は一人っ子だからさ
 勝手に妹のようにも思ってる、昔馴染みの大切な子 ]
 
(722) 2022/10/24(Mon) 20:54:31

【人】 鈴掛 未早


[ ……だからこっちもバレちゃうのかなー
 見通されるような言葉に思わず苦笑してしまう>>661 ]


  いや全然だめ。
  願い事がないわけじゃないはずなんだけど、
  いざ叶えるよって言われると
  ちょうどいいのは思いつかないもんだなって

  やっぱり億万長者でもいいのかもしれない


[ その話をしたのは秋緒ちゃんじゃないけど。 ]


  メッセージでも言ったけど
  何を願っても、後悔しないことはきっとないよ

  願って叶えてもらうことなんてないと思えるのも
  逆に、絶対に後悔しないといえる願いがあるのも
  どっちもそうそうないものだと思うんだよね

 
(723) 2022/10/24(Mon) 20:55:08

【人】 鈴掛 未早



  ………… だから、

  後悔するなっていうのはさ
  後悔しない強さを持ってるから言えることですよ
  願い事なんて思いつかないけど、
  それで何もしなかったとして
  「あの時願ってれば」って、私なら絶対後悔する
  無茶振りになりうるということをわかってほしい

  …… じゃなくて


[ 少し、恨めしげに。
 脱線した言葉が何に対してかは察せられるかもしれない。
 もしかしたらそういうところも似ていたのかもしれない。

 いや、私はべつにあいつのことは嫌いではないんだけど
 むしろどっちかって言えば大事な方よ?
 どうでもいいやつの言葉だったら、私は適当に流せてる ]

 
(724) 2022/10/24(Mon) 20:55:53

【人】 鈴掛 未早




  「それでも生きていく」って意志が大事なんだよ


[ ――そうそう、本当に言いたかったのはこういうこと。 ]
 
(725) 2022/10/24(Mon) 20:56:37

【人】 鈴掛 未早



  … あ。ありがとう
  そっか、秋ちゃん料理部掛け持ちだもんね


[ 椅子を動かして向かい合って、
 持ってきてくれたマシュマロをひとつつまみ
 おいしいって表情をゆるめる

 確かにちょっとぺしゃんこだけど
 つまりそれって伸びしろありってことでしょ、無問題
]


  …… なんか、今日は、

  朝から珍しいことばかり言われるな


[ でも、続けられた言葉をじっと聞いて>>662
 何とも言えない顔をしてしまったな

 ほんとに雪でも降るんじゃない? とか
 さすがに言わないって、それは失礼だから ]
 
(726) 2022/10/24(Mon) 20:58:07