人狼物語 三日月国


94 【身内】青き果実の毒房【R18G】

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普川 尚久は、コンコン。黒塚とリョウちゃんの部屋の扉を叩いた。
(a0) 2021/09/27(Mon) 21:07:40

普川 尚久は、黒塚が部屋に居るなら返事を待ったし、居ないのならそのまま待っていた。
(a1) 2021/09/27(Mon) 21:10:02

>>【食堂】

よくわからなかった。
次いで、どうしてそんなことを言うんだ、と再び思った。
けれど貴方の言葉には怒気が無かった。夢を伝えたあの時と違って。

「許可がいらないなら、
 どうして母さんは死ねって言われるの?」

貴方の言葉はいつも理解できない。
けれどそれで構わない、と言うから言葉を交わす。

それでも。

「みんなの許可が必要で、
 みんなにダメって言われたから殺されるんでしょ?」

好き勝手に、素直な気持ちを口にする。

「オレは、好きに生きるよ」


貴方からそんな言葉が出た事が嬉しいと、
そんな想いだけは、知って欲しいから。

「だからさ、死ぬ自由まで奪わないで」

貴方の言葉が正論だったら、良かったな。

>>【食堂】

「……でも」

緩やかに貴方の言葉を拒絶して、眩しそうに目を細めた。

「ありがとね。うれしい」

少し照れくさそうに、笑った。
言葉は受け取れないけれど、想いだけは受け取りたいから。

【人】 9949 普川 尚久

命令と許可って違うんですよ


(0) 2021/09/27(Mon) 21:52:39
普川 尚久は、一度飲み込んだ言葉を、また吐くことになった。聞かせる気があるのか分からない、囁きになった。
(a2) 2021/09/27(Mon) 21:52:45

普川 尚久は、今日のハメ撮り投票の結果を見て、良かったね靖史と思った。あと、榊さんあの人あれ変え忘れたなと思った。
(a3) 2021/09/27(Mon) 21:57:47

【人】 9949 普川 尚久

>>闇谷

なんとなく、懐かしいものが見たくなった。

見てどうにかなるわけでなかったし、国立図書館でもな
いそこにあるのかも分からなかったが、なんとなく、ほ
んとうになんとなく、徒労で終わっても構わないから。


 色んな言い訳を立てながら、しばらく嗅がなかったにおいに満たされたその場所に足を踏み入れる。

「・・・・・・あ」

 先客の姿を見て、ちょっと拍子抜けしたような声をあげた。
(1) 2021/09/27(Mon) 22:26:40
とある日、とある時間帯、不思議そうに頭に手を置いていたとかなんとか。

少年院のどこかで、書き換えられたプロフィールカードを見た。

とある箇所をずっと眺めている。

自分の名前が記載されたままであることに顔を顰めた。

彼が自分に向ける視線の名前を知っている。

呟いた。「ひとでなし」

それが自分を示す言葉だとも知っている。

【人】 9949 普川 尚久

>>2 黒塚

「確かめたかったって、何を? 聞きそびれたから」

 余計な挨拶もなしに投げかけた。
(3) 2021/09/27(Mon) 23:00:02
はじめて、

両親以外の誰かに“はじめて”、

その身に、触れられた。

────

「ありがとう。」「“私は” 幸せでした。」

「どうか貴方にも幸せが訪れますように」

最初で最後の、舞台を降りた。

>>【食堂】


言葉に詰まる。

貴方にかける言葉だけが、見当たらない。どこにも無い。
その境遇をなぞる事は出来ないのだから。

してはいけない事をしたから、と言うのは簡単だ。
             
オレの、ためにッ、……頑張った、だけ、なのに!

けれどそれはきっと、恵まれた立場だからそう言えるだけ。

貴方達親子の間には、確かに根底には愛情がある。それにこれ以上何か言葉を差し込む事は出来なかった。


……沈黙は、何より雄弁だ。



「お前が笑って生きられる世界に
 なれば良いのになあ…………。」

ぽそ、と、囁く。
貴方の腕を掴む事は、貴方を救う事は、今の自分には出来ないから。


俺も、好きに生きる。


闇谷 暁は、迷彩リョウが生きる世界を奪われたくない。

>>【食堂】



「………うん」

緩やかな貴方の拒絶を聞いて、悲しそうに目を細めた。

「ありがとう。苦しいよ。」

思いを伝えて、受け取って、
対等で居てくれて、有難う。




「……ご飯、冷めるぞ。」

静かに席に戻っている。けれど、目の前の少年にかける言葉はない。止めることはしない。

迷彩リョウを、ただ応援するだけだ。

応援出来ない。

普川


少年院、図書室。
静かな本達の箱庭。

貴方が扉を開けて立ち入るならば、
まずは入って手前の机に
何冊も積まれた本達が視界に入るだろう。

次に、その奥。
頬杖をついて、それらをぱらぱら捲る姿がある。

「あ」

貴方の声を認めて、振り向く。
ひら、と空いた方の手を振った。

>>【食堂】

少年の問いを肯定する言葉は掃いて捨てるほどある。
しかし、否定する言葉だけが無い。
少年自身も、薄々気付いてはいるのだ。
それを受け入れまいと、必死に拒んでいるだけで。


囁かれた言葉に古い記憶が甦った。
今ならあの声の、本当の意味がわかる。

「そうなったら、いいねぇ」


対等で居てくれる人の存在が、
こんなに胸を温かくするなんて、知りたくなかった。
『違うこと』が安心するなんて、知りたくなかった。

>>【食堂】

「、はぁい」

努めて間延びした声を作り、返事をした。

──もしも。
自分たちが、ほんの少し許されたら。

その時はごめんねを言おう。
本当の夢を伝えよう。

「……ごちそうさまでした」

そんな淡い期待ごと、手料理を飲み込んだ。
既に二度裏切られた期待が燻る程には、嬉しかったのだ。


暫くして、少年は液晶越しの母を見る。
それは、初めて海に行った時の写真だった。

応援されて嬉しいと思う。けれど今は、ほんの少しの罪悪感が付き纏う。

普川 尚久は、迷彩に最大限手を貸すつもりだ。応援していると言う。
が、応援したくはない。
(a5) 2021/09/28(Tue) 0:59:29

 おでん

「しらたきちょーだい」

出汁の匂いにつられてか、正面の椅子に少年が腰を下ろした。
偏った食事をしてきたので、おでんは白滝とはんぺんしか食べない。

「ていうかこれ、コンビニじゃなくても作れるんだ」

おでんをまじまじと見つめ、そう呟いた。

 素崎

差し出されたしらたきを遠慮なく食べた。
甘え慣れている少年にとって『あーん』のハードルは無に等しい。

「そうなん!?
 レジの横以外で見たことないから、
 コンビニでしか作れないと思ってた……」

どうやら家庭で手料理を食べた経験が少ないらしい。
しらたきを飲み込めば「はんぺん」と告げる。食べたいようだ。

素崎 

「今そこまでガッツリ食べたいわけじゃないから」

はんぺんは一口で食べ切れなかった。数回に分けて齧っていく。

「そだよ。あ、でも外食はあんまりしなかったな〜。
 オレはしたかったけど、母さんがダメって言うからさ」

つまり、家で食べる機会が多かったのだろう。
だが親は料理をしなかったようだ。

普川 尚久は、「ん」 闇谷に軽く手を振り返した。>>+4
(a6) 2021/09/28(Tue) 1:54:13

【人】 9949 普川 尚久

>>+4>>a6 闇谷

「闇谷さん、いつもそんなに読んでるの?」

 スイ、とあなたの席に近寄ってくる。手に持っていた鞄を机に置いて、あなたの頭をわしわしして、本の題字を気にし出した。どういうものがそこにあっただろう。
(8) 2021/09/28(Tue) 1:55:17
普川

「いや?
 元々本は好きだが、こんなには……最近から、かな。」


貴方の顔を見て、真っ先に肉豆腐のことを思い出したが
何故か撫でられたので、
何故……?
みたいな顔をして
とりあえず、貴方が座るかと思い、隣の椅子を引いた。

この男は、年功序列を全く気にしない。
貴方にだって平気でタメ口を使う。

「……嗚呼、ここに来るってことは
 何か本を探してるのか?
 ちょっとは手伝えると思うけど、何だ?」


読んでいた本を置き、立ち上がる。
置かれた表紙は和食のレシピ本だ。

本の山を見るならば、そこには真面目そうな医学書から週刊誌まで、一言で表すなら『色々と』有った。


朝。
まっとうに朝。昼ではない。
今日も誰かが以下略。


「……〜〜〜、」

おおきな欠伸ひとつ。
目は半分も開いていない。
何気に腰痛も悪化している。

どうにか無理やり起きました感を纏い、
ここまで寝ながらルームメイトW達Wと歩いてきた。


何とも平和な、朝の光景。

【人】 9949 普川 尚久

>>+10 闇谷

「そぉ……最近。うん、最近色々あったな、僕ら」

 引いてもらった椅子に腰かけようとして、続いての申し出に一旦止まった。

「……こういう雑誌って、どのくらい前のまでいる、かなぁ」

 本の山の中の、週刊誌を指して言う。あまり期待をしていないような声だった。少なくとも数か月以内の何かを見たいわけではないらしい。
 直ぐに考えつくのは、彼の起こしたとされている事件についてだろう。母親の事故についても考えられたが、そちらは週刊誌で取り上げられるようなものではない。
(10) 2021/09/28(Tue) 9:27:06
素崎

大根を欲しがる様子はなく、ただその様子を眺めていた。

「珍しいの?
 じゃあマットンちは家で料理作ってたんだ」

その言葉に羨望は滲まない。ただそうなんだな、と思った。

「……どんな料理作ってた?
 カレーとかハンバーグも作る?」

闇谷、貴戸

「ツッキー朝弱いね〜」

最も小柄な少年はと言えば、普段よりも眠れていた。本来独り寝は苦手なのだ。
……とはいえ。深夜まで話し続け、二人を寝かせなかったのはこの少年である。

「二人はいつも布団くっ付けて寝てるの?」

自分と黒塚の場合はそんなことをしなかった。
本音を言えば、そうしたかったけれども。

普川

「座ってて良いぞ、
 ……まだ、痛むだろうし。」

先日、貴方が暴力を受けていたのを目撃している。
貴方からするとお節介かもしれないが。

「いる………えと、バックナンバーなら
 普通の図書館なら数年分は置いていると思うが、
 ここは……どうだろう?
 検閲もあるから、週刊誌はあまり読んでも面白くないぞ。」

本の山の一番上、一冊を指さす。
レシピ本の前に読んでいたらしい、数ヶ月前の日付が記された『週刊新世界』と言う雑誌だ。


「……で、何を探してる?
 大方、自分の関与した事件……そんなところ、か。」

有るだろうか。
机からそう遠くない棚を物色し始めた。

闇谷 迷彩

「暁は寝起きがあまり良くなくてな。俺が起こしてもあまり効果が無い。俺も水風船でもやるべきだろうか……」

小さな少年との会話に興じ、どれだけ夜更かししようとも規則正しくしっかり早起きするのがこの貴戸高志という人間である。
例外は一件あったけど。

腰痛を抱えているルームメイトを時折心配そうに見やりながらも普段通り姿を現した。

「ああ。そのように布団を並べて寝ているが、それがどうかしたか?」

迷彩/貴戸


「……………寝相が、」

迷彩の寝相が悪かった、と言いたいらしい。
夜更かしは問題ないが、朝は本当に弱い。何より弱い。

きっと夜遅くまで話して、川の字で寝て、
朝は誰よりも布団から出て来ようとしなかっただろう。
小さな少年がよく眠れたのなら、それで良いが。

「…………」

布団。
いつから並べて寝ていたっけ。
二人でそうする事が当たり前になり過ぎて、覚えていない。

元来寝起きは悪いが、
今日は椅子へ腰を下ろすと
そのまま机へ突っ伏した。

闇谷 貴戸

貴戸を見上げ、寝かせてあげたら、と言いかけてやめた。
それはお節介というものだ。
今日に関してはかなり自分のせいだが、寝相は自覚が全く無かった。

「……んーん、何でもない。家族みたいでいいなあって」

闇谷の正面の席へ腰を下ろす。隣は貴戸が座ると考えたからだ。
口振りからして、少年と黒塚は違っていたのだろう。

「あ、そうだ。
 布団さ、もしかして部屋から持ってきてくれた?」

【人】 9949 普川 尚久

>>11 黒塚

「必要はない。僕からしても必須ではないが、
 黒塚さんに支障がないなら開示を希望する。
 君がどちらかと言えばでも開示をしたくないのなら、
 この要望は達成されなくて問題ない」

「その上で回答はどうなりますか?」
 
(12) 2021/09/28(Tue) 16:18:11
朝食堂

机に突っ伏したルームメイトを見ると自然な動作で頭を一度だけぽふんと撫でて終わった。
腰痛が悪化している闇谷の方に寝相悪ボーイの被害が集中していたかもしれないが、こちらに来ていても涼しい顔で何も言わずに好きにさせていたことだろう。

「そうかもしれないな。
家族……そうか、家族はこんなことをするのか……」


自分もまた記憶を探るが、今のように布団をくっ付け始めたのはいつ頃だったかまるで思い出せない。それくらい、当たり前のこととして馴染んでいた。

「迷彩の布団か。ああ、お前の部屋から持ってきた。よくなかっただろうか」

半分寝ている。

【人】 9949 普川 尚久

>>+14 闇谷

「……? なんの話? 腰とかは、動けるくらいだけど。
 闇谷さんのとこも追加のあるのか……」

 心配されるくらいにヤっている事が、認識されていてもうおかしくないとは思っている。ズレた返答がなされた。普川にとって、一発殴られた程度の痛みの中では動くのが当たり前だった。

「読みたいよりは見たいがあったと言うか……ああ。
 うん、合ってる。何、闇谷さんも自分の見ててんか」

 立ったまま週刊誌を手に取ってめくり始める。あなたの写真を探した。

「ここの人、趣味が悪いから、わざわざ、今だけ入れてるとか、あったり…?、するかもとか。思って。なかったらなかったで、全然構わなくて。なんか……何か?、がしたくって。日もあいたし、ヤってもいいのだけど、直ちに、うん…? 別にへいきです」

 精神状態が平時と異なるのは読み取れた。
(14) 2021/09/28(Tue) 16:52:51
普川

「……追加?」

闇谷暁は、端末を殆ど確認していない。恥ずかしいからだ。
故に、他人の性事情に疎かった。
首を傾げたまま、雑誌を探す作業に戻る。

「いや……本来の目的はそうじゃないんだが、
 それは、……うん。ちょっと気紛れにな。」

貴方が手にした雑誌には、
切り取られまくった記事の片隅に
毒ガス散布未遂、犯人は非行少年やら何やら──と、悪意のこもった言葉が並べられていた。

「顔は隠されているが、特定は容易な程度だ。
 見ていて少し面白かったよ。」

皮肉。自虐的に笑ってみせた。

「さ、普川は何年前の何月の出来事か。
 大雑把でも良いから────、」


なんだか貴方の言葉が曖昧だ。
口を噤み、手を止める。
貴方の方へ近寄れば、心配そうに見つめる。

「……今日は休んだ方が良いんじゃないか?
 無理は良くないぞ、部屋まで送ろうか。」

素崎

「どんなって……んー、おにぎりとかカップ麺とか……?」

食卓とはそういうものだと思っていたから、疑問に感じたことも無かった。少年にとっては少し不思議な問いだ。

「でもひとりで食べる弁当より、母さんと食べるカップ麺の方が美味しかった気がする」

弁当の方が豪華なのにね、と溢して笑った。

【人】 9949 普川 尚久

「休んでたさ。もう良くならないから、何かをしに来たんですよ」
 

うすらわらいをうかべて、言った。
(15) 2021/09/28(Tue) 18:10:29

【人】 9949 普川 尚久

>>+19>>15 闇谷

 次の時には、なんだかもう落ち着いたみたいだった。絵に描いたような情緒不安定だ。

「追加に心当たりないならそれでいいや、今は気にしないで。
 今回の事が終わったら、知ろうと思えば知れる事だと思う」

「で、ええと。僕のはー……6年前の8月。
 夏休みが終わる前くらいだった」

 あなたの事件の記事は読むだけ読んで、それくらい。あとは、顔写真の隠された所を爪でかいてみていた。カリカリ。そんな事をしても、あなたの顔がはっきりと見えるようになる事なんてないのだけど。
(16) 2021/09/28(Tue) 18:11:37