人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 鈴掛 未早



     [ しゃぼん玉とんで 弾けて消えて
      そしたらもう、なんにも残らないね ]


 
(462) 2022/10/23(Sun) 20:25:56

【人】 鈴掛 未早



[ 私がいなくても幸せに生きてる人の
 幸せを叩き壊してまで叶えるものではない。
 人の心を曲げるのは、いけないこと。>>3:571

 わかってる。わかってるから。
 過去になってしまったことも、何もかも。

 だから私には何もない。もう誰もいない。


     努力したって、好きでいたって、―――― *]


 
(463) 2022/10/23(Sun) 20:26:43

【人】 鈴掛 未早


 
―― Last day:放課後


[ 送信ボタンを押す。
 グループと個人を行ったり来たりしていた
 SNSを閉じて、目も閉じた。

 まだ仲が良かった頃の姉妹の姿を思い出す。
 あれだけ敵わない存在が生まれた時から傍にいれば
 あれだけ出来る子と比べられて当たり前だったなら
 苦しいと欠片でも思わない方が嘘でしょ。
 知らないけど。私は一人っ子だから推測でしかない。

 推測でしかないけど、何か。
 何か、思うところがあって旧校舎に来た方の人だと
 そうは思う。怖いもの見たさとかじゃなくて。 ]
 
(646) 2022/10/24(Mon) 14:14:32

【人】 鈴掛 未早


[ もしも話。

 私がこの三日の間に
 「破滅的な願い」を抱いている人と話していたなら
 きっとこう言っていただろう。 ]


  『いいんじゃないの

   考えて、本気でそうしたいと思って、
   そう願うって、決意したことなら
   私にはそれは止められない

   だってそうして、その後に何があったって
   後悔する自分はもういない・・・・・・・・・・・・んだから
   そういう意味では理に適ってるじゃん』


 
(647) 2022/10/24(Mon) 14:15:15

【人】 鈴掛 未早



  『 …… でもこうやって相談してる時点で
       まだ迷いがあるんじゃない

       それならもっとやりようはあると思うけど』


 
(648) 2022/10/24(Mon) 14:17:03

【人】 鈴掛 未早


[ 通知を見た。溜息を吐いた。>>287

 最高にあいつらしい激励だった。
 脳内再生余裕、ってやつ。

 誰の目にも入らない私は、あの時、
 たぶん仕方ないなって顔をしていた ]

 
(649) 2022/10/24(Mon) 14:18:28

【人】 鈴掛 未早


[ ―― 後悔するなって言うけど>>3:=20

 「絶対に後悔しない」と言い切れる
 そんな願い、ひとつしかないでしょ

 選択肢を与えられたこと自体を忘れる しか。

 願い事はしないと決めれば
 「あの時ああしていれば」が一生ついて回るし、
 願ったことを後悔しないと言い切れるような
 深刻で切実でどうしようもない願いなんて、
 あいにく私には持ち合わせがないのだ。

 願って叶うような渇望ならよかったのにね ]
 
(650) 2022/10/24(Mon) 14:18:53

【人】 鈴掛 未早



 [ 見て、認めて、愛して。>>3:573

  ただそれだけ。

  だからあの子に、秋緒ちゃんには親近感があって
  放っておくことをしたくなかったのかもしれない ]


 
(651) 2022/10/24(Mon) 14:21:28

【人】 鈴掛 未早



  …… おやすみ


[ 授業は乗り切ったけど、解放感でまた眠い。
 どうせ何もないし、また朝みたいに
 もう少しだけ寝ていようか。
 通知が来たり声掛けられたりすればたぶん起きる

       
でもそんな人、私にはいないでしょ
]
 
(652) 2022/10/24(Mon) 14:22:00

【人】 鈴掛 未早




       [ 言葉を守って忘れることは、
        その全てを無に帰すことは、
        本当に尊重しているといえるのか?

            …… さあ。わからないな。 *]

 
(653) 2022/10/24(Mon) 14:23:20

【人】 鈴掛 未早


[ 通知が来れば起きて返して、
 適当に図書室に行って時間を潰そうと
 教室より良い椅子と活字という睡眠導入剤に
 やっぱり寝て過ごして

 連絡が来ればまた起きて、
 「教室」って返してから向かう始末
 
家庭科室からならたぶんこっちの方が早いって
]


  うん…?

  うん どういたしまして
  秋緒ちゃんは……こういうの、
  真面目に考える子かなって思って


[ 三年の教室は一番上。部活動の音が聞こえる。
 同じような暇人がいなくてたいへん安心した。

 瞬く間に舟を漕ぎそうになった私の
 机の上に雑に投げ出した手の指が、
 少しひんやりした手に取られていく>>657

 告白を聞く。>>658 ]
 
(719) 2022/10/24(Mon) 20:52:37

【人】 鈴掛 未早



  …… 朝、

  天ヶ瀬がさ、すごい誤爆してたでしょ

  誰に送ろうとしたかは知らないけど。
  あれ見て思ったんだよね

  死にたい消えたいって思ってる人は、
  たぶん世の中、けして少なくはないじゃん
  この限られたグループの中にわらわらいる、
  ってほどでも絶対ないと思うけど

  秋ちゃんは… 苦しんでたでしょ、たぶん

 
(720) 2022/10/24(Mon) 20:53:06

【人】 鈴掛 未早


[ 人の気持ちなんてわかるわけがない。
 わかると言う方が安易で、軽率だ。

 でも… 夏実のことが嫌いだと、
 突っ撥ねた態度でいる秋緒ちゃんは
 苦しみの中でもがいているように、見えていた。

 だから、死にたかったと言われても驚きはしない。
 そっか、やっぱりな と思うくらいだし

 それに、「死にたかった」は過去形でしょ ]
 
(721) 2022/10/24(Mon) 20:53:21

【人】 鈴掛 未早



  色々あった、その中で

  そこまで思い詰めてた秋ちゃんが
  生きていく、って思えるような
  出会いか気付きかなにかがあったんなら
  私も嬉しいなって思う


[ 未早さんも、と言われるなら>>660
 もちろん、って返して頷いた。

 その「色々」を知る機会があるかはわからない
 もしかしたらずっと遠い未来に、
 そんなこともあったねって昔話にできるのかもしれない

 できたらいいよね、と思う。
 そうやって懐かしむことが出来る仲でいられたら。

 友達の妹、姉の友達、言葉にすると微妙だけれど、
 そう、私は一人っ子だからさ
 勝手に妹のようにも思ってる、昔馴染みの大切な子 ]
 
(722) 2022/10/24(Mon) 20:54:31

【人】 鈴掛 未早


[ ……だからこっちもバレちゃうのかなー
 見通されるような言葉に思わず苦笑してしまう>>661 ]


  いや全然だめ。
  願い事がないわけじゃないはずなんだけど、
  いざ叶えるよって言われると
  ちょうどいいのは思いつかないもんだなって

  やっぱり億万長者でもいいのかもしれない


[ その話をしたのは秋緒ちゃんじゃないけど。 ]


  メッセージでも言ったけど
  何を願っても、後悔しないことはきっとないよ

  願って叶えてもらうことなんてないと思えるのも
  逆に、絶対に後悔しないといえる願いがあるのも
  どっちもそうそうないものだと思うんだよね

 
(723) 2022/10/24(Mon) 20:55:08

【人】 鈴掛 未早



  ………… だから、

  後悔するなっていうのはさ
  後悔しない強さを持ってるから言えることですよ
  願い事なんて思いつかないけど、
  それで何もしなかったとして
  「あの時願ってれば」って、私なら絶対後悔する
  無茶振りになりうるということをわかってほしい

  …… じゃなくて


[ 少し、恨めしげに。
 脱線した言葉が何に対してかは察せられるかもしれない。
 もしかしたらそういうところも似ていたのかもしれない。

 いや、私はべつにあいつのことは嫌いではないんだけど
 むしろどっちかって言えば大事な方よ?
 どうでもいいやつの言葉だったら、私は適当に流せてる ]

 
(724) 2022/10/24(Mon) 20:55:53

【人】 鈴掛 未早




  「それでも生きていく」って意志が大事なんだよ


[ ――そうそう、本当に言いたかったのはこういうこと。 ]
 
(725) 2022/10/24(Mon) 20:56:37

【人】 鈴掛 未早



  … あ。ありがとう
  そっか、秋ちゃん料理部掛け持ちだもんね


[ 椅子を動かして向かい合って、
 持ってきてくれたマシュマロをひとつつまみ
 おいしいって表情をゆるめる

 確かにちょっとぺしゃんこだけど
 つまりそれって伸びしろありってことでしょ、無問題
]


  …… なんか、今日は、

  朝から珍しいことばかり言われるな


[ でも、続けられた言葉をじっと聞いて>>662
 何とも言えない顔をしてしまったな

 ほんとに雪でも降るんじゃない? とか
 さすがに言わないって、それは失礼だから ]
 
(726) 2022/10/24(Mon) 20:58:07

【人】 鈴掛 未早


[ 本当は、「後悔する自分がいなくなる」
 思いつきがもうひとつだけあった
 「好き」であることを忘れられれば
 痛みは消えて生きやすくなるんだろうと

 …… でもきっと、ピアノは弾けなくなる
 私にとって両者は切り離せないもの、
 あの日々の記憶を失うってことだと思うから。

 それは―― 嫌だと思ってしまった

 私はやっぱり、それでも触れることをやめたくなかった ]

 
(727) 2022/10/24(Mon) 21:00:53

【人】 鈴掛 未早



  …… ありがとう

  そう言ってもらえてうれしい


[ マシュマロをもうひとつつまむ
 んー… と、考えるではなくただ言葉を選ぶ ]


  続ける、っていうと微妙っていうか
  べつにその道に進むわけではないし

  でも、辞めるかって言われたら辞めない? かな
  大学入ったらまた合唱サークルとか探すかも


[ 続けるかと言われたら、そう、>>663
 こういう感じの答えにどうしてもなっちゃうから
 でも、そうだね、それでも好きと言ってくれるなら―― ]
 
(728) 2022/10/24(Mon) 21:02:30

【人】 鈴掛 未早




  秋ちゃん、その時は聞きに来てよ
  オープンキャンパスのついでにさ


[ サークルの公開練習なんてよくある話でしょ?
 肯いてくれるなら、私はきっとふふって笑って

 ああ、こんな風に笑うの久々かもなぁって
 誰かに言われたのと似たようなことを、思ったんだ *]
 
(729) 2022/10/24(Mon) 21:03:02

【人】 鈴掛 未早


 
―― Nightschool at xx:xx


[ 今日も家には誰もいない。

 三年前の一件があって、
 結婚する時に辞めた看護師の仕事に復帰した母は、
 今ではおよそ私とは反対の時間を生きている。
 つまり夜勤が多いってこと。

 洒落っ気のないウインドブレーカーと
 ゆるっとしたシルエットのボトムス。
 マフラーをぐるぐる巻いて、そうすれば
 きっと近い距離でエンカウントしない限り
 知り合いだって鈴掛未早だとは気付けない。

 さすがに制服姿で深夜に出歩いたら色々問題でしょ? ]
 
(821) 2022/10/24(Mon) 23:10:29

【人】 鈴掛 未早


[ 願い事がないわけではなかった。
 それを形にすることができなくて、
 どうにも行き詰まっていた。それだけ。

 願って得るようなもので
 渇望を埋めることはできないとわかっていたから。
 なら何を願えばいいのか、
 思っても何も見えなくて、考えあぐねていただけ。

 考えて、考えて、

 ――― 振り返ってみれば、

 答えは案外その中に転がっているものだよ ]
 
(822) 2022/10/24(Mon) 23:11:16

【人】 鈴掛 未早



 [ 「やっぱり億万長者にしとけばよかった」とか
  しょうもない後悔をする瞬間は絶対ある。
  この先の人生絶対に何度だってある。

             でもそのくらい、許してよ・・・・ ]


 
(823) 2022/10/24(Mon) 23:12:04

【人】 鈴掛 未早


[ あの日行った道を辿る私は
 絶対どう考えても不審者だった。

 誰かに見られたら驚かせたかもね
 でも、たぶんそういうことはない…といいな
 おまえそれ間に合う? ぐらいの
 深夜に出てくる高校生、いない方が良いに決まってる ]


  ―― こんばんは

     ねがいごと、決めたよ


[ 旧校舎の奥、あの日と同じ場所、
 変わらない姿をした、白い幽霊。

 その姿を見据えて、私はすっと笑みを浮かべた ]
 
(824) 2022/10/24(Mon) 23:12:28

【人】 鈴掛 未早



      ――――        。 *

 
(825) 2022/10/24(Mon) 23:12:52

【人】 鈴掛 未早


 
―― それから


[ 長いような短いような三日が過ぎて、
 四日目が来ても聖奈はいなくて、
 えっ本当に生きてる…? って思ってたら
 突然「何も覚えてない!」とかメッセージが来て>>679
 いやどういうことなのか私も聞きたいが!?
 とか思いながら、お見舞いに行ったりして。

 期末やばいなって思ってる?>>752
 なら助ける気はあるよ、できる限り。
 だから戻ってきた聖奈を囲んで
 期末対策集中コースとか開かれたかもしれない。

 囲んでって? って思った?
 そこはほら、夏実とか大木とか巻き込んじゃえ。
 だって私一人じゃ手に負えないかもしれない ]
 
(871) 2022/10/24(Mon) 23:47:06

【人】 鈴掛 未早



[ 聖奈のように記憶が飛んでいるわけではないし
 突然ピアノの音が変わったということも――
 人前で弾く機会がないだけじゃなくないし

 きっと誰が見ても、
 何も変わっていないように見える。
 だって実際、何も変わってないし。

 それでよかった。
 私が欲しいものは、願って得るものじゃないから ]

 
(872) 2022/10/24(Mon) 23:47:29

【人】 鈴掛 未早


[ もしあの日の仲間に、
 何を願ったのかと問われることがあったなら
 きっと私はこう言うだろう。 ]


  秘密。

  まあ、ただのお守りだよ


[ いつ叶うのか、どんな形で叶うのか
 それは私でさえわからない。
 叶ったとしても私は自覚できないに違いない。
 でも、ちょっとした心の支えにはなる。

 だから、お守り。あるいは最低保障。>>=23 ]
 
(873) 2022/10/24(Mon) 23:47:51

【人】 鈴掛 未早



  [ 報われない、満たされない、
   渇望を抱えたままでいたって、
   私はそれでも生きていく>>725

   非凡な天才にはなれない、鈴掛未早のままで **]
 

 
(875) 2022/10/24(Mon) 23:48:15