人狼物語 三日月国


97 【R18ペア村】Decision【完全RP】

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視点:


[そして、深く息を吐くと、一度だけ、目をあけて、ぼんやりと呟いた。]


アンディさん。
行かないでほしいって言ったら、我儘ですか。

…我儘ですよね。すみません。


[もう一度目を閉じると、暫くの後には、寝息が聞こえてきただろう。]**

[煉瓦が音を吸収している所為か、部屋の中は静かで。
だから彼の声も青年の耳に届いていた。]

……っ、……。

[行かないで欲しい。
そう言われて胸が引き絞られるように痛かった。
込み上げてくるものをアンバーの瞳をぎゅうと瞑り、堪える。
寝息が聞こえてくる頃]

私だって、このまま別れたく、ない。

だけど……私は君と違うから。

[じんわりと胸にある宝石が熱を持つ。
それは、人間が決して持ち得えないもの。]

 
 
だって、きっと、もう二度と、会えないんでしょ…う?


[昨日の酒場でのもうグラジアには戻らない、と暗に伝えるような言葉で感づいていた。
彼は、もう、この街を最後に、自分とは再び会うことはない、と想定している。
そして、理由ははっきりしないが、自分をごまかして、綺麗に痕跡を残さずいなくなってしまおう、としている節もある。
彼はそれでいいのかもしれない。
だけど…]


でも、それなら、せめて僕は、遠くから、貴方のいる場所を思って、貴方の無事を祈りた…い。
それも、許してもらえません、か…?


[懇願するように呟き、彼が何か伝えようとする素振りを見せれば、小さく頷いただろう。]*

[胸が引き絞られるような思いだった。
彼はそこまで悟っていたのか。
青年がうまく隠せなかっただけかもしれないが。

今まではうまく出来ていた筈なのに、彼に対しては出来なくなってしまう。
懇願する響きに歯を食い縛った。
感情が零れてしまいそうで。

覚悟を決めた心算でいた。
これまでに出会った人達と同じように別れる心算で。
けれど蓋を開けてみれば、青年の心の中はぐちゃぐちゃで。
]