人狼物語 三日月国


263 【ペアソロRP】配信のその先に【R18/R18G】

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一日目

村人:1名、深林之民:2名、人狼:1名

【人】 三日月Tube公式 みかづきくん

……。
(0) 2024/05/19(Sun) 0:00:00

【人】 学生 初波華音



  うっカッコイイ……
  今夜もゆるぎなくイケボ…………


[誰に聴かせるわけでもなく
 ただただ溢れ出す想いをそのまま口に出す。
 画面の向こうのソウマくんに相槌を打つように
 独り言ちながら配信を見守るのが、
 毎週金曜の楽しみになっている。

 アーカイブも無限リピするけれど
 今は瞬きする時間ももったいない。
 至福のひとときのおともはもちろん、スムージー。]


  寝てたんだ〜〜〜!!
  ソウマくんらしいな〜
  数全然気にしてなさそうなのカッコイイ……

  
  うわッ
  ほんと何百杯ぶんなの!? やば
  ……こんなにたくさん投げてもらえたら
  やっぱソウマくん嬉しいだろうな……

  
(1) 2024/05/19(Sun) 0:04:51

【人】 学生 初波華音



  って
  わーーん優しい……!!
  今の「無理はしないで」たっまんないわ〜〜〜
  うらやま……

  はあどっかからお金降って来ないかなーー
  きゃーーーーー!!!
  ソウマくんの手ハート!! かっっっわ
  可愛すぎるんですけど!!?
  
  とうと……


[淡々と読み上げられゆく幾つかのコメントに
 逐一はしゃぎ倒しているうちに、]


  あッ


[やがて読み上げられる自分のコメント。>>0:32
 
(2) 2024/05/19(Sun) 0:05:36

【人】 学生 初波華音


[それまでの騒がしさが嘘のように一転
 しんと静まり返る室内。

 一言一句聴き洩らすまいと
 全神経を耳に集中させること数秒。

 読み上げが終われば、
 暫し噛みしめるように反芻してから
 うっとりと目を細めてため息を漏らした。]
 
 
  ……ソウマくんが、

  ソウマくんが、『かのん』って


  名前呼んでくれた……♡♡


[※呼んではいない。
 読ませているのは自分だ。
 ただ名前を呼ばれただけで嬉しい
 熱狂的ファンとはそういうものなのだ。]
 
(3) 2024/05/19(Sun) 0:06:01

【人】 学生 初波華音



  うっぐす……嬉しすぎる
  永久保存版にしなくっちゃ

  えーんソウマくん大好きだよ〜〜〜!!!
  

  やっぱ今回いつにも増して投げ銭多いなあ
  もっとバイト増やさないと……
  通常コメも目通してくれて優しいな
  はあ好き……

  うんうんっ 応援してるよ!!


[深々と下げられる一礼に向かって
 画面越しに盛大な拍手を送った。
 コメント欄にも打てるだけ👏を並べているうちに
 紡がれ始める次のメロディー。

 演奏が始まれば、口はお行儀よく閉ざされる。
 心の内は変わらず騒がしいままだけれど
 心地良い澄んだ音色に耳を傾ける。]
 
(4) 2024/05/19(Sun) 0:06:43

【人】 学生 初波華音


[手おっきい……指長い……
 どうしてあんなに滑らかに指が動くんだろう。
 きっと何時間もの努力の賜物なんだろうな
 はーーーーカッコイイ……♡♡

 それにしても……綺麗な曲だ。
 弾むような音色からは明るさが感じられて
 あたたかくて、少し切なくて。

 ソウマくんの配信を観るようになってから
 クラシック、特にピアノ演奏曲の知識が
 格段に上がった。
 彼の演奏を繰り返し聴くうちに
 曲名と楽曲が一致するようになった曲もあるし、
 少しでも彼のことをよく知りたくて
 独学で学んで知った曲もある。
 
 ショパンのピアノ協奏曲第2番第2楽章
 えっと、この曲は確か……]


  ……え?


[若きショパンがある人への想いを表現した曲。
 初めての恋を奏でる曲。]
 
(5) 2024/05/19(Sun) 0:08:08

【人】 学生 初波華音



  ソウマ、くん……?


[──そういえば、
 音が、優しい。やわらかいのだ。
 ずっと彼の弾くピアノを聴いてきたから、
 彼に恋をしているからこそ判る。

 確かに、
 ここ最近の演奏は以前とは少し違う気がして
 ひょっとして何か良いことがあったのかな?
 なんて思ってもいたけれど。

 彼のピアノに陶酔している一視聴者としては
 ファンサービスとして、
 素直に受け取るべきなのだろうけれど。]


  恋…………
  いやいやまさか。まさかそんな、ね


[予想を裏付けるように心なしか、
 表情までどこか柔らかく見えてくる。]
 
(6) 2024/05/19(Sun) 0:09:20

【人】 学生 初波華音



  ……やだ


[口をついて出たのは、拒絶だった。
 そんなことを言う資格私にはないのに。]
 
(7) 2024/05/19(Sun) 0:10:21

【人】 学生 初波華音


[誰かに恋してるのかな。
 どんなひと? 
 もしかしてもう既に彼女が居たりする?

 このまま画面越しでずっと、
 人気配信者とただの10万分の1として
 面識さえもないままで]
  

  そんなのやだ…………


[ソウマくんにはいつだって幸せでいて欲しい。
 ソウマくんは私に幸せを教えてくれたから。

 彼が幸せになれるなら、
 彼の恋を応援したい。
 祝福できる私でいたい。
 
 好きだから。
 心からそう思う。
 そう思いたいのに、]
 

  ソウマくん、


[苦しいのはなぜなの?]
 
(8) 2024/05/19(Sun) 0:12:03

【人】 学生 初波華音



  華音を、ひとりにしないで


[自分でも説明のつかない感情に押し流されて
 置き去りにされた子どもみたいに泣きじゃくった。
 その後のことは、よく覚えていない。

 次のリクエスト曲を聴きながら机に伏して
 深い眠りに落ちていった。*]
 
(9) 2024/05/19(Sun) 0:12:45

【人】 学生 初波華音



  う〜〜……サイアク……
  ぜったい目腫れちゃってるよお…………


[翌朝。
 ベッドでではないもののぐっすり眠ったからか
 気が済むまで泣いたからか、
 衝動的とも言える激情は嘘のように凪いでいた。

 叶わない恋だなんて
 最初からわかりきってるじゃない。
 ……大体、私が勝手に早とちりしちゃっただけで
 ソウマくん本人が宣言したわけじゃないのだし。

 ただ眺めていられるだけで幸せなのだから。
 それでいい。
 今まで通り、一視聴者として応援して……]
 
  
  ん? DMだわ珍しい
  誰からだろ〜……?


[日課のSNSチェックをしようとして
 目に飛び込んできたのは、
 見知らぬアカウントだった。]
 
(10) 2024/05/19(Sun) 0:13:44

【人】 学生 初波華音


[アイコンはデフォルトのタマゴシルエット。
 アカウント名にも身に覚えが全くない。
 そもほとんど見る専のこのアカウントに
 DMを送ってくるような友人知人が私にはいない。

 新手の勧誘かしら、とDMを開いて
 すぐに我が目を疑った。]


  ……は?


  は? え…………
  は?????



[それはもう、
 寝起きとは思えないくらいの悲鳴が飛び出した。]
 
(11) 2024/05/19(Sun) 0:14:08

【人】 学生 初波華音



  あ、あやしすぎる……!!
  なになになにコワイ!! 何の目的!!?

  あっもしかしてアレかしら
  バ先のあのしつこい常連さんが悪戯で〜……って
  そっちの方が怖いわ
  私アカウント教えてないし……!!

  え〜〜…… ど、どうしよ どうする!?!
  でもでもほんとにご本人様だったら
  少しでも早くお返事しないと失礼よね

  
[ヨハンクリストフ、は……バッハの名前だっけ。
 すごくソウマくんぽいような
 気も……しなくはなくはなく……

 文章だって、
 ソウマくんの声で脳内再生余裕だし……

 けどそんなことあるの……!??]


  と……とりあえずフォローして、と……

 
(12) 2024/05/19(Sun) 0:15:40

【人】 学生 初波華音

  ──────────────────
  @Aurora_kanon


  ご連絡ありがとうございます。
  ハツナです。
  いつも楽しく拝聴しております。

  お食事のお誘い、身に余る光栄です。
  言葉では言い表せないほどに嬉しいです。

  不躾ながらお尋ねしますが
  ……本当に、暁ソウマくんなのですか?
  突然のことで信じられません。

  可能でしたら
  何か証拠をいただけますと幸いです。
< よろしくお願い致します。
  ──────────────────
  
(13) 2024/05/19(Sun) 0:18:05

【人】 学生 初波華音



  だだ大丈夫かな!!?
  失礼じゃないかな!!?!?
  いやそもソウマくん本人からって
  まだ決まったわけじゃ……


[でも。昨日の配信、
 オープニングに択ばれたのはカノンだった。

 もしよ? もしも、万が一
 ソウマくんが、私を思い浮かべて
 あの曲を弾いてくれたのなら。なんて──]


  あーーーっ送っちゃった
  アーーーーーーー!!!!!



[何やってるんだろう、私。一喜一憂して。
 釣りだとしても乗りたいと思ってしまうなんて
 どうかしてる。

 そう冷静に窘めようとする私の裏側に、
 本当にソウマくんだったら良いのに、って
 期待してしまっている私がいる。

 とりあえず顔を、洗ってこよう。**]
 
(14) 2024/05/19(Sun) 0:23:34
 
[夢見るような心地だった。
 他人の旋律をなぞるのと違って
 想いを込めて弾くピアノは
 こんなに気分が良いものなのだ。

 ……そうして興奮冷めやらぬまま
 彼女のアカウントにDMを送信したのだが
 気分は一転、頭から冷水を掛けられたようだった。]


  返事が無い……既読にもならない
  何か設定を間違えてる……?


[ソワソワと落ち着かない様子で
 スマートフォンとノートPCを操作した。

 新たに捨て垢を作成してそこにDMを送る。
 ……届いた。間違っていない。

 彼女の身に何かあったのだろうか?]
 

 
[ホーム画面での投稿もリプライも無い。
 暁ソウマアカウントの投稿にいいねもつかない。

 いつもならまだ少し起きている筈なのに。

 そう言えば……、毎週生配信の時は
 投げ銭つきも通常コメントももっとくれるのに
 昨日もらったのは最初のひとつだけだった。]


  普段と変わらない時間に帰ってきて……
  うん、そう、配信に間に合うよう
  帰ってきてくれて……

  それから現在までも家を出た様子はない……


[密かに仕込んだ遠隔カメラの録画を確認しても
 安心は得られなかった。
 誰かが侵入した形跡もなかったけれど、
 死角はあるし、
 部屋の中の様子までは見られないのだ。]
 

 

  明かりがついたまま……?


[何事もなければ良いのだけれど
 彼女は一人暮らしだから……、

 もしも倒れていたら?
 誰かに襲われていたら?

 胸が騒ぐ。]
 

【人】 配信者 秋月壮真

 

  僕が……———の言うことを
  きかなかったから、
  罰が当たったの……?


[深夜消え入りそうな声の問いに返事は無かった。*]
 
(15) 2024/05/19(Sun) 13:21:57
 

  ……いかなきゃ、


[押し潰されそうな心を押して、自宅を飛び出した。
 タクシーを手配して向かうよりは走った方が早い。

 SNSに上げられる写真のほんの僅かな写り込みから
 住処を特定できたのだが、そこそこな近所で良かった。
 地球の裏側だって、自分はきっと向かったけれど。]


  はっ、はぁっ、……生きてる……?


[息を切らして飛び込んだのは彼女が住む部屋の隣──、
 カメラを仕込んでいるのもここの玄関とベランダだ。

 土足のまま上がり込むと、
 彼女の部屋側の壁に耳を当てた。

 ────どうか無事でいて。]
 

 
[学生向けの建物は壁も薄いし
 生まれつき耳が人より良かった。
 それらに感謝する。]


  ……、寝息……?
  ただ寝てるだけなのかな……?


[壁越しに微かな息遣いが聴こえて。
 ……息を長く吐き出した。

 彼女は生きている。

 緊張が一気に解けて、
 壁に手を当てたまま重力に従って座り込む。
 規則正しい音を暫く聴いて。

 そのまま寝てしまった……。]
 

【人】 配信者 秋月壮真

 
  ── 今朝 ──

[バタンッ
 DM>>13の送信ボタンが押されて数秒後。
 隣の部屋、薄い壁の向こうで
 何かが落ちる音がした。]

 
(16) 2024/05/19(Sun) 14:00:31
 

  ……しまった、あのまま寝てしまっ……

  
!!!!



[ジーンズのポケットが震えて目が覚めて、
 ぼーっとしたまま取り出したスマートフォン。

 「ハツナさんからメッセージが届いてます。」

 ……の通知に驚いて、端末を落としてしまった。
 立ち所に目が覚めて、そぉ……っと、
 それ以上物音をたてないよう拾い上げる。]
 

 
[拾い上げるとすぐさまDMの返事に既読をつけた。]


  (返事……嬉しい。凄く丁寧だ。
   一応警戒されているけど……)


[思い遣りの感じられる文面に口許が緩む。
 疑われるのは覚悟の上だった。
 だけど本人だと感じ取ってくれたのだろうか?
 自分がそうであって欲しい気づいて欲しいと願うから
 そんな風に考えてしまうのかも知れないけれど。]
 

【人】 配信者 秋月壮真

 
  ──────────────────
  
@Johann_Christoph_S


  お返事ありがとうございますハツナさん。

  光栄なのはこちらこそです。

  私が本人であることの証明ですが、
  次にお送りする画像で足りるでしょうか?
  視聴者の方と個人的な連絡をするのは
  初めてのため勝手を理解していません。

  もし不足でしたらハツナさんから
  具体的に指定して頂けると幸いです。
  私に出来ることなら何でも致します。

< どうぞよろしくお願い致します。
  ──────────────────
  
(17) 2024/05/19(Sun) 14:33:18

【人】 配信者 秋月壮真

 
[そんな文面のメッセージからややあって、
 DMで送られるのは一枚の画像。

 昨日の生配信の時の衣装そのままの
 暁ソウマの自撮り画像だ。

 たったいま撮られたばかりのもので……。

 撮るのが慣れていないのもあるが
 
壁や天井が写り込まないよう

 矢鱈とドアップのものであった。
 勿論どこにも公開したことはない。

 
因みにシャッター音は鳴らないように改造済み。
*]
 
(18) 2024/05/19(Sun) 14:33:55
 
[フォローリクエスト
 許可も拒否もせず宙ぶらりん。
 だってとても見せられたものじゃない……。*]
 

【人】 学生 初波華音


[目元は案の定腫れて一重になってしまっていて
 瞳も心持ち赤くなっていた。
 何も予定を入れていなくて本当に良かった。

 気を引き締め直すように袖を捲り
 つめたい水道水を顔にぱしゃりとかけて、
 くしゃくしゃに乱れた髪を梳こうとした時
 珍しく隣室から物音が聴こえた。>>16]


  ……ん?
  今、何か聴こえたような……

  お隣さん、帰って来てるのかな?


[学生向けワンルームの壁は薄い。
 廊下や周囲の部屋での話し声は元より
 玄関の出入りも足音もそこそこ聴こえてくる。
 下手をすればシャワーの音までお隣に筒抜けだ。
 
 それを知っているにも関わらず
 これまで気ままに騒いで来れたのは、
 お隣の部屋から生活音がまるでせず
 灯りが点いているのさえ
 ほとんど見たことがないからでもあった。]
 
(19) 2024/05/19(Sun) 19:40:54