人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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[犠牲者リスト]
???

二日目

事件:楽観

本日の生存者:“楓”、武藤景虎、寿 達也、緑山 宗太朗、黒崎柚樹、緑山 美海、“椿”、要 薫、天原 珠月、月島 雅空、深江、天美以上12名

【人】 月島 雅空

[ここにきて二度目の夜になった。それはすなわち珠月がいなくなって一日近く立っていることを意味してもいた。

結局親にも連絡せずに珠月の件は黙っていた。ペルラさんの力をあてにする。なんてなんともか細いが、もし戻れるならば珠月が帰ってきたときのために騒ぎにしないほうがいいし、ペルラさんの存在のことも考えるとといけないと踏み止まったのだ。

ペルラさんはぐっすりと眠っている。リビングのコタツで寝た自分は途中一度だけ二階の荷物を取り、天窓のシャッターを閉めはしたが、まだ寝てるのを確認だけして去る。疲労以外にも寝具の柔らかさが原因>>1:157ともなるとはおもいもよらない。
そうここに住まうものは食や風呂、寝具にとてもこだわっている民族なのだ。]
(0) 2023/03/06(Mon) 22:06:25

【人】 月島 雅空

[さて、その間に色々としていた。彼女の変えの服を買いにいき、ついでに何か自分宛てに連絡が入っていないかとか管理人のほうに聞いてみたり、ちょっとした予約をしたり。

その後は、料理を作っていた。
料理をして、気持ちを落ち着けるため、というのもあっただろうが、生活する上では必要だし、ペルラの回復の貢献できるとしたら浮かぶのがそれだったのもあった]
(1) 2023/03/06(Mon) 22:06:39

【人】 月島 雅空

[前日にヨーグルトと塩で漬けた鶏むね肉、ヨーグルトはふき取り鍋に入れて炒め、そこに刻んだ玉ねぎを刻み、乱切りにしたナス、粗めに刻んだシメジとエリンギをいれて弱火で蓋をしてじっくりと焼いていく。

しばらくの時間がたち鍋の蓋を開けてみると、肉や野菜にキノコからでた水分で随分水っぽくなっていた。
これが野菜の甘味や肉やキノコの旨味が詰まっているものだ。そこに粗ごししたトマトと野菜ジュースを加えて、混ぜ合わせる。
そこから蓋をして更にじっくり弱火で加熱した後に、市販のカレールーを加えて、焦げ付かないようにかき混ぜて、水を使わないでトマトと具材から出る水分で作った旨味たっぷりのカレーの出来上がりだ。
ヨーグルトに漬けたおかげで鶏むねに柔らかくコク深さとすっきりさと食べやすく美味しいだろう。
ご飯を炊けば、あとは彼女がいつ起きても大丈夫な状態だろう。]
(2) 2023/03/06(Mon) 22:06:53

【人】 月島 雅空

[いつ起きてもいいようにとごはんを作り終えたところで、自分は一足先にシャワーを浴びにいった。
服も着替えたところで、ふとみたのはアメニティグッズ>>0:167。珠月がいっていたやつだ。そして―――]

 あ、ペルラさん、おはようでこんばんは

[一階のこたつにいた雅空は、だが彼女からしたらだいぶ様変わりしていたように見えるだろう。目や口や鼻を空けていたが、顔全体が白いお面をつけているような状態で―――シートマスクをつけていたのだ。]
(3) 2023/03/06(Mon) 22:07:10

【人】 月島 雅空

 スキンケア―――肌の健康のためには、洗う、潤す、守る。と三つの必要な要素がありまして……

[だいぶ驚かせてしまっただろう。落ち着かせるのにしばし時間がかかっただろうか。なぜこんなことになっているのか訳を説明する。]

 肌が乾燥するのは非常に悪いことといわれてまして、これ、シートマスクを着けることで肌に良い成分が浸透していくという効果があるんですね。
 まぁ俺も聞きかじった知識なんだけど……

[肌とは大事なものなのだ。と、天原母からの教訓であり、珠月も詳しいだろう。と、なんでこんなことをしていたかも伝える。]

 つまり肌がきれいになるためにやっている。と認識してもらえればいいかな

 …興味があれば、後でやってみます?あ、ごはんも用意してるんでお腹空いてたらそっちからがいいかな。

[起きてきて早々、昨日の件から他の会話をしてもいいはずなのに、シートマスクをしていたせいですっかり肌談義スタートになってしまったのであった*]
(4) 2023/03/06(Mon) 22:07:58
[自分なりの言葉は彼に受け止められたようだ。
素直なのはいいらしい、なるほど、素直さなら褒められたことがある、と謎に胸を張りつつ。
そんなものです、と頷いて、礼の言葉は保留されたらしいのにむっと不満そうにしたものの、それ以上は言わなかった。]

 十分かどうか判断するのは一緒に居るほうでしょー!

[落ちてきたときのことは別に良い。
あれは事故で、彼はひとりで真っ裸を謳歌していただけだ。
いや水浴びとか湖を泳いでいたとかかもしれないけど。]

 ……ありがと……ございます。

[おそるおそる振り返ったらちゃんと前を閉めてくれていたので、真っ赤になった顔でお礼を言ったのだった。

この人がこういうのに大雑把なのか。
それともどの世界も含めこんな感じが普通なのか。
雅空兄ぃは下着一枚で寝たりもしていなかったし、と。
幼馴染を自然と基準として育ってきたため、その辺が曖昧なのだが、あまり自覚はなかったりする。]

【人】 黒崎柚樹


[武藤は時々すごく、私の保護者のようになるんだ。

どちらかと言うと私の方が姉御気質(弟が居るのが大きいのだろうな、とは)だとは思うのだけど、弱っている時、疲れている時に的確に手を伸ばしてくれるのは武藤の側。
そして私はそんな武藤に甘えているという自覚はある。

"食べ物だけ与えておけばいい"とまでは思っていないけど、でも、"お腹いっぱい食べさせておきたい"とは思ってるよね?

食べ始めるともくもく、目の前の料理に集中しがちな私の代わりに、武藤はせっせとビールのおかわりを取りに行ったりしてくれていた。ごめん。

外で食べる御飯は初めてではなかったけれど、でも、"作って食べる"のは初めてだったから、とても楽しかったよ。

作った料理を家族に"おいしい"と言って貰えるのも格別なら、誰より好きな人に"めっちゃ美味い"と言って貰える >>1:153 のは、輪を掛けた嬉しさがあるんだなと、とうに知っていたことだけど、今日も改めて思うことになった。]
(5) 2023/03/06(Mon) 22:31:07

【人】 黒崎柚樹

[モンスターやっつけて(あれはもう正しくモンスターで良いと思う)、討伐記念に美味しく焼けた骨付き肉とお酒を前にして。]

 あのゲームにもお酒って、出てくるんだっけ。

[私はそのゲームをしたことはないけれど、やってた弟が、酒とチーズの組み合わせが云々とか騒いでいた記憶がある。武藤とやったあのアトラクションでは、お酒は出てこなかった記憶があるものの、でも売店でお肉は買って食べたよね。おいしかった。

ハンターさんは頑張ったのでいっぱい食べて良いんだよとばかり、テーブル端に置いたボウルの中には着々と太い骨が溜まっていく。]

 武藤も茄子好きなんだっけ。……そっか。

[特に味のない野菜なのにね、なんでかすごく美味しいよね。
スライスして、油ちょっと多めで揚げ焼きみたいにしてトロッと柔らかく焼けたのに、おろし醤油かけて食べるのが一番好きだったりするけれど。

会話はとりとめなく、食材の減り具合もまた、とりとめなく。]

 あ……ごめん、ありがと。何度も立たせて。

[ビールのお代わりを取りにと立ち上がる武藤へ顔を向ければ、いつの間にか空には茜色が差していた。

新たな缶を飲み干して、もう1缶と言う頃にはもう薄暗くなってきていたし、合間にぽいぽいと口に入れていた1株分のにんにくも綺麗に消えていた。]
(6) 2023/03/06(Mon) 22:31:48

【人】 黒崎柚樹


[そして最終局面の私は、オムレツ作りに御執心。

本当に美味しいんだよ?でも火を通しすぎると固くなりすぎて、いまいちになってしまうので。

アルミホイルで作った器の底に溜まったにんにく風味のオイルを見て、この量なら卵2個かなあとぱかぱか割り落とし。

アルミホイル破らないように竹串でぐーるぐるかき混ぜながら、お醤油ひと垂らし。

あとは鉄板の端の方でゆるゆると火を通しつつ、途中でうまい具合にひっくり返し、表面ちゃんと固めるくらい火から下ろせば、にんにくオムレツのできあがり。

酔っ払い特有の執着心で仕上げたオムレツは、過去一番くらいの出来映えだった。]

 ふふ、美味しいでしょう。
 ふふー。

[得意気に胸を張り、私もサンドイッチ食べる……と、コールスロー、ほぐしたスペアリブ、バーベキューソースを食パンの中央に積み上げて。

ぱたりと二つ折りにして齧り付いたらちょっとばかり異国な味がした。異国、まだどこへも行ったことがないけどね。]
 
(7) 2023/03/06(Mon) 22:32:16

【人】 黒崎柚樹


[多分私は、相当に酔っていた。

普段だったらビールだけ飲んで酔うことはない。

けれど今日の私は寝不足で。武藤が戻ってきてくれたことで、すごく気も緩んでいた。
自覚はなかったけれど、きっと疲れてもいたんだろう。]

 むとー。
 温泉は、行かないの?

[こてりと首を傾げたものの、じゃあ温泉に行こうとは、とても言えない状態だったに違いない。

温泉は明日にしようと言われ、ぶうぶう口を尖らせた私は、バーベキューの片付けをあらかたしたところで、お先にどうぞと言われるまま、バスルームへと消えたのだった。

……そういえば、鍵をかけるの、忘れたな?]
 
(8) 2023/03/06(Mon) 22:32:44

【人】 黒崎柚樹


[髪、ちゃんと洗ったよ?顔も洗った。もちろん、身体も。

なんだか立っていられなくて、バスタブの中、ぺたりと座り込んだまま、ごしごし全身洗う感じになったけれど。

で、洗面台に乗せておいたバスタオルを手探りで取って、座ったまま、もそもそと全身を拭いて。

  ────うん。寝ましょう。
  今日は寝ましょう。


肩にタオルを引っかけ、バスタブを跨いだあたりで、どうやら私は限界だったらしい。

シャワーカーテンが最上の枕と言わんばかりに、私はバスルームの床に膝をつき、シャワーカーテンにしがみつくようにしながらすうすうと眠りこけてしまっていた…………ので、あるらしい。

おかしいな。
お布団でちゃんと寝ているつもりだったんだよ?**]
 
(9) 2023/03/06(Mon) 22:34:11
[その後は一緒にテントを整え、ほんのり甘さを感じるお茶をもらいながら、この世界の話を聞いた。
彼の言葉を借りるなら自分にとってはこれがお伽噺だ。

初めは真剣な表情ではあったものの、イマイチ実感が湧かず、一生懸命想像しようとするが故にふわふわしてきて、むむむと眉を寄せた表情に変わっていくのだった。]

 元の世界でそういう話を聞いたら、ロマンたっぷりね!ってワクワクしちゃうんだろうけど……現実的に考えると、移動が大変そうだし、危険と隣り合わせなんだなぁ……。

[飛行機からの落下と思われていたのも納得である。
質問といえばありすぎて逆にピンポイントでは出てこない有様だったので、今はまだいい、と首を横に振る。]


 ん、分かりました。

[行き先については任せるしかない。
自分は何も知らないし、何よりあのお姉さんの信じている人がアスルなのだから、彼の言うとおりにするべきと思えた。]

 アスルさんは、あのお姉さんのことに詳しいんだ。
 
[まぁ少なくとも知り合いなのは確実として。
関係性は読み取りきれないし、今なんでお姉さんだけあんな場所にいるのかも謎で、まだうまく問いにはならなかった。
そいつ、とアスルが表すせいで、名前も分からない。
聞いて悪いことはないと思うものの何か理由があるのかもしれず、一先ず今夜の内は止めておくことにする。]

[テントの中でひとり横たわる。
一緒に仰向けになってみた屋根裏のベッドよりやっぱり固い。

アスルは外で休んでくれた。
ふたりで狭いテントの中で寝たいとは言いにくいが、此方が外で休むと反対しても止められてはいただろう。
だから今夜はお言葉に甘えることにした。

くるりと身体を丸め、雅空兄ぃ、と呼んだ。

寝息は聞こえない。顔を上げても窓はなく、その向こうの窓も当然なく、朝寝坊しても起こしてはもらえない。

ちゃんと帰れるのかな。また、絶対会えるよね。
お母さん、友達、先生、――――。]

 あ、そっか……。

[そういえば、ピアスは片方を幼馴染に渡したままだ。
触れても何もない耳たぶに小さく息を吐く。]


[そんなに煽らないで。ねだらないで。
なけなしの自制心が消え失せる。
自分の方が年下のせいか、きっと性への欲望が強くて、重くて。
異なる幸運で彼と思いが通じ合ったあの時も、それまで叩き込まれていたマナーを忘れて彼の身体を貪った。
あの時のように逆らえないほどの慾を感じてしまう。
なんとか抑えようとしても、要の言葉がそれを簡単に壊していく。

先ほどとは違う感触が、自分の肉棒を包んでいく。柔らかくで暖かくてどこかみずみずしい。
彼が欲しがる奥に自分のものを納めよう。そんな殊勝なことを考えていたのに、小悪魔な恋人はとんでもないことをおっしゃり無理な体勢で身体を動かそうとしだした]




あぶな……っ


 …………?


[慌ててその身体を支えようとしたら、きゅうっと引き絞るように中からも抱きしめられて。揺れてあふれたお湯がばしゃり、と浴槽の外にも流れでていく。

どこか傲慢な様相すらあった彼の雰囲気が唐突にがらりと変わる。
支配者の貌だった彼は唐突にその彩を変えて、唇に嚙みついてきた]


 ………っ

 もう……知らないからな…………っ


[もっとも、彼の本気の希望を断れるはずもないのだ。
こんな顔で彼からお願いされて、勝てるはずがない。
一番要を気持ちよくさせる存在は自分だ。そう自負しているなら彼の希望に添わない存在は必要ない。
指が沈み込むほどきつく彼の太腿を抱え上げて、そのまま水しぶきを高く跳ね上げながら、奥へと強く叩きつけた。
鍛えた男の身体が水面より上に現われる。湯で濡れて銀色に光る肌を独特のオレンジ色の照明が影を落として、いつもより精悍にみせるだろうか。
自分からも奪うように要の唇を奪い、噛みつくように口を開き喉奥に唾液を流し込む。
それと同時に激しく動かしだす。
あまり激しくすると彼の背中や後頭部が浴槽に擦れて痛むかもしれない。それが怖くて彼を抱きしめるようにして、代わりに自分の手の甲が緩衝するようにしたが]


 ……もっと、俺のことを奥に入れて……?


[彼が悦ぶことをしたい。
彼を抱きしめて自分の背中に腕を回させる。
背中に爪を立ててくれて構わない。自分の方に傷をつけられるのは本望だし男の勲章だ。
その代わり、とわずかに彼の唇に軽く口づけて淡い痕を残す。すぐに消えてしまうくらいの。

今までセーブしていたのがバカに思えるくらいの激しいセックス。
箍が外れればこんなものだと苦笑してしながら、彼の奥に熱を叩きつけた*]

 
 こんなことになるなら、……。

[大事な、大事なピアス。
これが着けたくて幼馴染に頼み込んだのだ。

銀と青。
そのふたつの色は自分の持つ色ではない。
誕生日色でも、運命の色でも、ラッキーカラーでもない。
選んだ理由は分かりやすくて、とても単純。

好きな……色だから。]

 どっか落としてたら許さないからね、雅空兄ぃ。
 ちゃんと持っておいてよ?

[ぶつくさ言っていたら元気が出てきた気がする。
ほんの少しだけでも、夜明けまでに眠れそうだった。]

[そうして翌朝。
そーっとテントから外を覗いたら、朝日に照らされる知らない世界が広がっていて、わぁ、と思わず歓声を上げていた。
駆けだしてくるくる走り回っているのを目撃されたら、気まずそうにしたあと、木の枝集めに集中したことだろう。
火をおこすのは任せてもらった。
少し驚いてもらえた気がして良い気分である。

乾パンとドライフルーツ、スープ。
野営と聞いて自分でも想像できるものだから、不満などはなく、ありがとうと受け取ってお腹を満たした。]

 はい、……なるほど、……うん。

[飛行機の説明を聞きながら頷く。
自分なりに考えた結果、準備体操もしておいた。]

 曲がるときは、そっか、バイクみたいな感じだ。
 じゃあ背中にしがみ付かせてもらいます。

[と言いつつ、練習も何もないのだ。
動きが鈍くなる可能性は十分すぎるほどあるのだけれど。
アスルの様子は飛ぶことに真摯で、昔自分が察してきたりもした嫌な思惑は何も感じさせず、こちらの警戒心も出会った当初から減っていくばかりだった。]


 はーい! 出発!

[こういうときは元気よく。
幼馴染とツーリングで遠出するときもこんな感じ。

ポンプを押しては引く様子を見守り、動くぞという合図で手すりにきつくしがみ付けば、飛行機が動き出す。
身体が後ろに押される感覚。
風が顔にぶつかり、長い髪が後ろに流される。
バイクと似ていて、でも決定的に違うのは浮いていること。
高度を増すごとに身体まで軽くなっていくような。

地面よりは不安定で、ふわふわしていて、でも人が作り操作しているエンジンの振動と固い手すりの感触がちゃんとある。]

 すごーい!

[きらきらと興奮に満ちた声が上がる。

小島の端は本当に絶壁で、この世界の常識を知らしめられる。
海の代わりに空がどこまでも広がる光景は不思議で、スキューバダイビングは出来ないな、と当たり前のことも思う。]


 って、真下はやっぱり少し怖いな。

[飛び立つ際の勢いで恐怖を忘れていたらしい。
安定してから言われたとおり手を離してみたのだが、好奇心で真下を覗き込んだら、一面の空のせいで逆に高さが分からずクラクラする羽目になった。
端っこに座るのはまだ怖いので、内側に寄って。
こんなに高度がありそうなのに穏やかで優しく頬を撫でる風に首を傾げていれば簡単に説明もしてもらえた。
不思議な力ってすごいんだなぁ、と思うしかない。]

 浮遊都市。すごいロマンの塊の単語。

[ぽつり。都市かぁ。
つまりアスル以外のこの世界の人々がいるのか、と考えると、ワクワクもするし妙に緊張もしてきてしまう。]

 本当に下には海がない……というか見えないんだね。
 大地は滅んでるんだっけ……。
 
[アスルは静かだったから。
その間は色んな景色を好きに眺め色んなことを考えていた。
時折アスルの様子を伺って、寂しげに眉を下げた。]


 ん? なに?

[すぐに敬語が抜けてしまう。
結構年上の相手なのに、と自分に言い聞かせつつ。

問いにはきょとんと目を瞬かせてから、ふふっと吹き出した。]

 そう、本当にそっくりな人がね、いるの。

 アスルさんよりは若くて、でも私よりは少し年上で、そんな髭もない代わりにもさい眼鏡かけてるんだけどね。
 
 私の幼馴染……って分かります?
 小さい頃からずーっと一緒に育ってきて、えっと、出会ったのが4歳くらいだったから……もう15年の付き合いかな。

 料理人目指してて、料理するときは本当に真面目で、コックコート着てるときはちょっと別人みたいで。
 でも結構子供っぽいところもあるから、私とよく言い合いしたりして……時々、むかつくけど、……まぁまぁ、優しい。

[時に早口に、時に言葉に悩みながら。
空を眺めながら語り、最後にちらりとアスルを見遣った。]

[欲しくて堪らないのだ。
彼の事が好きで堪らない。年下の彼相手に余裕な年上の恋人でいたいのに、身体が心が欲しがってしまう。彼が思うよりもきっと自分の方が欲望も執着も重い。普段は出さないものが、こうして溶けた瞬間に顔を出してしまう。危ない事だということも忘れ、欲しがって、無理な体勢で彼の肉棒を奥へと誘おうとしてしまった。それでもまだとりつくろえていたものは、支える手により霧散してしまう。

残ったのは、彼に抱かれたいと願う恋人の顔だけ。
唇に噛みついて、そうして願うのは彼の律動。鼓動、愛されたがりが顔を覗かせ、知らないという言葉に涙にぬれる目を瞬かせて、嬉しさを宿した。自分で動くより、自慰をするよりも彼が自分を気持ちよくさせてくれる。

きつく抱えられた太腿、とともに湯舟が揺れる]

[やっぱり似てる。別人なのに。
幼馴染は今ここにいないのに。胸がぎゅっとした。]
 
 アスルさんが若い頃は、もっと似てたんだろうなぁ。

[おじさんって意味じゃないですよ、と悪戯猫のように。*]