人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 軍医 ルーク

[ 果たして、未回収の部品が運び込まれた研究班の夜組は、
 金属の箱を囲んで色めき立った。

 自分が前にいた研究所で、
 通信機ではないかと推定されていた部品に似ている。
 今回の襲撃でこの部品が回収されなかったことが
 気になって探しに行った。

 特に隠すこともない成り行きをそのままに話せば、
 経緯に疑念を抱くものもいなかったようだ。

 ――話さなかったことがあるとすれば、
 同行を頼んだ第一攻撃部隊の部隊長が、
 あまりにも的確に、その部品を見つけた出したということ。

 技術班の連中は案の定、細かいことにはこだわらなかった。
 抑々、研究の事ばかり考えている連中で、
 特にこの班は各方面の才能ある人材を集めてきた
 研究畑の遊撃班という色合いが濃く、
 その手の連中がまともであったためしがない。
 まともに世渡りできるなら研究者なんてやってねえよ、と
 記憶の中の父が笑った。

 普段交流があるわけではないが、
 非正規の手順で回収した箱を持ち込むならこの班だな――
 という目算くらいはあった。]
(402) 2020/05/21(Thu) 2:19:31

【人】 軍医 ルーク

[ ――というか、]


 『えーと、キミ誰だっけ、ルート? 
  じゃあこの部品は責任もって
  我々技術班が預からせてもらおう!
  機獣がどこかと通信していたとして、
  その記録が残されているなら、重要な手がかりだ。
  というか、正直手掛かりとかそういうのより、さ!
  おまえらー!! 新しいパーツが! 来た!!!
  今夜は徹夜だ!! 栄養剤持ってこい!!!
  ふわあああ!!
  謎の怪獣の未知の通信機を解析できる機会! とか!!
  ひゃっほう!!
  あ、そこの兎君もありがとね、
  そういえばキミだれ?
  まあいいか! 今日は祭りだ―!!!』
  

[ 細かいところに拘るどころの話ではなかった。]
(403) 2020/05/21(Thu) 2:21:13

【人】 軍医 ルーク

[ 技術班長のジルベールは、
 ぎょろりとした目を益々大きく見開き、
 箱を持ってきてくれたうさぎの両手を無理矢理とって
 ぶんぶんと振り回すように握手した。
 そうして、机の上の箱に抱き着かんばかりの勢いで、
 矯めつ眇めつ観察している。

 基地内の噂話だの人間関係だの、何なら戦況に至るまで、
 聞いても頭をすり抜けて、
 日がな一日研究に明け暮れているような女性である。
 自分のことを忌避しない珍しい人物ともいえるが、
 単に頭の中に数式と螺子が詰まっているだけだ。
 何なら総司令の名前すら覚えていないかもしれない。]


  『あ、ルーディには話を聞かせてもらいたいかも。
   別に今でなくてもいいけどさ。
   いや、これは建前で、
   出来れば今がいいなあ、今すぐがいいなあ。
   キミが前いた研究所って爆発した所だろ?
   それなら、似たパーツの現物は
   取り寄せられないだろうけど、
   キミが見てたなら、見解を聞きたい』


[ そもそも、まともに識別されてすらいない。
 適当に、おー、と頷き、
 直ぐに戻ると言って部屋の出口へと。
 技術班の連中は、此方には見向きもせずに箱を取り囲んで、
 何やら議論を始めていた。]
(404) 2020/05/21(Thu) 2:25:11

【人】 軍医 ルーク

[ 立ち去り際の兎が、飴の包み紙を取り出す。
 自分が貰った分の包み紙は、ポケットに入れてある。
 くしゃりと丸めてしまうことはせずに、そのまま。]


  確認したいこと? 
  それなら今でも――
  いや、無理だねこの調子じゃ。


[ 今ではだめだろうか、と思ったのだけれど。
 背後で盛り上がる議論が否が応でも耳に飛び込んできて、
 この後暫く捕獲されることは間違いないか、と諦めた。
 抑々自分も、機獣の謎に迫るために此処に来た。
 そう考えるに至った動機は、ひとつ、ふたつではないけれど。
 通信機の内容が気になるのは、事実だった。

 “お返し”の方は――
 うん、そうだな、このうさぎの表情を見ていると、
 既に何かの直感で、
 甘いものの気配を嗅ぎついているような気がする。]
(405) 2020/05/21(Thu) 2:26:42

【人】 軍医 ルーク


  ――じゃあ、待ってる。
  わたしがいるとき、か。
  医務室から悲鳴上げて飛び出してくる新兵がいたら、
  そのときの担当はわたしだろうな。


[ にやりと笑って脅すような顔をしてみせたけれど。
 自分の部屋へと帰っていったうさぎの後姿は、
 実に機嫌が良さそうだった。
 ぺんぎんもその後姿に、跳ねながら手を振っている。
 後ろを向くと尻尾が見えるなあ、と、
 さっきと同じようなことを、どこか違う感覚で考えながら。
 その後姿が角を曲がって消えるのを見届けて、扉を閉めた。

 待っている、
 そんな風に言葉にしたときに感じた感覚は、
 飴を貰ったときの不思議なそれと、どこか、似たもの。]**
(406) 2020/05/21(Thu) 2:30:48
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a30) 2020/05/21(Thu) 2:36:54