人狼物語 三日月国


185 【半突発R-18】La Costa in inverno【飛び入り募集】

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[初めてここにやってきた時は、単純に好奇心からの行動であった。名家の娘が素性を割ることもなく、速やかに治療を終えられる場所。何せ急な事だったから、お抱えの術者の都合をつけられず「腕は確かでこちらの素性を詮索せず終わらせられる術者」として白羽の矢がたったのがこの店。

腕前に惚れたと同時に、一見すると分かり辛い、彼の内側でまだ消えていない『美への執念』らしき片鱗を、無意識に感じ取っていた、のだと思う。


隅へ追いやられて自虐の日々を送りながらも、止まらない上昇志向に、

……生まれつき恵まれているのに空虚な自分が、持ち合わせていなかった感情に、


徐々に惹かれてしまったのだと思う。
そのうちに、技術以外の外見も性格も本質もなにもかもに捕われていってしまった。]

[元より底までおちてしまっていたのだから、これ以上沈み込む事は無い。]*

【人】 大富豪 シメオン

[男にとって女は喰らうべき『美』であった。
そらは己が『美』を磨くために必要なピースの一片。

男にとって女は貪る『美』であった。
欲望の熱が求めるままに犯しつくすための獲物。

男にとって女は『美』の弟子であった。
己が美にかける情念、そして執念のその後継者。

男にとって女は『美』の娘であった。
この手で育み、花開かせた宝のような存在。]
(11) 2022/11/28(Mon) 22:54:01

【人】 大富豪 シメオン

[だが、男にとってはただ一人の愛する女だった。

女は誰よりも男を理解し、男は誰よりも女を理解していた。
その生き方も美への想いも、お互いを喰らい合いながら、理解し、求め合い、いつしかお互いでなければならないほどに───]
(12) 2022/11/28(Mon) 22:54:15

【人】 大富豪 シメオン

[それは遠くない未来。
いつか先に逝くことになるだろう。
それは人の身であれば避けられない未来。
だけど今は未だ、女の側に居たいと願ってしまった。]


 私はここにいる、お前の元にな。


[溢れて零れる雫を拭いとりながら、男は女の頬をそっと撫でる。
全てを、お前が私の全てを喰らい尽くすまで、きっと私はお前の側に居るだろう。]


 イルム……


[男は女の顎に手を掛けるとこちらを向かせる。]
(13) 2022/11/28(Mon) 22:56:23

【人】 大富豪 シメオン

[それは誓いを求めるように。
そして、まるで女にその覚悟を問うように。*]
 
 
(14) 2022/11/28(Mon) 22:58:56

【人】 奏者 イルムヒルト

[貴方に、飢餓を自覚させられた。
私の音。飽くなき美への渇望を。

貴方に、美を見た。
その鮮烈な、ただひとつを極める道を歩む崇高さ。

貴方に、花開かれた。
女であることを、身をもって知った。

女は、そして限りない欲を男へ向ける。
心のまま求めたのは、貴方だけ。

その心の名は。]
(15) 2022/11/28(Mon) 23:06:11

【人】 奏者 イルムヒルト

[その心が生まれたのも、育まれたのも、
貴方であったこそだった。


喰らいながら喰らわれて。
それに歓びを見出だしたのは、
自分の美を磨かれるだけではなく。

貴方に見つめられ、触れられるからでもあったのだと。

頬を撫でる手に、自覚する。

何時か貴方は私のもとを去るのは理解している。
年の差は、神様でさえどうしようもない。
でも、貴方の残りの人生ごと

私は、ほしい。]
(16) 2022/11/28(Mon) 23:06:51

【人】 奏者 イルムヒルト

……いて、ください。
ずっと。傍に。


貴方のいない夜を、貴方の目覚めぬ夜を
遠くにしてください。


…… 、から。
(17) 2022/11/28(Mon) 23:08:16

【人】 影街の魔女 ブランシュ

ー2日目夜 ヴンダーカマーー

魔女は、人間となった彼の思い出と思うところ>>2:113を黙って、しかし興味深そうに聞いていた。
何があったかは、深く話されなければわかりはしないけれど。
まあ、彼にだけわかることもあるだろう。

「お礼ねえ……
あまり気にすることないんじゃないかと思うけど。
人間、出会った相手のことなんてそう一々ずたとは覚えてないものよ。

特にこの街の人間は、美しいものを追い求めるのに夢中だし、それぞれ大切なものもあるんだから。

でも、心の底にあなたとの思い出は残るだろうし、何かの拍子に思い出すこともあるかもだけど。

……ま、いいわ。私としては、満足してしっかり報酬が貰えればなんでも。
寿命もらってもいいわけね?」

もう一度ユスターシュに向かって>>2:116問いかけ、
(18) 2022/11/28(Mon) 23:08:26

【人】 影街の魔女 ブランシュ

「うん。確かに対価の分の寿命はいただいたわ。
良い取引ができました。

私の方はこれでおしまい。
残りの寿命はあなたのもの。
数日か、数週間か…あるいは一日あるかどうか。
あなたの生命と気持ち次第といったところかしら。

何がしたいのかは知らないけれど。
まあ、やり残しがあるなら急ぐものから済ませておくことね。」

魔女は簡潔にそう伝えた*
(19) 2022/11/28(Mon) 23:10:12

【人】 奏者 イルムヒルト

[顎を持つ指に、己の手を添えたなら
そのまま顔を寄せ、唇触れ合わそうと

私の、方から。*]
(20) 2022/11/28(Mon) 23:10:19
ー1日目ー

「好き、ねえ…」


目前での淫蕩な施術のなか、女の方から施術師の男に告げられる告白を、半ば予感はしつつも
これどんな気持ちで傍で聞けばいいんだろうと生
暖かく見守る。

男の指がリュディガーの内に埋まるのも、自分よりは手心を加えつつだが、同じように。普段はさっぱりとした話し方の女が、どろどろとした泥濘のような快感に沈みゆく様を嬉しそうに目に焼き付ける。

「うん。やっぱり磨けば光ると思っていたけれど予想以上。
良いものが見られそう。
……まあ、私の方も、(客としての)関係を終わりにするつもりは今のところないんだけれど…
そこは容赦してもらいましょうか。

彼の腕、確かに「美しい」ものですもの、ねえ?」

目の前の、二人の世界を妨げようとは思わない。
ただ、誰にともなくそう口にした*

【人】 大富豪 シメオン

[近づく唇を避ける訳もない。
迎えて、重なる唇と唇。

あと幾度、こうして口付けを交わすことができるだろうか。
あと幾度、女の『美』を堪能できるだろうか。

いつまでもこうして、お前の欲を満たし続けていたい。
いつか終わりが来るその時まで。

だから覚悟を問うた。
それは己が覚悟を決めるため。
お互いが鏡合わせであるのだから。

終わりの、その次を始めるために。]
(21) 2022/11/28(Mon) 23:38:12
[押し倒した女の首筋に男は唇を這わせた。
口付けてから舌で舐め、今度は強く吸い付いて赤い痕を付ける。
そうしながら服を弄り、肌に指を滑らせて、女の情欲を煽るように触れる。]


 お前は私のものだ。


[そして、男もまた女のもの。]


 だから、私の全てがお前のものだ。


[男はゆっくりと女の衣服を脱がせていく。
そして、己もまた身につけた衣服を脱いでいく。*]

【人】 人造生物 ユスターシュ

――回想/此処に来るまで――

[生まれたときの最初の記憶は、冷たい石の床の上。
床の上の僕を取り囲むように描かれた赤い模様と、薄暗い蝋燭の灯。

そして、赤い模様の向こう側に見える背の高い男の人の姿。
その姿を一目見たときに思った。
ああ、このひとが、僕の主様なのだと。

あるじさま、と。
不安定な身体を蠢かせながらそう呼ぼうとしたとき。]


「―――…失敗作、か」


[彼の口から吐き捨てられたのは、
思わず身を竦ませるような、そんな冷たい声だった。

その声につられて視線を上げたとき、幾つかの目が
彼の二つの双眸と合ったように思う。

…あのとき、僕を見た主様は、
いったいどんな気持ちだったのだろう。

己の命を、己の魂を、己の人生の全てを賭して
産み出したはずの存在が、己の望みから遠くかけ離れた、
何一つ『美』など持たない存在だと知ったとき。

きっと、僕は主様を心底絶望させてしまったのだと思う。]
(22) 2022/11/28(Mon) 23:46:46

【人】 人造生物 ユスターシュ

[冷たい眼差しのまま、此方に背を向けて此の場を去ろうとする彼を追いかけようとしたところで。
部屋の外…否、建物の外から罵声と怒号が響いた。
同時に、遠くから響く大きな衝撃音。

何が起こっているのかわからないまま、部屋の外へ駆け出す主様を追いかけようとしたけれど、上手く動けなくて。
物陰に隠れながら、建物の中に入ってきた人たちをどうにかやり過ごした。

訳が分からなかった。
ただ屋敷に入ってきた人たちの殺気が恐ろしくて、怖くて。
必死になって主様を探していたそのときだった。

―――廊下の奥、開かれた扉のその向こうで、
主様が、知らない男に剣で胸を貫かれるところを見たのは。

どうして、この人たちは主様に敵意を向けるのか。
どうして、あの人は主様の命を奪ったのか。
何もわからなくて、ただ怖くて、そして悲しかった。]
(23) 2022/11/28(Mon) 23:48:18

【人】 人造生物 ユスターシュ

[そうしているあいだに、主様を襲った別の誰かが建物に火を放ったのだろう。
赤い焔と煙はどんどんと、僕らがいた建物を覆っていって、
何もわからないまま、僕は建物を出ると人間たちの目を掻い潜って森の中に潜んだ。


屋敷を焼き尽した炎が漸く消えたのは、それから夜が明けた頃。

焼け焦げた残骸の外に、其処にあるものは何もなかった。
そのはず、だったけれど。

…僕が其れを見つけたのは、本当に偶然だった。
瓦礫に埋もれた地下への入口。
狭い石造りの階段を這って下りた先にあったのは、屋敷にあった其れとは別の、書斎めいた部屋だった。

其処は、主様の『思い出』が遺された部屋。
魔法や錬金術に関する研究ノートや、彼の日々の記録が綴られた日記。
これだけでも恐らく一財産になるだろうそれを見つけてからはそれを読み解くことが、僕の生きる目標になった。]
(24) 2022/11/28(Mon) 23:49:38

【人】 人造生物 ユスターシュ

[とはいっても、生まれたばかりの僕は字が読めなかったから。
闇に紛れて森の向こうの人間たちの村にこっそり忍び込んでは人間の言葉や習慣を学んだ。

村の教会で、神父様が子供たちに読み書きを教えているのを屋根裏から覗いたり。
子供たちが遊んでいるのを遠くから眺めたり。
羊飼いやお百姓たち、パン屋に仕立て屋。
森で見かけた、仲睦まじい、若い恋人たち。

きっと、人間たちにとっては何気ない日常だろうその光景は、僕にとっては遠いもの。
だけど、いつしかそれらの景色は、僕にとってどうしようもなく眩しいものになっていた。]
(25) 2022/11/28(Mon) 23:52:20

【人】 人造生物 ユスターシュ

[読み解きのほうも進んでいた。
主様の人となり、過去に何があって、誰を憎んで、そして僕を造るに至ったかを知った。

「全てを滅ぼせ」と主様は願った。
そしてその望みに足らないだろう僕は、あの人にとって失敗作だった。

実際、僕は失敗作だと思う。
僕は、自分の知ってる人間たちを…村の彼らを滅ぼしたくなかった。

たとえ主様を殺した人たちだとわかっていたって
僕は、村の穏やかな風景と、其処に暮らす人たちが好きだった。
たとえその人たちに自分が「化け物」と呼ばれても、仕方ないと思っていた。

だって、僕の姿は何もかもが人間とかけ離れている。
主様だって一目見て失敗作だと断じるくらい、僕は人間からは程遠い生き物。
好きになってもらえなくても
傍にいられなくても
仕方ない。

―――でも、主様のことは可哀想だった。

最愛の人も、親友も、名誉も何もかもを失くして
失意の末に造り出した存在にさえ、裏切られたら、
…それはどんなに、悲しくて苦しくて、辛いことだろう。]
(26) 2022/11/28(Mon) 23:55:24

【人】 人造生物 ユスターシュ

[主様の願いを叶えてあげたい気持ちと、
村人たちの穏やかで平和な日々を望む気持ちと。
そんな気持ちの板挟みになりながら過ごしていたある日のこと。


その日は、何やら朝から村が騒がしかった。

遠巻きに様子を伺っていると、村の外に出稼ぎに行っていた男たちが帰ってきたのだという。

村の広場に集まって再会を喜ぶ人たち。
今まで見たこともないくらい賑やかな村人たちの輪の中の、その中心にいたのは。
あの日、僕の目の前で主様を殺した男だった。>>23]
(27) 2022/11/28(Mon) 23:56:23

【人】 人造生物 ユスターシュ

[―――殺さなければ、と思った。


僕の目の前で主様を殺したあの男。
たとえ「失敗作」と蔑まれ嫌われたとしても、僕にとってはたった一人の大切な人を奪った男。

あの男がいなければ、主様は死なずにすんだかもしれない。

もし、主様が生きていてくれたら。
あの人に、あんなふうに殺されずにすんだならば。

…もし、僕の知ってる何かが違っていたならば。
―――こんな気持ちに、ならずに済んだのかなぁ…


生まれて初めて内側から湧いてきた真っ黒な気持ちに、
心の中がこんがらがって。ぐちゃぐちゃに沸き上がって。
どうにかなってしまいそうだった。

具体的にどうすればいいかなんて、あのときは何も考えてなかった。

ただ、殺さなくてはいけない、と。
身体の奥の芯が痺れて、うまく考えもまとまらないまま、沸き上がってくる真っ黒な気持ちを制して、男の大きな影を追った。]
(28) 2022/11/28(Mon) 23:58:36
[男は吐息を溢した。
内側に眠る熱を吐き出し肺臓に籠った魔薬の香りをもリュディガーに嗅がせていく。

自分でしたこともないと素直に白状するのだからそれなりに堕ちゆく最中なのだろう。
或いは最初から堕ちていたのかもしれないが男には与り知らぬことである]


……ならじっくり慣らしてやる。
いくらでもイっても最後までするからな。
溺れないように意識を保てよ。


[男の手で溺れないとなかったのはブランシュを含めそう多くはない。
多くの星の卵たちは自分がたちが目指す星となる前に男の『美』となってきた。

今回のところリュディガーは星の卵として男の術を施しているのではないから堕ちることは男としては些か不本意なものである。
快楽に堕とそうとしながら堕ちるなとも言う。

男の傲慢さというものの表れであろうか]

【人】 人造生物 ユスターシュ

[広場から離れ、仲間や村人たちと別れた男が向かったのは、村の外れにある小さな一軒家。
その粗末な家の扉をノックするその背中を、物陰から見つめた。


…扉を開けたのは、小さな女の子だった。
ちょうど、あの子によく似た年頃の女の子>>0:225


男の顔を見たときの女の子の顔を、僕はよく覚えている。
一瞬驚いた表情で男を見つめた後、笑って男に抱きついて。
それから安心したのかわぁわぁと、少し離れた此方からも聞こえるような、大きな声で泣き出した。

女の子の泣き声を聞いて駆け付けたらしいその子の母親も、やっぱり同じように喜びと涙が切り混じった表情を浮かべていて。
そんな二人を、あの男はそっと自分の許に抱き寄せていた。

……温かい、家族の絆がそこにはあった。]
(29) 2022/11/29(Tue) 0:01:41

【人】 人造生物 ユスターシュ

[それからどこをどうしたのか覚えていない。

気がつけば、僕は男たちの家から離れて森を抜けて、主様の屋敷跡まで逃げていた。
…あのとき、誰にも見つからずに済んでいたのは本当に運が良かったと思う。]


……。


[屋敷の地下に潜り込んでも、
相変わらず、頭の中はうまくまとまらない。

あの小さな女の子を見るまで、沸々と沸き上がっていたはずの黒い気持ちは今はしんと静まり返って。
ただ、身体と気持ちだけがずん、とタールのように重く、身動きを取れなくさせている。]
(30) 2022/11/29(Tue) 0:02:37

【人】 人造生物 ユスターシュ



……ぼく、は。


[まとまらない、頭の中。
それでも、ただ漠然と理解できたのは。]


……僕は。


[あの男を……あの人たちを、殺せない。]
(31) 2022/11/29(Tue) 0:03:01

【人】 奏者 イルムヒルト

[終わりがなければ次はない。
永遠に続く命はないのを知っている

だからこそ、貴方との一瞬が。
ひとつひとつがいとおしい。

終わりの続きも、貴方とならば。
貴方とだけ。

私は紡いでゆきたいのです。]
(32) 2022/11/29(Tue) 0:06:54

【人】 人造生物 ユスターシュ

[――認めたくない気持ちを、理解してしまった途端。
堰を切ったように蛋白石の瞳から水が溢れてくる。
ぽろぽろと、溢れた水は地瀝青の体表を伝って石の床に滴り落ちていった。


殺せない。
殺したくない。
あんなに、殺したかったはずなのに……それでもできない。


―――だって。
あの男が死んだら、あの小さな女の子はきっと悲しい想いをする。
……あの日、僕がそうだったように。

主様を殺されて、僕が悲しかったように。
あの子だって、父親を殺されたら同じように悲しい。

だから…あの子の父親は殺せない。
僕と同じ想いを、誰かにさせたくはないから。]
(33) 2022/11/29(Tue) 0:07:16
[貴方の唇が、舌が刻む赤を肌に咲かせ
服越しに触れる熱は容易に私を昂らせてゆく。]

ええ。
私は貴方の。……あなた様も、私の。

[ああ、本当に。]

愛しい方。

[互いの肌を晒し、その逞しい背に腕を回す。
病み上がりと止めることはせず。
貴方の燃えるような熱さを。愛でて*]

【人】 人造生物 ユスターシュ

[―――同時に、こうも思う。

あの日、主様がいったように僕は「失敗作」だ。
主様の願いも叶えられず、主様の仇を討つこともできなかった。
そしてたぶん、これからもきっと、そのどちらもできない。

何もできないのに、何の役にも立てないのに、どうして僕は生きているんだろう。
だったらいっそ、主様と一緒にこの屋敷で朽ちてしまえばよかったのに。
なのに、襲ってくる人たちや火が怖くて逃げてしまった。

それから、ずいぶん長いあいだ考えた。
ただひたすらに考えて、考え抜いて。そうして、思った。

……ラ・コスタに。
主様にとってかけがえのない人たちのいた街へ。
主様の愛憎が向けられた、美しい街へ行こう。

其処にいって、村の人たちと同じくらい
美しくて、温かくて、優しいものを、この眼に沢山焼きつけて。そしたら、主様と同じところへ行こう。

そう、決意して。
僕は、主様が愛し憎んだラ・コスタへへと向かうことにした。]*
(34) 2022/11/29(Tue) 0:08:58