人狼物語 三日月国


87 【身内】時数えの田舎村【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 学生 涼風

>>26

 モデルとなった人物の中にはきちんと話した事のない人もいる。母や父、祖母から噂を聞いていたり、遠巻きにこっそり見ていたり。
 百千鳥のように誰にでも無邪気に声をかけてみたかったが、幼い自分にその勇気はなかったようだ。

「……」

 無邪気に好きな世界を空想していたあの頃。
 忘れていた思い出が泡のように揺らめいては弾けて消えていく。

 振り切るように頭を左右に振った。
 都会に出て、色んなことがあって、決めたはずだ。夢を見るのは諦めようと。
 諦めようと──

W……ここにいる間だけとかでもいいのよ。W


「…………」

 ここにいる間だけなら、夢を見ていられる?

 ここにずっといられたら、ずっとずっと……いつまでも夢をみていられる?


【→】
(27) 2021/08/13(Fri) 4:45:31
メモを貼った。

メモを貼った。

【人】 学生 涼風

>>27

「……私はいったい何を」

 ため息を吐き出す。ずっといられる筈がない。眠る間に見る夢はいつか必ず終わるもの。胸に抱く夢は諦めるか叶えるか、二つに一つの終着点にたどり着くもの。
 少年はそう考える。そう結論付けてしまった。
何のために?誰のために?


 友人へ送る葉書を探すのはまた今度にしよう。夜だからこんなに色んなことを考えてしまうんだ。
 自分に言い聞かせ、数冊のノートを綺麗に揃えようと重ねて文机にトンと置く。その時だった。

 ノートの端から、何かが見える。
 おもむろに摘んだそれは……

「…………ぁ」

……夕凪と夜凪に描いてもらった物語の挿絵だった。
 自分が物語を書いて、二人に絵をつけてもらう。そうして遊んでいた。

「………………」

 引き出しの中にしまわれたあの頃の記憶。
 挿絵の描かれた紙を握りしめ、少年は暫くそのままだった。

 かち、こち。かち、こち。
 時計の針だけが、ずっと響き続けている。
 時計の針は、決して止まることなどない。

(28) 2021/08/13(Fri) 5:01:39

【人】 青嵐

>>+9 夕凪

「う、わぁっ!?」

駄菓子屋のクーラーボックスでアイスを吟味していたら突如顔を出した美人に驚いた。
嬉しいハプニングではあるが美人を視界に入れるのには心の準備が必要なのだ。その準備が出来てなかったせいで情けない声をあげてしまった。

「び、びっくりした。夕凪ねーちゃんか。ん、あっちーからアイス食べたくて。いいよ、俺これでもバイトしてるし。なんなら奢るよ。これ男子の見栄な。」

言いながらクーラーボックスを漁って引っ掴んだのはコーラ味のアイス。美味いんだよな〜これ。
夕凪ねーちゃんなにする?好きなの選びな。

「聞きたいこと?俺に?わかる事なら答えるけど。」

美人の頼みなら断れまい。
(29) 2021/08/13(Fri) 5:48:32

【人】 音楽家 宵闇

「……あー……筋肉痛……」

朝、実家の古民家の一室、ベッドの上。
ほとんど10年前に使っていた時のまま。
昨日川ではしゃいだ名残。けれど悪くない体の痛み。
それが次の日に来たことに、男はやや安堵していた。

のろのろと起き上がり、寝ぼけ眼で支度をして──


男はふ、と曲を聴かせてあげる約束を思い出した。

なんとなく、短い曲なら即興で書けるのではないかと思い。
若い頃気合を入れて、かっこうつけて買った万年筆と
シンプルな白い便箋を取り出し、机に向かい文字を綴ろうと、
綴ろうとして、綴ろうとした

──じわり、真っ黒なインクが影のように白に浸っていく。
ペンを握る指先が、固まる。

「………あ、……」

手元が狂って、こぼしてしまったと気づくのに間があった。
汗が頬を伝う。じわじわと響く虫の声。
(30) 2021/08/13(Fri) 6:40:35
宵闇は、今まで綴った曲に海の曲があったことを思い出した。
(a15) 2021/08/13(Fri) 6:41:30

宵闇は、それをまだ表には出していない、けれど田舎を想って書いたものだったはずだ。
(a16) 2021/08/13(Fri) 6:42:06

宵闇は、だから、今書かなくてもいいかと、やめた。
(a17) 2021/08/13(Fri) 6:42:25

迷子の少女 竹村茜は、メモを貼った。
(a18) 2021/08/13(Fri) 6:59:49

【人】 おかえり 御山洗

>>13 添木

ひとつ、またひとつ。古びた道具を返しながら、村の人々に挨拶していく。
そのうちに足がたどり着いた先の家を、表札を見てまだその人の家だと確認して。
玄関先の方から声を張って呼びかける。

「久さん、いますか。
 ……もう海に行っちゃったかな」
(31) 2021/08/13(Fri) 7:42:49

【見】 天狼の子 夜長

>>24 鬼走

 百千鳥の言っていた秘密基地だろうか、それとも別の? そんなことを考えてきょろきょろしながら、台所についてって。鮮やかな手つきで捌かれていく元未知のむにむにを眺めていた。むにむにじゃなくなった……。

「ありがとうございます」

 箸で持ってみてもむにむにいずこな感触。こうやって出てきてみると覚えはあるかもしれない。
(@7) 2021/08/13(Fri) 8:27:52
夜長は、ナマコをもきゅもきゅ。おいしいね。
(t11) 2021/08/13(Fri) 8:28:26

【人】 巡査部長 鬼走

>>@7 夜長
「食ったことあるかは知らんがまあイケるだろ」

30代の無表情が二人、片方はナマコを食べて片方は見守る光景が繰り広げられている。不味いの言葉は出ないので調理具を洗って片付けをし始める。

「そもそも岩場で何してたんだ。ナマコ採りじゃないんだろ」
(32) 2021/08/13(Fri) 10:04:53
鬼走は、コリコリ音がするのを聞いている。雪子もナマコは獲っただろうなと物思いに耽る。
(a19) 2021/08/13(Fri) 10:05:37

夜長は、こくり、頷いた。おいしい。
(t12) 2021/08/13(Fri) 10:30:11

【見】 天狼の子 夜長

>>32 鬼走

「……秘密基地探しを」

 曰く、岩場の先に秘密基地になりそうなそれらしい洞窟を見つけはしたものの歩きでは行けず、戻ってきた道中にナマコの襲来(?)にあったらしい。

「海の家で、ボートか何かを借りられればと」

 あとついでに、かき氷か焼きそばを食べようかとぼんやり考えていた。今のもきゅもきゅ海の味で満足したので、海の家の味のことをまた考えるのは探索後だろう。

「ここも秘密基地、ですか?
 モモチが、使われていない海の家の秘密基地があると」

 さん付けが取れている。夜長が自発的に言い出すことはないから、百千鳥から言われたのだろう。
あなたは何かに違和感を覚えた。
(@8) 2021/08/13(Fri) 10:31:04
 青嵐

「驚かせちゃった? 今海に行く準備しててね。
 村中歩き回ってんの。
 青嵐くんバイトしてるんだ、えらいね〜。
 夕凪たちは大学生になってからだったよ」

それじゃあお言葉に甘えて。チョコミントを。
昔はイチゴ味があれば飛びつく子供だった夕凪。
チョコミントを好きな夜凪は少し珍しかったのを覚えていてもおかしくはない、たまにゆずってやりながら二人でそれぞれの味を分け合っていた。
きっと今も弟のことを思い出しているのだろう。

「難しいことじゃないよ、
 青嵐の、好きなこのタイプを知りたい、なって」

年上のお姉さんから繰り出されるあまりに突拍子も無い質問。
照れた様子も不思議と無く純粋に気になっているように思える。

【置】 音楽家 宵闇

"流石だな、カケル。おめでとう"
"おめでとう、翔"
"おめでと、翔兄!"


メジャーデビューしたと報告して貰った言葉。
嬉しい。嬉しかった。嬉しくないはずがない。
10年前に見知らぬ都会へ独り立ちして、頑張ってきたのは
故郷での生活で音楽が好きになれたからだし
そういう言葉だってほしかったからだろう?
──それなのに、何かが足りない気がした。


"夢は追えば叶う"
そんな気持ちで翔けていたのはいつだったっけ。最初は音楽は好きでも嫌いでもなかった。
この田舎だって、なんにもなくて好きじゃなかった。
誰かのためだったり、誰かに影響されたりして

いつのまにか、音が鮮やかに聴こえるようになった。

今の自分は、誰かに影響を与えるような、年下が憧れるような
追いかけていきたいような背中をしているだろうか。

もしそうみえたとしたのなら、それは宵闇 翔ではなくて
覆面シンガーソングライター『YORU』のほうだ、そう思った。
(L2) 2021/08/13(Fri) 12:48:07
公開: 2021/08/13(Fri) 14:00:00

【人】 音楽家 宵闇

>>鬼走 【3日目 夜時空】

男は、時間や約束にルーズだった。
母親が久々に会った人たちの話を持ち出さなければ
話があって人を招くことをなどとうに忘れていた。

「まずい、完全にくつろいでいた。
 鬼走さんが話があるんだったっけ……」

酒を飲んで、だらだらとして、あやうく寝こけるところだった。
ただ待つのも寝そうだし、暇だったので、かつて教室にしていた
部屋に向かい、酔いと眠気覚ましにピアノを弾き始めた。
有名な音楽家のクラシック。酒を飲んだせいか、覚束ない演奏。

民家と民家の間が離れているから、夜に音をめいっぱい響かせても
誰の迷惑にもならない(防音はしているが)。
虫の声が音色に重なって、風に乗る。
(33) 2021/08/13(Fri) 13:04:47

「〜♪」

都会の一昔前のヒットソングを口遊んで、
インスタントカメラをあちこちに向けている。

川でたくさん遊んだのに、
身体は疲れ知らずで、するする歩ける。
……この辺りこんなナマコ多かったっけ。

「流石にコレ撮っても仕方がないですよねえ」

まだまだ被写体探しは続く。

【人】 巡査部長 鬼走

>>@8 夜長
「秘密基地探し?……」

言われて必死に当時の記憶を紐解こうとする。秘密基地。自分の世代から単語もあれば、前の世代から引き継いだものや新たに年下達が言い張った物もあったはず。海関係はなんだったか、と思った矢先にボートの話が出て一つ思い出す。

「あったな。歩きじゃいけない場所。行きたいのか」
(34) 2021/08/13(Fri) 13:56:00
鬼走は、ボートと泳ぎどちらを勧めるべきか迷っている。
(a20) 2021/08/13(Fri) 13:56:34

夜長は、こくり、鬼走に頷いた。たぶん、放っておいてもどうにかして向かう。>>34>>a20
(t13) 2021/08/13(Fri) 14:12:48

鬼走は、>>t13に悩んだ末に若干頼りないボートを借りて持ってきた。
(a21) 2021/08/13(Fri) 14:15:34

夜長は、鬼走の漕ぐボートで洞窟へ向かった。帰りは自分が漕ごう。>>a21
(t14) 2021/08/13(Fri) 14:18:31

【人】 巡査長 清和

>>19 鬼走 添木

これから聞こえてくるであろう悲鳴を想像して、
清和は気品のある優雅な態度でくすりと微笑んだ。
こうなっている直接の原因だというのにまるで他人事のようだ。

昨晩はそこの後輩に飲ませるだけ飲ませ、自分も飲めるだけ飲んだ。
どちらが先に潰れるか、勝負しようじゃないか。だなんてバカをやって、
未成年たちには絶対に見せられない醜態も晒したような気もする。

本当のことを言えば、こうして涼しい顔している清和だって、
二日酔いで頭痛が酷いのだが、そんなことなどないように振舞っている。

清和は昔から、見栄と意地を張って涼しい顔するのは得意だった。
(35) 2021/08/13(Fri) 14:43:39

【見】 天狼の子 夜長

>>t14【海の洞窟】 鬼走

 海の水が硬い岩を削って食べての海食洞。入り口の光が点になるくらいの場所までボートで進んで来た。しんとした、湿気をはらんだ空気がこの場を満たしている。

 ボートから降り立って、岩肌を触ったりして。それから、気の利く鬼走がボートと一緒に用意してくれた懐中電灯を持って、奥を探した。

 誰かが持ち込んだ明かりや遊び道具、宝物の入った箱。
 この場所は今も誰かの秘密基地になっている。

 ただ、行ける所まで進んでも、雪子は見つからなかった。

「……戻りましょうか」

 鬼走の方に振り返って出した声は、思いの外よく響いた。足音以外の音がしたのは、降りたあたり以来かもしれない。ふたりは無言が苦ではない。
(@9) 2021/08/13(Fri) 14:56:09
今尚唄っている彼を、許しはしない。

【人】 巡査部長 鬼走

>>33 宵闇【3日目 夜時空】
鬼走は音楽と言う物にとんと縁がない。宵闇のピアノ教室とそこに清和が入った時も新たな決闘の予感は感じはせども、自らそれを弾こうと思った事はない。

知らない景色ばかりが記憶に焼き付けられていく。同時に夢の場所が徐々に消えていく。目を瞑ろうが昔は弟分の家まで歩いて行けた。そんなくだらない自信は年を取るにつれて霧散して行って、今では何度か道を迷い度々角を確かめながら宵闇の家を探す程だ。
文字通り夢の世界だから道を間違えるのが当然だなんて知る由もない。


辿り着いた頃には当初予定していた時間より遅れてしまったが約束をしていなくてよかったと改めて思った。風から聞こえる音楽がなければ恐らくもっと経っていた。

「待たせたか。おばさん達も元気そうで何よりだ」

昼に海でどれだけ騒ぎがあって酒が入ったなどはまた別の話として、ご両親にも迷惑が掛かるだろうから余り遅くならない時刻に訪れて、曲が止むか終わるまで待ってから声を掛ける。
(36) 2021/08/13(Fri) 15:52:50

【人】 巡査部長 鬼走

>>@9【海の洞窟】夜長
「ここ」

唐突に言葉を発した。海食洞内に音が反響する。

「雪子とも来た事ある気がするな」

最深部で何かを探すように懐中電灯を向ける。当時残っていれば面白い程度で何か鋭利な石か刃物に近い傷が岩肌が、随分と下の方の位置に残っている。身長か到達記念かよくわからない跡が複数ある。恐らく鬼走や雪子の前にも後にも複数人が一度は訪れた証拠だろう。それに触れようとしたがしゃがむのが億劫で自分は止めた。代わりに夜長に声を掛ける。

「和臣。初日は妙な感じに見えたが。今はどうだ」
(37) 2021/08/13(Fri) 16:07:36

【人】 おかえり 御山洗

時刻は夜を過ぎた頃。夏の日が落ちるのは遅く、暗くなってからも月が照って辺りは明るい。
昼間の用事を終えてから、昨日出来なかったぶんの川辺の掃除に来たのだ。
みなしっかりものだから大きな落とし物などはないだろうけど、きれいにするに越したことはない。
日が傾いてからも懐中電灯で底部を照らし、気づけば夜も深くなっていた。
いくらかのゴミであったり欠けた道具だったりの入った道具を持って、川辺にしゃがみ込む。
昨日までは、ここに賑わいがあったのだ。

「……静かだな」

本当ならば今の姿のほうがたしかな形だ。
盆をすぎればここも落ち着くのか、もしくは人びとはとどまるのだろうか。
ぼうっと、はしゃぎあうような声を想起する。
(38) 2021/08/13(Fri) 16:09:00

【人】 青嵐

>>+10 夕凪

「お、姉ちゃん海いくの?いいな。
あー、まぁ、ちょっと趣味に金かけたくて。
でも俺も卒業ぐらいで今んとこはやめるよ。大学から遠いし。
そんで、聞きたいことって?」

物事を始めるタイミングは人それぞれなのだ。
チョコミントを手に取って、思い出すのは彼女の片割れ。
隣にいない片割れのことは気づいていたけど、
多分散々聞かれてきたんだろうから敢えて聞かずにいた。
一緒に会計済ませてアイスを手渡す。

好っっ……!?!!?


唐突に繰り出された話題に噴き出しかける。
アイス食べる前で良かった。
いや、これ、え?女子が男子に好きなタイプ聞いてくるって
つ、つまり… そ そういうこと!?
そういうこと!??!

期待するぞ!??!男ってバカだから。

「す、好きって、あーえーと。
彼女にしたいとか、そ、そういうこと?」
(39) 2021/08/13(Fri) 16:22:16

【人】 学生 涼風

 三日目。蝉の声と共に夏の日差しが勢いづき始める頃。少年はきりりと冷やした麦茶を水筒に入れ、塩飴の袋や細々としたものを小さな鞄に詰め込んで家を出た。

 写真好きなあの子はどこにいるだろうか。百千鳥が色んな人に海へ行こうと誘う姿を見ていた。もしかしたらあの子も声をかけられているかもしれない。

「海で遊んで、疲れたら海の家で写真を見る……というのも楽しそうだね」

 想像して思わずくすりと笑みをこぼした。期待を胸に抱いてちょっとだけ足取りが軽くなってしまうのは、きっと仕方のない事だ。
(40) 2021/08/13(Fri) 16:27:55

【見】 天狼の子 夜長

>>37【海の洞窟】鬼走

 明かりの向けられた先に視線をやって。近寄れば、彼の方はしゃがんで跡に触れていた。彼女がつけた傷はどれだろう。流石にそれが分かるようなエスパーではないが、風化で簡単に消えてしまわないように、しっかりとつけられたものの内のどれかだろうかとは思った。

「…落ち着いた?、方だと思います。雅也さん達がいてよかった」

 見知った顔に励まされて持ち直した部分も大分にある。それに、そうじゃない人たちとも随分近い距離にあれたように思う。

「いいところ…ですね。ここは、やっぱり。
 今年初めて気付くいいところが沢山だ、」

 一昨年まで毎年来ていたはずなのに、と小さな呟きを付け足す。彼女と来ていて、全く初めてのことがこんなにもあるのは、何かおかしいのでは?

 ゆるく首を傾け、思考する。不安げには見えないだろう。単純に疑問に対して答えが出ないだけだ。
(@10) 2021/08/13(Fri) 16:45:12

【置】 学生 涼風

拝啓

 暦の上では立秋を迎え、秋の涼しさが待ち遠しい今日この頃、  様にはその後もお変わりなくお過ごしのことと存じます。

(中略)

 アルバムを整理していたら小さな頃の写真が出てきました。小さな頃の写真というのは非常に数が多いものですね。なんてことない一幕が大量に切り取られていました。

 姉の呼子鳥さんに着せ替え人形にされている百千鳥さんと私の写真まで残っていたんですよ。
 物静かな母も珍しく声をあげて笑っていて、悪ノリがすぎて女の子用の着物を引っ張り出していたことも覚えています。

 それからも私は女顔のまま成長しました。身長や声は流石に男のものですが、顔立ちは母と瓜二つなんだそうです。
 だから、きっと仕方なかったのです。

 難病に侵された父が、都会に引っ越してきてすぐに亡くなった母親と私を勘違いするようになったのは。

(中略)

敬具 

  20××年 8月××日
涼風薫 
(L3) 2021/08/13(Fri) 16:55:33
公開: 2021/08/13(Fri) 17:00:00

【人】 音楽家 宵闇

>>36 鬼走【3日目 夜時空】

宵闇の両親は、一人息子の
兄のような存在だった鬼走を快く迎え入れた。

男はぼうっとしていた。自分の手が奏でる音色なのに
どこか微睡んでいるようだった。ほろ酔いのせいかもしれない。
だから客人の気配に気づいたのは、曲が終わってからだった。
顔を上げて、ふらりと立ち上がる。

「…あー…鬼走さん、こんばんわ。
 むしろ危うく忘れて寝るとこでしたんで、全然」

あくびをしながら、悪びれもせずに言うと
どうぞ、と自分の近くにもうひとつ椅子を引っ張り出した。

「話ってなんですか。昔話、とか
 俺の曲の感想とかー……彼女できたかとか?」

背もたれを前にして、腕を組んで座り直す。
若干行儀の悪い座り方だ。
(41) 2021/08/13(Fri) 16:56:43
学生 涼風は、メモを貼った。
(a22) 2021/08/13(Fri) 17:02:28

【人】 おかえり 御山洗

>>38 (自分)

「――……」

拾い上げたゴミを手の内で持て余す。
帰ってきてよかった。自分の中に抱えていたものがやわく溶けていくような感覚。
ここでなら新しいことを始めても、やっていけるんじゃないだろうか。
けれど、夏が終われば皆ここからは帰っていくのだろう。自分だって再び来るのは秋か、冬か。
冬枯れに吹かれるうちに、なにもかも暖かだった日々も冷めていくのじゃないか。
こんなにも全て穏やかで協力的で、夢の中にあるように迎え入れられているのは、今のうちだけ。
戸籍の上ではこの場所は、自分とは由縁のない土地なんだから。

「……帰って来なければよかった」
(42) 2021/08/13(Fri) 17:43:44
 青嵐

「一緒に行こうよ、いっぱい遊ぼ? 時間が無くても強制連行。
 趣味のためにお金稼いでたなんて、結構しっかりしてたんだ」

後ほど車もでるし、徒歩でもいけることを伝えて。
スイカ割りやいろんな事をしようと提案をした。
多分無理にでもつれて行かれる気はするだろう。

やんちゃなまま変わらず大きくなっていたと思っていたのに。
お金も大学のこもしっかり考えている話を聞いて、心の中で子供扱いしていたことを謝罪をした。

それにしても
青嵐は可愛いなあ。

ここにきてからみんなが愛おしくなってばかりだ。

「そうだよ、彼女にしたいタイプ。
 あんまりこういうのは……・夕凪には聞かせたくないことかな?」

【人】 巡査部長 鬼走

>>@10【海の洞窟】夜長
「落ち着いた、か。正直に言うと俺は気になってるんだ。お前みたいな妙に……そう。様子が変な奴らが多い」

跡に電灯を当てながら先日から思っていた疑問を零す。和臣だけなら別に問題なかった。雪子に振り回されている上に村出身ではないとなれば、色々あってもおかしくない。けれど鬼走が見ている限りどうにもそれだけには思えない何かがある気がした。

「不審って意味じゃなくあれはなんだ?何処を見てるんだ。それが妙に違和感を覚えて仕方ない。今のお前みたいに、久々の村の良さに気付いた。にしたって限度がある気がする」

男は世界の違和感には気付かない。ただ。人の違和感には気付く。それだけだ。
(43) 2021/08/13(Fri) 18:59:57

【人】 巡査部長 鬼走

>>41 宵闇【3日目 夜時空】
「その場合は容赦なく叩き起こしてたから問題ない」

そう言いつつも素直に起きるのを待つか出直すタイプとは知っているだろう。椅子を素直に借りて腰掛けつつ、行儀の悪い座り方に対しては特に何も言わない。普通の客人相手にしてたら肘鉄を入れたが、オフかつ実家で自分が相手なら問題ないと思っている。

「昔話の方が話しやすいならそれからでもいいし、感想も言」

何か変に言葉に詰まったが、無表情のままなので突然電源が落ちた様に見えかねない。更に少しすれば普通にまた動き出す。こちらも腕を組みだしたので行儀の悪さを言えなくなった。いきなり本題に入るより話題に入る方がいいかと思ってそれに乗る。

「俺は聞かれるタイプじゃないだろ。お前は?」
(44) 2021/08/13(Fri) 19:11:15

【人】 巡査部長 鬼走

>>42 御山洗
「人か田舎か、どちらもか。嫌いになったか」

手の内で持て余しているゴミを奪い取ろうとする。ゴミ袋など律儀に持って来ていないのでこっちが今度は手で持て余す事になるだけだが、意識を向けさせる為に行った事なので気にしていない。呟きをしっかり聞いていたのか、そんな意図には聞こえなかったのにそう一度は尋ねた後、言葉を重ねる。

「声に出して言い聞かせないと抑えきれない感情か」
(45) 2021/08/13(Fri) 19:18:02

【人】 迷子の少女 竹村茜

「雑魚寝したいなあ〜」

海に来て、開口一番そんなことを言うのだった。
(46) 2021/08/13(Fri) 19:31:38

【人】 青嵐

>>+12 夕凪

「お、いいの?行く行く。また着替え持ってかなきゃな。
え、そうかぁ?別に貯金とかしてるわけじゃねーし、普通じゃねぇ?」

一気に食べると頭キーンなるから気をつけながら食べる。
シャリシャリとした氷の食感と冷たさが心地よい。
スイカ割りもいいな。こないだ切ってくれてたスイカ食べそびれたんだよな〜。
海といえば他にもビーチフラッグにビーチバレーそれと
女性陣の水着

持ってきてる人が居るのかは不明だが
男子としては女性陣の水着姿を拝める事を祈るしかない。

「あー、いや、そういうわけじゃ…。
えー……、う〜ん……え、笑顔が可愛い子とか…?」

うわやっべ、
絶妙にガチっぽくてキモいか!?

昨日もそれっぽい話はしたが今日もするとは。
しかも女性相手に。
(47) 2021/08/13(Fri) 19:32:04