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【人】 穂積紗優ふぁ…… [深夜まで続くバイトのお陰で朝は起きるのが辛い。 大学から実家を出て一人暮らしを始め、 何かとお金がかかる世の中だから、時給が高いという理由で、 友人に紹介されたガールズバーで働いている。 私服で働けるのはラクだけど、 あんまり人と話すのが上手くない私としては、 接客業は最初の頃は苦手だった。 一年の頃は慣れないバイトと大学生活を繰り返して、 眠気と戦いながら授業を受けてたりなんかして。 そんな時に隣に座っていたのが、今の彼、堀江クンだった。] (6) 2022/06/12(Sun) 23:07:35 |
【人】 穂積紗優[君、可愛いね。なんてありきたりな台詞はお店でもよく聞く。 そつなく返事をしながら眠気を取り去ってくれたことには、 感謝をしたものだけど、ただそれだけだと思っていた。 だけど、受ける授業がまた一緒だったり、 興味を持ったサークルが偶然同じだったりして、 彼と顔を合わせることは多くなっていった。 色んな女の子に声をかける彼を時折見ながら、 話しかけられれば相手をして、そんな日々。 授業が同じことで彼からノートを借りることもあったけど、 あまり授業は真面目に受けていないのか、 重要な部分が抜けていたりして、結局違う人に借り直して、 二人でノートを写すことも日常茶飯事だった。] (7) 2022/06/12(Sun) 23:08:21 |
【人】 穂積紗優[ぁふ、と欠伸を噛み殺して朝日に眉を顰める。 今日は久々に一限目からの授業だから、本当に眠い。 教本とノートの詰まった鞄を抱えて、構内へと入れば、 同じように登校して来ている学生の姿が見える。 その群れの中に見知っている姿を見つけて、少し歩調を速めた。 朝日の中に金のような緑のような髪が光る。 少し怠そうに背中を丸めるその姿。 追いついたら、ポン、と背中を叩いて堀江の隣に並んだ。] …………おはよ。 早起きできてるじゃん、エラいね。 [見慣れたカレシ様の顔に、少しだけ目を細めた。*] (8) 2022/06/12(Sun) 23:08:55 |
(a0) 2022/06/12(Sun) 23:11:48 |
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