人狼物語 三日月国


109 毒房のその先で

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闇谷 暁:投票委任

闇谷 暁 迷彩 リョウ

【恋】 探偵 闇谷 暁


互いに達した後。
精を内壁へ擦られれば、
身体にあなたを覚え込むかのように、ひ、と小さく喘いだ。

「………高志」

身を寄せる貴方を慈しむように、その頭を撫で続ける。
まるで寝付きの悪い子供をあやすみたいに。

「凄くないよ、
 俺だって失敗ばかりだ。」

貴方の、あなた自身への嘲笑を聞く。

何かを背負って、傷を負って、固い仮面の奥にそれを隠していた───そんな貴方に対して、
かんたんに『わかるよ』、『辛かったね』とは言えない。
   どんなに望んだって
    過去のあなたの感情は『わからない』し、
     その痛みは未だに貴方を蝕み続けている。


想像しただけで、ぎゅっと胸の奥が痛んだ。



「弱いことは、悪いことじゃない。
 強いことばかりが、決して良くもない。
 俺たちは支え合って生きてるんだしさ。
 ……俺は、お前やリョウが居るから、何とか頑張れてる。」
(?0) 2021/11/23(Tue) 21:30:43

【恋】 探偵 闇谷 暁


「お前だけが強くなくて、良いんだよ。
 二人で……三人で強くなっていけば良い。
 俺たちは、ひとりきりじゃないんだから、」

……それに、と付け足すように口を開く。

「高志の色んな表情が見えて、
 俺は嬉しい……けど、な。」


何度も何度も、あなたの輪郭を確かめるみたいに、
藤色の髪を梳く。撫ぜる。

「もっと頼ってくれたら嬉しいよ。
 出来ないことは出来ないって言えば良い。」


するり、撫でていた手を離し
貴方の両頬へと添えた。

熱が冷めきらない掌が、指先が、
あなたへ惜しみなく温もりを伝えていく。


「……ずっと高志の側に居るから、
 高志も俺から離れないでくれよ。
 お前と支え合って、生きていきたい………。」
(?1) 2021/11/23(Tue) 21:31:34
闇谷 暁は、あなたの額に口付けた。
(a0) 2021/11/23(Tue) 21:32:11

【恋】 探偵 闇谷 暁


「高志は嫌かもしれないけど、弱くて良いんだよ。
 ちゃんと辛いこと、痛いこと、
 悲しかったこと……教えてくれよ。」

親指の腹で、ほとほと降ってくる雫を拭う。

「お前が強がって、一人で苦しんでる方が
 俺はずっと寂しいし、悲しい。
 ……リョウや俺が相談してくれなかったら、
 高志もそう思うだろ?」

同じものをくれなくて良い。
貴方が側に居るだけで、
貴方だけがくれるものを、充分受け取っているから。


「そのままの高志が好きだ。
 でも、変わりたいなら応援するし
 きっとそんな高志も好きになる。」



もうW貴戸Wではなくて
W高志あなたWを愛すると誓ったのだから。

「俺も、
 お前が居ない世界は嫌だ。」
(?5) 2021/11/25(Thu) 2:51:23
闇谷 暁は、あなたの首元へ顔を寄せて、キスを落とす。
(a6) 2021/11/25(Thu) 2:51:42

闇谷 暁は、見えない傷を癒すように、舌を這わせた。
(a7) 2021/11/25(Thu) 2:51:54

【恋】 探偵 闇谷 暁


「………ん、」

そうしてあなたから口付けが降ってくれば
くすぐったそうに受け入れる。

左の薬指へ唇が付けば、
目尻を緩ませて嬉しそうに笑った。

「W死が二人を分かつまでWか。
 ……高志を置いて、
 一人で死にたくは無いな。」

そうして、その逆も。


まるで結婚式での誓いの言葉のようなそれ。
 人間には逆らうすべのないW死W以外で
  W夫婦でなくなることを認めないW意味を込めた言葉。



「死んでも、高志と……
 それからリョウとも、一緒だと良いな。」

空想。絵空事。──綺麗事。
それでも口にするだけなら、
きっと許されるだろう。

なにより自分達は、
ひとつの無茶な『夢』を叶えたのだから。
(?6) 2021/11/25(Thu) 2:52:44

【恋】 探偵 闇谷 暁


「───あ、っ」

あなたの腕の中。
繋がり合う互いを遮るものは、何もない。
貴方に合わせて腰が揺れた。

「………おれも、欲しい。
 ひ、久しぶり……で、
 全然、足りなく……て。」

今度は自発的に、腰を揺らす。
腹の中にある貴方を、
さらに深くまで求めるように。

「もっと……愛して、愛させてくれ。
 ……高志が好きだ。」


あんなに喉をつかえていた言葉が
今では何度だって言える。
自分達は幸せだ、と、胸を張れる。


──夜の帳は、まだ下りたばかりだ。
(?7) 2021/11/25(Thu) 2:53:19
闇谷 暁は、貴戸 高志の左手に、そっと左手を重ねた。
(a8) 2021/11/25(Thu) 2:54:11