人狼物語 三日月国


185 【半突発R-18】La Costa in inverno【飛び入り募集】

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【人】 「邪毒」 スカリオーネ

――過去――

それは見解が異なりますね。

俺に金がないから『美』を磨くことができなかった。
……そうではありませんよ。
例え"俺に"金があったとしても"俺の"『美』が疑われている。
広告塔である俺自身の『美』が損なわれているためにね。


>>271そもそも金があったとして、中央広場に近しい場所に店を構えたとして、今の男に客がつくかと言えば答えはNo.だろうことはこの地に落ちぶれた過程を鑑みるに明白だろう]


そもそもです。
金がなくて『美』を磨けないのは俺ではなく当人たち。
あなたが支援すべきはそちらでは?


>>272どちらが酷い言いようなのかとは言葉を返すことなく紫煙をくゆらせ煙を吐き散らす。
お帰り下さいこの野郎と煙が文字を描くことはないが迂遠に語る]


俺の腕は望む者に公平に振るいますよ。
飼育者ではなく星の卵が望んだ者を、ですがね。

その点であなたが支援した者が望んで来るならば。
俺が拒むことはないと言いましょう。


[魂は売らないが技術は売ると伝え見送ったわけだが]
(280) 2022/11/23(Wed) 16:40:54

【人】 「邪毒」 スカリオーネ

――現在――

そちらは何ともですねえ。
そもそもヒトの基準で捧げて女神様が喜ぶかどうか。
せめてもの一助ができれば幸いですがねえ。


>>274男の本質は変わってはいない。
気が短いと去った大富豪もまた変わってはいないのだろう]


言ったでしょう。
俺の問題の本質は金ではなく意識の問題です。


[意識の問題は街のものであるから解決する術はないと首を横に振るう。
如何に腕を買われ幾人の『美』を磨こうとも男に心を磨くことは出来ないことを知ってしまった今、言われるままに機械的に『美』を磨き続けることは苦痛でしかない]
(281) 2022/11/23(Wed) 16:41:17

【人】 「邪毒」 スカリオーネ

悪くはないんですよ、今はね。
苦心して金を稼ぎ最後の一押しにと。
藁にも縋るように願う者の相手をするのはね。


[そしてそんな星の卵を食ってしまうことがある男自身に嘲笑してしまう。
目の前の大富豪と男の何が違うかと言えば、好みの問題だけの気はしている]


だから答えはNo.ですよ。
そもそも『美』肌をウリにしている俺のところに。
こんな時間に来ないでいただきたいものですね。

前にも言いましたがあなたが支援した者が。
望んでこんなところに『美』を求めてくるならば。
俺は喜んで術を施しましょう。


[金は『美』磨く道具になる。
だだ、懐が温かくなり豊かさという毒に犯されればどだろう。
それでも尚、『美』を求めてやってくるなら、という話だ。

男の返答は変わらない**]
(282) 2022/11/23(Wed) 16:42:17
「邪毒」 スカリオーネは、メモを貼った。
(a64) 2022/11/23(Wed) 17:27:13

【独】 画術師 リュディガー

/*
ゆる着……

明日本編か……ちょっと低速になりそうなので、程々に。
(-152) 2022/11/23(Wed) 17:50:41

【人】 「邪毒」 スカリオーネ

――出生――

[男が一途に『美』肌に向き合う理由はそれ以外に満たされるものがないからだ。
生き方の一つとして『美』を選び磨いてきた者たちと異なる部分として男は生まれた時から『美』と相対しなければならなかった。

男は『美』を求めたパトロンの一人が狂気の末に人と妖の間に産ませた子である。
妖と聞いているがそれが精霊の類なのか、魔物の類なのか、はたまた怪異の類なのかまでは知らされていない。
何せ事実を知る者は男が自我を持ち周囲で起った事柄を自らの意志で記憶に留め始めた頃には皆いなくなっていたからだ。
男は気づいた時には孤児院で生活していたし出生について僅かにでも聞けたのは他の者と比べると幸運だったのだろう。

男の見目はヒトと変わらないが操る魔法がヒトの範疇からズレている。
普通ではないモノとし過ごした幼少期と自らの魔法について考えて過ごした卒院するまでの日々の中で当時男が出来たのは肌を美しくすることだけであった。

生きていく術などこの美と芸術の街で生きるしかなく。
生きてきたからこそ持ちうる矜持、意地、類するものを持ち合わせてしまった**]
(283) 2022/11/23(Wed) 18:22:35

【人】 画術師 リュディガー

ブラーヴォ。
まさかこんな場所で「怪人」さんを見かけるとはね。とても『綺麗』でした。
……そちらの、お兄さんの方も。

おや、知られていたとは。光栄です。

[>>250相手の方から話しかけられ、今日はツイてるな、と思う。神出鬼没で有名な彼との対話チャンスなど、滅多に無いことだから。

連れの男は見慣れない容貌ではあるが、おそらくデビューを夢見てやって来た新入りか何かだろう。新しい顔が増えるのは、そう珍しいことでは無い。]


おっと。怪人さんってば手癖が悪い。
急に驚かせないでくださいよ〜?

[いつの間にか抜き取られていた、いつかの『絵』。元々機会があれば彼に渡すつもりであったので構わないのだが。>>86]
(284) 2022/11/23(Wed) 18:25:21

【人】 画術師 リュディガー

[>>251 不意に投げかけられた問いに首を傾げる。]

え?

描かないことは無いですよ、『綺麗』だなって思えばね。例えば人物その人を『魅せる』モノだったりしたらね。単純にコレとかは『歌』や『踊り』といった芸能に関する賛美と感想なので。

……抽象的に示す方が楽、ってのもありますね。『画術』は「仕掛け」を施す都合上、そういった表現をする方が見栄えがしますし。


[素直に理由を述べる。
飛び出したり、動いたり。即興でそういう挙動をさせるには動物等で「描く」のが簡単であるので。
『美しさ』の本質が理解できずとも、喩えて誉めることは可能だから。
]
(285) 2022/11/23(Wed) 18:29:29

【人】 画術師 リュディガー

そうそう、今回のお披露目もちゃんと描きましたよ〜
チップはこれくらいでいいかな?そっちのお兄さんも受け取ってね。

[仮面の男には、優しく唄うカラスの絵を。
新顔の男には、軽やかに跳ねるウサギの絵を。

それぞれ金貨と共に手渡した。
その後、短くやりとりを交わしてから彼らとは別れただろう。]*
(286) 2022/11/23(Wed) 18:30:02

【人】 画術師 リュディガー

>>257 ……あ。

[「怪人」と青年との邂逅の後。ちょうど用事のあった知人の姿を見かけた。
誰かと一緒にいた様に見えたので>>254……大事な話をしているかもしれない、と思い。やり取りは聞こえずとも彼らの姿は視認できる場所へ、そっと身を潜めた。]


(盗み聞きはしないからヘーキヘーキ。)



[……もしどちらかに気が付かれたなら、悪びれる様子もなく顔を出すだろう。]**
(287) 2022/11/23(Wed) 18:31:16

【独】 看板娘 シュゼット

――まだ日も昇りきる前だというのに、街の至る所から人々の声が響く。
常日頃、多くの人々が行きかう中央広場はもちろん、居住区にもブースが立ち並び、影街の中ですらこの日を祝う声がちらほらと響くだろう。

その声は、夢に見た舞台を迎えた人々の歓声であったり、この期に自らの欲を満たそうとほくそ笑むものであったり、ただフェスを楽しもうとする期待であったりする。

果たして、女神の寵愛を受けて願いを実現させるのは誰になるのか。
(-153) 2022/11/23(Wed) 18:33:14

【独】 「怪人」 ファントム

おや、別れるのか
(-154) 2022/11/23(Wed) 18:34:07
画術師 リュディガーは、メモを貼った。
(a65) 2022/11/23(Wed) 18:37:03

【独】 画術師 リュディガー

/*
今日中になんとかそれっぽく〆ねば。


メモ呼び捨てになってます、すいません……
(-155) 2022/11/23(Wed) 18:39:04

【独】 画術師 リュディガー

/*
さらっと性別を誤認しないファントムさんしゅげえなあ、と。
ブランシュさんってリュディガーをどっちだと思ってるんだろう?

などと。

リリーさんイルムヒルトさんが強い女で最高だし、シメオンさん「わ、悪〜〜〜!」で痺れる。ユスターシュさんは可愛い、幸せになってほしい。

そして動かすとリュディガー嬢がスカリオーネさんに「BIGLOVE…」しそうになるから大変。
(-156) 2022/11/23(Wed) 18:43:30

【人】 「怪人」 ファントム

――中央広場/リュディガーと――


ユスターシュとは一旦別れたつもり>>225ではあるが、もしかしたら再度こちらの姿を見つけて、後を追いかけてきていたりするかもしれない、そこは彼次第である。
彼がいないなら、自分の方から彼にまた会った時にでも、イラストを渡しておけばいいだろう。
そう思い、二枚とも受け取ろうとする。

「抽象の為にあえて本人は描かない、か。
なるほど、道理だね。

あぁ、でも、なんだか―…」

その先の言葉は、ほとんど無意識的に発されたもので耳をたてなければ聞こえない程小さな呟きだった。
(288) 2022/11/23(Wed) 19:00:36

【人】 踊子 リリー

 

[ 彼がどこか安堵したように息を零すのを見れば>>267
  緊張でもさせてしまっただろうか、と小首を傾いだ。
  ──けれど、少し考えればそれも当然かもしれない。
  持たざる者≠ヘ、この街では最下層の扱いを受け、
  ヒエラルキーの下層へ押し込まれるのが現実。 ]


  ええ、貴方の仰る通りですね。
  女神も──人々の思う美≠ノも正解はない。


[ 最善を尽くせるならそうあるべきだ。
  同意するように頷けば、
  真面目な面持ちの男性から、名刺が差し出される。 ]


  ――――――……。


[ 星の煌めく瞳で、じい、と彼を見つめながら
  紡がれる言葉を邪魔することなく耳に入れ。 ]
 
(289) 2022/11/23(Wed) 19:00:37

【人】 踊子 リリー

 

  悪い噂、というのは
  貴方のその──お顔の傷痕に関する?

  ……そうであれば、別に、気にしません。


[ 彼の悪い意識≠知らぬのだから、
  そこはともかくとして。
  腕を動かし、彼の手から名刺を受け取れば
  裏面の簡易な地図を確認し、懐へ仕舞う。 ]


  スカリオーネさん。
  私は……踊り子のリリーです。

  近いうちに、お店へ行かせていただいても?
  ……あ。予約とか、必要でしょうか。


[ 微笑んで名前を告げ、
  彼の善意を受け入れる旨を、来店希望として口にする。
  指摘の通り、踊る為の衣装は露出も多く
  整えられるならば整えたいのも本音だからだ。 ]

 
(290) 2022/11/23(Wed) 19:00:41

【人】 踊子 リリー

 

[ ちなみに。
  女は奇特な髪と瞳を持つが、ただの人間であり
  武力や魔法の心得も一切ないせいで
  そっとこちらを伺う人物の気配には、
  全く気付く気配もないのであった。>>287 * ]

 
(291) 2022/11/23(Wed) 19:00:46

【秘】 「怪人」 ファントム → 画術師 リュディガー

「――なんだか混沌としていて、中心にあるはずの『美』がまだ存在していないようだ。」
(-157) 2022/11/23(Wed) 19:00:53

【人】 「怪人」 ファントム


「…すまない、出過ぎた言葉だった。」

絵画の素人が、やすやすと口に出すべきでない言葉を口にしてしまったと、謝罪を述べた。

手渡された金貨とイラストを受け取り、まじまじと見つめる。

「良い作品だ。
大切にさせてもらうとも。」

本心だ、贈られた品を粗末に扱ったことは無い。
ひとしきり礼を言い終えた後、自分もその場をあとにしただろう。*
(292) 2022/11/23(Wed) 19:01:03
踊子 リリーは、メモを貼った。
(a66) 2022/11/23(Wed) 19:01:46

【人】 奏者 イルムヒルト

[「passione」での演奏を終え、
一先ず報酬の金貨はマスターへと預けて。
女はリュートと魚の絵を抱え、
中央広場の端の店より中央へと足を、進めていた。

金貨をマスターへ預けたのは至極簡単な事。
若い女が大金を所持していれば、
直ぐにならず者に目をつけられる。
与えられた名刺はあるものの、それを悪戯に見せるというのは
己の「美」を追求すること以外に使うということ。

それは女の矜持に反していた。故の判断であった。]

 ……。

中央は何やら騒がしい。
どうやら、何か演目>>203があったのだろう。
其方から流れてくる人らは皆一様に楽しそうな顔をしている。

其れを見遣る女の顔は優れない。
先の演奏の余韻に浸りながらも同時。乾く様な飢えを覚え。
それを消化するのには今暫くの時が必要なためであった。

花壇の煉瓦に腰を下ろし、暫し休息をと目を閉じて。
未だ燻るものを抑えるように。*]
(293) 2022/11/23(Wed) 19:05:42
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。
(a67) 2022/11/23(Wed) 19:14:02

【人】 「怪人」 ファントム

――中央広場/イルムヒルトと――


「浮かない顔だね。
けど、前のように迷っているわけじゃない。
何か見つけられたのかな。」

当たり前のように、彼女のとなりへ腰かけながら声をかける。
彼女に何があったかは知る由もない、けれど何かが変わった事はわかる。
(294) 2022/11/23(Wed) 19:34:32

【人】 「怪人」 ファントム

「弾いてみればいいじゃないか。
リュートはそこにあるだろう?」

腰掛けていた花壇から立ち上がり、ゆっくりとステップを踏む。
踊るように、軽やかに。
――けれど、その動きは酷くつたなく、たどたどしく、やがてマントの裾を踏んづけて、地面に派手に尻もちをついた。

「やれやれ、彼女ほど上手くいかないものだ。」

愚痴を言えども、けれど自分の姿を軽く笑い飛ばしながら。

『運命は、貴方を居るべき場所へと運ぶ。』

有名な劇作家の言葉だ。
私には歌が、貴方にはリュートが、彼女には舞いがある。
何を迷う必要があるのかね?」

そう、彼女へと問いかけた。*
(295) 2022/11/23(Wed) 19:34:51

【人】 「怪人」 ファントム

「良ければ、私から一曲注文させて貰ってもいいかな?」

最後に、そう付け加えて。*
(296) 2022/11/23(Wed) 19:38:14

【人】 「邪毒」 スカリオーネ

――街路端――

[男の二度目のわかりやすい吐息は安堵のものだった。

>>289真剣な眼差しで見つめられるのは中々に居心地が悪いものがある。
どこかの狸親父(大富豪)が放つ威圧感に近しいがこちらは本物を目指すからこそ放たれる類のものだろうか。
見定められている間、男は表情を崩すことなく名刺を持つ手も意志で震えを収めていたが>>290女性の、リリーの手が名刺を受け取り裏面も確認してから懐へとそれがしまわれるのを見ての反応である]


そうなっているようですね。。
『美』肌を謳っているものの肌が醜いのだから。
俺の腕前までもが同時に疑われているのが現状で。


[受け取ってもらったことで肩の荷が下りたとばかりに肩を竦める。
冗談めかしているが全て行われてきている事実の一端。

その先にある歪みから生じた出来事が表に出ることがないのには絡繰りがあり、当面現在の男は真面目な仕事人間風であるため意識が漏れ出る隙間もない]
(297) 2022/11/23(Wed) 19:39:45

【人】 「邪毒」 スカリオーネ

リリーさん、ですね。
お待ちしておりますよ。是非にもね。
予約はできればして頂けると助かります。
少ないながらも他の客と被るといけませんから。


[『美』の星を目指す者の微笑みは何と綺麗なことだろう。
男が望んでも出すことができない気配を齎すリリーに男はなるだけ精一杯の笑みを浮かべ、昔取った杵柄で華麗な所作で一礼を返した。

来店の予約はいつでも構わず、今決められるならば被らぬようにと調整をして時刻を返答しよう]
(298) 2022/11/23(Wed) 19:39:50

【人】 大富豪 シメオン

─ 回想 ヴンダーカマー ─

[男を知らぬ者はモグリであるが、この魔女を知る者は多くはない。
そもそも影街に明るい者などこの街にはいないだろう。
ここは夢に敗れた者たちの集まる吹き溜まりなのだから。]


 隷属か、それとも人間を辞めろと?


[これは魔女との取引。
真っ当な対価ではないと分かっていてが、それでもその条件は男をしても慮外のこと。どちらにせよ、男が望むものではない。]


 失った時は戻らないということか。


[そんなことは当たり前のこと。
だからこそ、それを得ようと思うのなら失う物もそれに相応しい。]
(299) 2022/11/23(Wed) 19:41:34

【人】 大富豪 シメオン

[だが、男は首を横に振った。]


 それを失えば私は『美』に辿りつけなくなるな。


[隷属してしまえば言うに及ばず。
人でなくなれば積み重ねてきたもの全てを失うことになる。

気付かされる。
時に限りがあるからこそ『美』に近づけるのだと。
悠久の時の中では『美』を磨くことなどできないのだと。

限りある『時』の中では見据えた先には届かない。
悠久を得たなら「美』を永遠に失うことになる。]


 ……そうか、それが私の限界ということか。


[ならば、この先の己にできることは何であろうか。]
(300) 2022/11/23(Wed) 19:41:59

【人】 大富豪 シメオン

 

 もしも、もしもだ。

 若さをただ一日だけ望むことがあれば。
 その時はもう一度ここへ来るとしよう。


[悠久ではなく刹那のような時間を僅かに望むとしたなら。
それでもこの魔女は望みを叶えられるのだろうか。*]
(301) 2022/11/23(Wed) 19:43:03

【人】 「邪毒」 スカリオーネ

[リュディガーを一度見かけたものの>>287隠れられると男では見つけることは難しい。
一部始終を見られたであろうかどうかも分からない。

リリーとはやりとりが終われば挨拶を交わしてから別れただろうがその時周囲を見回してもその姿は見えず男は首を傾げて雑踏にまた消えようとするだろう。

魔法は便利だが万能ではないのだ。
少なくとも男にとっては――**]
(302) 2022/11/23(Wed) 19:43:12

【人】 奏者 イルムヒルト

― 中央広場で>>294 ―

 ……貴方は、何時も。
 いつの間にか傍にいらっしゃるの、ですね。

[隣からの声にフードを被った顔を上げ、声の主を見る。
彼はあの日にバーにて歌を披露した時と変わらず。
ただ、彼という存在そのものが其処に、在った。

弾いてみれば良い、と彼は言う。
あの日披露した歌ではなく、拙くもどこか楽しそうなステップを踏んで
同時に、派手にしりもちをつきながらも
その姿は楽しそうに、女には映る。

彼女ほど――リリーの、ことだろうと女は思う。
軽やかなそれはどこか、彼女のステップに似ていた。]

 それでも、とても楽しそうに踊っているわ。
 自分の持てるものでは、ないのに。

 ああでも、とてもそれは良い美しさ。
 ――迷い、と、いうのかしら。

 飢えてしまうの、加速して、止まなくて。
 でも、貴方の魅せるものを見たら。また、
 奏でてしまいたく。なる。

[その刺激をも取り込んでしまいたいとばかりに。と
女は黄昏を彼へと向けて――]
(303) 2022/11/23(Wed) 19:44:33